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5月23日の「ピエールドゥロンサール」/切り戻し・お礼肥え

▲ほとんどの花が風雨で散ってしまった

風をともなう雨で、ほとんどの花が散ってしまいました。排水溝が大変なことになってます(^^; 下階のベランダにかなり散ったと思うので、雨の前に花がら切りすべきだったなぁと反省。下階の方、ゴメンナサイ。

 

▲蕾があと2輪

 

咲き残りの花が1輪、遅れて上がった蕾があと2輪あります。

 

▲返り咲きを期待して切り戻し

 

散った花がらを、5枚葉の上まで切り戻ししました。我が家の日照ではほとんど返り咲きできませんが、1、2輪でも咲けば儲けもの!

 

▲有機質肥料をお礼肥えに

 

鉢縁の表土を浅く掘り、有機質肥料を撒いて埋め戻しました。コバエがわくのが嫌でずっと化成肥料を愛用していますが、バラのためを思えば肥料は微量要素の豊富な有機質肥料を選びたいところです。

 

▲臭いがないバットグアノをお試し施肥

 

いつも行くホームセンターで、粒状バットグアノの小袋を見つけたので試してみることに。臭いがないので室内でも使えると書いてあるので、大丈夫かなぁと期待しています。たしかに鼻を近づけても、なんの臭いもありません。

 

規定量は有機質肥料らしくアバウトで、5号鉢で5~12g。この鉢は10号鉢なので10gをお礼肥えとして施肥しました。元気なベイサルシュートが出ますように!

 

6月3日の「ピエールドゥロンサール」/最後の一輪

▲いよいよ春花も最後の一輪

花が最後の一輪になりました。今年の春花は花数は少なかったけれど、この株なりにしっかり咲いてくれたと思います。

 

▲切り戻したところから新芽が

 

花がらを切り取ったところから、旺盛に赤い新芽が伸びてきています。うまくいけば、いくつか返り咲きしてくれます。ただし日照次第なので、あまり期待できませんが。

 

▲割り箸より細い枝に開花。がんばった!

 

最後の一輪は、割り箸より少し細い枝に咲きました。大輪バラは鉛筆の太さがないと咲かないといわれますから、かなりがんばってくれたと思います。

 

6月25日の「ピエールドゥロンサール」/シュートを期待して細枝処理

▲シュート枝が出ない・・・

年のこの株の目標は、元気な太いシュート枝を出すことです。でも、今のところその兆候がありません。同じつるバラの「アンジェラ」も「紅玉」も、とっくにシュート枝が発生しているのに・・・。

 

▲2本の主幹をカット

 

じっと眺めること5分。オベリスクと右側に流して誘引していた2本の細枝をカットしました。これらは去年と一昨年に出たベイサルシュートですが、日照の悪い場所に置いていたので太くなることができず、つけ根でも割り箸ほどの太さしかありませんでした。

 

主幹を減らせばベイサルシュートが出やすいので、これで何とかなるといいなぁ!

 

▲今年もやってきたカマキッズ

 

葉裏にカマキリの子どもが隠れていました。今年はベランダに卵がないから、どこかから飛んできたのかな? カマキッズの食事がなくなるといけないので、しばらく薬剤散布は我慢しましょう。

 

7月21日の「ピエールドゥロンサール」/オルトランDX散布

▲伸びてきたのは、ひょろひょろ枝

変わらずベイサルシュートになりそうな芽はありませんが、低い位置に咲いた花を切り戻した後に伸びた枝が長くなってきました。蕾をつけずにどんどん伸びていますが、割り箸より細いひょろひょろ枝です。欲しいのはアスパラガス並に太いシュート枝なんだけどなぁ・・・。

 

▲コガネムシの成虫。これを見かけたら要注意!

 

コガネムシの成虫を見かけるようになってきました。バラの根を食べる幼虫を鉢土に産卵する、バラにはこわ~い害虫です。

 

▲セダムの生えていないところにオルトランDX散布

 

鉢土に生えているのはセダム・モリムラマンネングサです。暑さ対策のマルチングとして、コガネムシの産卵除けとしても使える、丈夫な植物です。セダムの生えていない場所にオルトランDXを散布しました。

 

春に一度ベニカXガードを散布しているので、これでクロチアニジンを使った薬品散布は今年2回目。計4回まで散布できるので、あと2回使えます。

 

9月10日の「ピエールドゥロンサール」/再びサイドシュートの発芽と成長

▲赤い新芽が目立つように!

の暑さや塩害などから少し葉が減りましたが、涼しくなり、また赤い新芽が目立つようになってきました。

 

▲夏の終わりにサイドシュート発生

 

じつは、8月末に新しいサイドシュートが2つ発生しました。どちらも勢いの良い芽なので、うまく育ってほしいと思います。現在、長さは15cm。これから寒くなるばかりだし、どこまで育ってくれるかなぁ?

 

上の写真のサイドシュートは、花が咲いた後にひょろっとした枝が伸びていた同じ場所です。以前の細枝は切り取り、このサイドシュートに養分を回します。

 

10月10日の「ピエールドゥロンサール」

▲サイドシュートは50cmの長さに

い若葉がなくなり、全体に緑色の葉ばかりになりました。今年の萌芽はもう終わりでしょうね。8月末に出た2本のサイドシュート(写真右側の2本の枝)は、上の枝が台風で枝先がやられたので少し切り戻しました。

 

下の枝は長さが50cm。だいぶ枝が堅くなってきているので、あと伸びても20cmかなぁ~。この枝だと、来年の花芽がつくことはないでしょう。「元気なベイサルシュートを!」という今年の目標は達成できませんでした。来年に持ち越しですね。

 

11月19日の「ピエールドゥロンサール」

▲サイドシュートは57cmで頭打ち

の終わりに出たサイドシュートは57cmになりました。先月から7cmしか伸びていません。これが限界でしょうね。葉は減ってきていますが、株の状態は悪くありません。

 

来年こそしっかりしたベイサルシュートを出してくれるよう、冬のうちに主幹を減らし、花を多少犠牲にして挑むつもりです!

 

12月27日の「ピエールドゥロンサール」/葉摘み・冬の植え替え・剪定

▲カッサカサの乾いた細根ばかり・・・

末にピエールドゥロンサールを植え替えしました。つるバラは芽吹きが早いので、優先的に植え替えします。葉を落としてから鉢を倒して根鉢を取り出します。

 

本来のピエールよりも赤みの強い花が咲いたけれど、枝葉の状態は悪くなかったし、しっかり根が張っているだろうな~と思いながら根鉢を崩してみると──。それなり細根はあるものの、妙にゴワゴワしたカッサカサに乾いた根ばかり。さらに、整理しきれていないごぼう根もたくさん出てきました。

 

これは、思ったより根の状態が悪いです。健康なベイサルシュートが出ないのも無理はありません。

 

▲根を整理

 

ごぼう根と乾ききった細根を整理すると、根の大きさは半分くらいになってしまいました。

 

病気や害虫はないので、このまま新しい培養土で植え替えます。根を育てるために、できれば1サイズ落とした8号鉢に植えた方がいいと思ったのですが、手持ちに適当な鉢がなかったので、とりあえずこれまで通り10号角鉢に植えます。

 

▲枝先をカットして、樹高110cmの木立ち仕立てに

 

かなり根を切り詰めたので、根の負担を減らすために枝も軽くしました。長い枝先を切り、少し長いめの木立ち仕立てに。樹高は110cmです。

 

ピエールドゥロンサールは木立ち仕立てにしても咲くので、今年はこれで花を楽しみます。といっても、数輪咲かせるに留めて株に体力をつけようと思っていますが。

 

今年は根をしっかり育て、来年こそ良いベイサルシュートを出してくれるよう、2年計画で立て直します。

 

この時期の手入れ

▲芽や根を出す活力剤「メネデール」

 

水やり用の水に、メネデール(活力剤)を加えました。今年は活力剤をしっかり利用して、根を回復させます!

 

5月15日の「ピエールドゥロンサール」/木立ち仕立てで満開

▲木立ち仕立てにして花数が増えた!

末に木立ち仕立てにした「ピエールドゥロンサール」が満開になりました。つる樹形を切り詰めただけの木立ちなので枝ぶりが粗く、あまり良い樹形とはいえませんが意外と機嫌がいいらしく、20輪の蕾を上げました。3輪ほどの枝咲きになっているところも3か所ほどあります。

 

ただし、花びらの多い大輪花なので、どれも横~うつむいて咲きます。やはりこの品種は高い位置に誘引して見上げて楽しみたいバラですね。とくに我が家のように日当たりがあまり良くない環境の鉢栽培では枝が太れず、うつむいて咲く確率が高いです。

 

▲花色は去年より薄く、標準の花色に近い

 

花色は、去年よりだいぶ薄くなりました。通常の花色より少し濃い目かな? という程度でしょう。小さい蕾は落とし、開いた花から順次切り戻しをして、株を疲れさせないよう努めています。

 

この時期の手入れ

開花の1か月前、4月中旬ごろにバットグアノ(有機質肥料)をひとつかみ、株元に撒いています。

 

少しクシヒゲハバチの食害がありますが、薬剤はニームオイルの散布のみ。リキダスを薄い目に混入して水やりしています。

 

6月8日の「ピエールドゥロンサール」/新芽が吹く

▲切り戻したところから新芽が

がら切りをした後から、新芽が吹いてきました。株元にベイサルシュートの気配はありません。通常ならそろそろ出てもいいはずなんですが。まぁ、ゆっくり株の仕立て直しをしようと思います。

 

ここまでで、「ピエールドゥロンサール」のそだレポを終了します。

 

「ピエールドゥロンサール」のそだレポの感想

▲普通の花色に咲いた「ピエールドゥロンサール」

界一愛されているバラという異名をもつ「ピエールドゥロンサール」のそだレポでした。

 

日向で地植えすれば1株で100輪もの花をつけ、それは見事な景観をつくるつるバラです。でも、日照3時間のベランダの鉢栽培でも育てることができます。もちろん株は小さく、花数も減りますが。でも、その花の美しさは同じです^^

 

「ピエールドゥロンサール」は、葉が肉厚で照葉なので害虫がつきにくく、病気にもかかりにくい、しかも樹勢も強い初心者にも育てやすいつるバラです。つるバラの入門に、ゼヒ選んでほしい品種です。

 

花は基本的に春のみの1季咲き。日当たりの良い場所で地植えすれば、返り咲きも少し期待できる優秀品種です。つる仕立てだけでなく、木立ち仕立てでも楽しめます。

 

我が家の「ピエールドゥロンサール」は、数年前に根に強い薬害を受けた株です。急激に樹勢が衰え、ベイサルシュートを出すことができない状態でした。それでも何とか毎年、キレイな花で応えてくれています。今回のそだレポでも、色は濃いものの、大きな花を咲かせてくれました。

 

最終的に木立ち樹形にしましたが、木立ち仕立てにしてもちゃんと花が咲くことを紹介できてよかったと思います。今後は2~3年かけて、ゆっくり株の回復を図ります。強い品種なので、大丈夫だと思います^^

 

育てた人紹介/あいびー

北よりの東向きベランダしかないのに、バラ栽培にはまってしまった主婦。日照不足に悩みながらも、バラ生活楽しんでいます。手間なくよく咲くバラが好き。趣味はバラ園巡り。小説とアニメも好き! 横浜在住

 

▼そだレポ検索は、こちらのページを利用してください

 

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