9月30日の「パスカリ」/秋花の発蕾

▲生長が早く、樹高は90cmに 写真提供/ハナたろう 

回9月3日の夏剪定の後、9月前半に蕾が2つ上がってしまったのでピンチで取り除いてあります。新芽がぐんと伸びて現在の樹高は90cm。

 

▲9月になってからついた蕾 写真提供/ハナたろう

 

9月後半に入ってからついた蕾は咲かせます。

 

薬剤散布

オーソサイド水和剤・サプロール乳剤・アファーム乳剤の混合液を散布しました。

 

10月12日の「パスカリ」

▲蕾は順調 写真提供/ハナたろう

剪定後に伸び出した枝先についた蕾は、順調に育っています。開花までもう少しお待ちください。

 

▲もういくつか蕾をもちそうな気配 写真提供/ハナたろう

 

他の枝も旺盛に新芽を伸ばしているので、もういくつか蕾をもちそうです。気候の良い11月以降の開花を見込んでいます。まぁ・・・蕾がつけばの話ですが。

 

この時期の手入れ

開花に向け、秋バラの蕾を食べる虫「タバコガ」の卵チェックが欠かせません。

 

10月18日の「パスカリ」/品種確定

▲蕾のガクが割れ花びらが・・・ 写真提供/ハナたろう

よいよ蕾のガクが割れ花びらがのぞいてきましたが・・・あれ? 白い!? これまで「キャンディストライプ」として紹介してきたこの株は、どうやら別品種のようです。

 

白花品種で枝葉の特徴がそっくりなのは・・・「パスカリ」です。半剣弁の高芯咲きで、殿堂入りもしている強健種。

 

▲親株の庭の「パスカリ」 写真提供/ハナたろう

 

親株は地植えにしていて花は雨ざらしのため、なかなかキレイになりませんが、強くて育てやすいバラです。鉢植えなら花の間、雨の当たらないところに移動できるので、キレイに咲かせられそうです。

 

・・・と、いうことで。「キャンディストライプ」は、後日、改めて「そだレポ」したいと思います。

 

あいびーあいびー

品種確定したので、これまでのタイトルを「パスカリ」に変更しました。「パスカリ」はスーッと直立ぎみに育つ特徴的な樹形なので、株姿が品種特徴ともぴったり合っていますね!

 

10月25日の「パスカリ」/秋花開花

▲雨で傷んだけれど形よく開花 写真提供/ハナたろう

で花びらが痛んだけれど、クリームがかった白い花が形よく開花しました。ステムが長く切花向きの花です。花径8cm。香りはワイルドなノイバラの香りがします。少し鼻をつく、野趣あふれる香りです。

 

剣弁高芯咲きなのできれいに咲かせたかったのですが──パスカリの花弁は雨に打たれ弱いようです。

 

11月29日の「パスカリ」/用土替え

▲枝先に今年最後の蕾 写真提供/ハナたろう

先に蕾がありますが、もう用土替えするのでカットします。

 

▲パスカリの根 写真提供/ハナたろう

 

株を鉢から抜いて土を落としたところです。挿し木苗全体にいえることですが、根は少ないめ。ごぼう根になりかけの根が増えています。

 

▲用土替え完了 写真提供/ハナたろう

 

オリジナルブレンドの用土と有機質肥料で同じ土に植え直して、用土替えは完了です。この後、たっぷり水やりしておきました。

 

用土替えの手順は、別のページに詳しく紹介しています。

 

▼ハナたろう流の用土替えのしかた

 

今回は剪定をせず、蕾をカットしただけ。葉もそのままです。2月に入ってから冬剪定をします。それまで枯らさないていどの水やりを続けます。

 

2月4日の「パスカリ」/冬剪定

▲冬剪定前の樹高は80cm 写真提供/ハナたろう

スカリの冬剪定をします。上の写真は葉をすべて取り除いたところ。樹高は80cmです。

 

この株は昨年ベイサルシュートが2本出ましたが、用土替えのときに確認した根が貧弱だったので、弱いめの剪定をします。

 

▲樹高60cmに弱剪定 写真提供/ハナたろう

 

樹高60cmに弱剪定しました。枝数が多くないので、細い枝も残しています。今年は花よりも根の充実を優先したいです。

 

3月4日の「パスカリ」/芽吹き

▲2本の太い枝を短く剪定手直し 写真提供/ハナたろう

剪定後、去年出た2本のベイサルシュートを切り詰め、短くしました。この2本以外の細枝を先に芽吹かせたかったので、予定通りいい感じに芽吹いてきました。

 

切り詰めたベイサルシュートの方はまだ芽吹いていません。少し遅れて芽吹いてくるでしょう。

 

3月29日の「パスカリ」/若葉が展開

▲ツヤツヤの照り葉が展開 写真提供/ハナたろう

殿堂入り品種は、挿し木苗でも勢いがいいですね。ツヤツヤの照り葉がびっしりと展開しています。冬剪定時に細枝を取り除かないで良かったです。昨年のベイサルシュート2本からの発芽も追いついてきました。

 

泥はね防止に「木の葉100%腐葉土」でマルチングしてあります。

 

この時期の手入れ

薬剤散布。

 

オーソサイド80水和剤(幅広い病害の予防)+ポリオキシンAL水和剤(ウドンコ病などの防除)+アファーム乳剤(ヨトウムシ、アザミウマなどの害虫駆除)。

 

展着剤として、今回からアビオンEを混入しています。

 

>>次のページでは「発蕾」から紹介しています。