千葉県八千代市にある京成バラ園芸は、日本を代表するバラの育種・生産・販売を行う会社です。京成バラ園のローズガーデンの広さと管理のよさは、さすが日本のバラ園芸界の老舗と思わずにはいられません! バラ好きなら一度は訪れてみたい京成バラ園のローズガーデンを紹介します。
30,000㎡の敷地に1,600品種10,000株のバラが咲き誇る、圧巻のローズガーデン
Keisei rose garden. 京成バラ園 / T.Kiya
千葉県八千代市の京成バラ園芸といえば、バラ好きなら知らない人はいない日本を代表するバラの育種・生産を手がける会社です。
本社に併設するローズガーデンは、30,000㎡の広大な敷地に、1,600品種10,000株のバラが植えられています。
京成バラ園のローズガーデンは、モダン・ローズを中心とした整形式庭園と、樹木や草花を中心に原種バラを植えた自然風庭園があります。整形式庭園では圧巻のローズガーデンが楽しめ、自然風庭園では春と秋のバラのシーズンはもちろん、春のチューリップなどの球根植物から秋の紅葉まで、年間を通じて四季折々の花が楽しめます。
2015年にフランスのリヨンで開催された世界バラ会議で、京成バラ園のローズガーデンは、優秀庭園賞(WFRS Award of Garden Excellence)を受賞しています。
原種などの希少品種を多く植えていること、バラの仕立て方や見せ方に工夫が凝らされていること、バラの管理状態が良いこと、バラセミナーを開催していることなどが高く評価されました。
▼世界バラ会議については、こちらをご覧ください。
▲京成バラ園の園内図 出展/京成バラ園
園内は大きく2つのエリアに分かれています。入園ゲートを過ぎると、最初に現れるのがフランス式の整形式庭園。アンティークな石造りの噴水「エデンの泉」を中心に、左右対称に造られた見事なバラの庭園です。色とりどりのバラが見渡すばかり、視界を華やかに埋め尽くします。
整形式庭園ではモダン・ローズを中心に色鮮やかなバラが植えられています。京成バラ園芸が作出したバラはもちろん、世界じゅうの著名なバラの育種会社のバラも見られます。
自然樹形に仕立てたバラ、剪定してきっちり高さをそろえて仕立てたバラ、ほふくさせフラワーカーペットのように仕立てたバラ、アーチ、トレリス、ポール仕立て・・・おそらくここで観られないバラの仕立て方はないと思います。
バラを中心にした整形式庭園の奥には自然風庭園があります。こちらは小川や池を中心にして樹木や草花が1年じゅう何かしら花を咲かせている庭です。ここには原種バラ約80品種が植えられています。
京成バラ園は、恋人の聖地に認定されたバラ園
京成バラ園のローズガーデンは、NPO法人地域活性化支援センターが行っている「恋人の聖地プロジェクト」により「恋人の聖地」に認定されています。
「恋人の聖地」とは、全国の観光地域からプロポーズにふさわしいロマンティックなスポットを選び、NPO法人地域活性化支援センターが認定しているものです。
整形式庭園と自然風庭園の間には、ブライダル ファッション デザイナー桂由美さんプロデュースによる「由美のガゼボ」があります。レース模様の青い丸屋根が印象的な「由美のガゼボ」は、ローズガーデンの美しいアクセントになっているのですが、どうやらそれだけではないようです。ガーデン内に設置されたパーティスペースでウエディングができるようなのです! これはステキですね!
春と秋のバラのシーズンには展示会やイベントも!
春と秋のバラのシーズンに合わせて
春は「ローズ・フェスティバル」(5~6月)
秋は「オータム・フェア」(10~11月)
と冠してバラのイベントが開催されます。フラワーアレンジメント作品やバラのイラスト展、トークショウ、ガーデンデザイナーによるガイドツアー、コンサートやセミナーなど、さまざまな企画が行われます。
日程や、イベントの詳細は、下記、公式サイトで確認してください。
春と秋のバラの見ごろ
▲最高の状態に管理された美しいバラの波は圧巻!
春/5月中旬~6月初旬
秋/10月中旬~11月初旬
バラ園以外の施設も充実
▲ローズショップで自分用のお土産をゲット♪
入園ゲートの外にある大型園芸専門店「ガーデンセンター」の充実した品ぞろえは、さすがとしか言いようがありません。バラ苗はもちろん、草花や樹木、園芸用品まで幅広くそろえています。
ローズ・ティーやバラソフトが楽しめるオープンカフェ「パティオ」
バラの切り花や、バラをモチーフにした雑貨などがそろう「ローズショップ」
自然素材にこだわったレストラン「ラ・ローズ」
焼きたてパンの香りも香ばしい 石窯ベーカリー「サンブレッタ」
ローズガーデンでバラを愛でて、バラ苗を選んで、疲れたらちょっとお茶したり食事したり。バラのグッズも買えて、1日じゅう楽しめそうですね!
訪れた人の口コミは?
春
なんでもっと早く来なかったんだろうと後悔するくらい、素晴らしいバラ園です。
訪問したのは5月第4週の平日の晴天の日でした。混雑はしていましたが、薔薇をゆっくりみるのには全く問題ありませんでした。品種によっては多少終わりのものもありましたが、ほぼ満開でした。もう1週早い方がもう少しきれいに見ることができるかもしれません。
薔薇の解説ガイドさんがいるので、事前にガイド時間を確かめた上での訪問もおすすめです。
春
園内はたくさんのバラが咲いており、とてもいい香りでした。バラのソフトクリームがとてもおいしく、バラの香水等お土産も充実しています。ただ、周辺道路が渋滞しており、駐車場にたどり着くまでが大変でした。また、帰りも渋滞で疲れました。
秋
秋のバラがとてもきれいでした。春のバラは咲いていないので、ところどころ花の咲いていない株もありました。アーチのバラが咲いていないのは残念ですが、メインの中央部分は大量に咲いていました。大輪のバラが密集して色とりどりで、とてもきれい!入場料は1000円、と少し高いです。園内はベンチも配置されていて、休憩しながら楽しめます。
アクセスと施設の案内
▲ランブラーローズで彩られた散策路
アクセス案内
【電車利用の場合】
■東葉高速鉄道 八千代緑が丘駅下車
徒歩15分または、東洋バス八千代医療センター行・八千代中央駅行「京成バラ園」下車
(バス所要時間約5分)
■京成線 八千代台駅西口下車
東洋バス2番のり場八千代緑が丘駅経由八千代医療センター行・八千代中央駅行「京成バラ園」下車
(バス所要時間約30分)バスの運行状況により所要時間が変わります
【車利用の場合】
■「常磐自動車道 柏I.C」出口から国道16 号線 を千葉方面に
■「東関東自動車道 千葉北I.C」出口 から国道16 号線を八千代方面に
■「京葉道路 武石I.C」出口から八千代方面に
国道296 号線は混雑しますので、国道16 号線の利用がおすすめです
無料駐車場700台
開園時間と入園料・休園日
■開園時間と入園料
12~3月上旬 10:00~16:00/大人300円
3月下旬~4月 10:00~17:00/大人300円
5~6月 9:00~18:00/大人1200円
7~9月 10:00~17:00/9月は大人300円/7~8月は大人500円
10~11月 9:00~17:00/大人1000円
春と秋のバラのシーズンには早朝・夜間の特別営業がある場合も。
詳しくは、京成バラ園のサイトで確認してください。
■休園日
7~9月は水曜定休
12月~4月20日までの水曜日と、大晦日、元日
貸し切りや天候による臨時休園日もあるようなので、詳しくは、京成バラ園のサイトや電話で確認してください。
京成バラ園公式サイト
*お出かけの際には、必ず公式サイトで確認してください!
▼2017満開の京成バラ園リポートはこちらからご覧ください!