バラの芽吹きから冬の休眠期まで、1年をとおしてバラがどんなふうに育つのか追いかける「そだレポ」企画。今回は新苗編です。姿良く香り高く、そしてたやすくロザリアンの期待を裏切ってくれる悩ましいバラ「ルシファー」です。季節ごとに更新していくので、お楽しみに!

「ルシファー」は、こんなバラ


バラ苗【新苗】ルシファー (HS紫) 国産苗《Han-HS》

 

日本人の心をとらえて離さない儚げで繊細なバラを作出しつづけている河本純子さんのバラ「ルkシファー」は、その名のとおり、悪魔のようなバラです。カップ咲き~咲き進むにつれ半剣弁咲きに変化していく花形、美しい青味の藤色、爽やかなブルーの超強香。そして、なんとも頼りない華奢な枝立ちで・・・。バラの家のデータによると、育てやすさタイプは4。「栽培技術を駆使して育て上げるバラ」です。

 

気難しくて魅惑的なバラ、それが「ルシファー」です。

 

今回育てる「ルシファー」の環境DATA

関東の南向きの庭(陽当たり良好)

今年5月に届いた新苗

今年の目標/

育てる人/ハナたろう

 

*バラの育て方は、育てる場所により、それぞれの木の状態により、また目的や好みによっても人それぞれです。ここで紹介する育て方は、一例として参考になさってください!

 

5月下旬の「ルシファー」

▲「ルシファー」の新苗 写真提供/ハナたろう

バラの魅力にとりつかれてしまい、いろいろな青バラを育てています。なかなか気難しいと評判の「青竜」を去年お迎えして、今年とても良い状態で咲いてくれたので調子に乗ってしまい。「ルシファー」を新苗から挑戦してみることに──。「ボーリングの鉄人」みたいなことが書いてあったので、手間をかけても、名前のとおり裏切ってくれるかも知れませんが(^^;

 

▲「ガブリエル」(左)と「ルシファー」(右) 写真提供/ハナたろう

 

今年 そだレポ している「ガブリエル」も、なかなか気難しいと言われるバラなんですが、その「ガブリエル」と比べてもこの違い・・・。いくらなんでも、こんなヒョロヒョロした苗が届くとは思っていなかったんですよね──。もちろん、ベイサル・シュート候補の芽すら見当たりません。接ぎ枝も台木も細くて、昨年届いた「青竜」よりも弱弱しい新苗です。(これでもお迎えしてから3週間たっているんですよ!)

 

そだレポ のプレッシャーの中で育てるのもいいかと思い、今回エントリーしました。さて、どうなりますか!

 

この時期の作業/鉢増し

GW明けに新苗が届き、3か4号のビニールポットから現在植えてある7号のプラ鉢に鉢増ししました。培養土の配合はいつも通りの「赤玉小粒:7 腐葉土:2 籾殻燻炭:1」で『オルトランDX』を混ぜてあります。鉢増しなので根鉢は触らず、周りに培養土を詰める感じにします。

 

「鉢物・プランターの肥料」大粒の肥料(N:10 P:10 K10+苦土2)3粒を置き肥にしてから、しっかり水やり。最後に薬剤散布をして作業は完了です。

 

薬剤散布は*ダコニール1000&ベニカS乳剤の混合液散布です。

 *ダコニール1000は、バラではウドンコ病の防除に効果がある殺菌剤です。ベニカS乳剤はバラではハマキムシやヨトウムシの防除に効果がある殺虫剤です。

 

6月12日の「ルシファー」/鉢増し

▲目立った生長なし 写真提供/ハナたろう

の枝はピンチより2週間経つのに新芽が出ません。右の枝は上から2段目の芽を成長させるために1段目の芽をもぎ取りました。生長の良い方を優先するための処置です。(1段目の葉は光合成用に残します)。この子は生長がゆっくりな上、芽を出す体力も未だ無いようですねー。

 

▲あれ・・・? 鉢底からヒゲ根が・・・ 写真提供/ハナたろう

 

これは来年ちゃんと咲いてくれるかな~と、今から心配していたら・・・。ふと覗きこんだ鉢底から、ヒゲ根が見えていました。あれ・・・? 鉢増しのサイン?

 

▲びっくりの根の張りよう! 写真提供/ハナたろう

 

一応、鉢増しの準備を整えて元のプラ鉢を抜いてみてびっくり! あんなに弱々しい枝葉なのに、この根の張りよう! なんじゃこりゃ~っ! 

 

▲10号鉢に鉢増し完了 写真提供/ハナたろう

 

7号プラ鉢から10号くらいの(内径26㎝×内側高さ27cm)昨年コメリで買ったアップルポット(焼物鉢)へ鉢増し完了です。

 

脱帽です。してやられました! 『裏切りの天使』の名はダテじゃない。油断大敵ですなぁ~! もし気がつかずに放っておいたら調子を崩していたかも・・・って事は、根っこの生長ぶりからするといきなり化ける可能性も有るかもしれないですね!

 

今後の生長ぶりに期待しましょう! まぁ程々に・・・。

 

「ルシファー」の培養土はいつもと少し変えました。

•赤玉土小粒:4鹿沼土小粒:3腐葉土:2籾殻燻炭:1
•元肥:有機ペレット(N6:P6:K6+微量要素)ひと握り
•オルトランDX混入

 

理由は、『しばらく植替えをしない』方向でいきたいからです。

 

魔王殿は冬の元肥や芽出し肥を与えるとボーリングしてしまうようなので。株の力だけで咲かせることが開花に繋がるみたいです。そこを考慮して水はけの良さをかなり重視したつもりです。また、(来年の)2番花以降を咲かせる予定なので『そだレポ:ルシファー編』は来年も継続確定です。ギブアップしないよう頑張ります!

 

6月17日の「ルシファー」/支柱立て(支柱というか・・・)

▲オベリスクにゆるく巻いてみました! 写真提供/ハナたろう

がしっかりしているのに、芽が出ないのはおかしい! ──と、いうことで。前回のそだレポ撮影後に鉢にオベリスクを立ててゆるく巻いてみました。「枝葉が欲しけりゃ巻いてしまえ!」ってことです(^^; 良い感じに芽が動き始めてきました。

 

これなら、ひょろひょろでも『観れる樹形』になりましたね! このまま2~3年育てたら立派な「つるルシファー」になるかな? 「木立」で纏まらない樹形ならこの方が良さそうです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

育てた人紹介/ハナたろう

▲庭に咲いた「イントゥリーグ」 写真提供/ハナたろう

バラ栽培3年目。マイホーム購入を契機に新たな趣味として始めました。  初めて育てた『イントゥリーグ』の花容・芳香に感動してハマりました^^ 栃木県在住

 

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