6月7日の「鏡花」/切り戻し・お礼肥え

▲風雨で花が散ってしまった 写真提供/天女の舞子

年の一番花が終わったので、2番花に向け花枝を切り戻しました。平均15cmほど、とくに枝の長いものは25cm切り戻しています。

 

お礼肥えとして「バイオゴールドセレクション薔薇」を、10号鉢の規定量30~50粒のところ15粒与えました。何度も肥料やりで失敗しているので、控えめにしています。

 

6月15日の「鏡花」

▲切り戻したところから新芽が発生 写真提供/天女の舞子

回、切り戻したところから、旺盛に新芽が出てきています。目立った病虫害はありません。

 

株元に植えていたパンジーを抜いた後に補充した土が多かったのか、株元が埋まっていたので、少し避けました。

 

6月22日の「鏡花」/ベイサルシュートの発生と処理

▲ベイサルシュートが2本発生 写真提供/天女の舞子

元からベイサルシュートが2本発生しています。どちらも30cmを越えているので、シュート処理をします。

 

▲先端を手でピンチ 写真提供/天女の舞子

 

先端から最初の5枚葉の上、外芽のところでピンチしました。

 

▲害虫被害が多い 写真提供/天女の舞子

 

蕾がいくつも上がっていますが、今年は虫が多いですね。撮影時にもバラゾウムシの犯行現場に出くわしましたし、すっかり食べられてしまっている蕾もあります。

 

撮影後にベニカXネクストスプレーをかけておきました。

 

あいびーあいびー

蕾を食べたのはたぶん、ヨトウガかホソオビアシブトクチバあたりだと思います。こんな食べ方するってことは、結構大きくなっていると思うので、株をしっかり確認して捕殺してくださいねー!

7月10日の「鏡花」/2番花がつぎつぎ開花

▲2番花がつぎつぎ開花 写真提供/天女の舞子

7月に入ってから、2番花がつぎつぎ開花しています。2番花はぜんぶで5~6輪あります。

 

全開して花径8cmあるので、大きさは1番花とそう変わりませんが、花の印象はずいぶん違います。

 

▲細い花びらのロゼット咲き 写真提供/天女の舞子

 

1番花はまるい花びらでカップ咲きに咲きましたが、2番花は咲き進むにつれ花びらの先が細くなりロゼット咲きになりました。

 

花もちは悪く、開花から3日ほどで鉢を動かしただけで、つけ根からボロリとまとまって散ります。

 

▲葉の色が悪いのが気がかり 写真提供/天女の舞子

 

花枝が細くて長いため、開花するにつれ枝がたわむので支柱が欠かせません。道路に面した場所に置いているのですが、これだけ支柱で固定していても折れ曲がってしまう枝があります。思ったより、風が強く当たる場所なのかもしれません。

 

色が白く抜けている葉がいくつかあります。薬剤をかけているのでハダニではないと思うのですが──。少し様子を見てみます。

 

7月13日の「鏡花」/クロロシス治療

▲なんとなく葉色が悪い 写真提供/天女の舞子

ダニではなさそうなのに葉の色が白っぽく抜けているのが気になっていましたが、そういえば今年は元肥も芽出し肥もなしで春花を咲かせたので、栄養不足(クロロシス)かもしれません。

 

京阪園芸の小山内健さんの動画のコメントでクロロシス対策のスペシャルケアを教えていただけたので、試してみました。

 

リキダス(活力剤)200倍+ハイポネックス(液肥)1000倍をバケツに10リットルつくり、庭のバラ全体にスプレー散布し、残りは鉢土にかけました。来週もう一度、ケアしようと思っています。

 

7月27日・30日の「鏡花」/台風後の手入れ・黒星病対策

▲黒星病がひどいので罹患した葉を除去 写真提供/天女の舞子

風が通過した7月27日に、台風後の手入れをしました。株全体に霧状にしたホース水をかけて塩を洗い流し、落ちてしまったクロロシス対策用のリキダス(活力剤)200倍+ハイポネックス(液肥)1000倍を葉面散布し、残った溶液を鉢土にかけました。

 

赤い新芽があちこちから芽吹いていますが、古い葉を中心に黒星病がひどく出てきたので、病気の葉をすべて取り除きました。

 

さらに、クロロシス対策用の溶液が乾いてから株全体にベニカXネクストスプレーをかけ、株元にベニカXガードを散布。3つついていた蕾を、すべてピンチで取り除きました。マルチングもしたいところですが、今、手元にないので後日購入します。

 

8月10日の「鏡花」/花と蕾をピンチ・台風後の手入れ

▲花と蕾をピンチ 写真提供/天女の舞子

星病で葉が落ちてしまったので鏡花の蕾はピンチしているのですが、ピンチしそこなった花が咲いていました。花径5cmの小さな花ですが、かわいらしいです。

 

▲ピンチ後の鏡花 写真提供/天女の舞子

 

先日の台風で鉢が転がってしまいましたが、土が少しこぼれる程度で済みました。

 

この時期の手入れ

台風後の手入れとして、株全体をホース水を霧状にして洗い流し、落ちてしまったクロロシス対策用のリキダス(活力剤)200倍+ハイポネックス(液肥)1000倍を葉面散布し、残った溶液を鉢土にかけました。

 

葉が乾いてから、黒星病対策のベニカXネクストスプレーを散布。

 

8月24日・9月7日の「鏡花」/追肥・夏剪定

▲どんどん蕾を上げて咲く 写真提供/天女の舞子

ず8月24日の様子から。ピンチしそこなった花が、また咲いていました。黒星病なのに、ひっきりなしに蕾を上げます。花と蕾、さらに黒星病の葉を取り除きました。

 

夏剪定に備えて、あらかじめ追肥します。バイオゴールドを10号鉢で規定量30~50粒のところ、葉を落として弱りぎみなので1o粒与えました。

 

▲夏剪定前の樹高は55cm 写真提供/天女の舞子

 

9月7日。夏剪定をします。剪定前の樹高は55cm。黒星病が株全体に蔓延したので、かなりの葉を取り除いているため状態はイマイチです。

 

▲樹高35~40cmに夏剪定 写真提供/天女の舞子

 

剪定後の樹高は35~40cm。枝先の新芽や若葉を剪定で切ってしまったので、ほとんど葉がなくなりました。剪定はいつも悩みます。いずれ答えが出るので、ドキドキしながら見守りたいと思います。

 

最後に、株全体にベニカXネクストスプレーを散布しました。

 

9月28日の「鏡花」/新芽伸びる・発蕾

▲今のところ病気の発生なし 写真提供/天女の舞子

回、9月7日の夏剪定から20日が経ち、全体に新芽が伸びてきました。台風がくるたびに、シャワーで塩分を洗い流し「ベニカXネクストスプレー」をかけていますが、今のところ黒星病は発生していません。

 

▲秋花の小さな蕾を発見 写真提供/天女の舞子

 

小さな蕾が3つついています。夏に黒星病で、かなり葉が減ってしまった株なのですが、蕾がついて良かったです。

 

▲交差した枝が枯れてきた 写真提供/天女の舞子

 

ずっと気になっていた交差している枝が枯れてきました。ダメ元でもうしばらく様子を観るつもりです。横張りタイプのバラは、こういう交差した枝で剪定を悩むことが多いように思います。

 

10月15日の「鏡花」/鉢のサイズダウン

▲どんどん葉色が悪くなってきている 写真提供/天女の舞子

花の状態が良くありません。黒星病はなさそうですが、葉の色がどんどん悪くなってきています。葉脈に沿って薄茶色になっているので、かなり深刻な雰囲気です。

 

▲根腐れで白根がほとんどない 写真提供/天女の舞子

 

コガネムシの幼虫や根腐れかも知れないので、一旦、鉢から取り出して根をチェックしました。幼虫はいませんでしたが、白根がほとんどありません。根腐れのようです。

 

▲鉢をサイズダウン 写真提供/天女の舞子

 

根に対して鉢が大きすぎるようなので、10号鉢⇒8号鉢にサイズダウンすることに。新しい用土を準備できれば良かったのですが、買い置きがないので元の土と鉢底石そのままで植え替えします。

 

▲サイズダウン完了 写真提供/天女の舞子

 

枯れ枝を整理して支柱に枝を留めつけ植え替え完了です。水やりタイミングが確認できるサスティーも挿して、水やりに気をつけながら回復を待ちます。

 

植え替え作業の間に小さな蕾がひとつ落ちてしまい、もうすぐ咲きそうな蕾も花枝が折れ曲がってしまい咲くかどうか心配です。もし咲かなくても、今回は株の状態が悪いからピンチしたと思って諦めます。

 

10月26日の鏡花/秋花が開花・花摘み

▲秋花が開花後すぐに摘み取り 写真提供/天女の舞子

回の鉢のサイズダウンから1週間。鏡花に大きな変化はなく、なんとか耐えてくれています。

 

途中で枝が折れ曲がってしまった秋花の蕾が開花しました。花径5cmほどのかなり白っぽい花ですが、黒い甲虫(ルリマルノミハムシ)の害に遭い、あまりきれいではないし、株の回復が優先なのですぐに摘み取りました。なるべく葉を残したいので、花のすぐ下でカット。

 

葉の状態が良くないので、繰り返し使える薬剤「ロハピ」(アース製薬)を散布しました。

 

11月30日の「鏡花」/黒星病が再発

▲葉は少し増えたけれど、また黒星病が 写真提供/天女の舞子

日からもう12月だというのに、ここにきてまた黒星病が再発しています。ほんとうにしつこいですね! とりあえず病気の葉を取り、ロハピをかけておきました。

 

そろそろ休眠時期に入ります。根の再生が最優先なので、冬の植え替えでは鉢増しはせず、8号鉢のまま土だけ新しいものにしようと思います。

 

12月19日の「鏡花」/葉の摘み取り

▲相変わらず黒星病が蔓延

だ黒星病がはびこっています。そろそろ休眠時期に入り、葉を取っていい時期なので、撮影後にすべて摘み取りました。

 

2月8日の「鏡花」/冬剪定・植え替え

▲樹高30cmに冬剪定 写真提供/天女の舞子

ず冬剪定を行います。鉛筆の太さを目安に30cmの長さまで強剪定しました。

 

鉢から抜いてみると根がかなり小さくなっていたので、6号鉢にサイズダウンしようと思います。

 

▲まさかのがん腫! 写真提供/天女の舞子

 

念のため根洗いしてみると・・・根の先に5mmくらいの塊が。ぶくぶく泡立つような形状で、指で簡単に取れたことから、がん腫と判断しました。残念ですが廃棄します。

 

昨年もしっかり確認しているのにがん腫が出るとは──。こんなに毎年がん腫で失くすのはショックです。

 

2月でちょうど1年なので、そだレポはここまでとなります。

 

今回の「そだレポ」の感想

▲鏡花の1番花 写真提供/天女の舞子

花はイングリッシュローズのような花姿で、やさしいピンク色の花を咲かせます。花の時期により、表情もさまざまに楽しめる品種だと思います。花つきが良いので、体力キープのため何割かピンチで蕾を落とした方がよさそうです。

 

枝は横張り樹形で、そんなに高さが出ないタイプです。株が育てばスペースを取りそう。

 

バラの家のスコアでは「樹勢が弱い」とありましたが、実際に育ててみた感想はそんなに弱いとは思えませんでした。花つきが良く、枝も旺盛に出る印象です。

 

昨年は台風や雨が多く、病気や害虫被害も多くて、バラには厳しい年でした。夏に発症した黒星病は、結局改善することができませんでした。黒星病に弱い品種かどうか分かりませんが、しつこい病気だというのはよく分かりました。

 

最後の冬の植え替えでがん腫が発覚しましたが──。神経質なくらい消毒に気をつけているのに、またがん腫かとガッカリしてしまいました。もしかしたら夏以降に弱ってしまったのは、がん腫の影響もあったのかも? と、思っています。早く確実に治療できる薬や、がん腫にかからない株が普通に流通してほしいものです。

 

育てた人紹介/天女の舞子

あまり植物を育てた経験がなかったので、以前は「バラは難しい」と諦めていました。でも、フラっと行った「国バラ」(国際バラとガーデニングショウ)でバラソムリエの小山内さんに会って。自分が本の内容を理解出来なかった理由がやっとわかりました。それから無事に1シーズン枯らさないで、育てることが出来るようになったばかりの初心者です。まだまだ理解できてない部分もあるので、必要な作業に自信が持てないところもあります。

 

趣味はメダカの飼育(繁殖)です。時々どうでもいいことをTwitterで呟いたり、たまにメダカの動画とかをYouTubeであげたりしています。 埼玉県在住

 

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