2月29日の「ガブリエル」/芽ふくらむ
▲割りばしていどの太さで剪定 写真提供/ハナたろう
昨年秋以来、仕事が忙しくなってしまったことと台風被害などが重なり、しばらく「そだレポ」が中断してしまいましたが、また再開します。
樹高100cm、低い枝で60cm。強剪定せず枝先が割り箸程度の
▲まだ芽吹いていません 写真提供/ハナたろう
まだ芽がぷっくり膨らんでいる状態で、芽吹きまでもう少し時間がかかりそうです。早咲き品種はもうかなり葉が広がっているので、品種による差があるようです。
3月22日の「ガブリエル」/芽吹き
▲今年の芽吹き 写真提供/ハナたろう
ようやく芽吹いてきたので、さっそく少し芽かきをしました。さらに中耕をし、芽出し肥も与えました。芽かきは、芽数が多いので後日もう一度行う予定です。消毒・殺虫剤散布もしたかったのですが、強風の為、日を改めて行い
1年を振り返ってみての感想
大苗からでしたが、意外と旺盛に育ってくれたって感想です。陽当たり・雨晒しと環境も良かったのではないかとも思います。
病気は薬剤散布を定期的に行うことである程度防げたし、真夏のコガネムシ成虫による食害はキンチョールで解決。『樹を育てる』という目標には及第点でしょう。
ただ・・・。花をあまり咲かせなかったので、今春はいっぱい咲かせてそだレポ
4月5日の「ガブリエル」
▲葉がしっかり展開 写真提供/ハナたろう
ツボミはまだですが、しっかりと葉が展開してきました。芽かきは必要なさそうなので、していません。
▲さっそくイモムシが! 写真提供/ハナたろう
ヨトウムシ系でしょうか? 3cmくらいのイモムシが、さっそく新葉を頬張っていました。捕殺してアファーム乳剤1000倍希釈液を散布しました。
4月26日の「ガブリエル」/つぼみ膨らむ
▲段差剪定の樹形 写真提供/ハナたろう
ガブリエルは、背の高い枝と低い枝をつくる段差剪定の樹形にしてあるので、下部の寂しさも紛れています。
▲つぼみがたくさん上がっています 写真提供/ハナたろう
つぼみはピンチしません。2~3輪の房咲きになるでしょう。病気もなく、葉艶も良く、元気です。
5月6日の「ガブリエル」
▲開花までもう一息! 写真提供/ハナたろう
開花までもう一息というところ。まとまって咲いてくれそうで、楽しみです。
5月11日・12日の「ガブリエル」/次々、開花
▲雨の「ガブリエル」は青みが強い 写真提供/ハナたろう
小雨の中「ガブリエル」が開花してきました。白花は雨で汚れてしまうのに~! と、この時期の雨にはハラハラしてしまいます。写真は「ガブリエル」らしい美しい花色に撮れました。強いフルーツ香が充満しています。
▲日向の「ガブリエル」は赤みが強く写る 写真提供/ハナたろう
翌日の5月12日早朝の「ガブリエル」です。次々に開花してきています。日向の「ガブリエル」はやや赤みが強く写りますが、肉眼では雨の中の写真に近い硬質な紫です。花びらの縁に不規則な切れ込みが入り、ゆるくウェーブしたきれいな花形です。
▲下の方から次々開花 写真提供/ハナたろう
これまでは横からの写真だったのですが、前から観た樹形はこんな感じです。下の方から次々に開花してきています。つぼみは全部で50輪近くあります。満開までもう少し!
5月16日の「ガブリエル」/満開!
▲「ガブリエル」らしい花容 写真提供/ハナたろう
ようやく「ガブリエル」が満開を迎えました。「ガブリエル」のそだレポは、今回が最終回となります。不規則な切れ込みの入ったシルバーホワイトの花びらに、中央が薄っすら紫色の入る品の良い花です。いかにも「ガブリエル」らしい花に咲きました。開き切って、花径は10cmです。
昨年大苗で迎えてから1年3ヶ月。ここまで立派に生長してくれて満足しています。今後、この子は地植えしてもっと大きくなってもらうつもりです。
▲横から見たところ。段差剪定がよくわかる 写真提供/ハナたろう
白い壁の前では白花がよく見えないので、後ろにブルーシートを張りました。お粗末な背景ですが、花の様子はよくわかると思います。
横から見ると、段差剪定がどうなっているのかハッキリ見えますね。
▲前から見たところ 写真提供/ハナたろう
段差剪定を前から見ると、上から下までまんべんなく咲いているように見えます。花も株姿も、きれいに咲いてくれました。
最後に、そだレポを経て自分なりに確信したことを覚え書きに記して、「ガブリエル」のそだレポを終了します。
「ガブリエルの育て方」ハナたろう10の覚え書き
1、樹になるまで花数を減らす(ツボミピンチ)、出来るなら咲かせ
2、肥料は植替え時又は冬場だけで、規定量より少なくあげる。(活
3、芽は内側に出てきても摘まないで葉数・枝数を増やす。
4、ブラインド・出開きも光合成用にとっておく。
5、水遣りは何時でもOK(真夏等は鉢底からお湯が出るので冷たい
6、開花後はシベが見える前に摘んで生花に(花弁が散る前にカット)。
7、2番花以降秋まで咲かせない場合は花殻だけ摘んでいればいい(光合成重視)。
8、黒星病になった小葉は枯れる前にさっさと摘んで治療剤を散布(無農薬の場合判りません)。
9、うどん粉病は施肥しなければ、まず発病しない。(大苗・新苗は購入時植えてある土の中に肥料分が入っているので
10、陽当たりは多ければ多い程good。だからといって、日影でも
ざっとこんな感じです。私は農薬を使うので無農薬栽培の知識は持っ
育てた人紹介/ハナたろう
▼そだレポ検索は、こちらのページを利用してください
初めまして!
バラを植えて3年目の者です^^
来年はガブリエルを注文しようと検討していてこちらのウェブサイトに訪問させていただきました。
農薬も適当ブレンドでいつも同じ物を使用していましたし、剪定も個人的な感覚で切っていました。参考になるコツが盛りだくさんあって、とても勉強させていただきました。
お気に入り登録してこれからも拝見させていただきます♪
ティナさん、コメントをありがとうございます。
ガブリエルはとても素敵な花ですが、少し栽培難易度が高いんですよね。
ガブリエルのそだレポはハナたろうさんに担当していただきました。
日当たりの良い庭で、きちんと観察し、しっかり薬剤散布して。
上手な栽培のお手本になる育て方です。
ぜひ、参考になさってくださいね^^
あいびー