
オールドローズにも、「殿堂入り」として認定される名花があるのをご存じでしょうか。
3年に1度開催される世界バラ会議では、歴史的価値や系統的に重要な品種が選ばれています。
この記事では、オールドローズの殿堂入り品種を一覧で紹介し、その特徴や選定基準をわかりやすく解説します。
オールドローズの殿堂入りとは?世界バラ会議で選ばれる名花

▲後の四季咲きバラに大きな影響を与えた「ロサ・キネンシス・オールド・ブラッシュ」
世界には、さまざまなバラのコンテストがありますが、そのなかで最も権威あるコンテストといえば世界バラ会連合主催で3年に1度開催される「世界バラ会議」で決定される「殿堂入りのバラ」です。
殿堂入りのバラは、1976年の「ピース」から始まり、2025年の「ガートルードジェキル」まで、19品種のモダン・ローズが選ばれています。その審査基準は「世界中のどの環境でも育てやすいこと」「国や性別を超えて誰が見ても美しいと感じること」「たくさんの国で長く愛されていること」です。
選定基準は?WFRSが評価するオールドローズの条件
これとは別に、1988年からオールド・ローズの殿堂入りも選ばれています。
こちらの審査基準は
・歴史上、またはその系図が重要なオールド・ローズ
・長年、愛され親しまれてきたオールド・ローズ
と定められています。
オールドローズとモダンローズの違い

▲オールド・ローズとモダン・ローズの分岐点となるバラ「ラ・フランス」
オールド・ローズとモダン・ローズの違いを、簡単に説明しましょう。
オールド・ローズとは、ヨーロッパで古くから栽培されてきたグループ(系統)のバラをさします。
モダン・ローズとは、1867年に作出された「ラ・フランス」以降に作出されたグループ(系統)のバラをさします。
▼さらに詳しく知りたい方は、こちらをご覧ください。
オールドローズの殿堂入り一覧(~2025年)
オールドローズの殿堂入りは、単なる人気品種ではなく「後世のバラに影響を与えた歴史的名花」が選ばれています。
ここでは、殿堂入りのオールド・ローズ(~2025年)全品種を紹介しています。
*下にいくほど古い受賞品種になっています。/アンダーラインのある品種は、詳しい品種紹介のページにリンクしています。
*系統の略記号は以下の通りです。
Sp/野生種
G/ガリカ系統
Ch/チャイナ系統
D/ダマスク系統
N/ノワゼット系統
Pol/ポリアンサ系統
ClT/クライミング・ティー系統
B/ブルボン系統
p/ポートランド系統
まとめ│殿堂入りのオールドローズは、後世のバラに影響を与えた歴史的名花
3年に1度開催される、「世界バラ会議」で選ばれる「殿堂入り」のバラ。殿堂入りのバラは、当初モダン・ローズだけから選ばれていましたが、1988年からはオールド・ローズの「殿堂入り」も選出されています。
2025年の福山大会では、ブラッシュノワゼット(Blush Noisette)が「オールド・ローズの殿堂入り」を果たしました。小花ながら抜群の花付きで、しかもほぼ四季咲きする素晴らしい品種です。
これまで選ばれてきたオールド・ローズのラインナップを見ていると、「あ、次はあのバラが来そうだな」とか「あのバラがまだ選ばれていなかったなんて!」とか、いろんな思いがよぎります。
後世のバラに強い影響を与えたバラや、今なお第一線で活躍するオールド・ローズの名花ちゅうの名花。見ているだけで楽しくなります。
世界バラ会連合の公式サイトはこちらからご覧ください。
世界バラ会連合とモダンローズの殿堂入り品種(一覧・基準の解説)はこちら















