「まつおえんげい」（京都市・西京区）バラとクレマチスを主軸にした総合園芸店＜植物へのこだわりと温かな雰囲気が魅力！＞

京都・洛西にある「まつおえんげい」は、1000坪の広大な敷地に常時5000鉢のバラ苗を扱うバラとクレマチスを主軸とした総合園芸店です。この店の人気の秘密は品揃えだけではありません。魅力をたっぷり紹介します。

CONTENTS

ここはバラ園？広大な敷地に常時5000鉢のバラ苗が並ぶ、バラとクレマチスを主軸に充実した品ぞろえの総合園芸店

バラ園さながらに美しいショップ

▲京都でバラ苗を探すならココ！　写真提供/天女の舞子

京都・洛西にある「まつおえんげい」は、バラとクレマチスを主軸に、宿根草や草花、植木なども扱う総合園芸店です。

1000坪を越える広大な敷地に、バラ苗なら常時5000鉢、クレマチスは専用の温室があるほど品揃えが充実しており、1年を通して実際の株を見て購入することができます。

▲バラ園と錯覚してしまうほどの美しさ　写真提供/天女の舞子

フェンスやアーチ、ガゼボなど、広い敷地内のあちこちにつるバラが仕立ててあり、バラのシーズンに訪れると、ここはバラ園かと錯覚するほどの美しさ。

お店に実際にバラが植えてあることで、そのバラの育ち方や早咲きか遅咲きかの咲く時期、庭でどう生かせばいいかのヒントを得ることができるのも嬉しいところです。たとえば上の写真では銅葉のスモークツリーを植えることで、甘くなりすぎなつるバラの庭の印象を引き締め、お互いがより引き立てられています。

クレマチスの季節も楽しそうです。ほかにも小さな花壇の植え込み方、バラの足元に植えられた宿根草など、店内のいたるところが参考になります。

幅広いデザインのアイアンと厳選資材が並ぶ

▲植物をより魅力的にみせるアイアン製品　写真提供/天女の舞子

つるバラやクレマチスを誘引するアイアンは、凝ったデザインのものから用途に合わせて組み合わせて使えるシンプルなものまで幅広く取り揃えています。

▲厳選されたオススメ資材が並ぶ　写真提供/天女の舞子

「まつおえんげい」で取り扱う土や肥料は、本当に使い勝手の良いものだけが厳選されています。なかには「まつおえんげい」オリジナルブランド「PRO STYLE」の商品も。植物のことだけを考えて作られた、プロ仕様の土と肥料です。

また、「まつおえんげい」で販売されているバラ苗はどれもこれら自社製品で植え込みされています。こうすることで、もし植物にトラブルがあり購入したお客さんから相談を受けたときに、よりスムーズに正確に答えられるからとのこと。

「まつおえんげい」では「売っておしまいにしない」をお店のポリシーに掲げています。その後もしっかりと育ってくれるよう、サポートすることが一番重要な仕事だと。そのため、質問や相談は大歓迎とのこと。頼もしいですね。

▲「喫茶ログハウス」のテラス席　写真提供/天女の舞子

お店の敷地に入ってすぐのところには、店内席のほかにテラス席もあるカフェ「喫茶ログハウス」が併設されていて、疲れたらここで一休みしながらゆっくり植物を選ぶことができます。

ちなみに、オススメはドリア。日本で古くから使われている「駄温鉢」を器にした、ここでしか味わえないこだわりのメニューです。

「まつおえんげい」をリポート！

天女の舞子

応援レポーターの天女の舞子です。あふれんばかりにバラ満開の「まつおえんげい」実店舗をリポートします。「まつおえんげい」は、you tube動画「ガーデンちゃんねる」をみたりオンラインショップを利用したことはあったけれど、実店舗を訪れるのは初めてです！

バラのシーズンには7000鉢を取り扱う！

▲園芸店というより、まるでバラ園！　写真提供/天女の舞子

春バラシーズン真っ盛りの5月下旬、京都の「まつおえんげい」を訪れました。素晴らしくバラ満開のつるバラに彩られた「まつおえんげい」の敷地内には、いたるところにバラ苗が並びます。

園芸店というよりも、バラ園のなかに苗が並べられているような、そんな楽しさのあるお店でした。実際、バラ園に行く感覚で訪れているという口コミも見かけました。

▲どこを撮っても絵になる店内　写真提供/天女の舞子

バラの取り扱い量はとても多く、常時5000鉢、シーズンともなれば7000鉢くらいの量があるそうです。わたしが訪れたときにも、状態良く咲いたバラ苗が広い敷地いっぱいに、ところ狭しと並べられていました。

▲クレマチス専用温室　写真提供/天女の舞子

「まつおえんげい」にはバラともうひとつ主軸となる植物があります。それが「クレマチス」。クレマチスは専用の温室（といっても、一面以外は壁がなく風が吹き抜ける状態）に置いてあります。こちらもかなりの量。

バラと相性の良いクレマチスが一緒に選べるのは嬉しいですね。

人柄が伝わる温かな雰囲気が魅力

▲「ガーデンちゃんねる」でおなじみ松尾祐樹さん　写真提供/天女の舞子

こちらは「まつおえんげい」の松尾祐樹さん。バラやクレマチスの育て方や花壇づくりのしかたなどを教えてくれるyou tube動画「ガーデンちゃんねる」でご存じの方も多いでしょう。

お忙しいところ、少しだけ話していただきましたが、動画そのままの気さくで真面目そうな方で、わたしのバラの質問にもしっかり答えてくださいました。

▲動画で登場する宿根草花壇　写真提供/天女の舞子

そういえば敷地内には、動画で花壇づくりを紹介していた場所もありました。花や葉の組み合わせがとてもステキで、さすがプロと唸ってしまいました。

▲お父さまの松尾正晃さん　写真提供/天女の舞子

こちらは祐樹さんのお父さまの松尾正晃さん。とても物腰のやわらかい方で、さまざまなお話をしてくださいました。

わたしが以前、アザミウマにたくさんの蕾をダメにされてしまった経験を話すと、「薬で花を汚すと楽しめないのである程度寛容にしていいのではないか」と、言ってくださいました。無理しないで管理ができる、楽しめるバラ栽培をオススメされて、とても気持ちが楽になりました。

どうしてもバラの専門家と話すとなると、それだけで緊張してしまうものですが、とても優しく分かりやすく、普通の人と同じ目線で話してくださる感じが嬉しかったです。

これだけのバラを扱う園芸店です。バラの専門家として深い知識と情熱があるのはもちろんですが、それを気さくに分かりやすく素人に教えてもらえる温かな雰囲気は、「まつおえんげい」ならではの魅力だと思いました。

宿根草や草花も充実

▲宿根草やハーブ苗もズラリ　写真提供/天女の舞子

総合園芸店というだけあって、店内には宿根草などの草花類も豊富です。訪れたときには、アジサイもたくさんありました。草花売り場には「ご購入後1カ月枯れ保証」と大きく書かれていました。本当に品質の良いものを扱っているという自信の表れでしょうね。

訪れた人の口コミは？

春バラ真っ盛りの5月下旬、京都の「まつおえんげい」を訪れました。

お店の面積はかなり広くて、体感25m×50mくらいかな？　それくらい広い敷地のなかにバラ苗が、各ナーセリーごとに分かりやすく並べられています。クレマチスだけが置かれたハウスや草花、おしゃれな鉢や園芸資材、書籍など、園芸関係のさまざまな商品があり、ガーデニング好きならとても楽しめるお店だと思います。

あちこちにベンチが置いてあるし、お店の入り口にある併設カフェで一休みもできるので、広いけれどゆっくり植物選びが選べる園芸店です。

▲なんとトイレがこんなにおしゃれ！　写真提供/天女の舞子

「まつおえんげい」の敷地内は、フェンスやガゼボ、建物などに木を使ったものが多く、ナチュラルな雰囲気で統一されています。どこを撮っても絵になるくらいキレイだったのですが、じつは個人的に気に入ったのがトイレです。

上の写真の緑色の屋根のログハウスがトイレで、間伐材を使ってスタッフが手作りしたものだとか。そこに誘引されたつるバラが見事に満開でした。品種はホワイトドロシーパーキンスかな？　こういう大型になるランブラー系統のバラは個人の庭では難しいけれど、一斉に咲いてキレイでした。

you tube配信している松尾祐樹さんもお父様の松尾正晃さんもバラには本当に詳しくて、お客さんのどんな質問にも丁寧に対応されていました。スタッフの方たちも親切で、気持ちよく過ごせるお店だと思います。

▲お店や駐車場前の道路は狭いので注意！　写真提供/天女の舞子

お店は京都の市街地から離れた山に近いあたりにあります。駐車場もありますが、道幅が狭く、おそらく車のすれ違いは難しいのではないかと。わたしはJR京都線の桂川駅からバスに乗って行きました。お店で購入したものは発送してもらえるだろうから、混み合う春のピーク時にはバスで行く方が賢明かもしれません。（天女の舞子）