バラの葉が縁から食べられている、小さな緑色のイモムシが集団で葉についている──そんなときは、「チュウレンジハバチ(正確にはチュウレンジバチ)」の幼虫かもしれません。チュウレンジハバチ幼虫は、とても食欲旺盛な害虫です。放置すると、あっという間にバラの葉を葉脈だけにしてしまうことも。
しかし、特徴を知っていれば見分けるのは比較的簡単です。幼虫が小さいうちに対処すれば、大きな被害を防ぐことができます。
この記事では、チュウレンジハバチ幼虫の特徴、産卵痕の見分け方、卵の潰し方、駆除や予防方法、クシヒゲハバチとの違いまで、写真つきで分かりやすく紹介します。
まず症状チェック|チュウレンジハバチ被害の特徴
葉の縁から食べられる
▲葉の縁から集団で食べているなら、それはチュウレンジバチ幼虫
バラの葉を食べる代表的な害虫がチュウレンジハバチ(一般にはチュウレンジ・ハバチと呼ばれますが、正確にはチュウレンジバチ)の幼虫です。
8~15mmほどの小さな緑色のイモムシがバラの葉の縁から食べていれば、それはチュウレンジバチの幼虫です。
幼虫がバラの葉を食べるハバチ類は、チュウレンジバチ以外にもいます。葉の縁ではなく真ん中から食べられている、レース状になっているなどの特徴なら、ハバチ類の総合記事で確認してください。
バラを食害するハバチ類総合記事はこちらです
バラと小さなガーデンづくり
バラの葉がレース状・穴だらけになる原因は?|ハバチ類の見分け方と対処法
幼虫がお尻を跳ね上げる
▲お尻を跳ね上げる特徴的な動きがあれば、チュウレンジバチ幼虫と分かります
チュウレンジバチ幼虫は、ほかにも分かりやすい特徴があります。お尻を跳ね上げるような動きをするのです。この特徴があれば、ほぼチュウレンジバチ幼虫と同定できます。
頭は黒や茶色で、体は緑色をベースに黒い斑点がついている場合もあります。まだ小さいうちは頭が黒く、大きく育つと茶色になるようです。
枝に縦の裂け目(産卵痕)ができる
▲緑の枝に縦に長い裂け目があったら
枝に茶色の縦長の裂け目を見つけたら、それはチュウレンジバチが産卵した痕です。そこにチュウレンジバチが産卵し、卵が孵って幼虫が出てきた後にこういう状態になります。
こういう枝があるということは、必ずチュウレンジバチ幼虫の被害があるはずです。
放置すると葉脈だけになる
▲ハバチ幼虫の被害でボロボロになったバラの葉
チュウレンジバチに限らず、ハバチ幼虫は食欲が旺盛なうえに集団でバラの葉を食べるので、またたくまにバラの葉が葉脈だけになってしまいます。大きく育った幼虫だと、1晩で丸坊主にされてしまうことも珍しくありません。
他のハバチ幼虫との違い
じつはバラの葉を食べるハバチ幼虫はチュウレンジバチだけではありません。クシヒゲハバチ、クワガタハバチ、オオシロオビクロハバチそれぞれの幼虫もバラの葉を食べます。それぞれの見分け方を簡単に紹介します。
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ハバチ幼虫の見分け方 ・上の方の葉の端から食べて、お尻を上げる チュウレンジバチ ・葉の中央から食べて、レース状にする クシヒゲハバチorクワガタハバチ ・葉の中央から食べて、くるりと丸まる オオシロオビクロ |
チュウレンジバチ以外のハバチについては、こちらの記事をご覧ください
バラにつく4種類のハバチの特徴と対処法まとめ
バラと小さなガーデンづくり
バラの葉がレース状・穴だらけになる原因は?|ハバチ類の見分け方と対処法
チュウレンジバチとはどんな虫?
成虫は黒とオレンジのハチのような虫
チュウレンジバチの成虫は体長1~1.5cmの黒い虫ですが、翅の下の胸やお腹は目立つ蛍光オレンジ色をしています。
人は刺さないので安心して大丈夫
チュウレンジバチは蜂の仲間ですが、人を刺すことはないし毒も持っていません。もし黒い小さな虫が飛んでいても、ハバチの仲間なら刺さないので大丈夫です。
4~10月に繰り返し発生する
チュウレンジバチ幼虫はバラのほかにツツジも食害します。5月ごろから発生しはじめ、春から秋にかけて年2~3回発生します。
基本は農薬にも弱く、アシナガバチなどの餌にもなる弱い幼虫です。
チュウレンジバチの産卵を見つけたら?
▲産卵中のチュウレンジバチ成虫
チュウレンジバチの成虫は、まだ若い緑色のバラの枝に産卵します。1度の産卵で30~40個の卵を産み付けます。
上の写真のように逆さになって産卵することが多く、産卵中はかなり長くじっとしているので、ロザリアンならときにその姿を目にする機会もあるでしょう。
産み付けられた卵は約1週間で孵化して葉を食べ始めます。
産卵中の成虫は捕まえやすい
産卵中のチュウレンジバチを捕まえるのは容易です。刺すこともないので、手で取り除いてもいいのですが──産卵管が枝の中深くまで入っているのでなかなか抜けず、無理に引っ張ると虫のお腹が裂けてしまうこともあるので、ハンドスプレー農薬で駆除するのが簡単です。
産卵痕の見分け方
▲産卵直後の痕
これは、チュウレンジバチが産卵した直後の痕です。少し黒くなっている縦線が見えますね。この状態で産卵痕を見つけられたらラッキーです。まだ卵から孵化していません。幼虫が孵る前に中の卵を駆除しましょう。
卵は爪楊枝や針で潰せる
▲爪楊枝や針でなぞって卵を潰す
卵は基本的に物理駆除です。傷から爪楊枝や針を差し入れなぞることで卵を潰します。この後、テープを巻いておけば残った卵から幼虫が出てくるのが防げて万全です。
目立たないセロハンテープや緑色のフローラルテープがおすすめです。テープではなく、木工用ボンドを使う方法もあります。乾けば透明になるので、こちらも目立ちません。
裂けた枝はテープで補強しておく
▲裂けた枝は補強しておくと安心
既に孵化した幼虫が出てしまった枝は、上の写真のように茶色く縦に割れてしまいます。このままでは枝が折れやすいので補強しましょう。
小枝を添えてテープで巻いておけば折れ防止になります。テープはセロハンテープ、フローラルテープなどなんでも構いません。
幼虫を見つけたときの駆除方法
まだ小さいうちは葉ごと切り取る
まだ頭の黒い幼虫を見つけたら、まだ小さい幼虫のはずです。この頃の幼虫は上の方の葉を固まって食べているので、比較的見つけやすいです。
幼虫を葉ごと切り取って処分するのが効果的。ただし、大きく育つにつれ1匹ずつ分散するので、この方法が有効なのは孵化直後だけです。毎日のていねいな観察が、害虫被害を減らします。
チュウレンジバチ幼虫には農薬がよく効く
チュウレンジバチ幼虫は、農薬で簡単に駆除できます。「ベニカXネクストスプレー」や「ベニカXファインスプレー」などのハンドスプレー農薬でも、「ベニカXガード粒剤」や「GFオルトラン粒剤」でもよく効きます。
おすすめは土に撒く粒剤+ハンドスプレー農薬
▲土に撒く粒剤+ハンドスプレー農薬がおすすめ
チュウレンジバチ対策としておすすめなのが、発生する前に粒剤タイプの殺虫剤(ベニカXガード、GFオルトランなど)を土に撒いておくことです。孵化した幼虫がまだ人の目に見えないほど小さいうちに駆除されます。効果は約1カ月なので、観察が得意ではない方や忙しい方にもおすすめです。
ただし、これら土に撒くタイプの農薬は大きく育った幼虫には効きません。
視認できるほど大きくなってしまった幼虫は、ハンドスプレー農薬をピンポイント使用してしっかり駆除してから、改めて土に撒くタイプの殺虫剤を散布しましょう。
希釈タイプ農薬を使う方法
地植えや鉢数が多い方で希釈タイプの農薬を使うなら、オルトラン液剤、スミチオン乳剤、ベニカR乳剤などが効果があります。
予防のポイント|被害を大きくしないコツ
4~5月ごろは特に注意
蕾が上がり始め春花を心待ちにする4月、ついに開花し花を楽しむ5月。この頃はちょうどチュウレンジバチ幼虫が群がる時期でもあります。チュウレンジバチは株の上の方の葉から食べ始めるので、蕾や花を見ようとして幼虫に気づくことも多い害虫です。
とても大食漢で、見逃すと数日で葉脈だけを残して食べられてしまうので、気づいたら早いめに対処しましょう。
枝の産卵痕をチェックする

▲産卵痕を見つけたらビニタイを結んで目印に
チュウレンジバチが産卵するのは、まだ若く柔らかい緑色の枝です。幼虫が孵化する前に産卵痕を見つけるのは難しいですが、産卵中の成虫を見つけるのは容易です。
もし産卵している成虫がいたら、産卵された枝にビニタイを結んで目印にしましょう。爪楊枝や針などでしっかり卵が潰せていればいいけれど、少し孵化して出てくる可能性もあります。1週間を目安に、幼虫がいないか確認しましょう。
ニームオイルや木酢液で寄せ付けにくくする
▲ニームオイルは害虫の嫌がる臭い
ニームオイルや木酢液の臭いは虫の嫌がる臭いです。定期的に散布することで、成虫の寄り付きにくい環境をつくることができます。
とくにニームオイルは油分を含んでいるので、気温の高いときや頻繁にバラにかけると葉が傷む原因になります。バラ本体ではなく、フェンスや床、鉢などの、バラの周りにかけることで飛来する害虫からバラを守りましょう。
クシヒゲハバチとの違い
▲クシヒゲハバチまたはクワガタハバチの幼虫は淡い緑色で半透明
バラの葉を食べるハバチ幼虫には、ほかにも数種類の害虫がいます。クシヒゲハバチやクワガタハバチ、オオシロオビクロハバチもバラの葉を食べる害虫です。
本やネットでは、バラの葉を食べるハバチ幼虫はほぼチュウレンジバチしか紹介されません。たしかにチュウレンジバチは全国どこでもバラにつくポピュラーな害虫ですが、それ以外のハバチ幼虫も発生する場所では必ず毎年発生します。
たとえば我が家の場合チュウレンジバチは稀で、ほとんどがクシヒゲハバチ(またはクワガタハバチ)です。このなかでとくに注意が必要なのがクシヒゲハバチ幼虫です。自分の家の害虫がチュウレンジバチとは違うなと思った方は、それ以外のハバチを比較記事で確認してください。
4種類のハバチ幼虫の被害や特徴をまとめた比較記事で確認を
バラと小さなガーデンづくり
バラの葉がレース状・穴だらけになる原因は?|ハバチ類の見分け方と対処法
葉の縁からならチュウレンジバチ
葉の縁から食べられていて、幼虫がお尻を跳ね上げていたらチュウレンジハバチ幼虫
葉の中央からならクシヒゲ系ハバチ
葉の真ん中から食べられているならクシヒゲハバチ、クワガタハバチ、オオシロオビクロハバチ幼虫です。見た目も違っています。
クシヒゲハバチやクワガタハバチ幼虫は半透明の薄緑色。オオシロオビクロハバチ幼虫はマットな緑色のやや太い目の幼虫でくるりととぐろを巻いていることが多いです。
クシヒゲハバチ幼虫は農薬が効きにくい
チュウレンジバチはよく農薬が効きますが、クシヒゲハバチは農薬が効きにくい害虫です。
ごく小さいうちに土に撒くタイプの農薬で駆除すればいいけれど、大きくなるとスプレー農薬が効かないことがよくあります。我が家の体験でいえば、ベニカXファインスプレーは効かなかったけれど、ベニカXネクストスプレーは効果がありました。
見分けに迷ったらハバチ総合記事で確認
ほかにもオオシロオビクロハバチは成虫・幼虫ともにやや大型で、終齢近い幼虫だと2cmほどになります。そのため、葉脈もろとも食べてしまうので、確実に対処したいハバチ幼虫です。
詳しい見分け方は、4種類のハバチの比較記事で確認してください。それぞれの写真つきで分かりやすくまとめています。
4種類のハバチ幼虫の被害や特徴をまとめたハバチ総合記事で確認を
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バラの葉がレース状・穴だらけになる原因は?|ハバチ類の見分け方と対処法
よくある質問(FAQ)
チュウレンジバチは人を刺す?
チュウレンジバチは人を刺す針を持っていません。毒もありません。幼虫にも刺すような毛がないので、素手で駆除する人もいます。人を攻撃するおそれはないので安心してください。
裂けた枝は切った方がいい?
もしも孵化した幼虫が這い出たところが大きく裂けた状態の産卵痕を見つけても、そこからバラが枯れることはないので、枝を切る必要はありません。
しかし枝が折れやすくなっているので、添え木をしてテープを貼っておけば安心です。折れきっていなければちゃんと育ちます。
葉がなくなっても復活する?
クシヒゲハバチの幼虫は集団で葉を食べるので、しばらく見逃している間に葉がなくなってしまうこともあります。それでもバラが枯れることはありません。しっかり幼虫を駆除しておけば、しばらくすれば新芽が出てきます。
しかし葉がなくなったということは、少なからずダメージを負っているので、すぐに花を咲かせないよう蕾を取る管理をしましょう。春に被害に遭ったなら、次の開花は秋まで待った方が良さそうです。
いつまで発生する?
チュウレンジバチは4月~10月ごろまで発生します。年間、繰り返し2~3回発生するので、バラの生育期はずっと注意が必要な害虫です。
よくある誤解|アジュガがあるとチュウレンジバチが増える?
ロザリアンの間で広く流布している情報に、アジュガを植えているとチュウレンジバチが集まってくるというものがあります。
このため、バラとアジュガを一緒に植えてはいけない。または、わざとアジュガを植えて、そこに集まってくるチュウレンジバチを一網打尽することでバラを守るというアジュガトラップが有効だという情報もあります。
しかし昆虫の専門家から直接、教えていただいた情報により、アジュガに集まるハバチとバラに集まるハバチはまったく別ものだということが分かりました。つまり、アジュガに集まるハバチはチュウレンジバチではないのです。
アジュガに集まるハバチについて詳しくはこちらをご覧ください
バラと小さなガーデンづくり
アジュガとバラ、一緒に植えて大丈夫!「アジュガトラップ」はバラを守る効果ナシ!
まとめ│チュウレンジバチは幼虫が小さいうちに確実に対処を
バラにつく害虫の代表的なひとつチュウレンジバチについて紹介しました。
葉の縁から食べる+お尻を跳ね上げていればチュウレンジバチです。
チュウレンジバチ幼虫は集団でバラの葉を食べ、葉をぼろぼろにしてしまう害虫です。お腹がオレンジ色のハバチがバラの周りを飛んでいたら、枝に産卵していないか目を光らせてください。孵化しないうちに卵を潰し、幼虫も早期に駆除すれば怖い害虫ではありません。
あらかじめ土に撒くタイプの粒剤を散布しておけば、ほぼ被害に遭わずに済みます。
農薬がよく効くので、孵化してしまった幼虫には、ハンディスプレーや希釈農薬で駆除しましょう。
いずれにせよ、早いうちに気づくこと、早期駆除が被害を最小限に抑えるポイントです。
バラにつく4種類のハバチ幼虫の特徴と対処のしかたはこちらから
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バラの害虫と病気|初心者向けに見分け方と対処法を解説
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アジュガとバラ、一緒に植えて大丈夫!「アジュガトラップ」はバラを守る効果ナシ!
病気と害虫対策の総合案内ページはこちらです
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病気と害虫対策の総合案内ページ



















凄く為に成りました(*‘∀‘)
ありがとうございます
ちなみに、最初は 小さな芋虫を
取ってましたが
めんどくさいんで(*‘∀‘)
親指と 人差し指で葉っぱの裏に隠れてます
奴らをつまんで すりつぶしてます(*‘∀‘)
天国さん、コメントありがとうございます。
親指と人差し指ですりつぶ・・・!
ウハハ! それは確実ですね。
あいびー
返信ありがとうございます
チュウレンバチが 昨日もたくさん飛んでまして
デコピンで やっつけようとしましたら
何気に早くて 逃げられまして
ラケット型の 電撃ネットを 取りに行ったら
逃げられてしまい 残念でした・・・(*‘∀‘)
ホームセンターなどの世界の 激辛唐辛子シリーズの苗が
埼玉の ロヂャースなどで そろそろ
売り始めるのですが
500円前後で買えるのですが
日が当たるとこに置きますと
赤い実が たくさん採れますので
ほんの少し 米粒ひとつ分 フライパンの
油に投げ込んでから 肉や野菜炒めると
美味しく成るので お勧めです
・アメブロの
ピンクレディーのケイさんのブログに
ために成るので
勝手に お姉さんの こちらのブログ
教えてしまいましたが すみませんです
天国さん、こんにちは。
トウガラシの苗、色も可愛いし楽しそうですね^^
わたしも唐辛子好きでよく使うんですが
生は使ったことがなかったです。
良さそうですね^^
でもつい2日ほど前に業務スーパーで
乾燥唐辛子の大袋を買ったところで(^^;
買う前に知りたかった~!
じつはこちらのサイトを始める前に
わたしもアメブロやっていて、懐かしいです。
ライフの庭づくりが大好きでした^^
スマホに移ってしばらくやってたんですけど今は放置状態。
「ピンクレディーのケイ」というハンドルネームの方じゃなくて
本物の増田恵子さんですか?
ありがとうございます。光栄です^^
あいびー
うちのバラは両方にやられていますね。特にチュウレンジハバチの幼虫の被害が多いです。数時間で丸坊主にされますが、薬品は使いたくないので、木酢液でやっていますが、あまり効果がないです。。。農薬以外の手段ってないのかなあ。。。
あいさん、こんにちは。
コメントありがとうございます。
チュウレンジハバチとクシヒゲハバチ両方ですか?
それは大変!
我が家の場合はほとんどクシヒゲハバチで、記事にも書きましたが
これ、薬品がきかないのでつるバラに大増殖して困ってしまいます。
薬品の代わりに使えるものとしてニームオイルの紹介記事を書こうと思っていたんですが
やはり多少効果はあるけれど、まぁ、気休めていどかも・・・。
今のところ絶対的にオススメできるものは見つけられていませんね。
ただ、気になっているものがあるので、試して効果がありそうなら
また紹介したいと思っています。
薬品は使いたくないとのことですが、土にばらまくタイプも嫌でしょうか?
わたしはコレを使い始めてから、すごく楽になりました。
木立ちバラはあまり食害されないので、いくらクシヒゲハバチでも孵化したばかりの
小さない幼虫なら駆除できているんじゃないかな~と思っています。
あいびー
アジュガ・・・植えてます。。。処分しよう。。。 3日程前に成虫がバラの枝に止まっていたのでデコピンで駆除しましたが。卵は見当たらなかったかな?でも、他の枝に産み付けてるかも。。。殺虫剤は卵には効果ないだろうな・・・これからこまめにチェックせねば!
ORCAさん、こんにちは。
特定の虫を惹きつける植物ってあるんですよねー!
わたしが以前痛い目に遭ったマーガレットとか、
蝶を呼び寄せるブッドレアとか。
花粉を運ばせる目的なんでしょうけど、害虫呼ばれるのは困る(==
アジュガ・・・危険です!
あいびー
アジュガは処分しました。で、再度。こちらの画像を見て。チュウレンハバチが居た所と別の場所に縦長の切れ込みのようなのを発見しました。デコピンでやっつけた所は針でなぞりましたが、何もありませんでした。が・・・もう一カ所はなぞると、あちゃ~ 白い何かがゴッソリといっても合計で2~3mmの塊くらいでしたが、取れました。オルトランも蒔いておこう。
ORCAさん、こんにちは。
アジュガ処分おつかれさまです。
カラーリーフとしても、シェードガーデン向き植物としても優秀で
上手く活用するとガーデンを上手に管理できるんですが、
いかんせん、チュウレンジハバチを呼んでしまう。
白い何かがゴッソリ・・・(^^;
申し訳ないが、キミたちとは共存できないんだ!
他を当たっておくれ!
ですね。
あいびー
初めまして。
1年近く前の記事に突然失礼します。
当方、単独性狩蜂の生態研究で農学博士の学位を取得した者ですが、在学時の教官のお一人がハバチの系統分類の専門家だった事もあり、ハバチの分類・生態にもある程度通じております。
2023年秋にネット検索で、日本の園芸家界隈に『アジュガの“蜜”を“チュウレンジ”が好んで集まるので、バラを護るため、アジュガを“囮”にして“チュウレンジ”を駆除する』などというトンデモナイ誤情報が流布している事を知り、問題を是正しようと動いています。
正しくは、先ず、アジュガに特異的に集まってくるのは、チュウレンジバチ(Arge)属{バラにつく代表種は、アカスジチュウレンジやチュウレンジバチ:ハバチの仲間には違いないので“チュウレンジハバチ”とよく書かれますが、正式和名はチュウレンジバチとの事}ではなく、体サイズ・体色は一見よく似ていますが、ハバチとしてはやや縁遠い系統のカブラハバチ(Athalia)属です{アブラナ科の野草や栽培植物につく(只の)カブラハバチ,セグロカブラハバチ,ニホンカブラハバチや、オオイヌノフグリ等につくイヌノフグリハバチなどがポピュラーです}。
チュウレンジバチ属は、ハバチ上科:ミフシハバチ科に属しており、その触角は、第3節目以降の鞭節が癒合してバナナorバットのような細長い1節になっているため、触角が全体で3節しか無くて『三節葉蜂』と呼ばれます。細長い第3節目は、若干しなる程度で、折れ曲がりません(無理に曲げるとポキッと折れます)。
一方、カブラハバチ属は、ハバチ上科:ハバチ科:ハグロハバチ亜科に属しており、その触角は_先の方がやや太まるものの_全10~11節(種による)から成っており、各節間で一応屈曲できますし、よく見れば触角が節くれ立っているのも分かります。カブラハバチ属は、チュウレンジバチ属より頭が薄く小さい割に複眼が大きく、顎が小さく三角形に突出しているため、正面から見ると“カマキリ顔”に見えます。
チュウレンジバチ属もカブラハバチ属も、成虫は花蜜や花外蜜腺の蜜・アブラムシの甘露等を舐めるので、アジュガの花でも吸蜜する事はあり得ますが、それは『アジュガの蜜だから特別に好んで…』というのとは全然違います。
カブラハバチ属は、アジュガ(他に、クサギやカリガネソウでも)の茎葉表面に在る腺状毛茸を盛んに齧って、その中に含まれているテルペノイド系の苦味物質(クサギの物は、クレロデンドリンと呼ばれる)を積極的に摂取し、それを体表に分泌して、その強烈な苦味でカエルやトカゲ・小鳥等の捕食者から身を護っていますが、同時に、その苦味物質は、カブラハバチ属の交尾活性を高める作用もあり、あちこち小分けの生息場所で羽化したカブラハバチ属の成虫は、アジュガやクサギ等の植物群落に集まって(防御物質を手に入れつつ)大きな交尾集団を形成することで、近親交配が起こる確率を低く抑えて、集団を存続させています。
この様に、カブラハバチ属は、アジュガ等と(テルペノイド系苦味物質を介して)切っても切れない関係性を進化させていますが、チュウレンジバチ属では、そのようなアジュガとの特異的関係性は学術的には全く報告されていません(その理由は、私自身、未発表オリジナル知見として持ってはいますが、此処で言及するのは差し控えさせて頂きます)。
日本の園芸家界隈でのみ『アジュガと“チュウレンジ”の関係性』が流布していますが、それは、バラしか見ていない園芸家が、カブラハバチの存在やアジュガとの特異的関係性に気付かぬまま、自分が見知った“チュウレンジ”だと決めつけてしまったせいで出来上がった“作り話”なのです。
『アジュガと“チュウレンジ”の関係』を解説した園芸業者のHP等も随分見ましたが、『アジュガに来た“チュウレンジ”です』と紹介された写真に写っているのは、実際は、悉くカブラハバチ属のどれかの種で、バラの茎に産卵中の写真ではアカスジチュウレンジやチュウレンジバチが示されている始末です。
アジュガに集まるのは、実際にはバラとは無関係なカブラハバチ属ですから、橙色と黒のハバチをアジュガ上で幾ら駆除してもバラは全く護られず、無益な“冤罪殺戮”を繰り返すだけになってしまいます。
この訂正情報を他の園芸関係者の方々にも広く伝えて頂けると助かります。
Twitter (X) 上で、ネタ元も示した詳細な解説をしていますので、御参照頂ければ幸いです。
https://twitter.com/Hamani_jin/status/1723807440611750108
覇蟆邇(はまに)人さま、コメントありがとうございます。
アジュガに集まるハバチについての正確な情報をありがとうございます。
研究者の一次情報なので、たいへん信頼性が高く助かります^^
ここに記載したアジュガとチュウレンジハバチに関する内容は、
ご指摘のとおり、バラの専門家の発言が出展となっています。
しかし。なんと、バラの茎に産卵するチュウレンジハバチとアジュガに集まるハバチは別種だったのですね!
バラの専門家によると、チュウレンジハバチはバラよりアジュガの方が好きなので
アジュガを近くに植えておけば、こっちにチュウレンジハバチが集まるので
これを殺虫剤で一網打尽することでバラにつくのが防げるというお話でした。
これは「アジュガトラップ」と呼ばれているそうです。
なんとなんと、アジュガトラップはただの冤罪殺戮だったのですね。
写真つきで詳しく説明されているXも拝見して、よく納得できました。
せっかくいただいた情報なので、記事にしたいと思いますが
当方にはバラに産卵するハバチの写真はあっても、アジュガに集まる写真はありません。
Xから引用させていただいてもいいでしょうか?
もちろん出展明記させていただきます。
なにぶん、一般の方向けの記事なので、
細かいところまでは紹介できませんが、冤罪をなくすべく
わたしも協力させていただきます。
バラの専門家は昆虫の専門家ではないので、こういう勘違いはあり得ます。
気づいたときに、しっかり正していきたいですね^^
あいびー
“あいびー”様。
済みません! 早々に前向きな返信を頂いていたのに気付けず、申し訳ありませんでした(言い訳:プロ・アマ含め、バラ園芸関係者のかなり多くの方が、アジュガと関係性を持つハバチについての誤情報訂正に対して_園芸・育種の“先生”への忖度があるのか?_無視を決め込むので、あまり期待が持てなかった…)。
私は、昆虫の生態が面白くて好きで観ているクチなので、興味深い生態・食性進化を見せてくれるカブラハバチ類が、バラとは無関係なのに“冤罪”で駆除されまくるのを止めたいという気持ちは強いですが、アブラナ科栽培植物に対しては害虫となり得る虫ではあるので、それらの植物を栽培している方が自分の庭・畑で『降りかかる火の粉を払う』駆除を行うのはやむを得ぬ事と心得てはいます(カブラハバチ属でもイヌノフグリハバチだと、Veronica属の花につく事もあるかも…/因みに、一見体色は似ていますが、クレマチスにつくのは、チュウレンジでもカブラハバチでもない、マルハバチ亜科のキイロハバチの仲間です)。
しかし、『アジュガを囮プランツとして、“チュウレンジ(×)”を一網打尽に駆除!』なんて誤情報は、カブラハバチ属への冤罪殺戮を招くだけでなく、それを信じて駆除作業をアジュガのハバチの方へ振り向け、肝心のバラでの駆除の手を緩めてしまえば、実際にはアジュガに群れたりはしない本物のチュウレンジバチ属はフリーパスでバラを加害出来るわけで、バラを護りたさにその“誤情報”に従った人は、労力・時間・資材を無駄に浪費させられ、バラは護れず、場合によっては、バラへの被害が減らない事で『まだ駆除作業が足りない?!』と躍起になって、無駄な駆除作業を更にエスカレートさせて疲弊してしまったり、『害虫を引き寄せる囮は置いとけない!』と思い詰め、好きで育てたアジュガを(本当は処分などしなくて良かったのに)泣く泣く処分したり…と、単なる“虫好き”以外にも多方面で弊害を及ぼす、相当に罪深い状態を生んでしまうので、黙って見過ごす事が出来ませんでした。
そのような問題の多い“誤情報”を正すために、園芸家の中からも正しい情報を発信して頂く事は大変重要だと認識しておりますので、“あいびー”様がその訂正情報の発信に御協力下さるのであれば、私の Twitter (X) 投稿内の写真や解説文書等、必要な物は何でも引用して下さい。むしろ、訂正情報の発信への御協力、宜しくお願い致します。
もう4月も半ばを過ぎて、アジュガとカブラハバチ属;バラとチュウレンジバチ属とのシーズンが始まってしまっていますが、なんとか間に合うでしょうか?…
覇蟆邇(はまに)人さま。ていねいなご返信をありがとうございます。
我が家でクシヒゲバチの産卵を確認しました。チュウレンジは少し遅れるので、そろそろ記事にしたいと考えていたところです。
わたしは忖度なしです。
逆に、忖度しなければいけなくなる事態を避けるため、先生方やバラ店とあまり懇意にしない方針でいます。
今回のハバチの件以外にも、誤情報はいろいろありそうです。
以前、コガネムシ関連の記事を書きましたが、こちらも昆虫の冤罪事件を減らす目的でつくりました。
バラの先生のなかには、ハナムグリを害虫として駆除対象にしてる方がいるので。
▼こちらです。
https://ivy-rose-love.com/scarab-beetle/
細菌から引き起こされる病気についての誤情報も見つけました。
どれも先生方の勘違いから発信されたことなのですが、やはり専門家の言葉なので信頼のおける一次情報として拡散されてしまいます。
しかしバラの専門家は昆虫や細菌の専門家ではないのだから、その筋の専門家の言葉で、つまりより正確な一次情報で訂正していただかなければ、素人には正誤の判断がつきません。
そういう意味で、覇蟆邇(はまに)人さまのような昆虫の専門家の一次情報は、大いに助かります。
引用のご快諾もありがとうございます。
アジュガは日陰に強いガーデンプランツとして人気があります。
ロザリアンのなかにはアジュガを植えることを避けている方も多いでしょう。
これからは気にせず庭に取り入れることができれば、園芸の幅が広がります。
冤罪を減らす以外にも、ガーデニングの幅を広げる意味でもとても良い情報になります。
情報提供をありがとうございます。さっそく記事にしたいと思います。
あいびー