秋・冬の寄せ植えをつくりました。毎年定番のチューリップとビオラの「はんぶんこ寄せ植え」と、紅白のガーデンシクラメンで、ギャザリング風寄せ植えです。今回は個人ブログです。


秋・冬の寄せ植えをつくろう!

▲用意した寄せ植えの苗とチューリップの球根

ラの秋花が終わってしまうと、休眠期に入る12月中旬まで、ロザリアンはやることがなくなってしまいます。

 

もちろん、休眠期の植え替えに備えて鉢や土、肥料などを準備したり、新しく迎えるバラを検討したりすべきことはあるのですが。でも、花がないのはやっぱり寂しいですよね!

 

そこで秋・冬に楽しめる寄せ植えを! 

 

今回は、去年も紹介した定番寄せ植え「ビオラとチューリップのはんぶんこ寄せ植え」と、ギャザリング風寄せ植えを紹介します。園芸店で花苗をいろいろ購入してきましたよ^^

 

まず土づくり!

▲リサイクル土+培養土+マグァンプK

にはともあれ、土づくりから始めます。去年使わずに残っていた草花用の培養土が1袋あったので、これとリサイクル土を半分ずつ混ぜたところに、緩効性化成肥料(マグァンプK)を元肥として少し混ぜます。

 

草花用培養土には元肥が入っているので、リサイクル土の分だけ化成肥料をプラスする感じです。これで土づくりは完了。

 

秋・冬の寄せ植えは数カ月もてばいい1年草がメインなので、バラと違って土の待遇はあまり良くありませんw

 

ビオラとチューリップのはんぶんこ寄せ植え

▲片側にチューリップの球根7球

ューリップの寄せ植えには、上下に2段植えする「ダブルデッカー」、さらにもう1段プラスした「トリプルデッカー」なんていう植え方があります。

 

こうすることで、花が密に咲いてキレイ! だということで昔、試してみたんですが──ダメでした。おそらく、水管理と肥料管理が難しいんでしょうね。大失敗しました。

 

ビオラの間に球根を埋める方法も試したんですが、これも上手く行かなかったです。チューリップの葉が育たず花芽が付きにくかったのです。

 

それで最終的に、球根スペースと花スペースに分離するはんぶんこ寄せ植えに落ちつきました。幅広く広がるビオラを一緒に植えれば、チューリップが終わった後のスペースをビオラが覆うので、ずっとキレイなまま楽しめます。

 

▲もう片側にビオラ「ディージェイ」を1株!

 

1鉢につき、去年はビオラを3株植えたのですが、今年は1株だけです! このビオラ、「ディージェイ」という品種なんですが、1株500円くらいする高級品なんですね。

 

シンジェンタ(Syngenta)というオランダの種苗メーカー(世界最大規模だそうです!)が育種した品種です。

 

他のビオラとどこがどう違うかというと

 

1、抜群の花つき!

2、暑さ、寒さに強い!

 厳寒期にも花が咲く

3、上に伸びあがらずよく広がる!

 1株で10号鉢のスペースをカバーできる!

 

とにかくすごくて、プロが集まる東京都種苗審査会でも大絶賛され、なかでも「ローズピンク」は農林水産大臣賞を受賞した品種だそうなんです。

 

▲土を入れたら株元を落ち着かせる

 

とてもよく広がる品種らしいので、直径35cmくらいの浅鉢に1株だけ植えることに! ポットから抜くと鉢底まで健康そうな白根がびっしりでした。底の白根だけ手でむしり取ってから植えます。

 

土を足したら、ビオラの株元を手で押さえて落ち着かせ、水やりすれば完成です。

 

▲直系35cmの浅鉢に1株

 

たった1株のビオラが、これからどんな風に育っていくのか観察したいと思います。楽しみです^^

 

▲はんぶんこ寄せ植え×4鉢

 

ビオラ「ディージェイ」は、青紫×黄色の「ブルーウィズパープルウイング」と、少し茶色を含んだ黄花の「ハニービー」の2色を購入しました。

 

上の段の2鉢は、198円のビオラと、微妙な花色がきれいな貝元園芸(うさぎ形のビオラの育種で有名)のビオラ、イベリスを組み合わせた、チューリップの球根とのはんぶんこ寄せ植えです。

 

ギャザリングって何?

▲ギャザリング手法の寄せ植え

つものはんぶんこ寄せ植えの他に、ギャザリング風寄せ植えもつくりました。

 

「ギャザリング」というのは、花苗の根鉢を土や根を落として極限まで小さくしてそれぞれミズゴケで包み、鉢に詰め込めるだけ詰め込んで植える寄せ植えのしかたです。花や葉がぎゅうぎゅうに詰まっているので、出来上がったときから花束のようにキレイに見えると人気があります。

 

もともとはハンギングバスケットで広まった手法だそうです。

 

でも、知識はあっても、今までギャザリングを試したことはありませんでした。だって、根鉢を小さくするって、植物の生長を阻害しまくってるわけだし、寄せ植えは育ってキレイになるものだと思っているから、作ってすぐキレイなのは長もちしないとマイナスイメージが強かったから。

 

でも、秋・冬の寄せ植えなら、あるていどアリかなと思い直しました。秋・冬はもともと植物はほぼ生長しないのだから、株が大きくならない植物を使えばいいんですよね!

 

秋・冬のギャザリング風寄せ植えをお試し!

▲紅白のギャザリング風寄せ植え

が大きくならない植物ということで、今回はガーデンシクラメンを使って、紅白2種類のギャザリング風寄せ植えをつくりました。プリムラなんかも株が大きくならないので、ギャザリング風に使えます。

 

シクラメンは、わたしはこの艶やかな黒赤と、真綿色(純白)が好きです。

 

左側の赤い鉢


シクラメン ジックス ワインレッド 赤 4号鉢 鉢植え 1028

屋には、ガクが白い花びらのように見えるガーデンシクラメン「ジックス」もありましたが、今回は赤い方は沈んだ色目にしたかったので、通常のガーデンシクラメンで、なるべく葉色が濃いものを選びました。

 

他の花材は、初雪かずら(初雪っ子)、ヒューケラ(黒赤色)、アルテミシアです。もう1種類入りそうなので、濃い色のリュウノヒゲ「黒龍」あたりを入れようかな。

 

右側の白い鉢


リュウノヒゲ ハクリュウ 2.5〜3号ポット苗グランドカバー カラーリーフ 宿根草 花苗 多年草

側の白い鉢は、純白のシクラメンを中心に白っぽい葉ものを合わせています。他の花材は、ヒューケラ(シルバー)、カルーナ(白花)、アルテミシアです。こちらももう1種類入りそうなので、リュウノヒゲの「白竜」あたりが手に入ったら入れたいですね。

 

本来のギャザリングは、かなり根鉢を小さくしてぎゅうぎゅう詰めに植えるんですが、わたしはそこまで小さくしていないので、なんちゃってギャザリング(ギャザリング風)です。

 

まとめ

今回は、秋・冬に楽しめる寄せ植えを紹介しました。はんぶんこ寄せ植えは皆さんにオススメできます。チューリップは、これから植えてもちゃんと来春咲くので、まだの方もどうぞ試してみてくださいね^^

 

ギャザリング風寄せ植えは、今回はお試しなので完成品だけの紹介です。花の選び方や作り方のコツなどは、これから数年かけて学んでいくつもり。しばらくは個人ブログとしての紹介に留めます。

 

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