岐阜県可児市にある花フェスタ記念公園は、名古屋ドーム約17個分という広大な敷地に、7000品種3万株のバラが植えられた、見ごたえのあるバラ園です。バラ園以外にも、大温室や花の企画展示を行う「花のミュージアム」、「花のタワー」など、一年を通じてさまざまな花が楽しめる、世界最大級の花とバラのテーマパークです!
花博会場が、そのままバラのテーマパークに!
1995年に開催された花の博覧会「花フェスタ’95ぎふ」の会場をそのまま生かして岐阜県が再整備し、翌年の1996年にオープンしたのが岐阜県営の「花フェスタ記念公園」です。
名古屋ドーム約17個分(80.7ha)という広大な敷地をもち、約7,000品種3万株のバラを植栽した世界最大級のバラ園です。
充実したバラ園の他にもイベントが行われる広場やホール、日本庭園、大温室、ハーブ園など、1年を通じて花が楽しめる広大な花とバラのテーマパークともいえる施設です。
花フェスタ記念公園は、世界バラ会連合の優秀庭園賞(Award of Garden Excellence)を受賞しています。
▲園内図のピンク色に塗られた部分がバラ園。特にバラに力を入れている公園なのが園内図からも分かります。
17の充実したテーマで構成された見ごたえあるバラ園
花フェスタ記念公園のバラ園は、全部で17のテーマで構成されています。
1、香りの庭/香りのよいバラの庭
2、青いバラの庭/「不可能」の代名詞ともなった青いバラの庭
3、アンネのバラ園/バラが好きだったアンネ・フランクに捧げられたバラ(Souvenir d’Anne Frank、アンネ・フランクの形見)と、アンネ像
4、ニューローズガーデン/新種のバラ
5、フレンドシップガーデン/英国王立バラ協会との提携を記念して作られたガーデン
Friendship garden in Flower festival commemorative park. フレンドシップガーデン 花フェスタ記念公園 / T.Kiya
6、フォーマルガーデン/正方形の水路とバラでできた整形式庭園
7、育種家のバラ園/世界を代表するバラの種苗メーカーごとのバラ
8、オールド・ローズのバラ園/後世に残すべき古い時代のバラたち
9、コンテストガーデン/「ぎふ国際ローズコンテスト」の会場
10、ロイヤルローズガーデン/日本の皇室やイギリス王室など、世界各国の王族に捧げられたバラの庭
White Rose Garden. ホワイトローズガーデン. / T.Kiya
11、ジョセフィーヌのバラ園/バラの収集家としてバラの世界に重要な役割を果たしたナポレオンの后ジョセフィーヌの好んだバラを集めたガーデン
12、ホワイトローズガーデン/白をテーマカラーに白バラと草花で作られた庭
13、テラスガーデン/イタリア式テラス庭園のバラ園
14、ローズカスケードガーデン/バラを階段状に植えた庭園
15、モロッコロイヤルローズガーデン/モロッコ王国から寄贈されたバラを集めた庭
16、水とバラの庭/日本庭園とバラを融合させた庭
17、アラビアンナイトのバラの庭/アラビアンナイトにちなんだバラやロサ・ペルシカの交配種を集めた庭
ここまでが園内図下方の、長方形と円形でできた部分にあるバラ園です。
At the rose garden in Flower festival commemorative park, 花フェスタ記念公園 世界のバラ園にて. / T.Kiya
園内図上方には、「世界のバラ園」があり、日本、フランス、イギリスなどの世界じゅうの原種バラ、オールド・ローズ、モダン・ローズと、多彩な品種が集められています。
文字に書くだけでも苦労するほどの充実ぶりですね! バラの品種数も多く、仕立て方などの見せ方も多彩で、バラ好きなら必ず楽しめる公園です。1日ですべて見てまわるのは大変なほど! とても広いので、晴れた日は日傘をお忘れなく!
一角には「ターシャの庭」が!
岐阜県「花フェスタ記念公園」の『ターシャの庭&家』🍇🌿 ターシャのウッドテラスにあるテーブルのスモークツリー&ガウラetc.🌼 ナチュラルで素敵ですよね☕☘ 国バラのターシャの庭の動画は→http://t.co/z3fc8yQcdN pic.twitter.com/tfoj4rfCOS
— NaturalGarden紀行☘ (@NaturalGGarden) 2014年8月10日
世界のバラ園のさらに奥には、ターシャ・テューダーさんの庭を再現した日本の「ターシャの庭」があります。
アメリカの本家の庭と同じというわけにはいきませんが、ターシャさんと実際に打ち合わせを繰り返して実現した、彼女のセンスの片りんがうかがえる庭となっています。
庭に隣接して建てられている「ターシャの家」では、数々のターシャのグッズも販売されています!
▼ターシャ・テューダーさんについて、くわしくはこちらをご覧ください。
春と秋のバラの見ごろ
春は5月中旬~6月初旬
秋は10月中旬~11月初旬
春と秋のバラまつり
春と秋のバラの季節には「バラまつり」が催されます。バラまつりでは、バラモチーフのクラフト展やコンサート、バラガイドツアー、バラ講座など、毎年さまざまなイベントが企画されます。
春/5月10日ごろ~6月中旬
秋/10月初旬~11月10日ごろ
バラまつりではバラ園を巡るガイドツアーはもちろん、夜のバラ園を散策するナイトツアーも企画されています。
日程やイベントについて詳しくは下記公式サイトをご覧ください!
バラまつり期間ちゅうだけでなく、1年じゅうさまざまなイベントが開催されています。花のイラスト展や花のクラフト体験といった花にゆかりのイベントはもちろん、コンサートやお笑いライヴやパフォーマンスといったイベントもあり、花に興味のない人までも楽しめるように考えられた公園です。
グルメ&ショッピングも充実のラインナップ!
フェスタタウンにある、ヨーロッパの街角をイメージした「グラウスダイニング」ではお酒も豊富
花のミュージアム2Fの「サン・ロゼ」は麺類が中心
東エリアの「クラフトショップ・アースギャラリー」は、園芸グッズや可愛らしい雑貨のお店
花のミュージアム1Fの「モンシェルトントン」では、バラの雑貨やソフトクリーム!
フェスタタウンの「ローズカシュカシュ」ではお土産、軽食、喫茶を
西ゲート入って右手の「ザ・フェアリー」ではバラ苗の生産・販売! なんとバラ苗のオンラインショップもあります!
訪れた人の口コミは?
春
3年ぶりに大好きなこのバラ公園を訪れました。相変わらず7000品種30000株のバラは手入れも行き届いていました。施設設備も清掃も行き届いていて嬉しかった。入場料は1000円でも、500円の金券のサービスはレストランでも使えてありがたいことでした。また来年。
夏
この公園の一角にガーデナーの憧れの亡きターシャ・テューダーさん公認「日本版ターシャーの庭」があり、敢えてバラシーズンでないナチュラルガーデンを観賞したくて7月初に訪れました。
緑の木々にオレガノやベルガモットなどが群生する約300坪の庭は、ターシャファンクラブのボランティア達が手作りで再現したもので、アンティークなベンチや小物が素敵に配置されていて、今では自然に還ってしまったバーモント州の庭に想いをはせました。他の園内の施設も見学しましたが、次回はバラ時期に再訪したいと思います。
でも、多治見市に近いため夏は猛暑となり日傘や扇子など必須です。またレストランや露天売店などがありますがメニューが少なく、大木の木陰でお弁当を持参してのんびり過ごすのもいいと思います。
冬
クリスマス限定の飾りがされている花フェスタ記念公園。ところどころの木がクリスマスツリーに様変わりしていたり、お昼でも楽しめるイルミネーションや、いろんなところにサンタさんが隠れていたり…咲いてる花の種類は少ないものの楽しめるところでした!
アクセスと施設の案内
アクセス案内
【電車利用の場合】
最寄より駅「可児駅」「新可児駅」からは、可児市のコミュニティバス「さつきバス」(月~土のみ運行)もしくはタクシー利用(約10分)。
【車利用の場合】
■東海環状自動車道・可児御嵩ICから(所要時間:約5分)
■中央自動車道・多治見ICから(所要時間:約20分)
無料駐車場アリ(西駐車場1000台/東駐車場700台)
開園時間と入園料・休園日
■開園時間
4月~11月中旬/9:00~17:00
11月中旬~3月末/9:30~16:30
■休園日
毎週火曜日(火曜日が休日の場合はその翌平日)および年末年始(12月29日~1月3日)
ただし、春秋のバラまつり期間中は休まず営業
■入園料
通常/大人520円 高校生以下無料
春秋のバラまつり期間/大人1000円 高校生以下無料
くわしくは、花フェスタ記念公園の公式サイトまたは下記までお問合せください!
問い合わせ
岐阜県可児市瀬田1584-1
TEL:0574-63-7373
FAX:0574-63-7374
花フェスタ記念公園公式サイト
*お出かけの際には、必ず公式サイトで確認してください!