減農薬が期待できる!?コンパニオンプランツという理想と現実

      2017/05/03


コンパニオンプランツという言葉を知っていますか? コンパニオンプランツとは一緒に植えると、いい効果が期待できる植物をいいます。今回はコンパニオンプランツについて、初心者にも分かりやすく紹介します。

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コンパニオンプランツとは、一緒に植えれば害虫を減らしたり成長を促進したりする植物のこと

緒に植えておくと害虫被害を減らしたり、生長を促進したり、食味を良くする関係にある植物をコンパニオンプランツと言います。例えば有名なところでは、トマトと一緒にアスパラガスやバジルを植えておくと、アスパラガスがハムシなどの害虫を遠ざけ、バジルがトマトの生育を助けて食味を良くするとされています。

できれば農薬を使いたくない野菜畑、特に家庭菜園で積極的に取り入れられている方法です。

 

コンパニオンプランツが効果を発揮する2つの仕組み

ンパニオンプランツが効果を発揮する仕組みにはいくつかの種類があります。ここでは代表的な仕組みを2つ紹介します。

 

1、臭いや毒で害虫・害獣を遠ざける

ギやニラは、その強い臭いで害虫を遠ざけます。キュウリやスイカなどのウリ科の植物と一緒に植えればウリハムシなどの害虫を遠ざけます。他にもさまざまな植物からハダニを遠ざけ、土中のセンチュウを減らすとされています。ネギやニラはコンパニオンプランツの代表的な植物です。

田んぼの畔に真っ赤なヒガンバナが咲いている光景を見たことがある人も多いでしょう。じつはあれも一種のコンパニオンプランツの原理を利用してイネを守っているのです。ヒガンバナにはアルカロイド系の毒があるので、ネズミやモグラが嫌ってヒガンバナの近くに穴を開けることがありません。この原理を利用して、田んぼの畔にヒガンバナを植えることで、畔に穴を開けられ崩れることがないようにしてきたのです。

 

2、おとり植物で益虫を誘う

えて害虫のつきやすい植物を近くに植えることで害虫を誘い、その害虫を捕食する天敵(益虫)をも誘うという方法があります。例えばマメ科の植物はアブラムシを引き寄せ、他の植物がアブラムシ被害に遭うのを防ぐとされています。

ゼラニウムはコガネムシが好む植物です。とくに白花を好みコガネムシが引き寄せられるように集まってきます。ところがゼラニウムの葉はコガネムシにとっては毒草で、これを食べると死んでしまうとされています。(*下記を参照してください)

 

コンパニオンプランツの減農薬効果は微妙・・・。

薬をなるべく使いたくないのは家庭菜園でもバラ庭でも同じです。多くのロザリアンがコンパニオンプランツを取り入れているものの、皆さん一様に口をそろえるのは「効果は微妙」ということです。

コンパニオンプランツは劇的に効果があるものはあまりなく、それまで10の被害があったものが8に減るというくらいに考えた方が良いようです。それでも長く続けることで少しずつでも被害を減らせるならと、のんびり構えられる方には取り組む価値がありそうです。

また、さまざまな情報の中にはまったく逆のことが書かれているものもあり、信ぴょう性に欠ける面もあるようです。

例えば、先ほど紹介したゼラニウムの例では、「ゼラニウムの葉はコガネムシにとっては毒草で、これを食べると死んでしまう」の第一次情報を確認することができませんでした。逆にゼラニウムに引き寄せられたコガネムシが株元に産卵して数100匹の幼虫を花壇から発見したという恐ろしい実例を見つけてしまいました。ゼラニウムをコガネムシが好むのは確かなようですが、ゼラニウムを食べるとコガネムシが死んでしまうという情報は間違いかもしれませんね。

 

多肉植物はバラのコンパニオンプランツになれるか!?

日、紹介した多肉植物でコガネムシの幼虫が防除できるという記事、たくさんの方に注目していただいたようです。ありがとうございます。しかし、あくまでも我が家での事例で、環境の異なるご家庭でも効果的かどうかは分かりません。もしかしたら、タイミング良く我が家の周りでコガネムシが絶滅しただけなのかもしれませんしね!

コガネムシが土に入り込めないようにするために、クリーピングタイムで花壇を覆ってしまった方もいましたが、残念ながらコガネムシに入りこまれていました。芝生地にも産卵するくらいですから、ただ土を覆うだけでは防除は難しいようですよね。

多肉植物を試してみた方、ぜひその効果を教えてくださいね!

 

▼多肉植物でコガネムシの幼虫対策ができるという記事については、こちらをご覧ください。

もしかしたら多肉植物が「コガネムシ対策の切り札」かも知れない!?

 

バラのコンパニオンプランツの実際

ラにもコンパニオンプランツはあります。が、バラの場合は害虫防除というよりも、一緒に植えることでお互いが引き立て合い美しい景観が期待できる植物をコンパニオンプランツと言っています。

バラのコンパニオンプランツとして定番なのがクレマチスです。クレマチスはバラにはない青~紫色の花が咲き花期がバラと同じです。クレマチスはつる性植物なので、つるバラとは特に相性がいいですね。例えば横浜イングリッシュガーデンの大アーチにも、バラとクレマチスが一緒に誘引されていますよ。

バラと相性の良いコンパニオンプランツについては、また別の機会に詳しく紹介します。

 

まとめ

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一緒に植えることで、害虫を防いだり生育を助けたりするコンパニオンプランツについて紹介しました。コンパニオンプランツは経験的に効果があるとされてきたものがほとんどで、その根拠について調べられているものは少ないのが実際です。そのため、「効果がある」と言えるかどうか怪しいものもあるようです。

野菜を育てている方にも、たくさんの虫に好かれやすいバラを育てている方にも興味深いコンパニオンプランツ。農薬を使わずに害虫防除できるのは理想ですが、現実はそう甘くなさそうです。現実的な効果を期待する方には向きませんが、少しでも効果があればと長い目で取り組める方は、楽しみの一環として取り入れてみてはいかがでしょうか。

昨日、バラのコガネムシ対策に多肉植物をおすすめする記事を紹介しました。我が家以外でも効果があるかどうか分かりませんので、試してみた方からの情報をお待ちしています。

 

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