オールドローズを中心にした約350種、1500株のバラが、緑の森を借景に咲き競う。高さを生かした美しいデザインで、どこを撮っても絵になるローズガーデン滝の入ローズガーデン」を紹介します! 


「滝の入ローズガーデン」は、どこを撮っても絵になるロマンチックなガーデン!

▲ローズガーデン入口の大アーチ 写真提供/天女の舞子

玉県入間郡毛呂山町は、埼玉県南西部にある自然豊かなのどかな地域です。ゆずの産地として知られるこの地に「滝の入ローズガーデン」は、あります。2000年に地域活性化を目指してボランティアの手で始められたバラ園です。2009年に現在の場所にてリニューアルオープンしました。

 

けっして行きやすい場所とはいえませんが、その分、周りに広がる緑豊かな森を借景に、自然に抱かれるようにしてある美しいバラ園です。園内はバラだけでなく、宿根草などもうまく取り入れた混植ガーデンになっています。長いバラのアーチなど、変化にとんだデザインの庭で、ゆっくりと散策が楽しめます。

 

▲滝の入ローズガーデン 園内図 写真提供/天女の舞子

 

滝の入ローズガーデンは、2800㎡の敷地(野球場の1/4ていどの広さ)に約350種、約1500株のバラが植えられています。現代バラもありますが、その多くはオールドローズです。

 

ガーデンは、大きく2つに分かれています。入口の大アーチと長いアーチのトンネルがあるローズガーデンと、奥には芝生の真ん中に大きなオベリスクが立つ円形花壇があるガーデン。こちらにはバラ以外の植物もたくさん植えられています。

 

春と秋にバラまつりが開催され、バラまつり期間だけバラ園が公開されます。それ以外の時期に入ることはできません。バラまつりでは、農産物の加工品や、バラの苗木販売が行われます。

 

バラの見頃は春は5月中旬~6月初旬、秋は10月後半~11月初旬

▲春のローズガーデン 写真提供/天女の舞子

ラの見頃は春と秋の年2回です。ローズガーデンの公開は、見頃に合わせて開催されるバラまつり期間だけになります。

 

春バラの見頃/5月中旬~6月初旬

秋バラの見頃/10月後半~11月初旬

 

バラまつりは、春と秋の年2回

バラまつりは春と秋に開催され、この時期だけローズガーデンが公開されます。春の入園料は300円、秋は無料です。バラまつりでは、地域の農産物を加工したものや、バラの苗木販売などがあります。

 

バラまつりの詳しい開催日程は年により変動します。詳しくは、このページの最後に掲載してある公式サイトで確認してください。

 

「滝の入ローズガーデン」の、春のバラまつりをレポートします!

天女の舞子天女の舞子

応援レポーターの天女の舞子です。山里に抱かれるようにしてある「滝の入ローズガーデン」の春のバラ園をレポートします。自然に溢れた、とても可愛らしいバラ園でしたよ!

▲大アーチがお出迎え! 写真提供/天女の舞子

武越生線の東毛呂駅からコミュニティバス「もろバスゆず号」(1回100円)に乗って約45分、「もろびとの館」下車すぐのところに「滝の入ローズガーデン」が、あります。当日、わたしは行きは45分かけてローズガーデンまで歩き、帰りは「もろバス」を利用しました。

 

入場料300円を支払って中に入ると、目の前に大アーチがお出迎えしてくれます。

 

このアーチ、下に写っている人と比べれば分かると思うのですが、本当に大きくて立派です! 誘引作業は大変だろうなぁなんて思えました。お庭は二ヶ所に分かれていて、この大きなアーチのお庭がメインのようです。

 

▲バラと宿根草の混植ガーデン 写真提供/天女の舞子

 

「滝の入ローズガーデン」は、バラだけでなく一年草や宿根草を上手に取り入れたイングリッシュ風の混植ガーデンです。写真でもとんがり屋根のアーチの足元にニゲラやラムズイヤーが見えます。こういうお庭でくつろぎたいなと思っていたら、至るところにベンチが置いてありました。

 

園内には姿の美しい株立ちの樹が植えられていて、しかも周りは緑の森で、バラの花がとても映えてきれいでした。

 

▲バラのトンネルのベンチで一休み 写真提供/天女の舞子

 

長いバラのトンネルは、まるでアニメーション映画「となりのトトロ」でメイちゃんが、中トトロを追いかけていた茂みのトンネルの中にいるようで、なんだかワクワクしました。トンネルの中にもたくさんのベンチが置いてありました。

 

▲バラのトンネルを外から見たところ 写真提供/天女の舞子

 

長く続くバラのトンネルを外から見ると、満開のバラで埋め尽くされていました。訪れた日は曇りでしたが、バラは最高の状態だったと思います。傍らの木にはかわいらしい鳥の巣箱も設置されていて、写真映えします

 

▲たわわに咲くバラのアーチ 写真提供/天女の舞子

 

緑の森に囲まれたバラ咲き乱れるローズガーデンは、最高にきれいでした!

 

バラ以外の植物との上質な混植ガーデン

▲どこを撮っても絵になる! 写真提供/天女の舞子

ーデン内は、高低差をつけてうまく演出してあり、どこを撮っても絵になります。撮影してポストカードが作れそうです!

 

ここは、ただバラを見せるだけでなく、 イギリス風の庭で おもてなしをする感じでつくられているのかも! と思えました。ベンチもたくさん置いてあるし ゆっくりしていって、という気持ちが伝わってきます。観て、座って、すっかり 癒されました。

 

▲贅沢な気分になれるバラ園です 写真提供/天女の舞子

 

 背景が森なのも、雰囲気づくりに一役買っています、借景とはいえ この森の緑があることで 、さらに自然との調和を感じられて 癒されます。 小鳥のさえずりも聞こえて 、なんだか贅沢な気分になれるバラ園です。

 

近所の方がボランティアでこまめに花殻摘みなどの手入れをしているそうで、どの花も状態よく管理されていました。1日いてもあきないくらい、それくらい時間を忘れてゆっくりしたいバラ園でした。これで300円はとても安いと思います。

 

▲水辺の植物との組み合わせ 写真提供/天女の舞子

 

バラ以外の植物との組み合わせも、庭づくりの参考になります。ここには水辺の植物が組み合わせてありました。バラにはない細く立ち上がる黄色い花菖蒲(たぶん!)の葉の形がきれいです。とくに 白いカラーの花が、バラに似合うしキレイだなって思いました。

 

▲散策が楽しくなる仕掛けが嬉しい! 写真提供/天女の舞子

 

園内は、トンネルやアーチ、小さな抜け道など、散策が楽しくなる仕掛けがたくさんあります。この小さな階段を抜けると、奥の芝生広場のあるガーデンに行けます。

 

奥のガーデン

▲奥の芝生広場のあるガーデン 写真提供/天女の舞子

のガーデンは、巨大なオベリスクを中心にした円形バラ園があります。円形バラ園の周りには緑の芝生地があり、芝生のさらに周りには宿根草のボーダー花壇がつくられています。

 

ボーダー花壇には、白いオルレヤや、キツネノテブクロ(ジギタリス)、ヤグルマソウなどが咲いていました。

 

▲ベンチもおしゃれなデザイン 写真提供/天女の舞子

 

あちこちに置かれているベンチのデザインも、ローズガーデンに似合うおしゃれなものが選ばれていて、撮影するのも座るのも楽しくなります。

 

▲ドーム型に誘引したバラの中にあるベンチ 写真提供/天女の舞子

 

こういうバラのドームの中に置かれたベンチ が、あちこちにあるんだけれど カップルにオススメですね。女子二人でも盛り上がれるんだけれど、仲良く 二人でバラを見ながら話すカップルも絵になるし、見ている方もほっこりするし、もっと増えてほしい! もちろんシニアの仲むつまじいカップルもいいですよね。

 

バラ苗の販売

▲バラ苗は、ローズガーデンの外で販売 写真提供/天女の舞子

ラ苗の販売は、ローズガーデンの外でした。大きくて立派な鉢が多く、全体に値段はお高いめ。車でなければ持ち帰れないものも結構ありました。バラと一緒に、ハーブなども売られていました。

 

「滝の入ローズガーデン」のバラまつりは、飲食店などはなく、バラ苗と農産物の加工品(ジャムなど)が売られているだけです。大人がゆっくり楽しめる場所だと思えました。

 

訪れた人の口コミは?

5月末

ガーデン内はそんなに広くありませんが、ぎゅ~っと凝縮された感じで、とっても見応えがありました。バラのアーチが沢山あって、メルヘンチックな愛らしいローズガーデンです! ベンチが沢山設置されており、のんびり腰掛けてバラを堪能出来るようになっていました。ただし、車イスではちょっと厳しかったです。

 

5月末

時計もなく、小鳥のさえずりと風の囁きだけが時の流れを感じさせてくれるくらい、のんびりと穏やかに鑑賞できました。時間を忘れて散策すると、1時間くらいあっという間にたっています。奥の混植している花壇ではミツバチやクマンバチがせっせと蜜を集めていて、ほっこり癒されました。

 

のどかな風景に素敵なバラ園。まるでおとぎ話の世界とか、絵本の中に入り込んでしまったのかと思うくらい特別な体験でした。また行きたいですね。お話を聞くと、お客さんもリピーターが多いようでした。

 

駅からバラ園までの山道も、少し坂がありますが険しい程でもなく、途中、車が通れる広さの橋が小川の上を何度か渡ったりします。周りの景色を楽しみながら里山を歩くので、ピクニック気分で向かうのも楽しいかなと思います。道もそこまで複雑ではないし、目印に標識やのぼりが沢山出てるので迷うことはないと思います。(天女の舞子)

 

▲秋の「滝の入ローズガーデン」 写真提供/天女の舞子

 

秋の滝の入ローズガーデンを訪れました。つるバラが多いバラ園なので、ほとんどのつるバラが咲いていない秋はどうしても寂しい感じがあります。それでも木立ちバラを植えているあたりは、ところどころきれいに咲きそろっていました。また、バラの実が観られるのは秋ならではの楽しみです。

 

花数が少ない分お客さんも少なくて、春よりのんびりマイペースで散策できたところは良かったですね。静かなバラ園を楽しみたい方には、秋のバラ園もおすすめできます。

 

ただし、春は苗木販売がありましたが、秋は苗木販売がありません。ここは注意してください。

 

秋の行楽シーズンだったせいか、隣のキャンプ場でテントを張ったりと、アウトドアを楽しんでいる光景もありました。キャンプ場を絡めて出かければ、親子で楽しめる場所だと思います!(天女の舞子)

 

▼秋の様子はこちらでさらに詳しく紹介しています

アクセスと施設の案内

▲駅から町内循環バス「もろバス」を利用すると便利 写真提供/天女の舞子

 

アクセス情報

電車

■東武東上線池袋駅より東毛呂駅まで約60分 (坂戸駅越生線乗り換え)

■JR八高線八王子駅より毛呂駅まで約60分(高麗川駅乗換え)

 

駅から「もろバス」利用、または徒歩どちらも40~45分

町内循環バス「もろバス」利用 

毛呂駅最寄りの「図書館」バス停から約40分

平日及び第1、第3土曜日に町内循環バス「もろバス」が運行しています。(1回100円)。「滝の入ローズガーデン」は、バス停「もろびとの館」を降りてすぐ。もろバスの始発は役場で、その次の2番目の停留所が毛呂駅最寄りの停留所「図書館」になります。

 

▲もろバス停留所は、ゆずのマークが目印 写真提供/天女の舞子

 

東毛呂駅利用の場合、東毛呂駅最寄りのバス停「東毛呂駅とんかつ次郎」の次が終点の役場です。そのままバスに乗っていることもできますが、出発までかなり待たされることもあるので、始発の役場まで歩いて行ってから乗車した方がいいです。役場までは徒歩約10分です。役場からローズガーデン最寄りのバス停「もろびとの館」まで約45分。

 

「滝の入ローズガーデン」最寄りの「もろびとの館」から東毛呂駅最寄りの「東毛呂駅とんかつ次郎」まで約10分なので、帰りは「もろバス」利用が便利です。

 

もろバスは1日の本数が6本と少ないので、時刻表でよく確認してください。

 

▼「もろバス」のコースと時刻表

 

駅から徒歩約45分

▲埼玉医科大学病院前は右に 写真提供/天女の舞子

 

東毛呂駅から歩いて45分くらいで滝の入ローズガーデンにつきます。道中、標識がたくさんあるのですが、1カ所だけ注意が必要です。

 

毛呂駅の前にすごく大きな病院(埼玉医科大学病院)が行く先を塞いでいて、右に行けばいいのか左に行けばいいのか分かりにくいです。ここは、右に行くのが正解。医大前を右折し少し進むとまた看板があるのでわかりますが、信号手前の見にくい場所を郵便局に向かうように左折します。

 

あとは標識がたくさん立っているので、迷わないと思います。途中にはオープンガーデンをしている個人宅がいくつかあるので、時期が合えばそちらも合わせて観られます。

 

関越自動車道「鶴ヶ島I.C」より約30分、 圏央道「圏央鶴ヶ島I.C」より約25分

 

カーナビには「もろびとの館」(埼玉県入間郡毛呂山町大字滝ノ入904-2)または「ゆずの里オートキャンプ場」(埼玉県入間郡毛呂山町大字滝ノ入585)と入力してください。

 

駐車場

無料駐車場あり(100台)

 

開園期間と開園時間、休園日、入場料

開園期間

春と秋のバラまつり期間のみ開園

2019年5月17日から6月2日まで。

2019年10月20日から11月3日までを予定。

 

*詳細は下記公式サイトで確認してください。

 

開園時間

春/午前9時~午後4時

秋/午前9時~午後3時

 

休園日

開園期間内は無休

 

入場料

春のバラまつり期間/300円

秋のバラまつり期間/無料

 

バラ園内の注意事項

ペットは入園できません。(補助犬可)

園内での飲食は禁止しています。

 

住所

毛呂山町滝ノ入910番地 滝の入ローズガーデン

 

滝の入ローズガーデン公式サイト(どちらも毛呂山町公式サイト)

▼春のバラまつりのページ

 

▼秋のバラまつりのページ

*お出かけの際には、必ず公式サイトでご確認ください!

 

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