埼玉県比企郡川島町にある平成の森公園には、全長340メートルにも及ぶ日本一長いバラのトンネルがあります。バラの季節には香りを楽しみながらバラの散策が楽しめます。平成の森公園を、春バラのトンネルのレポートとともに紹介します!


平成の森公園では「日本一長いバラのトンネル」、「ショウブ園」、「古代蓮」が楽しめる!

▲平成の森公園入口 写真提供/天女の舞子

玉県比企郡川島町にある平成の森公園は、川島町のほぼ中央にある、約8.4ヘクタールの公園です。四方を川に囲まれた川島町をイメージしたデザインで平成8年にオープンした、だれにも開放された公園です。

 

公園の外周に沿い約1kmのランニングコースが整備され、サッカーなどのスポーツに利用できる多目的広場(有料)、アスレチックコーナーなどのスポーツが楽しめる施設が整備されています。さらにゆっくりくつろげる芝生広場や、子ども向けのちびっこ広場、水遊びのできる場所もあり、子ども連れが自然と触れ合いながらのんびりできる環境が整っています。

 

公園の中央にはカリヨン(鐘)と噴水を配した「水と時の広場」があり、メロディーで公園内に時を告げます。

▲平成の森公園 園内マップ 写真提供/天女の舞子

 

平成の森公園では、主に3つの花が楽しめます。地図の赤い曲線で描いたところが「バラの小径」。ショウブ園では、町のシンボルフラワー「ハナショウブ」が楽しめます。調整池としての機能をもつ修景池には古代蓮が植えられています。

 

バラの見頃は5月中旬。ハナショウブの見頃は6月中旬。古代蓮の見頃は6月下旬~7月中旬

▲バラの小径 写真提供/天女の舞子

バラの小径の見頃は5月中旬です。

ラの小径に植えられているバラはつるバラなので、春、5月中旬に見頃を迎えます。詳しい開花情報を、川島町公式サイトで確認することができます。

 

▼川島町公式サイト「バラの小径の開花情報」のページ

 

ハナショウブの見頃は6月中旬です。

花に制定されている「ハナショウブ」を群植したショウブ園には八つ橋(遊歩道)が整備され、花を楽しみながら散策することができます。ハナショウブの見頃は6月中旬です。詳しい開花情報を、川島町公式サイトで確認することができます。

 

▼川島町公式サイト 「ショウブ園の開花情報」のページ

 

古代蓮の見頃は6月下旬~7月中旬です。

葉県の落合遺跡で発掘された、今から2000年以上前のハスの種から発芽した蓮を「大賀蓮」または「古代蓮」といいます。平成の森公園の修景池には、この古代蓮が植えられていて、6月下旬~7月中旬の花の時期にはピンク色のハスの花が見られます。

 

▼川島町公式サイト 「古代蓮の開花情報」のページ

 

平成の森公園の「日本一長いバラのトンネル」をレポートします!

天女の舞子天女の舞子

応援レポーターの天女の舞子です。「日本一長いバラのトンネル」を観に5月末の「平成の森公園」に出かけました。その様子をレポートします!

▲緑の美しい平成の森公園 写真提供/天女の舞子

成の森公園は、東武東上線の川越駅から東武バスの鴻巣免許センター行きに乗り、川島農協前バス停で下車し、さらに徒歩で約15分と、電車利用だと少し行きにくい場所にあります。タクシーを利用するか、広い無料駐車場があるので車の方が便利ですね。

 

公園は広々としてとてもきれいです。芝生広場や緑の木陰もあり、園路もほとんど段差なく造られています。平成8年にできた公園なので、トイレなどの設備も含めて全体にまだ新しくてきれいです。

 

▲バラの小径の看板 写真提供/天女の舞子

 

つるバラの長いトンネル「バラの小径」の説明にはこう書かれています。

 

「バラの小径」は、平成の森公園内の東部の小高い丘の上にある「丘の家」と「アスレチックコーナー」をぐるりと回る「遊歩道」です。

川島町誕生50周年記念事業として、平成18年1月22日に植樹が完了しました。その後、平成20年度に30メートルの延長工事とバラ51本の植樹を行い、総延長330.5メートルとなりました。

 

つるバラの品種はポルカ、新雪、まつり、ポニー、コレッタなど、さまざまな色合いのバラが選ばれています。咲く時期も早咲き~遅咲きまであるので、長い間バラが楽しめるように考えられているようです。

 

▲「バラの小径」入口 写真提供/天女の舞子

 

このバラのトンネル、いろんな日本一を認定しているサイト「日本一ネット」で、日本一長いバラのトンネルとして認定されています。現在、長さはなんと340m! 約60品種、約480本のつるバラのトンネルです。看板に書かれていたより、さらに伸びたようですね。

 

▲「バラの小径」は、日本一長いバラのトンネル 写真提供/天女の舞子

 

まだできたのが新しくバラのつるが鬱蒼としていないせいか、トンネルの中は明るくて、中にたくさんの花が咲いていて間近で花が見られました。つるバラだけでなく、トンネルの外には木立ちバラも植えられていました。

 

平成の森公園のバラは寄贈されたものが多いらしく、あちこちに寄贈者の名前が書かれたプレートがありました。

 

▲枝分かれしている道も! 写真提供/天女の舞子

 

「バラの小径」の散策路は、少しだけ枝分かれした道もありますがほぼ一本道で、楕円形になっているのでぐるぐる回ることができます。舗装はしてありませんが、段差もなく、歩きやすく整備されています。

 

バラの開花時期には、夜のライトアップも行われるそうです。

 

▲途中にせせらぎを渡る橋が! 写真提供/天女の舞子

 

バラのトンネルの途中には小さな橋があり、下を小川が流れています。大きな岩がごろごろしていて、少し和風庭園のような雰囲気の小川とバラの組み合わせは珍しく感じました。風流なかんじがして、これはこれでいいな、と思いました。

 

▲なぜかバラのトンネルの中にクワガタが! 写真提供/天女の舞子

 

「バラの小径」を歩いていると、なぜかミニトマトが落ちていて、そのミニトマトをクワガタが食べていました! 時期も違うし、不思議な組み合わせです。お持ち帰りして、今は自宅で育てています^^

 

▲小高い場所にある「丘の家」 写真提供/天女の舞子

 

「バラの小径」の中には、「丘の家」と呼ばれるかわいらしい屋根の休憩所があります。ここは少し小高くなっているので、バラの小径の外側を彩る色とりどりのバラが見渡せます

 

バラのトンネル内にも花が咲いていましたが、外側の方がたくさん咲いているので、ここで休憩がてらバラ咲く景色を楽しむといいと思います。

 

ショウブ園と古代蓮の池

▲黄花が満開のショウブ園 写真提供/天女の舞子

ョウブ園の中には遊歩道(八つ橋)が通してあり、花の中を歩くことができます。ハナショウブは川島町の町花ということで、約2500株が植えられています。訪れたときは黄色い品種が満開でした。紫や白の品種もたくさん植えられているようです。

 

ショウブ園の側には藤だなの下にベンチがあり、花の季節は気持ちが良さそうです。

 

▲古代蓮が植えられている修景池 写真提供/天女の舞子

 

訪れた5月では、まだまだつぼみも上がっていませんでしたが、修景池には、6月下旬~7月中旬にかけてピンク色の古代蓮が咲きます

 

ちびっこ広場

▲ちびっ子広場の大型遊具 写真提供/天女の舞子

びっ子広場には大型遊具などさまざまな遊具があり、子どもたちが思い切り遊べる場所になっています。芝生広場もあるので、小さい子ども連れでも楽しめる公園だと思いました。

 

訪れた人の口コミは?

11月

小さな子供が遊ぶ遊具も充実していてとても楽しむことが出来ました。 初夏は薔薇、夏は古代蓮 今紅葉も楽しめます。 12月1日にはイルミネーションも点灯するそうです。 1年中楽しめますね。

 

5月

平成の森公園は、わたしが秋に歩くスリーデーマーチの百穴を歩く日に、50キロコースで通る場所です。ちなみにスリーデーマーチは、3日とも違うコースを歩くウォーキングのイベントです。今回訪れた春の平成の森公園は、割とのんびりした感じでした。バラのトンネルの中にある建物(丘の家)には、近くの老人ホームのお年寄りらしき方がのんびり座っていて、ヘルパーさんが寄り添う姿が見られました。

 

すぐ隣に役場やコミュニティセンターがありますが、この辺のお食事場所は、多分近くはチェーン店のうどん屋(山田うどん)しかなさそうです。でも公園には自販機やトイレもあるし多少座って休める場所もあります。交通の便も余りよくないし、静かな所で自然(水田だらけ)も多いので、少し時間の余裕をもってゆっくりお弁当を広げるなど都会の喧騒を忘れてくつろぐのもいいかもしれません。

 

公園としては、遊具もありますが、いつでも何らかの植物が楽しめるのがいいと思いました。桜も植えられているので、春から夏まで、少しずつ変化していく季節や花々を楽しめるのかなと思います。わたしが訪れたときも、バラのトンネルは終わりがけで少し残念でしたが、菖蒲が咲き始めていて、菖蒲園の散策が楽しめました。

 

バラのトンネルは、咲き終わりでも風に流れて香りが感じられたので、満開の時は、濃厚なバラの香りが楽しめそうです。ほとんどつるばらですので、バラのトンネルの秋の花は期待できないでしょうが、四季咲きのハイブリッドティーも周りに植えられていたので、秋バラも少しは見られると思います。

 

今回わたしはバスで行きましたが、車なら圏央道の川島ICから近いので、行きやすいと思います。(天女の舞子)

 

アクセスと施設の案内

電車

JR川越線、東武東上線の川越駅から東武バスの「鴻巣免許センター」行き【川越03】に乗り、「川島農協前」バス停で下車し(バスの乗車時間は約25分)、さらに徒歩で約15~20分。

 

▲農協のガソリンスタンドの向こうに白い「タクシー」の文字 写真提供/天女の舞子

 

「川島農協前」で降りてから田んぼの中をひたすら歩いて15~20分かかるので、農協裏のガソリンスタンド後ろにタクシー事務所があるから 、ここからタクシーを使った方が早いかもしれません。

 

▲道路に「平成の森公園」ののぼりが! 写真提供/天女の舞子

 

バス停から歩くときには、奥の茶色い建物を目指して進むといいです。

 

圏央道「川島インターチェンジ」より約7分。

 

駐車場

無料駐車場170台(8時30分~21時00分)

 

開園時間、休園日、入場料

開園時間

8時30分~21時00分

 

休園日

なし

 

入場料

無料

 

住所

川島町大字下八ツ林920番地

 

平成の森公園公式サイト(川島町公式サイト)

*お出かけの際には、必ず公式サイトでご確認ください!

 

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