6月15日の「結愛」/後続の蕾上がる

▲どんどん蕾が上がる 写真提供/天女の舞子

つは前回のレポートの後、サイドシュートの先に房になってついている蕾を、蕾だけ取り除きました。その後少し枝が伸びて、また蕾をつけました。

 

一番高いところにあった2番花の蕾も同じタイミングで取り除いてしまったのですが、ここからもう新しい蕾が上がってきています。

 

蕾を取り除いたのは、ちょっとした勘違いからやってしまったことなんですが、お礼肥えを与えて一休みさせたということで、結果オーライかな、と思っています。

 

▲「結愛」は、驚くほど生育旺盛 写真提供/天女の舞子

 

蕾だけでなく新たなサイドシュートらしい枝も伸びてきて、「結愛」は驚くほど生育旺盛です。

 

今年そだレポしている「鏡花」と比べると、どちらも同じ10号鉢(「結愛」はロング鉢ですが)で並べて同じ場所で管理しているのに、「結愛」の方が乾くのが早いです。

 

「結愛」は、状態はいいのですが主幹1本だけの1本立ちです。できればサイドシュートではなく、ベイサルシュートが出てほしいところです。

 

6月22日の「結愛」

▲蕾の下の方からもう新芽が! 写真提供/天女の舞子

年は虫が多く、色づいた蕾がかじられています。雨が降らなさそうなので、ベニカXネクストスプレーをかけておきます。

 

蕾の下の方からもう新芽が伸びています。

 

7月5日の「結愛」/2番花が開花

▲房咲きするので花数が多い! 写真提供/天女の舞子

2番花が2輪咲き、これから咲く2番花やサイドシュートの先についた蕾がぜんぶで9輪あります。フロリバンダらしく房咲きするので、花数がとても多いです。

 

▲2番花は剣弁のロゼット咲きに 写真提供/天女の舞子

 

1番花は半剣弁高芯咲きでしたが、2番花は剣弁のロゼット咲きになりました。花径は5~6cmで、春花よりだいぶ小ぶりに咲きました。

 

これから咲く蕾がたくさんあるので、咲いた花から花がら切りをします。手前の花は房咲きしている真ん中の花なので花だけを取り除き、奥の花は枝を切り戻しました。

 

7月13日・16日の「結愛」/2番花が満開

▲2番花が賑やかに満開 写真提供/天女の舞子

いたいの2番花の蕾が開き、満開になりました。1番花はあまり花数がなかったのですが、2番花はたくさん咲いてくれました。

 

▲キャベツみたいな咲き方が好き 写真提供/天女の舞子

 

花により表情はさまざまで、中心にボタンアイが覗くロゼット咲きのものや、上の写真のようにキャベツみたいな咲き方もあります。わたしは、このキャベツみたいな咲き方が好きです。カタログの写真もこういう咲き方をしていますね。

 

▲この時期で花もち4日ていど 写真提供/天女の舞子

 

3日後の7月16日の様子です。だいたいの花が咲き終わりなので、順次切り戻していきます。2番花の花もちは4日くらいといったところでしょうか。

 

この時期の手入れ

今年、一緒にそだレポしている「鏡花」にクロロシスのような症状があったので、庭のバラ全体にリキダス(活力剤)200倍+ハイポネックス(液肥)1000倍をバケツにつくって葉にスプレー散布し、残りを土に与えました。

 

7月30日の「結愛」/ベイサルシュートが発生・黒星病対策

▲2番花もそろそろおしまい 写真提供/天女の舞子

愛の2番花もほぼ終わり、花が1輪、蕾がひとつになりました。

 

▲たぶんホソオビアシブトクチバ 写真提供/天女の舞子

 

黒星病が出ていたので薬剤散布をして花と蕾をカットしました(詳しくは「この時期の手入れ」の欄に書いています)が、蕾の脇に黒いシャクトリムシがいたので手で取り除きました。はっきり分かりませんが、ホソオビアシブトクチバのように見えます。

 

▲あちこちから新芽が吹いている 写真提供/天女の舞子

 

枝先だけでなく、いたるところから新芽が吹いてきていて、状態は良さそうです。

 

▲大望のベイサルシュートが発生 写真提供/天女の舞子

 

株元からも芽吹いてきています。写真の二つはベイサルシュートと言って良さそうなので、来年は3本立ちくらいにできそうです。

 

この時期の手入れ

少し前に台風が来ていたので、台風の翌日にホース水で全体に塩を洗い流しました。

 

黒星病が出ていたので、罹患している葉を取り除き、株全体にベニカXネクストスプレーを散布、株元にベニカXガードを撒いて対策しました。さらに、花と蕾をピンチ。マルチングは、今、手持ちがないので後日購入します。

 

8月10日の「結愛」/台風被害

▲鉢が倒れて枝が曲がってしまった 写真提供/天女の舞子

日の台風で鉢が横倒しになり、いくつかの枝が折れ曲がってしまいました。テープで補強しましたが、枝先が萎れている枝もあり、曲がったところまで切り戻さなければいけないかもしれません。

 

枝先に蕾がついていますが、もうすぐ夏剪定になるし、今回は咲かせずピンチします。

 

▲シュート枝に被害なし 写真提供/天女の舞子

 

大切なシュート枝に被害がなかったのでホッとしています。シュート枝は元気に育っていますが、ベイサルシュートとして期待していた一番株元の芽は育たず、出開きになってしまいました。

 

この時期の手入れ

台風の後なので、株全体にホース水を霧状にして洗い流してから、クロロシス対策用の薬液(リキダス200倍+ハイポネックス1000倍)をバケツにつくって葉にスプレー散布し、残りを土に与えました。

 

さらに葉が乾いてから黒星病対策の薬剤散布を。株全体にベニカXネクストスプレーを散布。

 

8月24日・9月7日の「結愛」/追肥・夏剪定

▲台風被害と黒星病で、調子を崩してしまった 写真提供/天女の舞子

剪定を控えた8月24日に、あらかじめ追肥しました。台風で鉢が横転したときに曲がった枝が枯れたり、黒星病が出ていたりで状態が良くないこともあり、10号鉢の規定量が30~50粒のところ、様子見で10粒のみ与えました。

 

樹高は105cm、長い枝は60cmほどあります。

 

▲ピンチ後に3芽伸びてきた 写真提供/天女の舞子

 

低い位置からのサイドシュートは、ピンチした後にたくさんの芽が吹いてきました。結愛は樹勢が強く芽吹きが多いので、芽かきした方が良さそうです。

 

▲強剪定ぎみになってしまった 写真提供/天女の舞子 

 

樹高105cm→75cmに、枝の長さは25cmていどまで夏剪定しました。少し切り過ぎたかな? 黒星病の出ている葉を枝ごと取り除きたかったので、深い剪定になってしまいました。

 

▲少し切り戻して1芽に 写真提供/天女の舞子

 

低い位置のサイドシュートは、よく育っている芽まで切り戻し、1芽にしました。

 

最後に、株全体にベニカXネクストスプレーを散布しました。

 

9月28日の「結愛」/新芽が伸びる

▲新芽が伸び、葉が茂ってきた 写真提供/天女の舞子

回の夏剪定から20日。全体に新芽が伸び、葉が茂ってきました。

 

台風がくるたびに、霧状のシャワーで塩分を洗い流し「ベニカXネクストスプレー」をかけています。今のところ病気の発生はありません。

 

10月15日の「結愛」/秋花の蕾膨らむ

▲もう少しで咲きそう 写真提供/天女の舞子

愛は順調に伸びてきています。病虫害はなく、株の状態は良好。10月初旬から蕾がつき、一番早いものはもう少しで咲きそうです。

 

10月26日の「結愛」/秋花が開花

▲秋花の最初の花が開花 写真提供/天女の舞子

なり強剪定ぎみになってしまった9月7日の夏剪定から50日。秋花の最初の1輪が開花しました。

▲剣弁ぎみのロゼット咲きに 写真提供/天女の舞子

 

剣弁ぎみのロゼット咲きで、夏花のような表情です。去年の秋花はブルーグレーがかったピンク色で、花姿もよく、とてもキレイだったんですが・・・。株の状態はいいので、後続の秋花に期待です。ただし、他の蕾はとても小さいので、かなり間が空きそう。

 

香りはスッキリしたダマスク香。でもほんのり香るていどの弱い香りです。

 

11月16日の「結愛」/後続の蕾ふくらむ

▲後続の蕾は8輪 写真提供/天女の舞子

花の最初の1輪が咲いてから20日たち、ようやく後続の蕾が咲きそうな気配です。あまり樹高を高くしたくなかったのもあり、夏剪定でかなり深く切ったのが響きましたね。後続の蕾は8輪あります。

 

▲開花はとてもゆっくり 写真提供/天女の舞子

 

一番外側の花びらが下りてきている蕾もあるのですが、気温が低いので開花はゆっくりです。

 

▲蕾がまるく膨らんで! 写真提供/天女の舞子

 

春は房咲きにたくさん咲きましたが、秋花は花枝の先に1輪ずつです。上の写真は3つの蕾を寄せて撮影しています。

 

結愛は房咲きするのでフロリバンダと表記されますが、花は大輪だし枝も大振りで、個人的にはハイブリッド・ティーにしか見えません。ただし花付きの良さは抜群なので、そこを考えるとやはりフロリバンダなのかな? と、思いながら観ています。

 

11月23日・30日の「結愛」/後続の秋花が開花

▲後続の秋花が順に開花 写真提供/天女の舞子

ず11月23日の様子から。後続の秋花が開花してきました。気温が低いため、春とは違いほんとうにゆっくりとした開花です。

 

▲独特なキャベツのような咲き方 写真提供/天女の舞子

 

結愛に特徴的なキャベツのような咲き方をしている花もあります。この花形のバラはあまり多くなく、我が家では「ラ・フランス」と「結愛」だけです。「結愛」は「ラ・フランス」よりも濃いピンク色をしています。

 

今年の秋は全体的に花つきの悪い品種が多いのですが、そんな中で「結愛」はトップクラスに花つきがいいです。

 

▲似たような花色の比較 写真提供/天女の舞子

 

似たようなピンク色の品種を3つ並べて撮影してみました。左から「ローズポンパドゥール」「フィネス」「結愛」です。

 

「結愛」は花びらの内側と外側で色が違います。花びらの内側は「ローズポンパドゥール」と似た色ですがややシルバーグレーを帯びています。花びらの外側は「フィネス」よりやや薄い色で、少し青みがかっているのが分かるでしょうか?

 

▲1週間後にはロゼット咲きに 写真提供/天女の舞子

 

続いて開花から1週間後の11月30日の様子が上の写真です。花色が白っぽく退色し、花形は開ききってロゼット咲きになっています。開花だけでなく散るのもゆっくりなので、花を摘まずにそのままにしています。

 

これから咲く蕾がいくつもあるのですが、開花がゆっくりなので全体に咲き揃った感じにはならなさそうです。

 

12月19日の「結愛」

▲残る花や蕾は4輪 写真提供/天女の舞子

日の嵐の折に蕾がいくつか落ちてしまい、残った花や蕾は4輪です。

 

▲寒いので開花が進まない 写真提供/天女の舞子

 

寒すぎて、ほとんど開花が進みません。近くの水たまりは氷が張っているし、もうそろそろ見切りをつけるべきかな? と思っていますが、なかなか踏ん切りがつきません。

 

冬の植え替えのときにカットするつもりですが、それまで様子見かなぁ。

 

2月8日の「結愛」/冬剪定・冬の植え替え(土替え)

▲冬剪定前の樹高は97cm 写真提供/天女の舞子

風や寒さでつぎつぎ花が傷んでいくなか、最後の蕾が残っています。なんとか咲かないかと観察してきましたが、どうやら無理ですね。今日の冬剪定でカットします。

 

冬剪定前の樹高は97cmあります。

 

▲樹高37cmにしっかり冬剪定 写真提供/天女の舞子

 

最初は悩んで65cmにカットしましたが、いい芽も少なく枝も暴れぎみだったので37cmまで切り戻しました。かなりの強剪定になりましたが、割り箸以上の太さで外芽を選んでカットしています。

 

▲根のチェック。がん腫なし! 写真提供/天女の舞子

 

我が家のほかのバラにがん腫が出ていたので、念のため根洗いして確認しました。異常はみられず健康な根でした。これまでと同じ10号ロングの角鉢に、新しい培養土(わくわくローズソイル)で植え込みます。

 

▲ベイサルシュート祈願で斜め植え 写真提供/天女の舞子

 

ベイサルシュートが出やすいといわれる斜め植えにしました。去年は主幹1本になってしまったので、今年は元気なベイサルシュートが出てほしいと思っています。

 

バラが咲くまでの間たのしめるよう、株元に草花(ヒナソウ、花カンザシ、ネモフィラ、ヒヤシンス)を植え、植え替え作業は完了です。

 

今月でちょうど1年になるので「結愛」のそだレポは今回で終了です。

 

今回の「そだレポ」の感想

 

 

 

 

 

 

 

 

 

育てた人紹介/天女の舞子

あまり植物を育てた経験がなかったので、以前は「バラは難しい」と諦めていました。でも、フラっと行った「国バラ」(国際バラとガーデニングショウ)でバラソムリエの小山内さんに会って。自分が本の内容を理解出来なかった理由がやっとわかりました。それから無事に1シーズン枯らさないで、育てることが出来るようになったばかりの初心者です。まだまだ理解できてない部分もあるので、必要な作業に自信が持てないところもあります。

 

趣味はメダカの飼育(繁殖)です。時々どうでもいいことをTwitterで呟いたり、たまにメダカの動画とかをYouTubeであげたりしています。 埼玉県在住

 

▼そだレポ検索は、こちらのページを利用してください

 

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