バラの休眠期に行う「休眠挿し」をした後の経過をレポート形式で追いかけていきます。どのように生長していくかの参考にしてください。

休眠挿しは、成功率の高い挿し木

▲今回「休眠挿し」したのは「ラ・フランス」の枝

ラの休眠期は、バラの剪定を行う時期です。この剪定枝を利用する挿し木が「休眠挿し」です。この時期は、枝に養分がたっぷり蓄えられているので、芽や根を出しやすく、挿し木が成功しやすい時期です。

 

実際にたくさんの挿し木苗をつくり育てている応援レポーターのハナたろうさんも、バラの生育期に行う「緑枝挿し」よりも休眠期に行う「休眠挿し」の方が成功しやすくてオススメだと話してくれました。

 

今回は、1月末に「休眠挿し」した枝の管理と、その後どうなっていくかを、ハナたろうさんに追加レポートしてもらいます。

 

ハナたろうハナたろう

応援レポーターのハナたろうです。今回、休眠挿しした品種は「ラ・フランス」です。その後の経過を、成功するにせよ失敗するにせよ「そだレポ」形式でレポートしていきます。

1月下旬「ラ・フランス」の枝を「休眠挿し」

▲「休眠挿し」した鉢は室内で管理 写真提供/ハナたろう

正月明けの1月下旬、「ラフランス」の枝を休眠挿ししました。鉢の置き場所は暖房の効かない室内で、適度な明るさのある場所。我が家では階段の途中に置きました。寒い時期なので、戸外に置いて霜に当てると失敗してしまいます。

 

今回は、枝1本のみ挿し木にしています。バラも生き物なので、活着したものを廃棄することは気持ち的にできないので1本だけにしました。たくさん育てられるという方は、数本挿し木してください。その方が成功率が上がります。

 

▼休眠挿しの手順はこちらをごらんください。

3月4日/萌芽

▲枝先から芽が! 写真提供/ハナたろう

先から芽が伸びてきました。が、土中ではまだ根の前段階のカルスすらできていないでしょう。この時期、日中は外に出して日光に当て、夜は室内に取り込んでいます。

 

我が家の地域は、まだ朝方に霜が降りる日があるので外管理はもう少ししてからです。

 

3月17日/若葉が展開

▲若葉が展開 写真提供/ハナたろう

葉が展開してきました。今のところ順調です。

 

▲2段目の芽は爆睡中 写真提供/ハナたろう

 

これは上から2番目の芽ですが、眠っています。このことからも、バラは「頂芽優勢」なんだとよく分かりますね。

 

赤味がかっていた挿し穂の色が緑になってきたので、蓄えていた栄養分を頂芽でほぼ使い果たしたようです。霜の心配もなくなったし、これからは日向での屋外管理でしっかり光合成させます。

 

3月19日/急遽、室内管理に!

▲葉の縁が巻いている! 写真提供/ハナたろう

調に若葉が広がってきているのですが、よく見ると葉の縁が巻いています! これは一大事! まだ日向では水揚げが間に合わず、チリチリになってしまったようです。

 

たった今気がついたので、急いで室内管理に戻します。間に合えばいいのですが・・・。

 

4月6日/明るい日陰で管理

▲前回の事件からなんとか持ち直した気配 写真提供/ハナたろう

回、あわてて屋外から室内管理にもどした休眠挿しの苗ですが、なんとか間に合ったようで、今は落ち着いた様子です。

 

あれからしばらく経ちますが、若葉が萎れていないので大丈夫だと思います。

 

▲日向ではなく、明るい日陰で管理 写真提供/ハナたろう

 

現在は、屋外の明るい日陰で管理しています。

 

4月17日/鉢上げ

▲3か月弱で、ここまで発根 写真提供/ハナたろう

眠挿ししてから約3ヵ月。そろそろ発根しているはずなので、鉢上げします。バケツの水を使い、ていねいに挿し穂を抜いてみると、白い根がたくさん出ていました。

 

▲品種を忘れないよう、しっかりタグを立てて 写真提供/ハナたろう

 

新しい鉢に赤玉小粒を使って鉢上げ完了。この後は、明るい日陰で管理します。様子を見ながらですが、おそらく梅雨明けまでには日向管理できるようになると思います。

 

鉢上げの詳しいやり方は、別のページにまとめてあるので、そちらをご覧ください。

 

▼鉢上げのしかたは、こちらからどうぞ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

育てた人紹介/ハナたろう

庭でたくさんのバラを育てて楽しんでいます。スペア苗の確保に、挿し木もよく行っています。冬の剪定枝を利用する休眠挿しで増やした挿し木株も多くあり、そのうちのいくつかをそだレポしています。栃木県在住。

 

▼「イントゥリーグ」「ブルームーン」「パスカリ」などが挿し木からのそだレポです

 

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