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6月1日の「レッドキャプテン」/1番花の切り戻し

▲樹高20cmに切り戻し

の1番花が終わったので、花枝を半分ほどに切り戻しました。切り戻し後の樹高は20cmです。

 

今年はクシヒゲハバチ被害がひどく、「レッドキャプテン」はまだマシな方で、他のバラたちは葉っぱがかなりボロボロにされています。「クシヒゲハバチ」は農薬が効かない害虫なので、テデトール推奨ですが、わたしはヘタレでできなくて・・・(^^; ニームオイルや物理駆除系薬剤を使っていますが、さっぱり効果がなく><。幼虫が日に日に太っていきます・・・。

 

▲1株分をまとめて花瓶に 

 

切り戻した花は、まとめて花瓶に。小さいながら、豪華な雰囲気になりました^^ この花色、好きです。

 

追記

6月5日ごろに、お礼肥えとして有機質肥料「バットグアノ」(オザックス)を30gていど株元に散布しました。

 

6月23日の「レッドキャプテン」/お礼肥えをプラス

▲枝先から新芽

礼肥えからしばらくたち、枝先から新芽が吹いてきました。が──どうも動き出しが鈍い。今回のお礼肥えでは有機質肥料の「バットグアノ」を使いましたが、わたしは普段、有機質肥料を使わないので効き方がよく分からないんですが、1番花の切り戻しからの回復が遅く感じます。

 

そこで、お礼肥え第2弾で化成肥料「IBのチカラ」(花ごころ)を、6号鉢で10粒のところ4粒だけ追加しました。「バットグアノ」も控えめに入れているので、多肥にはならないでしょう。

 

▲花後のベイサルシュートはまだ気配なし

 

この品種は毎年どんどんベイサルシュートを出しながら頻繁に枝更新するタイプのようなので、1番花後はベイサルシュートがたっぷり出てほしいのですが、まだ気配なしです。

 

春先に出た3本のベイサルシュートは2本は大きく育ってたくさん花をつけ、もう1本は日照不足のせいかブラインドになったまま育ちません。

 

▲クシヒゲハバチはひと段落

 

猛威をふるったクシヒゲハバチ被害も、ようやくひと段落。葉にだいぶ穴を開けられましたが、ニームオイルの毎日散布で幼虫はいなくなりました。

 

6月26日の「レッドキャプテン」/場所移動・夏の暑さ対策

▲右が「レッドキャプテン」

の1カ月のうちに勢いの良いベイサルシュートが出てほしいので、日当たりのいい南西向きの室外機置場に場所移動しました。12時~日没まで日が当たります。なんとか、これで勢いを出してほしいものです!

 

暑さ対策に、2重鉢にして鉢と鉢の間に土を入れ、マルチングとして株元にモリムラマンネングサの切れ端をばらまきました。

 

本来ならバラは暑さが苦手なので、夏は遮光したり半日陰に移動したりするものですが、1カ月だけ頑張ってもらおうと思います! カリフォルニア生まれの「レッドキャプテン」なら、そこそこ耐暑性もありそうだし大丈夫じゃないかな~。

 

7月28日の「レッドキャプテン」/古枝2本をカット

▲典型的な半横張りシュラブ樹形

ーサルシュート祈願で一時、南西側の室外機置場に場所移動した「レッドキャプテン」ですが、一緒に置いていた「アレゴリー」に強い高温障害が出たので怖くなり、結局1週間で元の北東側のベランダにもどしました。

 

もともとクシヒゲハバチの幼虫に食べられ弱っていた下葉の先が少し枯れましたが、「レッドキャプテン」にあまり大きな高温障害は出ていません。やはり暑さには強い印象です。

 

この1カ月で樹高は37cmまで伸びました。典型的な半横張りのシュラブ樹形をしていますね。

 

頻繁に蕾をつけるので、その都度ピンチで取り除いています。

 

▲株元を隠す2本の古い主幹を切り取り

 

新しいベーサルシュートの発生はなく、春先に出てブラインドになったベーサルシュートは、少し伸びてまたブラインドになってしまいました。

 

株元に光を届けるため、真ん中に生えている2本の古そうな主幹を切り取りました。もう1本でもいいから、新しいベーサルシュート出てくれないかなぁ。

 

この時期の手入れ

2~3日に1回、隣に置いているアジサイがしおれてきたタイミングで水やりしています。

 

1週間に1度の頻度で、水やりの水に「液肥」(ハイポネックス)+「リキダス」(ハイポネックスの活力剤)をやや薄い目にして混ぜています。いくら半日陰とはいえさすがに真夏の暑さなので、そろそろ液肥はナシにします。

 

水やり2回に1度の頻度(つまり4~5日に1回)で、「ニームオイル+木酢液+展着剤」をベランダ全体に散布。

 

ヨモギエダシャクの幼虫があちこちで孵化したようなので、「オルトランDX」(住友化学園芸)を株元に散布しました。

 

9月1日の「レッドキャプテン」/夏花・追肥

▲樹高38cm。前回からあまり変化なし

ッドキャプテンは夏の間ひんぱんに蕾を上げるものの、結局、新しいベーサルシュートは出ませんでした。株中央のブラインドしてしまったベーサルシュートも伸びず、株の大きさは前回のそだレポとほぼ変化なしです。

 

▲ロゼット咲きの夏花

 

ベーサルシュートが伸びないのなら──と、夏花を1輪だけ咲かせてみました。枝先に花1輪で軽いのと枝がしっかりしたおかげで、春花のようにうつむいて咲かず、上向きに咲きました。

 

花径は5.5cm、黒赤のロゼット咲きの花は、夏の終わりのせいか意外とキレイでした。真ん中に小さな黄色い芯が見えています。ただし花形が崩れるのが早く、全開後1日で反り返ったようになってしまいました。気温が高いせいですね。

 

今日は夏剪定に備えて「追肥」を行います。「IBのチカラ」(花ごころ)を、7号鉢の規定量15粒のところ10粒撒きました。すっかり薬剤散布をサボっていますが、病虫害なしです。

 

▲隣の「アレゴリー」に根頭癌腫病が発生!

 

じつは、隣に置いている「アレゴリー」に根頭癌腫病が発生してしまいました。が、「レッドキャプテン」は挿し木苗なので、おそらく発生しないと思います。

 

日本で台木として利用されるノイバラは根頭癌腫病にかかりやすいバラですが、挿し木苗は台木を使っていないので大丈夫だと思いたいです。

 

9月6日の「レッドキャプテン」/夏剪定

▲樹高38cm→24cmに夏剪定

高38cmあったレッドキャプテンを、樹高24cmに夏剪定しました。右側と左奥の枝(春に出たベーサルシュート)は太くて立派なのですが、それ以外が細いめなので、やや低くしています。

 

▲ベーサルシュートから新枝が2本!

 

春に出たベーサルシュートを裏側から見てみると、2本の新しい枝が伸びてきていました。新しいベーサルシュートを出すかわりに、サイドシュートを伸ばすことにしたみたいですね。

 

9月27日の「レッドキャプテン」/秋花の蕾ふくらむ

▲夏剪定から20日間で約10cm伸びた

いたい20日前の9月6日に夏剪定した「レッドキャプテン」は、新しい花枝が10cmほど伸びて樹高35cmになりました。ベーサルシュートが勢いよく伸び、他の枝は控えめな伸び方です。

 

新しい枝は、必ずしも夏剪定した1番上の芽から伸びるというわけではなく、1番上から伸びていたり、1段下から伸びていたり。このあたりの気ままな感じは、シュラブ系統のバラ特有です。

 

▲秋花の早い蕾はもうガク割れ開始

 

枝先にはそれぞれ1輪ずつ蕾をつけています。ベーサルシュートについた蕾はもうガク割れして花びらの赤色が見えてきています。10月初旬に咲きそうですね。

 

この時期の水やりは3~4日に1度。水やり用の水に、ハイポネックス液肥+リキダス(ともにハイポネックス)をやや薄い目にして与えています。

 

病虫害の発生はないので、薬剤散布はさぼっています。

 

10月4日の「レッドキャプテン」/秋花が開花

▲形良く咲いた「レッドキャプテン」の秋花

花の最初の1輪が開花しました。花径5.5cm。花びらがぎゅっと詰まった、春花同等の美花です。枝がしっかりしているので、上向きに咲いています。

 

赤い花は、写真に撮るとどうしても色が潰れたようになってしまうのが残念ですが、実際はとてもキレイです。香りはまったくありません。

 

▲秋花の蕾は3つ

 

蕾の数は3輪で、今年発生したベーサルシュートにのみ蕾がつきました。一方、去年からある枝には蕾がつきませんでした。

 

今回開花した花は、9月6日の夏剪定の時点でもう芽が少し伸びていた枝先についた蕾です。夏剪定してから伸びた芽の先についた蕾は上の写真中央についている蕾。

 

この蕾の開花は、おそらく10月10日ごろ。夏剪定から35日ほどで開花となります。枝先を浅く切り戻しておけば、秋の2番花もいけるかな?

 

10月17日の「レッドキャプテン」/後続の秋花が開花

▲後続の花も美しく開花

用でしばらく実家に戻っていた間に、後続の秋花が咲いていました。おそらく10月15日ごろに咲いたのではないかと思います。このところ天気が悪かったので、予想より時間がかかりましたね。その分、花が長持ちしています。

 

10月15日に開花したとすれば、夏剪定から秋花の開花まで40日。花びらが多いせいか、ミニタイプのバラのわりには時間がかかっています。

 

花径は前回と同じ5.5cm。翌日の18日には花芯の黄色い雄蕊が見えてきました。

 

11月2日の「レッドキャプテン」/秋花散る

▲ずっと咲き残っていた秋花が一気に散った

回、10月15日に開花した花だろうとレポートした秋花が、いつまでも咲き残っていたんですが、今日一気に散りました。なんと半月以上キレイなまま咲いていました。気温が下がってきたのもあり、驚異的な花保ちの良さですね。

 

▲切り戻した枝先から新芽が

 

先に切り戻してあった枝先から、新芽が伸びてきています。蕾がつけばいいけれど、シュラブだし、もうだいぶ寒いし、どうでしょうね?

 

まだ芽が動いているので、ハイポネックスの液体肥料を少し薄いめにして週1ていど与えています。葉がクシヒゲバハバチの幼虫に食べられていますが、ひどいのは葉っぱごと切り取っています。

 

12月8日の「レッドキャプテン」/クシヒゲハバチの食害

▲樹高32cm。いつものクシヒゲハバチの食害アリ

用で忙しくしていた10~11月の間にクシヒゲハバチの幼虫が大発生して、「レッドキャプテン」の葉っぱが食べられてしまいました。

 

ただし嬉しい発見も! これまでクシヒゲハバチは薬剤が効かない害虫だからと諦めていたんですが、試しに「ベニカXネクストスプレー」をかけてみたところ効果がありました!

 

 


ベニカXネクストスプレー 1000ml 住友化学園芸 虫 病気 殺虫・殺菌スプレーの頂点へ 殺虫殺菌剤

 

このハンドスプレー、公式に記載はないけれど、けっこうさまざまな害虫に効果がありそうですね。これで我が家のバラ栽培は、格段に楽になりそうです! 

 

でも、もしかして薬剤で葉っぱが白く汚れてしまう?

 

▲秋花を切り戻したところは、ほとんど伸びず

 

秋花を切り戻したところから伸びた新芽は、数枚の葉を広げただけで、ほとんど伸びませんでした。もちろん蕾もナシです。

 

ちなみに近所の公園に、日向に地植えされている「レッドキャプテン」があるんですが、そちらは花が3輪咲いていました。日向なら秋の2番花が咲きそうです。ただし、樹の感じは我が家とあまり変わらなかったですね。

 

1月4日の「レッドキャプテン」/葉むしり・仮剪定・冬の植え替え

▲新しい培養土で植え替え

眠を促すため葉をすべて取り、枝先を軽くカットして仮剪定。最後に新しい培養土で植え替えしました。使用培養土は、古土にさまざまな資材を混ぜたリサイクル培養土です。

 

鉢は以前と同じ7号のテラコッタ鉢。

 

この1月でちょうど1年になるので、これで「レッドキャプテン」のそだレポを終了します。

 

「レッドキャプテン」のそだレポの感想

▲小型フェンスに誘引した「レッドキャプテン」の春花

ッドキャプテンは、「ジャパン・フラワー・セレクション」(JFS)で、2019~2020年の最優秀賞「フラワーオブザイヤー」を受賞したパティオローズです。

 

樹高は55cm、花径5~6cmのシュラブ樹形のバラで、美しい花形と花色が魅力的。香りはなく、その分、花持ちが10日以上と長いのが特徴です。房咲きにたくさん咲いてくれるのも嬉しいですね^^

 

枝が若いうちに咲く春花はうつむいて咲くので、上の写真のように小さなトレリスやフェンスに誘引するといいです。枝がしっかりしてから咲く秋花は上向きに咲くので、誘引する必要がありません。

 

▲秋花は上向きに咲く

 

春先に新しいベーサルシュートを出し、ベーサルシュートを中心に花を咲かせます。枝はほぼ1年で劣化し、昨年のベーサルシュートには咲いても1~2輪。典型的なシュート更新するタイプのバラです。

 

ベーサルシュートの寿命は1年なので、よくバラ栽培のセオリーとして紹介されているように「ベーサルシュートをピンチして育てる」必要はないと思います。また、昨年の古枝を適宜取り除くことも必要。こういう栽培方法はほとんど紹介されていないので、まったくの初心者は困ってしまうかも知れません。

 

特筆すべきは、ハダニ被害がないこと。こういう小型のバラ(ミニバラやパティオローズ)はハダニ被害がひどいことが多いのですが、レッドキャプテンはハダニ知らず。やはりカリフォルニア生まれの「グリーンアイス」同様、とても嬉しい特徴です。

 

近所の公共の場所に地植えされている「レッドキャプテン」があるんですが、薬剤散布していないのに、ウドンコ病の発生はなく、黒星病も少ししか出ていませんでした。

 

優れた点が多く、育て方アドバイスさえあれば、初心者にも育てやすい楽しみの多いバラだと思います^^

 

育てた人紹介/あいびー

北よりの東向きベランダしかないのに、バラ栽培にはまってしまった主婦。日照不足に悩みながらも、バラ生活楽しんでいます。手間なくよく咲くバラが好き。趣味はバラ園巡り。小説とアニメも好き! 横浜在住

 

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