バラの芽吹きから冬の休眠期まで、1年をとおしてバラがどんなふうに育つのか追いかける「そだレポ」企画です。今回は「グリーンアイス」です。季節ごとに更新していくので、お楽しみに!


「グリーンアイス」は、こんなバラ


【予約大苗】バラ苗 グリーンアイス (Min複白緑) 国産苗 6号鉢植え品《J-MB》 ※3月上旬までのお届け

メリカ・カリフォルニアの育種家ラルフ・ムーア(Ralph S. Moore)は、普通サイズのバラも多く作出していますが、とくにミニバラに多大な貢献をした人です。1971年作出の「グリーンアイス」は、ラルフ・ムーアを代表するミニバラのひとつ。

 

やや赤みを差す蕾から純白の花を咲かせ、退色するとともに緑色に変化していく様子が美しい品種です。秋以降、気温が低くなると淡いピンクを帯び、これもまた美しい。花形はロゼット咲きで、花芯にグリーンアイが現れます。

 

1代前の交配親にロサ・ウクライアナ(テリハノイバラ)が使われているので、通常のミニバラよりもやや大型で、枝がやわらかく枝垂れる性質をもちます。

 

▲強健で、庭植えにも向くミニバラ「グリーンアイス」

 

「グリーンアイス」はとても人気の高いミニバラですが、その理由は花の美しさだけでなく、病虫害に強く強健で育てやすいところにもあります。ほとんどのミニバラがハダニに弱いのに対して、「グリーンアイス」は隣にハダニ被害に遭っている株があっても平気な顔をしているほど。ハダニに悩まされがちなベランダ栽培に、黒星病に悩まされがちな庭植えでも、オススメできるミニバラです。

 

 

花径3cm。樹高0.3~0.6mの横張りなシュラブ樹形。四季咲き。花つき、花もちが良い。香りは微香。バラの家のスコアは「樹勢/強い」「ウドンコ病耐性/強い」「黒星病耐性/強い」「耐陰性/普通」「耐寒性/強い」「耐暑性/強い」。ただし、わたし(あいびー)がベランダで育てた印象からするとウドンコ病耐性はそんなに強くなく、春も秋もかかりました。

 

今回育てる「グリーンアイス」の環境DATA

和歌山県の北西向きの庭で、鉢の向きは南東向き。(真夏はよく日が差すが、冬は自宅の陰になるので午前中に2時間・午後に1時間だけと季節により差があります)。

昨年の11月に届いた中苗

今年の目標/枝垂れる樹形を生かすよう、スタンドかハンギングで飾りたいです。

育てる人/ORCA

 

*バラの育て方は、育てる場所により、それぞれの木の状態により、また目的や好みによっても人それぞれです。ここで紹介する育て方は、一例として参考になさってください!

 

2月11日の「グリーンアイス」/冬の植え替え後、剪定手直し

▲昨年11月に届いたばかりの「グリーンアイス」 写真提供/ORCA

が家の方針として「青バラを集めよう」と決めたので、それ以外のバラは青バラを邪魔せず引き立てる花色をと思い「グリーンアイス」を選びました。

 

「バラの家」の中苗で特価品だったんですが、11月にやたら大きなダンボール箱が送られてきてビックリ! 箱を開けるとこんなに立派な開花株でした。鉢底からびっしり根が出ていて、とてもお得な買い物だったと思います。

 

▲赤い三角の芽があちこちから 写真提供/ORCA

 

1週間ほど花を観賞して一気に剪定。その後、12月に入ってから7号鉢に植え替えました。使用培養土は「ミニバラ専用培養土」(セントラルローズ)です。

 

2月になり、芽吹いてきたので剪定手直し。しっかり外芽の上で切りました。樹高は株本から10cmていどです。

 

2月27日の「グリーンアイス」/追肥(芽出し肥)

▲正確な樹高は13cm 写真提供/ORCA

高計を作りました。鉢土の高さが20cmなので、そこから上がバラの樹高になります。前回、樹高10cmていどと書きましたが、正確な樹高は13cmですね。

 

▲株元の芽から若葉が展開 写真提供/ORCA

 

ミニバラは芽吹きが速いらしく、新芽がつぎつぎ出てきました。株元の芽は展開して葉が伸びてきています。枝垂れる樹形なので、スタンドに乗せるかハンギングにするか、飾り方をそろそろ決めないといけませんね。

 

芽出し肥として「ばら専用ぼかし肥料」(ザ・ローズショップオリジナル)を鉢の四隅に少しずつ(小さじ1杯くらいずつ)埋めました。

 

3月19日の「グリーンアイス」/若葉広がる

▲新芽が一斉に伸びてきた 写真提供/ORCA

のところの陽気でグリーンアイスの新芽が一斉に伸び始め、若葉が展開してきました。

 

▲内芽をどんどんカット! 写真提供/ORCA

 

芽数が多いので、内芽をどんどんカットしています。

 

枝垂れる樹形なのでハンギングにするつもりでいるんですが、市販のものではサイズが合わず、ハンマーで叩いたりして調整中です。

 

4月3日の「グリーンアイス」/事故のため植え替え

▲車にひかれて鉢が大破 写真提供/ORCA

日前の3月下旬、隣家に出入りしている業者の車に「グリーンアイス」がひかれました・・・。事故後の処理などで、結局、半日の間、根がお日様にさらされてしまいました。

 

その後、活力剤の「HB101」(株フローラ)に20分ほど浸けてから、7号鉢に「バラの家 培養土」(バラの家)だけで植えつけました。

 

▲植え替えから5日後 写真提供/ORCA

 

上の写真は、植え替えから5日後の様子です。樹高は23cm。今のところ事故や植え替えのダメージは感じられません。

 

▲どうやら無事育ちそう 写真提供/ORCA

 

事故直後は今年の春花はあきらめようと思っていましたが、様子を観ながら、大丈夫そうなら咲かせたいです。葉が茂ってきたので、少しずつ整理していこうと思います。

 

4月10日の「グリーンアイス」/発蕾

▲事故に遭ったグリーンアイスに発蕾 写真提供/ORCA

リーンアイスに蕾がつきました。この品種はもう1鉢あるんですが、そっちの鉢より遅かったですね。事故や植え替えの影響が、ちょっとあるのかな? これでそだレポのバラの蕾はぜんぶ揃いました。

 

鉢土にマンネングサを挿しました。

 

4月17日の「グリーンアイス」

▲樹高53cmに 写真提供/ORCA

リーンアイスの枝がぐっと伸びて樹高53cmになりました。

 

▲どの枝も蕾が房に 写真提供/ORCA

 

いくつもの枝先に蕾が上がってきました。蕾はどれも房になっています。鉢に挿したマンネングサも育ってきました。

 

4月30日の「グリーンアイス」/開花

▲樹高約60cm。最初の花が開花 写真提供/ORCA

先のグリーンアイスが1輪だけ開花しました。事故に遭ったとき、じつは3本ほど枝が折れてしまったんですが、かなり復活してきました。

 

▲花径4cmの純白の花 写真提供/ORCA

 

ときどき赤い蕾もありますが、開くと純白で、陰になったところがやや緑を帯びています。花径は4cm。中心に行くほど花びらが小さくなるロゼット咲き。

 

香りは鼻を近づけないと分からないほどの微香です。まだたくさん咲きそうなので、とりあえずこの花は切り取りました。

 

ほかのバラはウドンコ病にかかっているのに、グリーンアイスはまったくなしです。強い品種ですね!

 

▲事故に遭っていない方の株 写真提供/ORCA

 

そだレポしている方の株は4月はじめに事故に遭い植え替えしていますが、上の写真は事故に遭っていない方の株です。やはり勢いが違いますね。数えきれないほどの蕾が上がっています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

育てた人紹介/ORCA

かつて東京に住んでいたころ、新宿の某百貨店の生花店でブルームーンの切り花を見て感動しました。そこで、きれいな青紫色のブルームーンを花束にして、お芝居をしていた友人の舞台に贈ったことがあります。

 

その後、和歌山県の白浜町に引っ越してから始めたのがバラ栽培で、今年で2年になります。ブルームーンの思い出もあり青バラをメインに、青バラを引き立てる色として緑や白、茶系のバラを育てています。

 

白浜は暖かいイメージがあると思いますが、冬はすごい風が吹くんです。海の近くなので塩害にも気を配り、いろいろ考えながらバラ栽培を楽しんでいます。生花店に勤めていたこともありますが、切り花がメインなので植物栽培はあまり経験がありません。

 

 

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