6月4日の「つるバラ’フォースオブジュライ’のブッシュ仕立て」/1番花の切り戻し
▲ばっさり切り詰めた「フォースオブジュライ」 写真提供/ハナたろう
ばっさりと強剪定しました! 芽は堅そうですが構わず太い枝の5か7枚葉の上で切り戻し完了。あくまでも強気の『木立ち仕立て』で行きます! 樹高は35cmになりました。
腐葉土で鉢土にマルチングをしました。我が家は鉢植えも庭で管理しているので、これから梅雨の季節に泥はねで黒星病にかかるのを防ぐためです。腐葉土をマルチングに使うことには賛否があるようですが、去年、黒星病に弱い子に施した結果がとても良かったので。マルチングは、高温期に根っこを保護する効果もあります。
この時期の管理
薬剤散布/*ダコニール1000&ベニカS乳剤混合散布
*ダコニール1000は、バラではウドンコ病の防除に効果がある殺菌剤です。ベニカS乳剤はバラではハマキムシやヨトウムシの防除に効果がある殺虫剤です。
マルチング/株元に、腐葉土でマルチングしました。
6月11日の「つるバラ’フォースオブジュライ’のブッシュ仕立て」
▲ちょっと一休みかな? 写真提供/ハナたろう
少し芽が膨らんできていますが、前回とあまり変化はありません。ちょっと一休みしているようです。葉にツヤがありません。
6月17日の「つるバラ’フォースオブジュライ’のブッシュ仕立て」
▲新芽が芽吹いてきました 写真提供/ハナたろう
花後の強剪定から約半月。ひと休みを終えて新芽がモサモサ出て来ました。高いところはツボミを上げています。
6月22日の「つるバラ’フォースオブジュライ’のブッシュ仕立て」
この時期の管理(我が家のすべての樹に散布しています)
この時期、病気はほぼ皆無ですが、虫たちの活動が活発で「コガネムシ成虫」「バッタ」「ヨトウムシ」「ホソオビアシブト
なので、殺菌・殺虫剤の混合液を週1回下記のようなローテーションで散布していま
病気防除/殺菌剤(殺虫剤と混合して使用)
ダコニール1000/黒星病・ウドンコ病の防除
オーソサイド/黒星病の予防
STサプロール乳剤/黒星病の防除にとくにすぐれる、ウドンコ病やさび病にも効果あり
ベンレート水和剤/黒星病・ウドンコ病の防除
トップジンM水和剤/黒星病・ウドンコ病の防除
害虫防除/殺虫剤(殺菌剤と混合して使用)
ベニカS/ハマキムシ、ヨトウムシの防除
スミソン乳剤/アブラムシ駆除
ベニカR乳剤/アブラムシ類、ハダニ類、チュウレンジハバチ、ハスモンヨトウ、クロケシツブチョッキリ、コガネムシ類成虫、ヒラズハナアザミウマの駆除
殺虫・殺菌剤(単独使用)
サンヨール/ウドンコ病・黒星病・灰色かび病の防除、アブラムシ、ハダニ、チュウレンジハバチの駆除
ローテーション①/オーソサイド水和剤80&ベニカS乳剤の混合
ローテーション②/ベンレート水和剤&スミソン乳剤の混合
ローテーション③/トップジン水和剤&ベニカS乳剤の混合
ローテーション④/オーソサイド水和剤80&スミソン乳剤の混合
殺菌剤と殺虫剤を互い違いにして混合散布しています。「ダコニール1000」は薬害(葉っぱが黒くなる)が出るので涼
また、「サンヨール」は殺菌・殺虫剤なので、単独で散布します。水和剤と乳剤の混合時(または乳剤単独)は展着剤不要です。
6月30日の「つるバラ’フォースオブジュライ’のブッシュ仕立て」
▲樹高60cm。いい感じですが・・・。 写真提供/ハナたろう
いい感じで枝葉が伸びてきましたが、春ほどの活性が感じられません。樹高60cm。つぼみの数は控えめです。地植えのフォースオブジュライ(つる仕立て)は2番花が既に房咲きで咲いていますから、鉢植えの方は肥料不足なんでしょう。
ただし、病虫害はないので、よしとしましょう。下葉の枯れは生理的なものです
7月5日の「つるバラ’フォースオブジュライ’のブッシュ仕立て」/2番花が開花
▲「フォースオブジュライ」の2番花 写真提供/ハナたろう
2番花がいきなり1輪咲きました。1番花の最初の開花から約50日。切り戻しから約40日での開花です。肥料不足と虫害(コガネムシ成虫)で、1番花よりつぼみが少ないですが、これから順番に咲いてくる予定です。
7月18日の「つるバラ’フォースオブジュライ’のブッシュ仕立て」
▲地植えに比べて全体に枝が細い 写真提供/ハナたろう
樹高70cm。コガネムシ成虫の食害もあり、つぼみを欠いた枝あり
8月4日の「つるバラ’フォースオブジュライ’のブッシュ仕立て」/家の北側に引っ越し
▲2番花の切り戻し後、ようやく新芽が! 写真提供/ハナたろう
2番花の切り戻しの後、疲れが出たのかあまり動きのなかった「フォースオブジュライ」にようやく新芽が出てきました。長かった梅雨も明けて条件が整ったのだから、本来の生長を見せてほしいもんです! 樹高60cm。
株全体の撮影が困難になってきたので「そだレポ」対象の品種は、すべて北側に引っ越しました。陽当たりは正午あたりから日が暮れるまである
8月19日の「つるバラ’フォースオブジュライ’のブッシュ仕立て」
▲フォースオブジュライは夏に強い! 写真提供/ハナたろう
この子、本当に夏に強いんですよね。落葉ほぼなしで、ぐんぐん枝葉を伸ばしています。フォースオブジュライの本来の生長がかいまみえますね。少ないながら、つぼみも上がってきています。
9月13日の「フォースオブジュライ」/夏剪定(秋花のための剪定)
▲秋花のための夏剪定 写真提供/ハナたろう
フォースオブジュライは、くり返し咲きのつるバラなのですが、一斉に秋花を咲かせたいので剪定しました。花数はどうなるか分かりませんが、色鮮やかな秋花を期待したいです。剪定後の樹高は70cm。
台風後の薬剤集中散布
今回の薬剤散布は台風15号通過後(2日連続)全てのバラ達に
黒星病予防剤:オーソサイド80水和剤(5g/800倍)
黒星病治療剤:サプロール乳剤(4ml/1000倍)
展着剤 :ダイン(箸先に浸して付いた分・極僅か)
殺虫剤 ⑴ :アファーム乳剤(4ml/1000倍)
殺虫剤 ⑵ :ゼンターリ水和剤(5g/800倍)
※殺虫剤は交互使用。
以上を4000ml蓄圧式噴霧器で散布。
11月10日の「フォースオブジュライ」/秋花のつぼみ
▲今年最後の1輪 写真提供/ハナたろう
今年の秋花は、2輪のみつぼみが上がりました。写真は今年最後の1輪。色濃くきれいに咲いてくれそうです。
3月22日の「フォースオブジュライ」/芽吹き
▲今年も元気な芽吹き 写真提供/ハナたろう
仕事が忙しくなってしまったので、休眠期の植え替えはできませんでしたが、今年も元気に芽吹いてきました。
つるバラの木立ち仕立てに挑戦した「フォースオブジュライ」のそだレポは、ここまでで終了とします。
1年間を振り返ってみての感想
▲満開の「フォースオブジュライ」 写真提供/ハナたろう
生育旺盛さは『5つ星』です。しかし、やはり『つるバラ』としてオベリスク等に這わせて育てることを勧めます。トゲが強烈なので、誘引時は気をつけて下さい。
1番花は素晴らしかったのですが・・・。2番花以降低迷してしまったの
育てた人紹介/ハナたろう
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