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6月7日の「レディエマハミルトン」/ベイサルシュートが発生

▲一見、なんの変化もなさそうだけど・・・

り戻しから半月ほどたちますが、「レディエマハミルトン」の枝にほとんど変化なし。頂芽も動いていません。

 

▲ベイサルシュート5本、サイドシュート2本が発生!

 

でもよく見ると、株元が旺盛に動いていました。なんとベイサルシュートが5本、サイドシュートが2本発生しています!

 

そういえば我が家のベランダは狭いので、あまり大きくなってほしくないからと、これまでレディエマハミルトンをわざと日当たりの悪い場所に置き、肥料もほぼ与えていなかったことを思いだしました(^^;

 

今年は日当たりも良くて肥料ももらえて、枝の更新をしようと頑張っているようです。この品種はあまりシュートを出さないと思っていたけれど、それはこれまで環境が悪かったせいだったようです(レディエマごめん)。

 

この時期の手入れ

1週間に1度の頻度で、リキダスの500倍液を水やりがわりに潅水。計4回与える予定。

 

6月25日の「レディエマハミルトン」/ベイサルシュート処理・2番花の蕾

▲赤い若葉が目立つようになってきた

イサルシュートが伸び、枝先の新芽も動いてきました。あちこちに若葉の赤い色が目立ちます。

 

▲左がピンチ済み、右がこれからピンチするベイサルシュート

 

結局、ベイサルシュートが5本、サイドシュートが3本発生したのですが、ベイサルシュート4本だけが生長しています。5本目のベイサルシュートと3本のサイドシュートは、どれも貧弱なまま生長を止めてしまいました。株自身が、「これ以上ムリ!」って判断したんでしょうね。

 

生長している4本のベイサルシュートは、バラバラなタイミングで蕾をつけます。小さい蕾を見つけたところで、手でピンチしています。

 

▲枝先の2番花の蕾

 

1番花を切り戻した後に、2番花の蕾が上がってきました。レディエマハミルトンはシュラブ系統なので2番花の蕾はあまり多くなく、今のところ2輪確認できます。こちらは咲かせます。

 

この時期の手入れ

病虫害は出ていないので、たまにニームオイルを散布しています。3日に1度くらいかな?

 

7月7日の「レディエマハミルトン」/2番花が開花・古枝カット

▲2番花が開花

月下旬に確認した2番花の蕾が開花しました。相変わらずミルラの強香が漂っています。

 

1番花を切り戻した後に伸びた枝についた2番花の蕾が3つ、遅れて上がった1番花の蕾が2つあるので、これから5輪咲きそうです。

 

▲1番花より花びらが少ないあっさり顔

 

2番花は、1番花より少し小さい花径7cmの花。花びらの枚数が少なく、あっさりした印象です。

 

▲ピンチしたベイサルシュートから新芽が伸びて

 

ピンチをしたベイサルシュートの先から新芽が伸びています。写真のベイサルシュートは、枝のなかった中心から伸びているので、嬉しいです^^ 4本のベイサルシュートは順調に生長しています。

 

ベイサルシュートに陽ざしと養分を届けるため、じゃまになる古枝を2本と小枝、枝の途中にびっしりついている出開き芽を半分ほどカットしました。

 

追記

▲2番花の花もちは、わずか3日

 

このところ雨がちで寒かったのもあり、少しは花もちが長くなるかと思いきや。2番花は開花から3日で散ってしまいました。まだ雄しべも黄色いのに、儚い・・・。

 

7月17日の「レディエマハミルトン」/オルトランDX散布

▲花がぽつぽつ咲いては散る

よいよ暑くなり、リビングのエアコンを24時間つけっぱなしにするようになったので、レディエマハミルトンの鉢をエアコン室外機の前から上に移動しました。

 

以前より少しだけ日当たりが悪くなりましたが、枝にびっしりついていた出開き芽を減らしたので、株元に陽ざしが当たりやすくなったと思います。

 

2番花や、気まぐれに上がる遅い1番花の蕾がポツポツ咲いては散る、を繰り返しています。

 

▲綿埃のような害虫

 

1本の枝に白い綿ぼこりのようなものがついていました。指を近づけると、綿ぼこりの塊がササッと動きます! 虫ですね。赤丸の中が虫の本体です。

 

▲アオバハゴロモの成虫 出展/wiki 撮影/keisotyto

 

調べたところ、「アオバハゴロモ」という虫の幼虫のようです。成虫は体長5mmほどで、薄緑色の三角の翅をもちます。そういえば、ベランダでときどき見かけたことがありました。

 

幼虫はバラの樹液を吸っていますが、枝先に1匹だけなので放置することに。

 

▲コガネムシの成虫

 

こんどは網戸の上の方にやばい虫を発見しました。コガネムシです! 夏場に多く発生して、バラの株元に産卵する危険な虫。

 

成虫自身もバラの葉や花を食べますが、この幼虫がとくにひどくて。どんどんバラの根を食い荒らし、ついにバラを枯らしてしまう原因にもなる虫なので、必ず対策が必要です。

 

▲株元にオルトランDXを散布

 

おそらくもう鉢土に産卵されていると思うので、幼虫駆除のためオルトランDXを散布しました。3月下旬にベニカXガードを散布しているので、これでクロチアニジンを含んだ薬剤今年2回目です。4回まで使えるので、夏の終わりにもう1度散布しようと思います。

 

オルトランDXの成分でアオバハゴロモの幼虫も駆除されちゃうかな?(ちなみに、コガネムシの成虫は逃がしました。ちゃんと捕殺できないから毎年やってくるんですよねぇ・・・。)

 

8月21日のレディエマハミルトン

▲ポツリポツリと、ずっと開花 

のバラが暑さや蒸れのため葉が黄色くなって落ちたり、少し元気のない株が多いなか、レディエマハミルトンはほとんど変化なく、気まぐれに蕾を上げてポツリポツリと開花を繰り返しています。暑さにとても強い印象です。

 

現在、花は1輪ですが、蕾が2輪控えています。レディエマハミルトンはシュラブ系統なので、夏剪定はせず、このまま順次咲かせる予定です。

 

▲花径はあるけれど、花びらは少ない

 

花径は8cmで、暑さの割には大きく咲いています。しかしさすがに花びらの枚数は少なくて、スカスカした感じの花ですね。

 

▲出開きが発生しやすい

 

何年も育てているレディエマハミルトンですが、今回しっかり観察して分かったことがあります。この品種、すごく芽吹きが旺盛──つまり強健なのです。そのため、こんな風に横向きに伸びた枝は、途中からどんどん芽吹いてきます。

 

でも芽が多すぎると自動的に淘汰されるので、結果として大量の出開きが発生してしまいます。これはあまり良くないですね。

 

この品種は横向きの枝を作らず、上向きの枝が株元から放射状に伸びるイメージに仕立てた方が良さそうです。加えてこういう出開き芽は、定期的に取り除いてエネルギーの分散を制御した方がいいと思います。

 

9月10日のレディエマハミルトン/夏剪定・オルトランDX散布

▲樹高30cmほどに夏剪定

剪定しました! レディエマハミルトンはシュラブ系統なので夏剪定しない予定だったんですが、予定変更です。イングリッシュローズをバシバシ夏剪定している動画を観ていたら、切りたくなってしまって(^^;

 

動画の紹介でも秋にそこそこ咲いている品種と、開花ゼロの品種がありました。レディエマハミルトンがどちらか確認するのも良い情報になると思い、予定変更で夏剪定することにしたのです。

 

▲芽吹いているところまで切り戻し

 

このところの涼しさで、もうかなり新芽が出ています。気まぐれなシュラブらしく、必ずしも頂芽が伸びるわけではないので、比較的育ちの良い芽のところまで切り戻しました。

 

加えて、横に広がっている枝を短くカットし、株元から放射状の樹形になるよう整えました。

 

結果的に樹高は30cmほどになりました。冬のスタートが75cmだったことを考えると、かなりの強剪定です。が、芽吹きを確認してからの剪定なので、問題ないでしょう。

 

この時期の手入れ

7月中旬に続き、2度目のオルトランDX散布。いないとは思いますが、念のためコガネムシの幼虫対策です。

 

10月10日の「レディエマハミルトン」/秋花開花

▲秋花の最初の2輪が開花

剪定からちょうど1ヵ月。秋花がポツポツ咲いてきました。

 

ただし、わたしが今回行った夏剪定は、芽吹きを確認してから、良い芽が頂芽になるよう切り戻すという変則的な夏剪定です。そのため、秋花が一斉に咲くことはないです。この2輪の後続の蕾は、今のところ見えません。

 

▲夏よりは増えたけれど花びらの枚数が少ないあっさり顔

 

花径は8cm。8月の花よりも花びらが増えているようですが、春花に比べればあっさりした花です。香りは相変わらずのミルラの強香。花もちは4日ていど。このあたりは春花と同じですね。

 

病虫害なしなので、薬剤散布をさぼっています。水やりのみ、しています。

 

11月19日の「レディエマハミルトン」/後続の蕾ふくらむ

▲もう緑の葉ばかり

11月中旬を過ぎ気温も低くなってきて、レディエマハミルトンは生長を止めつつあります。先月までは赤い若葉がたくさん見えていたのに、もう緑色の葉ばかりです。

 

▲今月内に咲くかな?

 

後続の秋花の蕾が2輪あがりました。早い方は蕾の下の花枝が曲がり、開花準備に入ったようです。ガクも開いてきていますね。今月内に咲いてくれるかな?

 

▲こちらは冬の花になりそう

 

もう1輪もガク割れして花びらの色がのぞいていますが、小さな蕾なので冬の植え替えまでに咲くかどうか微妙なかんじです。

 

結局、秋花は4輪。すべて今年発生したベイサルシュートの先に蕾がつきました。古い枝からの蕾はナシです。

 

11月30日の「レディエマハミルトン」/後続の秋花が開花

▲後続の秋花が開花

続の秋花2輪の蕾のうち1輪が咲きました。実際に咲いたのは11月28日なので、9月10日の夏剪定から数えると2.5ヵ月以上かかっての開花、日数でいうと80日くらいかかっています。長い・・・。

 

この長さは品種特性というより、今年の気候と我が家の環境のせいでしょう。今年は9月に入ると急に寒くなったのと、我が家の日当たりが悪いせいで開花まで長くなったのだろうと思います。

 

▲サイズも花びらの枚数も春花と同じ

 

開花までたっぷり時間をかけただけあり、花びらの枚数も増えてこの品種らしい花になりました。気温が低いせいかこれ以上開く気配がなく、コロンと愛らしい形です。花径は7.5cm。春花と同じです。

 

開花から3日目なのでさすがに香りは薄れていますが、それでも顔を寄せると中香品種くらいには香ります。

 

12月20日の「レディエマハミルトン」/冬の花が驚異的な長もち!

▲冬花が10日以上、開花中

ディエマハミルトンの今年最後の花は、12月10日前に開花しました。それから既に10日以上。まだまだ散る気配がありません。花もちの悪さに定評のある「レディエマハミルトン」ですが、12月の花はさすがに長もちです!

 

>>つぎのページでは「葉摘み・仮剪定・冬の植え替え」から紹介しています