大阪府泉南市にある「花咲きファーム」内にあるデビッド・オースチン・ロージズ日本支社のプランツセンターとギフトショップについて紹介します。バラ苗はもちろん、イギリス直輸入のおしゃれなガーデングッズもステキです!
「花咲きファーム」のイングリッシュローズ・ガーデン併設・バラ苗と輸入ガーデングッズのおしゃれなショップ!
▲まるく愛らしく咲くイングリッシュ・ローズ「オリビアローズ・オースチン」
日本にガーデニング人気を巻き起こしたバラ「イングリッシュ・ローズ」の生みの親である初代デビッド・オースチンが作出したバラを販売する会社。それが「デビッド・オースチン・ロージズ社」です。
イギリスに本社を置く、この「デビッド・オースチン・ロージズ社」の日本支社が大阪府泉南市にあります。
泉南市の公共の公園「花咲きファーム」には、大規模なイングリッシュローズ・ガーデンがあり、その隣に「デビッド・オースチン・ロージズ」日本支社の実店舗(プランツセンターとギフトショップ)があるのです。
イングリッシュ・ローズの苗の品ぞろえはさすが! さらにイギリス直輸入のガーデングッズも豊富で、ガーデニング好きなら、思わず目移りしてしまいます。
▲バラ園から道路を渡ってすぐの場所にある 写真提供/天女の舞子
「花咲きファーム」では、春と秋のバラの開花シーズンに合わせてローズフェスティバルが開催され、さまざまなイベントが用意されています。「花咲きファーム」のローズガーデンを訪れる際に合わせて立ち寄りたいのが「デビッド・オースチン・ロージズ」のショップです。
が、じつはローズフェスティバル以外の花のない時期にもゼヒ、ガーデンを訪れてほしいと、日本支社代表の陽心理悠(ひしん・りゅう)さんは言います。その理由はレポート内容をご覧ください。
▼イングリッシュローズについては、こちらをどうぞ
▼「花咲きファーム」については、こちらをどうぞ
「デビッド・オースチン・ロージズ」実店舗と、代表の陽心さんへのインタビュー!
応援レポーターの天女の舞子です。「花咲きファーム」のイングリッシュローズ・ガーデンと一緒に「デビッド・オースチン・ロージズ」のプランツセンターにも立ち寄りました。代表の陽心(ひしん)さんに伺ったお話とともにレポートします。
プランツセンターはさすがの品ぞろえ!
▲状態の良いバラ苗が間隔をあけてゆったり並ぶ 写真提供/天女の舞子
ロザリアンなら、きっと1株はもっているイングリッシュローズを販売する会社「デビッド・オースチン・ロージズ」日本支社のプランツセンターとギフトショップは、大阪府泉南市の「花咲きファーム」内にあります。
「花咲きファーム」のイングリッシュローズ・ガーデンを回ってから訪れたプランツセンターにはイングリッシュ・ローズの花苗がズラリ! さすがの品ぞろえです。
魅力的なイングリッシュ・ローズがたくさんあって、このなかから品種を選ぶのは難しいところですが、じつは「花咲きファーム」のイングリッシュローズ・ガーデンは、イングリッシュローズの見本園も兼ねています。
▲お気に入りを見つけたら品種名をチェック! 写真提供/天女の舞子
イングリッシュローズ・ガーデンのバラにはだいたい品種名が分かるようにプラカードがついています。ガーデン内で気にいった品種をメモしておけば、プランツセンターで購入できるようになっているのです。
株元が生垣で隠れているなど、品種名が分からないときも、だいたいの場所と花の特徴を伝えればスタッフさんに品種名を教えてもらえるそうです。
スタッフさんもバラをよくご存知で、品種の相談だけでなく育て方についての疑問にも答えてもらえ、とても頼もしく感じました。
日本支社代表の陽心さんにインタビュー!
▲デビッド・オースチン・ロージズ日本支社代表の「陽心 理悠」(ひしん・りゅう)さん 写真提供/天女の舞子
わたしが大阪の「デビッド・オースチン・ロージズ」を訪れた当日、ちょうど日本支社代表の陽心(ひしん)さんがいらっしゃったので、いろいろお話を伺いました。実際にバラを育てているので、とても突っ込んだインタビューになったと思います。
まずイングリッシュ・ローズの苗につけられている1年間保証について。
わたしはバラが大好きだけれど、根頭がん腫病の苗が多くて悩んでいます。そんななか、イングリッシュ・ローズは根頭がん腫病にかかりにくいうえに、バラ苗に1年間保証がついていて素晴らしいと感じているので、それについて伺いました。
陽心さんは「イングリッシュローズはがん腫になりにくい台木を使っているけれど、絶対にがん腫にならないわけではありません」と、否定せずに答えてくれました。以前ほかのナーセリーで「それはがん腫ではありません!」と突っぱねられた経験があるので、陽心さんのこの言葉は、育てる側の気持ちを汲んだとても誠実な姿勢だなと嬉しくなりました。
その上で、がん腫になった株のタグを送れば代品と交換してくれるそうです。がん腫株を一般の人が処分しにくいのも分かっていて、がん腫株の引き取りもしているとか。その保証期間が1年です。もちろん、がん腫以外でも交換に応じてもらえます。ロザリアンにはとても助かりますね^^
ナーセリーでは区画を区切って管理しているので、がん腫になった株のあったエリアの株を処分したり土の入れ替えを行うなどしています。これは、イギリス本社でも同じ考えで対応しているそうです。
「がん腫について、日本のユーザーはもっと声を上げるべき!」とも話してくださいました。ほんと、そうですよね!
日本の気候に合った品種をオススメ!
▲壁沿いに植えて半日陰での育ち方をチェック! 写真提供/天女の舞子
イングリッシュ・ローズは、もちろんイギリスで作出されています。これをまったく気候の違う日本にもってくると、花の咲き方や枝の伸び方が変わってしまうことが良くあります。
日本でどんな育ち方をするのか、ナーセリーで品種ごとに確認して、その上で日本の気候に合ったものを厳選して日本販売しているそうです。実際に陽心さんが自宅で育てて確認しているバラもあるとか。
「花咲きファーム」の一番奥の壁沿いにバラが植えられているのは、半日陰でどのように育つかを確認するため。住宅地では、そんなに日当たりの良くない場所で育てることも多いから、とのことです。さすが良く分かっていらっしゃる。
こうした試験栽培を経て、日本のロザリアンに本当にオススメできる品種が選ばれています。
でもロザリアンの皆さんには、花のない時期や夏の暑いときにこそ、ゼヒ見本園を訪れてほしいと、陽心さん。理由は、購入を考えているイングリッシュローズの品種が、日本の厳しい気候でどういう状態になるか、品種の特性や育ち方を実際に確認してほしいから。
わたしも花のキレイなときばかりバラ園を訪れるけれど、なるほどそれは大事だなぁ、と納得しました。
▲バラの家の木村卓功さんのチャンネルにゲスト出演する陽心さん 出展/you tube
ところでyou tubeの、バラの家の育種家・木村卓功さんのチャンネルに陽心さんが出演して、好きなイングリッシュローズを3品種選んでお話している動画があります。淡いピンクの「エリザベス」、濃いバラ色の「ジェームズLオースチン」、白バラの「デスデモーナ」が選ばれていました。これらも日本の気候に合った、オススメの品種です。
ちなみに、木村卓功さんの好きなイングリッシュローズは、淡いピンクの「スキャボローフェアー」、同じく淡いピンクの「メアリーディレイニー」、オレンジ色の「ブリングミーサンシャイン」でした。
you tubeにはデビッド・オースチン・ロージズのチャンネルもあり、「秋によく咲くイングリッシュローズ」という切り口でオススメ品種を紹介している動画もあります。品種選びの参考になりますね^^
▼ショップのオススメ品種は、こちらからどうぞ
▼木村卓功さんとのコラボ動画は、こちらをどうぞ
▼秋によく咲くイングリッシュローズの紹介動画は、こちらから
大鉢栽培を勧める理由は?
▲イングリッシュローズ栽培は大鉢がオススメ 写真提供/天女の舞子
わたしはSNSのローズサークルに入っていますが、そこで話題になっていたことを最後に質問しました。「イングリッシュローズの鉢栽培では、なぜ大鉢をオススメするのですか?」と。
その答えはこうでした。
「イングリッシュローズは、地植えでより良いパフォーマンスを引き出すことができます。そのため、なるべく地植えと同じように管理してほしいから、大鉢栽培をオススメしています」。
大鉢で根が大きく張れば、枝数も増え樹形が整います。イングリッシュローズはキレイなバラの茂みをつくることを大事にしているので、それもあって大鉢栽培の方が向いているのでしょうね。
本場イギリスのガーデングッズが揃うギフトショップ
▲木のサイディングを施したおしゃれなショップ 写真提供/天女の舞子
プランツセンターにはギフトショップも併設されています。店内には剪定バサミやガーデングローブなどのガーデングッズはもちろん、書籍やペーパーナプキン、バラ模様のカップなどバラの関連グッズが並びます。
▲美しいイングリッシュローズの限定版画 写真提供/天女の舞子
ステキな限定版画があったので、思わず購入してしまいました。ほとんどはイギリスからの輸入品で、ここでしか手に入らないものも多く、欲しいものばかりでした。
訪れた人の口コミは?
春
「花咲きファーム」にあるイングリッシュローズ・ガーデンは満開で素晴らしかったのですが、デビッド・オースチン・ロージズのプランツセンターとギフトショップも、とても良かったです。
陽心さんはじめスタッフの方々も、バラについての知識がしっかりしていて信頼できるし、それでいてお話しやすい雰囲気で、居心地の良いお店でした。
バラ苗の状態もよくたくさんあって思わず欲しくなったけれど、なんとか我慢しましたが、ギフトショップでは書籍や版画など、ついいろいろ購入してしまいました。イギリスからの輸入品はおしゃれなものばかりで、見ているだけでも楽しくなります。
剪定バサミはどれも実際に手で持たせてもらえたのが嬉しかったです。自分の手が標準より小さいので、実際の使用感が分かるのは貴重だと思いました。剪定バサミは値段の高いものだし、こういう配慮は助かります。
たとえばガーデンに花のない時期に訪れても、この充実したショップに立ち寄るだけでも、十分楽しめると思います。(天女の舞子)
アクセス情報と施設の案内
アクセス情報
飛行機
関西国際空港からタクシーで20分
電車
JR阪和線「和泉砂川駅」下車:タクシーで10分
南海本線「樽井駅下車」:タクシーで15分
車
第二阪和国道26号線を大阪方面へ進み、「幡代北交差点」を右折し、府道63号線に入り、1.7km先を右折して(花咲きファームの標識あり)、1.2km道なりに進む。
阪和自動車道下り線「泉南IC 」下りてすぐ。
▼くわしくはGoogle Mapで確認してください
駐車場
花咲きファームには約100台止められる無料駐車場があります。イングリッシュ・ローズガーデンに近い上の方の駐車場と、イングリッシュ・ローズガーデンまで少し歩く下の駐車場があり、混雑時には上から順にいっぱいになっていきます。
駐車場に関して、陽心さんからのお願いです。「ローズガーデンに近い上の駐車場は、お年寄りや車イスの方などに譲ってください。健康な方は少し歩きますが、下の駐車場でお願いします」。
開店時間と休店日
開店時間
9時~17時、または10時~16時までなどと、営業時間や休日は季節により変わります。
ただし、ローズフェスティバル期間は営業
*詳しくは、下記デビッド・オースチン・ロージズ公式サイトで確認してください
デビッド・オースチン・ロージズ公式サイト
公式サイト
*お出かけの際には、必ず公式サイトで確認してください!
公式you tube
▼「バラ園に行こう!」の記事一覧はこちらからどうぞ
行きたいんですよね~ 実家からだとすぐなのに。今は遠くなってしまい。
ま、実家に居た頃はバラを育て始めたばかりで何も知らなかったのですが。
でも、衝動買いしそうですね。来年こそは行けるようにしたいですね。
オルカさんこんにちは
可愛いアイテムが沢山ありますし
最新の品種を少し早く手に入れられることもあるようです
丁度行ったときには
ダナヒューが数鉢出てて
まだ、国内では公開前だからSNS等には告知はしないで欲しいというお話しがあり
わくわくしながら告知を待ってました
新しい品種をフライングで手に入れられることもあるかもしれませんね
↑
ここ、書いていいのかしら?
我が家は置場所がもうないので無理ですが
イングリッシュローズは
ムンステッドウッド
フォールスタッフ
ディムジュディデンチ
キャロリンナイト(サマーソングの枝変わり)
を育ててますが
同じイングリッシュローズというか、シュラブというか
それぞれ個性がありますね
こちらのお店では、売られてる選定用のハサミを幾つか試しに握らせて頂いたり
バラの絵画を実際に見たりも出来ますし
バラ好きでしたら、苗以外でも買いたくなってしまうかもしれませんね
比較的お近くにあるのは羨ましいです
私は大阪から行きましたが
土地勘もないので、乗る電車を間違えて
和歌山方向に行くのに奈良方向に向かい、えらい場所に一度行って大変でした