花咲きファームのイングリッシュ・ローズガーデン（大阪府泉南市）バラ見頃、口コミ、アクセス情報＜英国以外で唯一のデビッド・オースチン・ロージズ公式バラ園！＞

大阪府泉南市にある「花咲きファーム」には、デビッド・オースチン・ロージズ社が管理するイングリッシュ・ローズガーデンがあります。英国以外では唯一の、デビッド・オースチン・ロージズ公式バラ園を紹介します！

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「花咲きファーム」のバラ園は、デビッド・オースチン・ロージズ社が管理する本格的イングリッシュ・ローズガーデン！

▲緑に囲まれた花園「花咲きファームのイングリッシュ・ローズガーデン」　写真提供/天女の舞子

大阪府泉南市の丘陵地にある農業公園「花咲きファーム」は、農業をコンセプトにした公共の公園です。この「花咲きファーム」内の「花畑エリア」は、かつては春にチューリップ、秋にコスモスと、季節ごとの花が咲く大花壇でした。

この場所が2012年に大リニューアル！　今では3000株のバラ咲く本格的ローズガーデンが楽しめる場所になっています。

手がけたのはイギリスに本社を置くデビッド・オースチン・ロージズ社。ここは、本国イギリス以外では唯一のデビッド・オースチン・ロージズ社公式イングリッシュ・ローズガーデンなのです。

▲花咲きファーム全景図　出展/泉南市公式

花咲きファーム全景図の左下が花畑エリアで、ここにローズガーデンがあります。道路を挟んだ上がプランツセンター。ここにデビッド・オースチンのショップがあり、バラ苗はもちろんバラ関連グッズも豊富に販売しています。

プランツセンターから少し離れた右側には芝生広場があり、芝桜とソメイヨシノが一緒に楽しめる芝生スロープがあります。

無料駐車場が2カ所。公共交通機関ではやや行きにくい場所にあるので、ぜひ車で訪れたい観光スポットです。

「花咲きファームのイングリッシュ・ローズガーデン」バラ見ごろは？

▲見ごろには溢れんばかりにバラが咲く　写真提供/天女の舞子

春/ゴールデンウイーク～1カ月間

年により少し前後するけれど、5/15～25日がとくにオススメです！

秋/10月中旬～1カ月間

イングリッシュローズは早咲きから遅咲きまでさまざまな品種があるので見ごろが長く楽しめます。バラ見ごろに合わせてローズフェスティバルが開催され、バラの専門家による無料ガーデンツアーなどが企画されています。

年により見ごろやローズフェスティバルの日程は少しずつずれるので、詳しくはデビッド・オースチン・ロージズ社の公式サイトで確認してください。

▼デビッド・オースチン・ロージズ社公式サイト

David Austin Roses Japan

デビッド・オースチンのイングリッシュローズガーデンとプランツセンター

春の「花咲きファームのイングリッシュ・ローズガーデン」をレポートします

天女の舞子

応援レポーターの天女の舞子です。大阪にデビッド・オースチン・ロージズ社が管理するイングリッシュ・ローズガーデンがあるということで、以前から訪れてみたかったのですが、ようやく行くことができました！　5月下旬の「花咲きファームのイングリッシュ・ローズガーデン」をレポートします。

▲花咲きファームのイングリッシュローズ・ガーデンを空から　出展/you tube　デビッド・オースチン・ロージズ公式

大阪府泉南市は、関西の玄関口といわれる関西国際空港のある市です。大阪の繁華街・梅田や道頓堀からは遠く、和歌山県との県境に近い位置にあります。

そのため交通の便は少々良くないのですが、ここに本国イギリス以外では唯一のデビッド・オースチン・ロージズ社が管理するイングリッシュ・ローズガーデンがあります。

「花咲きファームのイングリッシュ・ローズガーデン」には約3000株のバラが植えられていて、ごく少量のオールド・ローズもありますが、そのほとんどがイングリッシュ・ローズ。ここは、イングリッシュローズの見本園の役割もあるガーデンなのです。

▲ツゲの生垣でバラの株元を隠すフォーマルなデザイン　写真提供/天女の舞子

入口を入ってすぐのガーデンデザインは、背の高いツゲの生垣（ヘッジ）で景色を区切り、さらにそれぞれの花壇の周りを低い生垣で囲むイギリスに古くからあるフォーマルな手法。低い生垣は株元の土を隠すので、よりバラの花が際立って見える効果があります。

空撮画像でよく分かりますが、曲線を組み合わせた少し不思議な形の花壇が組み合わされています。これはもしかして、ペイズリー模様かな？

このガーデンのデザインは、イギリスのデビッド・オースチン・ロージズ本社。ガーデニングの本場・イギリスのデザインを堪能できるのも、ここならではの体験です。

▲段々に流れる水路とデザインされたツゲのヘッジ（生垣）　写真提供/天女の舞子

とくにデザイン性が際立っているのが、段々に水が流れるエリアです。両側にある複雑なツゲの生垣模様がおもしろく、流れにこぼれ咲くバラの優しげな様子と相まって、特別な雰囲気があります。

このエリアは、イギリス本社にあるルネッサンス・ガーデンからインスピレーションを得てデザインされました。

▲池のまわりは宿根草を組み合わせたナチュラル・ガーデン　写真提供/天女の舞子

水が流れるエリアの奥には鯉の泳ぐ池があります。池のほとりは、樹木があったりバラ以外の宿根草が植えられていて、とてもナチュラルな雰囲気。ホッとくつろげる空間です。

バラ以外の植物との組み合わせが参考になりますね。

▲花満開のバラの海　写真提供/天女の舞子

きっちり設計されたガーデンもあれば、たくさんのバラが見渡せるエリアもあります。周りは緑に囲まれた場所なので、どこから見てもバラが映えます。

イングリッシュローズは香り高いバラが多いので、花に顔を寄せて香りを確かめながら散策するのも楽しそう。

これだけ充実したガーデンですが、ここは公共施設。なんと入場料は無料です！

▲シャープルズさん改め、日本名「陽心　理悠」（ひしん・りゅう）さん　写真提供/天女の舞子

デビッド・オースチン・ロージズ日本支社代表の陽心（ひしん）さんに話をうかがったところ、今後、アーチやオブジェを増やしたり宿根草を植えたりと、さらに充実したローズガーデンになっていく予定だとか。楽しみですね＾＾

訪れた人の口コミは？

春

▲真っ赤なブラシの木が効果的なアクセントに　写真提供/天女の舞子

自然豊かな場所にある、美しいローズガーデンです。イギリスのフォーマル・ガーデンやナチュラル・ガーデンなど、エリアごとに雰囲気を変えて、たくさんのイングリッシュローズが堪能できます。

バラはもちろん、緑の芝生や真っ赤な花を咲かせるブラシの木が効果的に配置されていて、コントラストがとてもキレイでした。

わたしが訪れたのが5月末。バラがたくさん咲いていましたが、乱れたり散っているものも多くて、もう少し早い方がもっとキレイだったかな？　

ガーデン内に休憩できるベンチはいくつもありますが、わたしが訪れた日は暑いくらいの陽気で、屋根のある東屋に座っている人が多かったです。天気の良い日は、日傘や帽子を用意した方がいいかもしれません。もちろん、歩きやすい靴も！

▲ガーデン横の小高い丘にあるプランツセンターとギフトショップ　写真提供/天女の舞子

ガーデンから道路を渡った、やや小高い場所にデビッド・オースチン・ロージズのプランツセンターとギフトショップがあります。

プランツセンターのバラ苗はすべてイングリッシュローズ。さすがの品ぞろえでした。ショップにはイギリス直輸入のガーデングッズや、書籍、バラ関連のグッズが豊富です。

当日は移動販売の車が来ていたので、ここで飲み物とスコーン・クッキーを購入してしばし休憩しました。

行きはタクシーを利用したのですが、じつは帰りのタクシーに断られてしまって！　しかたなく最寄りのバス停まで歩きましたが、遠くてかなり大変でした。ショップに行けばついバラ苗が欲しくなってしまうし、そういう意味でも車で訪れた方が良さそうです。（天女の舞子）

▼プランツセンターとギフトショップについて詳しくは、こちらをどうぞ

バラと小さなガーデンづくり

デビッド・オースチン・ロージズ実店舗（大阪府泉南市）＜バラ苗はもちろん、おし...

春

今週が見頃だと思って、午後3時ぐらいに行きました。もう泉南IC出口から駐車場への行列が続いています。アクセス案内通りの出口左折はなかなか難しいです。そこから1.2キロ、まあ帰省の渋滞に巻き込まれたと思えば我慢できますが、できれば巻き込まれない内に駐車場に着きたいところです。
上の駐車場は満車と案内されますが、同乗者は年寄りなので上で待ちますと言って上がりました。結構空いてました。広いバラ園の入り口は一番上なので、足の弱い人は待ってでも上まで上がるべきです。
花芽は全く摘まずそのまま咲かせてあります。まだまだ咲きます。来週も十分楽しめます。これ無料って信じられない！

秋

一度行ってみたかったこちらのバラ園。春の方が有名で、そのフェスティバル期間だけ市がシャトルバスを出してくれるほどの人気です。秋はシャトルバスがないので、レンタサイクルで行きました。
行きしなの坂はものすごくキツかったけど、それだけ行く価値はあります。香りの良いバラが出迎えてくれます。11月初めに行ったのですが、やはり10月の方が全盛期みたいです。バラ園には自販機やベンチがあって、予想してたよりも快適な空間でした。