バラの病虫害対策に!まずそろえたい2種類の農薬

      2017/04/16


バラを育てていると、必ず悩まされる問題にぶつかります。それは、バラにつく病気と害虫です。今回は、病虫害対策にまずそろえたい使いやすい農薬を2種類、紹介します。どちらも使い方は簡単ですが、れっきとした農薬です。使用上の注意点もしっかり読んでくださいね!

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使い勝手も効果もバツグン!「オルトランDX粒剤」

住友化学園芸 オルトランDX粒剤200g【散布ボトル入】

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感想(9件)

庭園芸で使う農薬といえば、40年以上前から「オルトラン」が使われています。農薬売り場に行くと、オルトランだけでもいくつもの商品があり、どれを購入すればいいのか迷ってしまいがちですが、まず最初に購入したいのは「オルトランDX粒剤」です。

従来の「オルトラン」(殺虫成分アセフェート5%含有)に、さらに広範囲の害虫に対応する殺虫成分(クロチアニジン)をプラスしたのが、この「オルトランDX」です。

商品は上の200gボトル入りの他に、バラの絵のついた300gボトル入り、1kgの袋入りもありますが、どれも中身は同じです。

 

使い方は土にばら撒いて水やりするだけ!

来の「オルトラン」には、粒剤、液剤、水和剤がありますが、「オルトランDX」は粒剤のみです。「オルトランDX粒剤」の使い方はとても簡単です。バラの株元の土に粒剤を撒いて水やりするだけ。「オルトランDX粒剤」は水に溶けやすいので、すぐに水に溶けて土の中に染みこんでいきます。これを根が吸い上げて、植物に行き渡り、それを食べた害虫が死んでしまうという仕組みです。

 

殺虫効果は約1ヵ月!

「オルトランDX粒剤」の殺虫効果は長く、なんと1ヵ月も持続します。予防も含めて1ヵ月おきにばら撒いておけば、害虫の防除に効果的です。

 

容器4~5回振れば1g

ーカーの住友化学園芸のサイトによると、使用量は花き類、観葉植物に1㎡あたり6gと書かれています。特別バラについては書かれていませんでしたが、これに準ずればいいと思います。鉢植えなら1鉢あたり1g前後といったところでしょう。

ボトル容器に入った商品の内蓋には小さな穴が開いているので、容器を4~5回振れば1gです。1カ所にまとめて置くよりも、全体にまんべんなくばら撒く方がよいようです。

 

駆除できる害虫

除効果のある害虫は、アザミウマ類、アブラムシ類、アオムシ、バラゾウムシ(クロケシツブチョッキリ)、コガネムシ類幼虫、ハモグリバエ、ミカンコナカイガラムシ、コナジラミ類、チュウレンジハバチです。

DXのつかない従来の「オルトラン」も似たような駆除効果が示されていますが、皆さまの口コミによると従来品ではコガネムシの幼虫に効果はなかったけれど、「オルトランDX粒剤」ではコガネムシの幼虫に効果があったと書かれているのをよく見かけました。さらに、メールでご指摘いただいた読者さまには、コガネムシの幼虫が土の上に上がってきて死ぬと教えていただきました。

 

使用上の注意点

総使用回数は年間5回以内

メーカーの住友化学園芸のサイトによると、花き類、観葉植物への総使用回数5回以内という表示があります。バラは野菜のように人間が食べるわけではありませんが、それでも使用回数に制限があるので注意してください。

体調の優れないときは使用しない

目に入らないように注意する

散布するときには、ゴム手袋などを使用する

オルトランDXを撒いているときや撒いた当日は子どもやペットが近づかないようにする

ミツバチや蚕に影響があるので注意

独特な臭いがする

メーカーのサイトには表記がありませんが、「独特の臭い」がします。「ネギが腐ったような臭い」と表現している方もいます。ロザリアンの皆さまには、この臭いが苦手な人も多いようです。土に撒いた上からさらに土をかぶせておけば少しはマシなようですよ。

保管は厳重に

農薬全般に言えることですが、カギのかけられる場所で厳重に保管してください。

 

効果は高さ1mくらいまで

「オルトランDX粒剤」ではなく従来の「オルトラン粒剤」の方の説明書きにですが「背の低い庭木・鉢物に」、とあります。それを裏付けるように、多くのロザリアンが高さ1mくらいまでしか効果が実感できないと書いています。「オルトランDX粒剤」も同じだと思われます。

高さ1mほどに仕立てたブッシュ樹形のバラなら「オルトランDX粒剤」だけで害虫対策ができるのでしょうが、1m以上に背の高くなるシュラブ樹形のバラやつるバラには他の農薬も併用する必要がありそうです。

 

プラスして使いたいスプレータイプの農薬「ベニカXファインスプレー」

MyROSES 住友化学園芸 ベニカXファインスプレー 950ml

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感想(1件)

元にばら撒くタイプの「オルトランDX粒剤」は、今ついているアブラムシをすぐになんとかしたい! というときには即効性がありません。薬剤をばら撒いてから実際にアブラムシが駆除できるまで3~4日かかります。また、上に書いたように根から吸収させる「オルトランDX粒剤」では1mを越えるつるバラには、上のほうまで害虫駆除効果がありませんので、高い位置の害虫を駆除する他の農薬が必要になります。

プラスして使いたいのが、すぐれた害虫駆除と、病気の防除に効果を発揮する「ベニカXファインスプレー」です。

 

即効力と持続性がある高い害虫駆除効果

虫駆除では即効性があり、しかも約1カ月間、効果が持続します。「ベニカXファインスプレー」は、「オルトランDX粒剤」ではカバーしきれない場所の病虫害対策に使いやすい商品です。

メーカーの注意書きには、発生初期に使用し、総使用回数は4回以内と書かれています。

 

葉の裏にもしっかり散布

使い方は、予防目的なら葉の表と裏の両面にさっと散布するていどでOKです。葉の裏にもかけるところがコツです。病気が発生しているところ、または害虫が発生しているところには、葉の両面に雫がしたたるくらいまで、たっぷりかけます。

 

駆除できる害虫

アブラムシ
アブラムシ / harum.koh

「ベニカXファインスプレー」で駆除できる害虫は、アブラムシ類、アザミウマ類、バラゾウムシ(クロケシツブチョッキリ)、コガネムシ類成虫、 コナジラミ類、チュウレンジハバチ、 ハダニ類、ハモグリバエ類、ハスモンヨトウです。

ほとんどのバラの害虫に効果があるようですね。

 

病気対策も同時にできる!

ラがかかりやすい主な病気、うどん粉病、黒点病、灰色かび病を防除します。発生初期に使用し、総使用回数は4回以内です。

 

ハンドスプレー式で冷害知らず

アゾール式ではなくハンドスプレー式というのもこの商品の良いところです。缶の中に充填した圧縮ガスの力で薬剤を噴霧するエアゾール式では、吹き出し口が低温になるので約30cm離して噴霧しなければ植物に冷害が出てしまうという欠点がありますが、ハンドスプレー式ならごく至近距離で使っても問題ありません。狙った場所にしっかり使うことができます。

 

使用上の注意点

花びらにかかるとシミができることがあるので、かからないようにする

体調のすぐれないときは使用しない

手軽に使えるとはいえ、農薬の散布です。体調の悪いときに使わないようにしましょう。

風のない日に散布する

風のない日を選び、集合住宅では近所の迷惑にならないよう気を付けましょう。風向きによっては自分が吸引してしまう恐れもあります。注意しましょう。

散布するときは農薬散布スタイルで

散布時は農薬用マスク、手袋、長ズボン、長袖作業衣を着用するとメーカーでは書いています。ここまでやるかどうかは個人の判断ですが、農薬を扱うのだから、十分な注意が必要ということは忘れないようにしたいものです。最低でも水を通さないゴム手袋とマスクを使い、農薬が付着した恐れのある衣服はすぐに、それ単体で洗濯しましょう。

散布時や散布した当日は子どもやペットが近づかないようにする

ミツバチや蚕に影響があるので注意

保管はカギのかかる場所で

バラが10本ていどまでなら「ベニカXファインスプレー」でも対応できますが、もっとたくさんのバラがある場合には、手動で噴霧するにも限界があります。「オルトラン液剤」や「ベニカR乳剤」を希釈して噴霧器に入れ、本格的に農薬散布してください。

 

まとめ

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今回は、バラの病虫害対策にまずそろえたい2種類の農薬を紹介しました。「農薬」ときくと何だか怖いもののように思えてしまいますが、日本の農薬基準はとても厳しく規制されていますから、表示された通りに使えば問題ありません。とくにバラは野菜などの食べ物とは違い、残留農薬も考えなくていいので気軽に使えます。正しい農薬使用で、大切なバラを病気や害虫から守ってください。

逆に言うと、間違った使い方をすると効果が出なかったり、薬害が出ることもあり得ます。どうぞ注意してくださいね。

子どもやペットのいる家庭も多いので、できれば減農薬・無農薬でバラを育てたいと考えている方も多くいます。そんな要望に応える商品もいろいろありますが、それはまた別の機会にまとめたいと思います。

バラの花をお茶やジャムに利用したいという方は、ゼヒ無農薬栽培でお願いします!

 

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