1月下旬に冬剪定したバラの答え合わせです。予想通りの結果に咲いてくれたかな? もうひとつ、アジサイの答え合わせも。こちらも狙い通り、青く咲いてくれたかな? 今回はあいびーの個人ブログです。
春の一番花、終了~!
▲ピンクの「アンジェラ」と、白い「デスデモーナ」
春バラのシーズンが終わりました。今年はGWから雨続きで少し残念なお天気でしたが、5月終盤にようやくお天気になりましたね。皆さまのバラたちはどうでしたか?
今年の我が家のベランダは、つるバラはイマイチで、木立ちバラはよく咲いたように思います。上の写真はつるバラの「アンジェラ」とイングリッシュローズの「デスデモーナ」。「デスデモーナ」はふわふわ可愛く咲いたけれど、「アンジェラ」の花つきは、例年になく少ないめ。といっても、そこは1季咲きのつるバラです。100輪や200輪はゆうにありますが。
今年はウドンコ病がひどかったので、「ベニカXガード」でウドンコ病が防げた木立ちバラはよく咲いたけれど、つるバラはウドンコまみれになって花数が減ったという感じです。
そんななか、冬剪定の答え合わせをしていこうと思います。冬剪定を紹介したのは、木立ち樹形の「ノヴァーリス」と、シュラブ樹形の「レディエマハミルトン」です。
冬剪定の後、どうなった? 「ノヴァーリス」の答え合わせ
▲冬剪定直後の様子。樹高24cm
まず「ノヴァーリス」の冬剪定のおさらいから。
「ノヴァーリス」は、木立ち樹形のバラです。主幹は4本あります。が、内1本は強風の影響で折れてしまったので、短くカットしてあります。
なるべく太いところまで切り戻したかったので、結局、冬剪定後の樹高は24cmになりました。上の写真で左側に写っているトゲの多い主幹は1番古い、新苗からある枝で、つぶれた黒い芽しかありませんでした。
冬剪定当初の目論見は──
「上手くいけば花枝が4本か5本上がり、そのうち2本くらいは房咲きになるかな? 花枝は30cmくらいなので、1番花は54cmの高さに咲く予定。そこから2番花が咲いても60cmちょっとで収まるかな?」
という感じでした。さて、その結果は?
▲1番花が開花。樹高は60cm
花枝は4本上がりました。1本は2輪の房咲きに、2本は1輪咲きになり、計4輪開花。1本はブラインドでした。黒くつぶれた芽からも、ちゃんと花枝が伸びてくれてよかったです^^
花の高さは、右側の花が予想より少し高く樹高60cmで咲きました。
▲短い主幹は、結局枯れた
当初の予定より花枝が少なめになったのは、短い主幹の芽が育たなかったからです。2つ芽吹き、1つ芽かきして1芽だけ育てようとしたんですが、残念ながら株自身がこの芽を見捨てましたね。結局枯れてしまいました。
今年、これに代わるベイサルシュートが出てくれることを祈ります!(ベイサルシュート出にくい品種らしいんですけどね・・・)。
▲今年の「ノヴァーリス」の花はすごくキレイ^^
今年のノヴァーリスは、花がとてもキレイでした。花のサイズもたっぷりで、形よく咲いてくれました。花色もあまり退色せず、キレイな状態を長くキープしてくれて、とても楽しめました。
このバラは生長はゆっくりだけど、年々花が良くなっていく気がします。
あまり大きくしたくないので、今後もこれくらいのサイズをキープしたいですね。
冬剪定の後、どうなった? 「レディ エマ ハミルトン」の答え合わせ
▲冬剪定直後の様子。樹高30cm
続いてイングリッシュローズの「レディエマハミルトン」の冬剪定のおさらいから。
「レディ エマ ハミルトン」は、毎年ベイサルシュートを出しながら、頻繁に枝更新していくタイプの叢生樹形のバラです。
「主幹は全部で7本。花数は最低でも7輪、できれば10輪以上咲かせたいところ。花枝は30cmていどですが、横~うつむき加減に咲くので55cmくらいの場所に咲く予定。」
という感じでした。さて、その結果は?
▲1番花が満開に。樹高は70cm
結局1番花は9輪咲きました。1本長く飛び出して伸びた花枝があるので、樹高は70cmですが、それ以外はちょうど55~60cm。予定通りです。
▲本来は房咲きになる品種
本来このバラは房咲きになりますが、今年はすべて1輪咲きでした。我が家の環境では日照が足りないのはあるけれど、もう少し咲けるはず! わたしは肥料控えめな方なので、もう少し増やしてみようと思います。
バラの冬剪定の答え合わせは、まぁまぁだったと思います^^
次の答え合わせはアジサイです!
ピンクに咲いた青アジサイどうなった?
▲去年のアジサイ。1鉢は青いけれど、もう1鉢はピンクに・・・
我が家には2鉢の青アジサイがあり、バラの1番花の後ずっとキレイに咲いてくれるお気に入りなのですが──。
去年、1鉢は青~紫に咲いたのに、もう1鉢はピンク色に咲きました。この色も決して悪くないんだけど、青が気に入っているので、これをどうしても青く咲かせたい!
▲あちこちの鉢の土壌酸度を計測
そこで、リトマス試験紙で土壌酸度を計測してみました。雨の当たらない場所では土がアルカリ性に傾きやすいので、やはりアジサイの土はアルカリ寄りでした。アジサイはアルカリ寄りでピンクに咲き、酸性寄りで青く咲くので、アジサイを青く咲かせるには土を酸性寄りにする必要があります。
わたしはアジサイの土にバラのリサイクル土を使っていますが、土壌酸度を改良するために、ピートモスと青アジサイの肥料を使った結果の答え合わせが今年咲いてきました。
さて、今年のアジサイは──?
▲去年ピンクに咲いたアジサイは紫色に改善!
かなりピンク寄りの花もありますが、赤紫~青紫のグラデーションに咲きました。去年のピンク色から、かなり青寄りに改善されましたね^^ ピートモスと青アジサイの肥料が効いたようです。
そしてもう1鉢の方、去年は青く咲いたアジサイがどうなったかというと。
▲輝くばかりにまばゆいドピンクのアジサイ!
まばゆいばかりのドピンクに咲きました──。こちらはピートモスを入れなかったので、しっかりピンクになりました(== いや、ドピンクもキレイなんですけどね・・・。
我が家ではバラ以外の植物にはバラのリサイクル土を使っているんですが、やっぱりリサイクル土ではアジサイを青く咲かせるのはムリかなぁと・・・思いました。
まとめ
今回は、バラの冬剪定後の答え合わせと、青アジサイの答え合わせを紹介しました。
バラは「ノヴァーリス」も「レディエマハミルトン」もほぼ予定通り。いい感じで咲いてくれました^^ この結果をもとに、今後もこの調子で育てていこうと思います。
青アジサイの方は、ピートモスを使って土の酸度調整した結果は出たけれど、もう一息という感じでしたね。青にはならなかったものの、紫に咲かせることができました。でもピートモスを使わなかった方は、素晴らしく美しいピンク色に咲いてくれて!
やっぱり青く咲かせるには、リサイクル土じゃムリかなぁと。今年の冬は新しい培養土で植えてあげようかなと、思いました。
みなさまのバラの冬剪定の答え合わせはどうでしたか? 予定通りに咲いてくれましたか?
▼あいびーの個人ぶろぐ「花と緑とあざらし猫」はこちら。気になる方はどうぞ。たまーに更新です。
あいびーさん、こんにちは。
冬剪定と開花の答え合わせ、興味深く拝見しました。
春の開花と冬の様子がまとまって見られる記事は数少ないので、とても参考になります。
あいびーさんの家のレディエマハミルトンは樹形がとっても綺麗な放射状で素敵だな〜と常々思いながら拝見しています。
それからアジサイの色調整って難しいですよね。
私はあいびーさんとは反対で、買った時は綺麗なピンクだったアジサイが微妙な青紫色に変わってしまって、ピンクに咲かせる方法を模索しています。
昨年は冬の植え替えの時に肥料と一緒に苦土石灰を混ぜたのですが、やはり青紫になってしまい、失敗。
今年は冬場の植え替え時に加えて、蕾がついてから鉢に苦土石灰を追加してみました。我が家のアジサイはまだ開ききっていないので、答え合わせはまだ先なのですが、昨年よりはピンクに寄るかな?という気配がしています。
その点、白花のアジサイは色を気にしなくていいので気楽です。
すぼらな私は白花ばかり3品種も集めてしまいました(笑)。
とらうさぎさん、こんにちは^^
じつは樹形ってわたし、少しおろそかにしてたんですよね。
でも、少し気にしてやってみると、その大事さに今さらながら気づいたという・・・。
バラを生長させながら思い通りに咲かせるって、すごく楽しいです^^
しかも、樹形を整えると見た目にいいだけじゃなく、手入れも楽になるし
やっぱり重要だなぁ~と、実感しています。
とらうさぎさんのアジサイは、我が家と逆なんですね。
苦土石灰まけば一発で改善するような記事を見たので
そちらは、やりやすいのかと思っていたんですが、
やっぱり思い通りの色に咲かせるのは大変なんですね。
アジサイって病虫害に無縁で育てやすいけど、意外な落とし穴ですね!
白アジサイ綺麗ですよね^^
アナベルなんかは秋まで咲かせておいても翌年の開花に影響しないというし
とても使い勝手がいいって聞きます。
黒軸の白アジサイ(ゼブラだったかな)なんかもオシャレですよね^^
もう少しスペースがあれば、アジサイも増やしたいところです。
万華鏡も安くなってきたし、四季咲きアジサイのエンドレスサマーもほしい!
キリないですね^^
あいびー