今年の春バラシーズンも最高潮の盛り上がりを見せている今日このごろです。
昨日はパパがお休みだったので、ドライブがてら、久しぶりに二人で京成バラ園に行ってきました。
前回、京成バラ園を訪れたのはなんともう20年以上昔。
今はどんな感じかな~と、楽しみに出かけました。
本気モードの京成バラ園はすごかった!
見てください! この見渡すばかりのバラの海を!
もう、あきれるほどに咲いています。
あまりにたくさん咲きすぎていて、どこをどう見ればいいのか分からなくなるほどです!
天気は上々、バラはまさに満開、ウイークディのためお客さんもそう多くなく、思う存分バラがたのしめて最高でした。
京成バラ園、今年のイチオシは「ベルサイユのバラ」シリーズ
まず目を引いたのが、ベルサイユのバラコーナーです。オスカルさまうるわし~♪
以前ご紹介したように、池田理代子さん原作のマンガ「ベルサイユのバラ」の登場人物になぞらえたバラが、フランスのメイアン社からシリーズで作出されているのです。
▼ベルサイユのバラシリーズについて、くわしくはこちらをどうぞ。
「ベルサイユのバラ」と名づけられたバラは、ハイブリッド・ティー系統の花径13~14cmの真紅のバラです。悠々と咲き誇る姿が圧巻です。
男装の麗人オスカルのバラ「オスカル・フランソワ」は、ハイブリッド・ティー系統の形の良い純白のバラです。キリッと引き締まった表情が涼し気で美しいですね!
オスカルの幼馴染アンドレのバラ「アンドレ・グランディエ」は、丸弁の黄バラです。ハイブリッド・ティー系統ですが、とても花つきがよく、たくさん群れ咲いていました。
「フェルゼン伯爵」はフロリバンダ系統の紫色のバラです。花枝の先に房になって花を咲かせるので、とても華やかです。香りもよく、庭に映えるバラですね。
オスカルの妹のような存在ロザリーラのバラ「ロザリーラ・モリエール」は、淡いピンク色のロゼット咲きのバラです。フロリバンダ系統のバラで、大きな房咲きになります。
「王妃アントワネット」のバラは良い状態の花がなかったので撮影できませんでしたが、ハイブリッド・ティー系統のカップ咲きの大輪バラです。色は濃いローズピンク。
この中で一番目立っていたのが、「ロザリーラ・モリエール」でした。かわいらしい花形と同時に、とてもたくさん咲いていて、どんな庭も明るく彩ってくれそうなバラです。数々の受賞歴があるようですよ。
原種とオールド・ローズのコーナーも充実!
▲ロサ・キネンシス
ずっと撮影したいと思っていた「ロサ・キネンシス」や、珍しい「ショウノスケバラ」などの原種も豊富で、さまざまな花形をもつオールド・ローズも充実していました。
ボタン・アイのかわいらしい花形のオールド・ローズもありましたよ。
つるバラが豊富で、展示のしかたがとても分かりやすい!
園内にはたくさんのポールやアーチが立ててあります。さまざまなつるバラが誘引されているのだけど、これがアーチに仕立てたとき、どんな雰囲気になるのかとても参考になっていいと思いました。
いくつかピックアップして紹介しますね。
花径4cmの「ヴィオレットゥ」(ヴァイオレット)の素晴らしい花つきは、アーチを覆い隠してしまいそう!
わたしのお気に入り「シティ・オブ・ヨーク」は花径8cmの純白の花を咲かせるつるバラ。上で紹介した花径4cmのヴィオレットゥとはずいぶん雰囲気が違いますね^^
花径6cmの「フランソワ・ジュランビル」の巨大アーチ。あまりに巨大すぎて、花が小さく見えていますね。まるでピンク色の星のように、数えきれないほど咲いています!
下を歩く人の大きさと比べてみてください! いかにこのアーチが巨大か分かりますよね!
この「フランソワ・ジュランヴィル」は50年の古株なんですって!
ちょうどお世話をしていたガーデナーさんが教えてくれました。
満開のつるバラの絡まるアーチが並んだ光景は、まるで演劇の舞台装置のようでもあり、どこからかひょっこり妖精が顔を出しそうな、そんな非日常的な雰囲気でした♪
花色で埋め尽くされたモダン・ローズのコーナー
バラ園の中央部分に立ち並ぶのは、色鮮やかなモダン・ローズです。
原種やオールド・ローズにも素敵なバラはたくさんあるけれど、やはりモダン・ローズはすごい! って素直に思ってしまいますね。
花色の鮮やかさ、多様さ、花つきの良さは、素晴らしいの一言! しかも四季咲きです。もちろん、これだけ見事に咲いているってことは、日々の管理が徹底しているって証拠ですけれどね。
たとえばこれは「ブルーバユー」の木です。ブルー系のバラは、意外とどこのバラ園でも貧弱だったりするのですが、この木はガッシリして高さも人の身長ほどあって、とても立派です。
この滝のように咲いているスタンダード仕立てのバラは「八女津姫」です。一輪はほんとうに小さな愛らしいミニバラなんだけど、ここまで立派になるんですね!
こんな珍品も見つけました。茶色味のグレーという他にないスタイリッシュな花色のこのバラは「グレイ・パール」。ごく最近の品種に見えて、じつは作出されたのは1945年。ずいぶん古いバラなんです。
あまりに変わった色味なので、作出者が当時、発表をためらったという逸話がありますね。
新しいバラも随所に咲いている!
花つきの良い青系のつるバラとして人気の「レイニー・ブルー」。ほんとうにたくさん咲いてくれるのですね! きれいです。
花枝が細くて長いので、雨が降り落ちるように下向きに咲いています。2012年、タントウ(ドイツ)作出。
2010年、メイアン社(フランス)作出の「フランボワーズ・バニーユ」。木苺のような、とても愛らしい絞りのバラです。
ネットで見て一時期とても欲しかったんだけど、実物もやっぱりきれいねー!
ローズショップでお土産get!
バラを十分、堪能したら、入場ゲート脇にあるローズショップでお土産を購入。
バラ模様のミニトレイ、バラジュース、バラの香りのメレンゲ、パパ・メイアンのバラジャム、バラの香りのマルセイユ石けんです。見事に全部、実用品!
おまけでローズティーを1パックいただきました。
バラに埋もれるようにしてバラを観て、香りをかいで、写真におさめて、大満足の1日でした。
入園料は1200円。
入る前はちょっと高いなと思ったけれど、納得のお値段でした。
だって、花の状態がほんとうに素晴らしかったんですよ!
我が家のある横浜からは、かなり遠いドライブになったけれど、行って良かったです。
帰りは東京湾アクアラインから夕陽にけむる富士山を見ながら来ました。
パパに感謝しなくちゃね。ありがとう♪
それじゃまたね♪
▼京成バラ園について詳しくは、こちらをご覧ください。