ウドンコ病は消えた。驚くほどあっさり。でも、そのあと気になったのは「この濃度、バラには強すぎない?」ということでした。そこで重曹オイルスプレーを3段階の濃度で実験し、薬害と効果のバランスから、バラ向きの安全ラインを探してみました。


CONTENTS

重曹オイルスプレーをバラで検証してみた理由

たしはベランダでバラを育てています。5年前のわたしは、ひどいウドンコ病に悩まされていました。ウドンコ病は雨の当たらない環境で爆発的に増えるので、ベランダ栽培にはつきものなのです。

 

市販の殺菌剤を使ってみたものの思うような効果がでず、途方に暮れていたときに見つけたのが、家庭菜園をしている方のサイトでした。そこには「ウドンコ病をすぐに消す!」と、驚くような表現と一緒に手作りスプレーのレシピが載っていました。

ウドンコ病には劇的に効いた!でも薬害は・・・?

▲重曹+植物性オイル+洗剤でつくった原液

半信半疑で使ってみてその効果の高さに驚き、その勢いのままスプレーに名前をつけてこのサイトで紹介したのが「重曹オイルスプレー」の始まりです。

 

やはりウドンコ病で悩んでいた多くの読者さまから反響をいただき、紹介して良かったと思ったと同時に、こんどは薬害が気になり始めました。

 

バラは、葉を長く残しながら何年も育て続ける植物です。短期決戦で役目を終える野菜よりかなりデリケート。家庭菜園のサイト主さまからも「バラにはもっと薄く調整した方がいいかも」とアドバイスもいただきました。

バラに適した濃度を求めて薬害実験スタート

そこで、バラの薬害実験を実施することに。ウドンコ病に効き、バラに薬害の出ないライン(濃度)を見極めるのが目的です。

実験条件|3つの濃度で比較

験では、3つの濃度でウドンコ病への効果と薬害について検証実験をおこないました。

 

①もともと家庭菜園用として紹介されていた「野菜の基準濃度」

②野菜の基準濃度をさらに2倍に薄めた「バラ濃度濃いめ」

③野菜の基準濃度を3倍に薄めた「バラ濃度薄いめ」

 

の3つの濃度です。

 

それぞれ1Lあたりの重曹量、油量、特徴を表にまとめました。

 

名称 散布液1Lあたりの重曹量 散布液1Lあたりの油量 特徴
①野菜の基準濃度 3.75g 50ml 野菜での原型レシピ
②バラ濃度濃いめ(2倍希釈) 1.875g 25ml 効果重視
③バラ濃度薄いめ(3倍希釈) 1.25g 15ml 安全重視

※ここでいう「2倍希釈」「3倍希釈」は、元の野菜濃度をさらに薄めた倍率です。

①野菜の基準濃度を散布してみた

ず、家庭菜園で使われていた①野菜の基準濃度をバラに散布してみました。

 

野菜でウドンコ病が出やすいエンドウ豆やカボチャの葉に使って、悪影響はないとのことでしたが、果たしてバラでは?

散布当日

▲葉先にウドンコ病

特徴的なくぼみのあるこの葉に散布。

 

▲ウドンコ病、消滅!

 

スプレー散布してすぐにウドンコ病が消えました。葉はオイルコーティングされてツヤツヤです。

 

▲アンジェラの蕾にもウドンコ病

 

アンジェラの蕾の下の方や花柄(軸のこと)もウドンコ病で白くなっています。

 

▲散布してすぐにウドンコ病がほとんど消えた

 

「重曹オイルスプレー」散布で、すぐにここまでウドンコ病が消えました。葉と違い立体的な形をしているので、スプレーがうまく届いていないところがあるので、少し指でなじませました。

 

▲レディエマハミルトンの若葉にウドンコ病

 

レディエマハミルトンの若葉についたウドンコ病。こちらは殺菌剤散布での治療痕が赤黒く残っています。

 

▲若葉のウドンコ病もすぐに消滅!

 

若葉のウドンコ病も、スプレーしてすぐになくなりました。(注:上の写真とは別の葉です)。この葉はかなりひどかったので、何度も念入りに散布しました。

 

ウドンコ病は消えても、葉の縮れはそのままです。

散布2日目

▲大人の葉に変化なし

しっかりした大人の葉には、目だった変化はありません。この株はかなりウドンコ病がひどかったので、しっかり散布したのですが、オイルのツヤが少し落ち着いたくらいで、悪影響は観られません。触ると少しベタベタします。

 

▲ごく若い小さな葉が落葉

 

紅玉のごく小さい若葉が、指先で触れただけでポロリと落ちました。

 

▲アンジェラの蕾ひとつに異変

 

アンジェラは10輪ほどの房咲きになっているところに散布したうち、ひとつの蕾に異変がありました。蕾の付け根の膨らんだところが茶色く変色しています。

 

葉や花柄などの、スプレーがかかりきっていないところに、まだウドンコ病が残っているのが分かります。花柄は細かい産毛がついているので、スプレーがかかりにくいのかも知れません。

散布3日目

▲散布3日目の葉。患部がゴワゴワ

散布から3日目。大人の葉に目だった変化はありませんが、もともとウドンコ病がついていた患部を指で触るとゴワゴワしています。写真では、少し黒ずんだり埃のようなツブツブが写っていますが、肉眼ではきれいな普通の葉です。

 

▲若葉の葉先がカラカラに!

 

強風の日があったのでその影響かも知れませんが、比較的若い葉の先がカラカラに乾いているところがあります。ただし、ごく一部です。

 

▲レディエマハミルトンの蕾に異変!

 

これは少しショックだったのですが。レディエマハミルトンの蕾がひとつ、真っ黒になってしまいました。花柄が黒くなっているので、水を吸い上げる導管が傷んでしまったように見えます。おそらく咲けないでしょう。

 

この蕾は株の手前にあり、近くにウドンコ病の若葉がたくさんあったので、とくに念入りに散布した場所です。黒くなってしまったのはこの1輪だけで、他の蕾は問題ありません。

追記

この真っ黒になった蕾ですが、意外にも普通に咲きました。傷んだのは、ごく表面だけだったようです。

 

▲紅玉の花びらに黒ずみが!

 

紅玉の蕾の周りはウドンコ病の巣窟だったので、蕾を中心に散布しました。葉や蕾に目だった影響はありませんが、花びらの先が黒くなっています。花びらにかけるのは、さすがにまずそうです。

散布6日目

▲散布3日目以降は変化なし

最初に紹介した、左上に小さな凹みのある葉の散布後6日目の様子です。その後、まったく変化はありません。ウドンコ病なんてどこ吹く風といった様子です。

 

他の、葉先がカサカサになったもの、花柄が茶色くなったもの、蕾全体が黒くなってしまったもの、花びらの先が黒ずんだもの、すべて散布3日目以降そのままです。改善するわけではありませんが、悪化もしていません。

結論:効く。でもバラには強すぎる

白くなっていたバラの葉も、花柄部分(花や蕾の軸)も、かけてすぐにウドンコ病は消えてなくなりました。たしかに効果アリです。

 

しかし同時に薬害も出ました。ごく小さな若葉が落ちたり、葉先がカラカラになったり、蕾が真っ黒になったものもありました。花びらの先も黒ずんでいます。

 

効果は高いけれど、やはりこのまま使うのはバラでは強すぎるようです。

②バラ濃度濃いめ(2倍希釈)を試した結果

菜の基準濃度では濃すぎるようなので、基準濃度の2倍の薄さに調節して散布してみました。これを「バラ濃度濃いめ」と呼ぶことにします。

 

前回の散布で悪影響が見られた若葉や蕾での変化を中心に観察します。

散布当日

▲アンジェラのウドンコ病

前回とは別のアンジェラの蕾に散布します。若葉と花柄の両方にウドンコ病があります。

 

▲散布してすぐウドンコ病が消滅

 

散布してすぐにウドンコ病が消えました。手につく油っぽさは、野菜の基準濃度のときよりかなり減っています。油臭さもほとんどありません。

 

▲花びらのウドンコ病に散布

 

野菜の基準濃度の散布で黒ずみが出てしまった花びらにも散布しました。側面に少しウドンコ病が出ていたのですが、散布してすぐに白いツブツブは消えました。

散布2日目

▲散布から2日目。変化なし

バラ濃度濃いめ(野菜の基準濃度の2倍希釈液)を散布してから2日目。アンジェラの若葉、花柄、蕾ともに変化なしです。若葉の葉先に見える赤い部分は殺菌剤での治療痕で、「重曹オイルスプレー」を散布する以前からあるものです。

 

▲散布した花びらに黒ずみナシ

 

散布したところの花びらに変化は観られませんが、指で撫でてみると、少しゴワついていました。そして、開いてきた他の花びらの内側にもウドンコ病・・・。重ねがけは良くなさそうなので、このまま観察します。

散布3日目

▲散布から3日目。変化なし

アンジェラの若葉、花柄、蕾どれにも変化は観られません。ウドンコ病の再発もなければ、黒ずみなどの異変もありません。葉が濡れているのは、雨がかかったためです。

 

「バラ濃度濃いめ」(野菜の基準濃度の2倍の薄さ)なら、大きな悪影響はなさそうですね。

 

▲花びらの端が薄っすら黒い?

 

紅玉の花びらの端が、よくよく見れば薄っすら黒いようです。内側にウドンコ病がついているので、そちらの影響かもしれませんが。

結論:ウドンコ病改善力◎、薬害ほぼなし。実用ライン

この濃度なら、ウドンコ病の改善効果はありながらも、薬害は花びらのごわつきのみ。花びらにかけなければ、このまま実用化できそうです。

③バラ濃度薄いめ(3倍希釈)を試した結果

いたい野菜の基準濃度の2倍の薄さ(バラ濃度濃いめ)で良さそうですが、比較のため3倍の薄さでも試してみました。

 

この野菜の基準濃度の3倍の薄さを「バラ濃度薄いめ」と呼びます。

散布当日

▲もはや貴重なウドンコ病まみれの花房

もはや我が家のベランダでウドンコ病のあるバラがほとんどなく、ようやくフェンスの裏側に隠れていたアンジェラの貴重なウドンコまみれの花房をみつけました。なかなか白いですね。

 

▲1度がけでは裏側の花柄が白いまま

 

全体にまんべんなくかけたつもりでしたが、1度かけただけで葉はすっきりキレイになったものの、花柄の裏側が白く残りました。

 

▲重ねがけ+指でなじませてスッキリ!

 

花柄の裏側を中心に重ねがけし、さらに指でなじませて、ここまでウドンコ病をなくすことができました。これまでに比べて効果は弱いですが、少し手間をかければかなりウドンコ病を消すことができます。

 

▲「デスデモーナ」の花びらに3倍希釈液を散布

 

アンジェラの花房に「重曹オイルスプレー」をかけていたところ、下にうなだれて咲いていた「デスデモーナ」の花に垂れてしまいました。

 

「デスデモーナ」にウドンコ病は発生していませんが、どうせかかってしまったのなら──と、いうことで。この花びらにも「バラ濃度うすいめ」を散布しました。異変が出ないか観察します。

散布2日目

▲ほぼウドンコ病は消えている

逆光でやや見にくい写真なのですが、ウドンコ病はほぼなくなっています。ただし若葉がツヤ消し状で、ウドンコ病がもしかしたら残っているのかな?──という感じです。再発しないか引き続き観察します。

 

▲花びらに赤味が出て萎れているけれど・・・

 

デスデモーナの花びらは、「重曹オイルスプレー」がかかった1枚に赤味が差し萎れています。やはり悪影響が出てしまったか! と、思ったのですが──。

 

▲散布していない「デスデモーナ」の花

 

スプレー散布していない他の「デスデモーナ」の花も、外側の花びらが赤味を差して萎れています。要するに外弁から順に傷んできているだけで、影響があったとしてもごくわずかと思われます。

結論:安全性最高。ただし改善力は少しマイルド

ウドンコ病の改善力はこれまでよりかなり落ちます。何度か重ねがけ、指でなじませることでなんとか改善できました。しかし安全性はこれまでで最高です。

結果まとめ|結局どれがバラ向き?

れまで実験・観察した結果から、どの濃度がバラ向きかをまとめました。

効果・薬害・使いやすさを一覧比較

濃度 効果 薬害 おすすめ用途
野菜基準濃度 ★★★★★ ★★★ バラには非推奨
バラ濃度濃いめ ★★★★☆ ★☆☆ 治療向き
バラ濃度薄いめ ★★★☆☆ 予防・慎重派

おすすめ用途別まとめ(予防向き/治療向き

日常的な予防や初期治療に使うなら「バラ濃度薄いめ」が安全です。かなり症状が進んできたら「バラ濃度濃いめ」で治療を。この使い分けが安全かつ効果的だと思います。

なぜこの濃度で効く?重曹濃度を計算してみた

農業で使われる重曹濃度との比較

じつは、もともと農業ではウドンコ病に広く重曹の希釈液が使われてきました。つまり「重曹オイルスプレー」とは、それだけでもウドンコ病に効果のある重曹希釈液にオイルと展着剤を混ぜることで、持続性や浸透性をプラスしたものといえます。

 

農業で一般に使われる場合の重曹の濃度は500~1000倍です。

 

500倍(水1Lに重曹2g)なら効果は高いけれど、場合によっては黒ずみが出る可能性がある。

1000倍(水1Lに重曹1g)なら悪影響はないけれど、効果も弱い。

 

と、されています。では、今回の「重曹オイルスプレー」の重曹濃度はどれくらいだろうか? と思い、計算してみました。

重曹オイルスプレーの重曹量・油量を計算

  水1lに対する重曹の量(g) 水1lに対するオイルの量(cc)
野菜の基準濃度 3.75g 50ml
2倍希釈濃度(バラ濃度こいめ) 1.875g 25ml
3倍希釈濃度(バラ濃度うすいめ) 1.25g 15ml

 

上の表からいうと「重曹オイルスプレー」は、

 

2倍希釈濃度(バラ濃度濃いめ)=重曹500倍液より少し薄い

3倍希釈濃度(バラ濃度薄いめ)=重曹1000倍液より少し濃い

 

のだと分かります。

 

バラでの検証結果からも納得の数値です。

さらに安全寄りにカスタマイズするなら

オイルの量も計算してみたので、テカリが気になる、日焼けが気になる場合は、オイル量を減らしたカスタマイズができそうです。

 

カスタマイズ例/水1Lに対して重曹1g、植物性オイル10ml、食器用洗剤(または展着剤)爪楊枝の先チョン

 

この割合で作れば「バラ濃度薄いめ」より、さらに安全性がアップします。もちろん同時に、ウドンコ病への効果は弱くなります。

実験から見えた「バラ向け使い方提案」

効果重視なら「バラ濃度濃いめ」

重曹オイルスプレーをバラに使う際の濃度は「野菜の基準濃度の2倍希釈液」で、ほぼ大丈夫です。これが「バラ濃度濃いめ」です。散布してすぐにウドンコ病を退治でき、若葉や細い花柄にも悪影響はありませんでした。

 

ただし花びらにゴワつきが観られたので、花びらや芽にかけるのはオススメできません。

安全重視なら「バラ濃度薄いめ」

さらに安全性を取りたいなら「野菜の基準濃度の3倍希釈液」を使いましょう。これが「バラ濃度薄いめ」です。ごく薄い花びらの白バラ「デスデモーナ」の花びらにかけてもほぼ悪影響がなかったので、かなり安全といえます。

 

ただし芽に散布した検証がないので、芽への散布は注意してください。また、ほぼ悪影響がなかったとはいえ、花びらにかけるのも、なるべく避けた方がいいと思われます。

 

「バラ濃度薄いめ」(野菜の基準濃度の3倍希釈液)の場合、一度かけただけではウドンコ病が残りがちです。さらに指先でなじませれば、かなりスッキリさせることができます。

 

ウドンコ病がひどくなる前に使えば、蔓延させずに済みそうです。

花びら・芽・高温期は慎重に

バラ濃度濃いめでは花びらにゴワつきがでました。このことから、花びらや新芽にかけるには慎重にお願いします。

ここでは、重曹オイルスプレーのバラでの影響を検証した結果を踏まえて、バラへの使い方を提案しました。

 

しかし長い目で見た検証ではないので、たとえば高温期はどうか? 何度も重ねがけしても大丈夫か? など、検証されていない部分も残っています。とくに油を使っているので、高温期での葉焼けが気になります。

 

使う際には、慎重にお願いします。

実験後に判明したこと|海外の「コーネル処方」との偶然の一致

重曹オイルスプレーとコーネル処方はほぼ同じだった

この実験後に判明したのですが、海外のオーガニックガーデナー定番の無農薬手作りスプレーのレシピ「コーネル処方」と、重曹オイルスプレーのレシピがほぼ同じでした!

 

コーネル処方のレシピはこの通り。

 

コーネル処方(Cornell Formula)

・水: 1L

・重曹: 小さじ1杯(5g)

・植物性オイル(または園芸用サンスプレーオイル): 小さじ1〜2(約5〜10ml)

・液体石鹸(または食器用洗剤): 数滴(展着剤として、オイルと水を混ぜるため)

 

コーネル処方は「水1Lに重曹5g」と、重曹量だけ見ると今回のレシピより高めです。一方で、植物油は5〜10mlと少なく、従来の重曹オイルスプレーよりかなり軽い設計になっています。

日本向けレシピ開発につながった理由

海外と日本では気候が違うので、日本での適切な濃度を検証した今回のこの実験は、コーネル処方を日本向けにアレンジするという意味でも重要な実験となりました。

 

さらにコーネル処方との比較から、従来の重曹オイルスプレーは油の分量がかなり多いと判明しました。

 

これらのことが「新・重曹オイルスプレー」の開発につながります。

日本のバラ向け最新版レシピはこちら

れまでの野菜の基準濃度、2倍希釈(バラ濃度濃いめ)、3倍希釈(バラ濃度薄いめ)での薬害実験、さらにコーネル処方、それぞれの重曹と油濃度などから新しいレシピを作りました。それが「新・重曹オイルスプレー」です。

 

このスプレーはウドンコ病治療だけでなく、病気予防、アブラムシ・ハダニなど小さな害虫駆除にも使える、人体に安全な手作り資材です。

 

レシピの基準濃度は日常的な予防散布に、蔓延した病気や小さな害虫駆除に使うなら2倍の濃さで使えるよう、状況に応じてカスタマイズできます。

 

くわしくは「バラの重曹オイルスプレー完全ガイド」をご覧ください。

バラの重曹オイルスプレー完全ガイド

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バラの重曹スプレー完全ガイド|ウドンコ病・アブラムシ・ハダニに効く「重曹オイルスプレー」の作り方

バラの重曹スプレー完全ガイド|ウドンコ病・アブラムシ・ハダニに効く「重曹オイルスプレー」の作り方

読者さまの実験&観察レポート

自宅のバラたちにウドンコ病が爆発的に広がり困ってらした きなりのすもも さんが、「重曹オイルスプレー」を試してみてくれました。その経過をレポート形式でまとめてご自身のブログで発表されています。葉裏をチェックしたり、雨に濡れたときの様子など、わたしの気づかなかったところも観察されています。

 

きなりのすもも さんの記事も参考に、ぜひご覧になってくださいね!

 

 

きなりのすももさん の散布レポートでは、散布後に強い雨が降ったことで、葉のツヤ感や油っぽさがかなり落ち着いたとの報告があります。

 

このことから、暑い時期や油膜が気になる場合は、水スプレーで軽く洗い流す方法も葉焼けリスク軽減に役立つと思われます。(※正式な検証データではないため、取り入れる際は慎重にお願いします)

まとめ│重曹オイルスプレーを検証・効果と薬害の比較データから新レシピの開発へ

バラのウドンコ病をまるで消し去ってしまうような劇的効果のある手作り資材「重曹オイルスプレー」のバラで安全に使える濃度を探す検証実験を行いました。

 

野菜の基準濃度では効果はバツグンだったけれど、気になる薬害もあちこち出ました。2倍希釈液では、ウドンコ病への改善効果をしっかり保ちながら、薬害はかなり軽減。3倍希釈液では効果はやや落ちるけれど、薬害はほぼなしという結果に。

 

さらに海外ガーデナーの定番「コーネル処方」とのすり合わせも考えて、日本で安全に使えるバラ用「新・重曹オイルスプレー」をつくりました。「新・重曹オイルスプレー」の記事から来た方には、この記事で、どのていどの薬害があるかを確認していただけたと思います。

 

この手作りスプレーは、ウドンコ病だけでなく、黒星病予防、アブラムシやハダニ駆除にも効果があります。アブラムシで駆除実験を行っています。気になる方は、そちらも確認してください。

 

黒星病やハダニは夏場に出やすい病害虫ですが、高温期での検証はまだされていません。今年の夏に行う予定でいますが、実験結果の発表前に使いたい方は、どうぞ慎重に使ってください。

 

新・重曹オイルスプレーのつくり方・使い方。完全ガイド

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