バラの芽吹きから冬の休眠期まで、1年をとおしてバラがどんなふうに育つのか追いかける「そだレポ」企画です。今回はイングリッシュローズの「デスデモーナ」です。季節ごとに更新していくので、お楽しみに!


「デスデモーナ」は、こんなバラ

▲シャローカップの美しい花姿

スデモーナは、2015年・デビッド・オースチン作出のイングリッシュローズです。

 

ほんのり杏~淡ピンク色の咲きはじめからやがて純白になる、ニュアンスのある白バラです。花径8cmていどの中大輪花を枝先に3輪ていどの小さな房に咲かせます。

 

八重のシャローカップ(浅いカップ咲き)はとても整っていて、安定して美しい花を咲かせてくれます。香りはフルーツの混じったミルラ香。データでは中香とされることが多いけれど、我が家の印象ではじゅうぶん強香だと思います。

 

バラの家のスコアは 樹勢/普通 ウドンコ病/強い 黒星病/普通 耐陰性/弱い 耐寒性/普通 耐暑性/普通。

 

▲オセロ(左)とデスデモーナ(右) 出展/wiki

 

「オセロ」は、イギリスの劇作家ウィリアム・シェイクスピアの1602年発表の悲劇で、デスデモーナは主人公オセロの妻の名前です。ヴェニスの軍人オセロが、妻の貞操を疑い殺してしまうが、じつは同僚の嘘であったことを知り自ら命を絶つというストーリーです。

 

「デスデモーナ」はかわいそうな悲劇のヒロインの名前なんですね。

 

我が家で長く育てている品種なので、デビッド・オースチン・ロージズのサイトにもバラの家にも記載されていない、「デスデモーナ」の独自情報を少し追加します。

 

とくに目立った特徴としてあげられるのが、このバラ、非常に早咲きです。春の芽吹きは他のバラより少し遅いくらいですが、必ず1番最初に咲きます。そのため、切り戻した後に咲く速度も速いです。

 

白バラは雨傷みや病気によるシミで美しく咲かないことが多いのですが、「デスデモーナ」に病気によるシミが発生したことはありません。我が家はベランダ栽培なので雨傷みがどのていどかはっきりしませんが、我が家では常に状態の良い白花を咲かせます。

 

このバラのもう一つの大きな特徴はベーサルシュートが非常に出にくいことです。我が家では購入してからこれまで、ただの1本も出たことがありません。ネット検索で調べた限り、実際に育てているほとんどの方がベーサルシュートがまったく出ないと記載していました。

 

今回育てる「デスデモーナ」の環境DATA

関東の東向きベランダ(日照3時間ていど)

数年ベランダで育てている株

今年の目標/品種特徴がよく分かるそだレポに

育てる人/あいびー

 

*バラの育て方は、育てる場所により、それぞれの木の状態により、また目的や好みによっても人それぞれです。ここで紹介する育て方は、一例として参考になさってください!

 

2月17日の「デスデモーナ」/冬剪定

▲ドーム型を意識して樹高40cmに冬剪定

が家に「デスデモーナ」をお迎えしてから数年たちます。おそらく4~5年たっているでしょうか。決してバラに適した環境でもない半日陰の我が家のベランダで、毎年とても良く咲いてくれるお気に入りの品種です。

 

じつは「ボレロ」をお迎えしようと思って出かけたホームセンターで、実際にみた「ボレロ」の苗があまりにトゲトゲしくて、躊躇してしまっていたところにオススメされたのが「デスデモーナ」でした。「デスデモーナ」はトゲが少なく、狭いベランダでも服を引っかけにくいバラなのです。

 

「デスデモーナ」の芽吹きはやや遅いのですが、2月に入り、赤い新芽が目立ってきたので、冬剪定をしました。なんとなく全体にドーム型になるように、外芽の上でカットを。樹高は40cmです。

 

ちなみに、冬の土替えで使った培養土は「バラ専用培養土」(ハイポネックス)。元肥に緩効性化成肥料が入った培養土です。

 

▲同じ株を裏側から撮影

 

上の写真は、最初の写真を裏側から撮影したものです。

 

主幹は3本ありますが、左側の主幹は枝が少ないですよね。写真では分かりづらいんですが、この主幹は色が悪く黄色くなっていて、明らかに状態の悪い枝です。

 

でも品種紹介のところに書いたように、この品種はベーサルシュートがほとんど出ないので、なるべく主幹は減らしたくない。けれどもう限界かも・・・という状況です。

 

今年は、この主幹をどうするかが、一番の悩みどころです。

 

3月7日の「デスデモーナ」/防虫マルチ・芽出し肥・芽薬散布

▲清潔な土で防虫目的のマルチング

かのバラたちが小さな若葉を広げ始める3月初旬。「デスデモーナ」の芽はまだほころびません。例年そうなんですが、ほかのバラより若葉が広がるのが遅いです。

 

啓蟄をすぎコバエを見かけたので、防虫目的のマルチングをしました。我が家は窓のすぐ外でバラを育てているので、鉢についたコバエが部屋に入ることがあるのです。

 

マルチングに使ったのは「赤玉小粒+バーミキュライト+もみ殻燻炭」。有機質の肥料分を含まない清潔な土で、たい肥を含んだ植え込み培養土に蓋をします。

 

▲8号鉢の規定量15粒のところ、半量の7粒を芽出し肥に

 

植え込み培養土は緩効性化成肥料(たぶんマグァンプK)の入ったバラの土なので、8号鉢の規定量15粒のところ、半量の7粒を芽出し肥として与えました。(実際は10号鉢ですが、肥料の裏書にそれ以上の記載がありませんでした)。芽出し肥として使ったのは緩効性化成肥料の「グリーンそだちIBのチカラ」(花ごころ)です。

 

我が家は半日陰だしちょっと多肥ぎみですが、これで様子をみます。

 

最後に、ウドンコ病を防ぐため、芽薬としてハンドスプレー「アタックワンAL」(フマキラー)を散布しました。

 

3月28日・30日の「デスデモーナ」/芽かき・「ベニカXガード」散布・発蕾

▲赤い新芽から若葉が広がって

年は暖かい春で、この20日間で若葉がすっかり茂っています。白花の若葉は浅い色のイメージがありますが、「デスデモーナ」の若葉はずいぶん赤いです。

 

樹高は67cm。40cmに冬剪定しているので、それから27cmも伸びました。

 

混み合う内芽や、同じ場所から複数芽吹いているところを芽かきしてあります。

 

▲色の悪い主幹からも芽吹き

 

懸案の色の悪い主幹からも2つの新芽が伸びています。様子をみて育ちが悪いようなら、いずれ1芽に絞ろうと思います。

 

▲「ベニカXガード」を散布

 

前回の防虫マルチのおかげでバラにコバエは来ていませんが、そろそろアブラムシが心配になるので、「ベニカXガード」(住友化学園芸)を株元に10g(小さじ2杯)散布しました。年4回使える薬剤なので、今回が今年1回目です。

 

▲米粒2つ分の小さな蕾を発見!

 

3月28日の時点では見えなかった蕾が、2日後の30日に確認できました。米粒2つ分くらいの小さな蕾です。

 

4月13日の「デスデモーナ」/蕾ふくらむ・バラゾウムシ対策

▲樹高80cm、花枝が11本、蕾17輪

回のそだレポから約半月。ずいぶん葉が茂り、花枝がぐぐっと長く伸びてきました。樹高は80cmになりました。

 

花枝の数は11本、現時点で蕾は17輪あります。この株は大苗から4~5年たっているので、これくらい咲かせても大丈夫でしょう。

 

▲3本の花枝が房咲きに

 

我が家は半日陰栽培なのであまり房咲きになりませんが、この春は3本の花枝が房咲きになりそうです。

 

「デスデモーナ」は早咲きで、毎年、我が家で一番に開花する品種なんですが、今年は「アレゴリー」と「リュシオール」がもう蕾のガク割れが始まっているのでどうなるかな?

 

つるバラにバラゾウムシが来ていたので、念のため「ベニカXネクストスプレー」(住友化学園芸)を蕾中心に散布しました。

 

▲葉を食べるイモムシをスプレー剤で駆除

 

小さなイモムシがいたので、「ベニカXネクストスプレー」(住友化学園芸)で駆除。このハンドスプレーは今年から使い始めたんですが、デンプンが入っているせいか葉が白く汚れるんですね(^^;

 

潅水時に活力剤の「リキダス」(ハイポネックス)を混ぜています。

 

4月29日の「デスデモーナ」/開花・控え目に追肥

▲咲き始めは淡い杏ピンク色

スデモーナが開花しました。ピンク色の蕾から色を淡くしながら咲いてきます。咲き始めは淡い杏ピンク色で、じょじょに白花へと変化していきます。

 

▲シャローカップの花を横向きに開花

 

花形はシャロー(浅い)カップ咲き。花びらの縁に不規則なくぼみができるので、とても愛らしい雰囲気があります。

 

花径は8cm。蕾は上向きですが、開花すると横向きに咲くことが多いです。香りはミルラの強香なんですが──今年はなぜか弱く、中香ていどの強さ。

 

▲立ち姿が涼やかな直立樹形

 

高さ85cm、幅70cmていどのスッと立ち上がる直立樹形で、大きすぎない葉が密にならないので涼やかな立ち姿がキレイな印象です。

 

蕾が多いので、「グリーンそだちIBのチカラ」(花ごころ)を5粒だけ控え目に追肥しました。

 

5月3日の「デスデモーナ」/見頃・色の悪い主幹を切り取り

▲だいたいの主蕾が開き見ごろ

いたいの主蕾が開きました。最初の花もまだ残っていて、ちょうど見ごろな感じでしょうか。

 

▲今年の春花は花色が濃い

 

「デスデモーナ」の今年の春花は全体に花色が濃く、淡いアーモンドピンクがかわいらしいです。白花品種に見えませんね。

 

気温の低い日や夜間はカーブがより強くなりディープカップ咲きに。

 

▲色の悪い主幹をカット

 

懸案の色の悪い主幹は、貧弱な枝が2本伸びたけれどどちらもブラインドになっていたので、付け根から切り取りました。切り口に「トップジンMペースト」(日本曹達)を塗布。

 

今年、なんとかベーサルシュートが出るといいけれど。

 

5月4日・5日の「デスデモーナ」/最初の1輪が咲き終わり

▲開花から5日。そろそろ咲き終わり

初の1輪は開花から5日たち、花びらの縁が茶色くなりダラッとしてきました。そろそろ咲き終わりです。

 

「デスデモーナ」は咲き終わりまで花形が崩れず、ずっとコロンとしたカップ咲きをキープしています。

 

▲開花から6日目。さすがに崩れてきた

 

さらに次の日の5月5日。最初に咲いた花は開花から6日目を迎え、さすがにもう咲き終わりです。花びらの付け根が茶色くなり、風に少しずつさらわれます。

 

花もちは5~6日。イングリッシュローズには珍しく、花びらの散らないタイプです。

 

5月28日の「デスデモーナ」/2番花の発蕾・ベーサルシュート発生

▲2番花の蕾あがる

いうちに切り戻した枝から伸びた花枝の先に2番花の蕾がつきました。おそらく5月5日に切り戻した枝だと思います。

 

▲待望のベーサルシュートが4本も!

 

なんと株元から2本、1cmほど上がったところから2本、計4本のベーサルシュートが出てきました! 色の悪い主幹を切り取った効果ですね。嬉しいです^^

 

1cmほど上がったところから出ている2つの芽は、隣の枝にぶつかってしまうので取り除きました。株元から出ている2本を大きく育てたいです。

 

6月16日・21日の「デスデモーナ」/2番花が開花・シュート処理

▲2番花が開花

ず6月16日の様子から。5月末に発蕾した2番花が咲き始めました。

 

2番花の蕾は、咲いている4輪を含めてぜんぶで18輪。年数が経っている株なので、比較的多いめです。

 

▲1番花より1cm小さい2番花

 

1番花に続き、2番花も淡いアーモンドピンクに咲きました。真っ白に咲くことも多いんですが、今年は色が濃いめです。

 

花径は7cm。1番花より1cm小ぶりで、花びらの枚数も少なくあっさりした表情。

 

▲側蕾が咲いてきて2番花の見ごろに

 

さらに咲き進んで、こちらは4日後の6月21日の様子。房咲きしている枝の主蕾が終わり、側蕾が咲き始めました。2番花の見ごろですね^^

 

▲側蕾は花径6cmの小ぶりな花

 

2番花の側蕾は、主蕾よりさらに1cm小さい花径6cmの花。花びらもさらに少なくなりました。気温が上がってから咲く花は、蕾が充実する前に短期間で咲くのでこうなりやすいです。

 

▲ベイサルシュートをほかの枝に合わせてピンチ

 

株元から発生したベイサルシュートは、ぐぐっと背が伸びて、他の枝を追い越してしまったところで長さ52cmでピンチしてあります。

 

7月1日の「デスデモーナ」/2番花終わり・ベニカXガード散布

▲樹高60cm。キレイな葉を維持

7月に入り、いつ梅雨明けしてもおかしくないような暑さが続いています。セミも鳴き始めました。

 

「デスデモーナ」の樹高は60cm。病虫害の影響はなく、キレイな葉をたくさん維持しています。

 

▲花径が小さく花びらも少ない夏の花

 

そろそろ2番花もおしまいで、花はもうすっかり夏顔です。花径6cmの小さな花で、花びらも少なく、あっという間に咲いてあっという間に散ってしまいます。

 

これ以降の夏の花は、咲かせず摘蕾しようと思います。

 

▲ベイサルシュートの先、ピンチ後の新芽

 

ベイサルシュートのピンチしたところから新芽が萌えてきました。暑いせいか葉先が焦げたようになっていますが、まぁ大丈夫でしょう。

 

▲コガネムシの幼虫対策に「ベニカXガード」散布

 

ベランダの床にコガネムシの死骸を見つけたので、すべてのバラに「ベニカXガード」(住友化学園芸)を散布しました。

 

8月10日の「デスデモーナ」/夏でもキレイな葉をキープ

▲キレイな葉をたくさんキープ

年はニュースでもしばしば「災害級の暑さ」と表現されるほど、厳しい暑さが続いています。1日じゅう日の当たる環境や雨の当たる環境では、日焼けや黒星病対策、毎日数回の水やりと、バラの夏越しに気をつかうところですが、半日陰の我が家のベランダでは楽チンです。

 

「デスデモーナ」は、ここ1カ月、大きな変化はありません。

 

2~3日に1回の水やりで、8月でもこれだけキレイな葉をキープできています。病虫害はまったくありません。夏花の蕾を頻繁に上げますが、すべて摘蕾しています。

 

▲古い葉から落葉

 

役目を終えた古い葉から少しずつ黄色くなり落葉しています。これは生理現象なので問題なし!

 

水やり間隔は2~3日に1回ですが、1度に与える水の量を多くするよう心掛けています。土にこもった熱気を押し出すイメージで、鉢底から水が流れ出てからさらに追加で水やりします。

 

土の養分が流れ出やすいので、水やりの水に活力剤の「リキダス」(ハイポネックス)を加え、3回に1回の頻度で液肥「ハイポネックス微粉」(ハイポネックス)を加えて補給しています。

 

9月2日・12日の「デスデモーナ」/追肥・夏(秋)剪定

▲緩効性化成肥料を株元に追肥

ず9月2日の追肥のレポートから。通常、夏剪定してから40日前後で秋花が咲くとされています。なので、10月下旬にそろって秋花を咲かせるためには、9月中旬に夏剪定するとちょうどいいと言われます。

 

が、半日陰の我が家の環境ではもう少し長く夏剪定から開花まで45日ていどかかるようなので、例年、夏剪定を9月初旬に行っています。

 

今年はこの猛烈な暑さを考慮して、いつもよりやや遅く9月10日ごろに夏剪定することにしました。

 

──ということで、夏剪定後にスムーズに芽吹いてもらうため1週間前にあらかじめ追肥をしておきます。固形の緩効性化成肥料「グリーンそだちIBのチカラ」(花ごころ)を8号鉢基準の15粒株のまわりに撒きました。じつはこの鉢は10号なんですが、多肥が嫌いなので、いつもどおりちょっと減らしています。

 

▲秋剪定前の樹高は90cm

 

予定していた10日から遅れること2日。9月12日に秋剪定しました。9月中旬なので、今回は「秋」剪定と書きますね。

 

秋剪定前の「デスデモーナ」の樹高は90cm。

 

株の中央に古い主幹2本が立っていて、その両脇に今年出たベイサルシュートが2本。計4本の主幹です。古い葉が黄色くなって少し落ちたので、前回の8月10日のレポートより葉がまばらな印象ですが、新芽が旺盛に伸びて状態は悪くなさそうです。

 

▲秋剪定後の樹高は60cm

 

秋剪定後は樹高60cmに。ちょうど上1/3を切り取ったかたちです。セオリー通りですね。

 

じつは「デスデモーナ」はシュラブ系統のバラなので秋剪定してもしなくてもいいのですが、これまでのレポートからしてもかなりしっかり蕾を上げるようなので、今回は木立ち樹形のバラと同じように秋剪定しました。

 

今年の秋花がどうなるか観察して、今後の手入れに生かします。

 

▲秋剪定で切り取った枝

 

秋剪定で切り取った枝を集めました。枝先だけでなく弱小枝もカットしたので、けっこうな量になりました。

 

10月1日の「デスデモーナ」/秋剪定からの半月後チェック!

▲一番高いところは、秋剪定前と同じ90cm!

回9月12日に秋剪定してから半月(正確には20日)たったので、経過チェックをします。

 

全体に赤い新芽が萌えて、秋花に向け順調に生育しています。短いので剪定しなかった枝先に花が1輪、蕾が1つついています。

 

▲初秋の彩り。まだ夏顔だけどかわいい

 

花径は6cm。花びらの枚数も少なくてまだまだ夏顔ですが、貴重な初秋の彩りです。ちょっと楽しんで、すぐに浅く切り戻しました。秋の2番花が、他の花に追いついて咲くといいな^^

 

▲ベイサルシュートの先にもう発蕾!

 

秋剪定では、どれもほぼ同じ60cmの高さにカットしたのに、1本のベイサルシュートの先だけやたら伸びています。他の新芽が5cmほど伸びたところなのに、この枝の新芽はもう30cmも伸びて先に小さな蕾をつけていました。早いですね!

 

こういう飛び出した枝には、頂芽優勢の原理に従い養分が集中してしまいます。──なんとかしなければ!

 

▲半月後チェックでピンチした後

 

ほかの枝と同じ高さにカットするのがいいかと思ったのですが、先日の小山内健さんの動画で「枝先をちょっとピンチして留めるだけでいい」と聞いたので、試してみようと思います。

 

枝先2~3節(5cmていど)をピンチしました。これで、ほかの枝にも養分が回るようになるとのお話でしたが、うまくいくかな?

 

▲飛び出した枝先をピンチ

 

ピンチした枝は、これくらい。極端に飛び出した枝だけをピンチしています。

 

新芽が出るころ、蕾がつくころに乾かすのは良くないので、土の表面から少し掘ったところが湿っていても水やりするようにしています。2日に1度ていどの水やり頻度です。

 

11月5日の「デスデモーナ」/秋剪定、失敗か・・・

▲樹高85cm。長く伸びているけれど花は1輪

9月12日の秋剪定、その後10月1日に剪定手直しをしてからさらに35日。枝は長く伸び、樹高85cmに達しています。

 

▲秋剪定から50日で咲いた秋花

 

秋花が1輪咲いていますが、じつはこれ、ベイサルシュートについた蕾です。枝がそれほど長くなかったので、10月1日の剪定手直しでピンチしなかった枝に咲きました。

 

花径9cm、花びらの少ない純白の花は、春花のゴージャスさには及びませんが、とても清楚で美しい。たった1輪でも、ベランダに出たとたんにふわりと香りが漂います。

 

▲剪定手直しした枝に蕾はつかず・・・

 

結局、今年の秋花は3輪のみでした。秋剪定しなかった枝に咲いたのが2輪、ベイサルシュートで剪定手直ししなかった枝に咲いたのが1輪。ベイサルシュートは秋剪定しても蕾はついたけれど、剪定手直しした後はもう蕾はつきませんでした。

 

本来「デスデモーナ」は、秋花も良く咲く品種です。もっと日当たりの良い環境なら違ってくると思いますが、半日陰の鉢栽培という我が家の環境では、秋剪定しない方が良さそうです。

 

12月5日・30日の「デスデモーナ」/葉摘みで強制休眠

▲葉が茂り、秋より状態の良い12月5日の「デスデモーナ」

ずこちらは、12月5日の様子です。青々とした葉がよく茂っています。秋花を少ししか咲かせなかったためか、秋よりも葉が多く、状態はかなり良さそうです。

 

▲葉摘みで強制休眠させた「デスデモーナ」

 

そしてこちらは12月30日です。年内に植え替えができそうにないので、とりあえず葉摘みをしてバラを強制休眠させます。

 

植え替えするときの仮剪定で、どうせ枝先の細いところはカットしまうのを見越して、枝先も軽く切り戻してあります。枝先の葉って取りにくいので、枝ごとカットしたという感じです。

 

1月10日の「デスデモーナ」/冬の土替え

▲「リサイクル・バラの土」に植えた「デスデモーナ」

変なお正月から少したった1月10日、「デスデモーナ」の冬の植え替えをしました。じつは昨年購入した2株が根頭癌腫病にかかっているのが分かったのですが、うっかり剪定バサミの使いまわしをしてしまっていました(==

 

もしや「デスデモーナ」にも伝染してしまったか・・・と心配しましたが、とりあえず大丈夫でした。写真はありませんが、細い根がよく張っていて、コブは見当たりませんでした。

 

古い土を落とし今回は、昨年つくっておいた「リサイクル・バラの土」に植えました。リサイクル土を利用していますが、たい肥も赤玉土もたっぷり入れた良い土に仕上がっていると思います。

 

2月28日の「デスデモーナ」/冬剪定

▲葉摘み仮剪定をしてある状態

かなか時間が取れず、2月末になってようやく冬剪定しました。上の写真は、葉摘みがてら枝先を軽く切り戻した状態です。

 

▲樹高44cmに冬剪定

 

冬剪定後は樹高44cmに。だいたい1/2に切り戻しました。

 

こうして真横から撮った写真を見ると、右に伸びている枝だけ長いですね。外芽を探した結果こうなったんですが、少し気になるといえば気になる・・・。まぁ、この主幹は古いし、枝分かれが多いから、今年はこれで行ってみましょうか。よほど気になるなら、後日、剪定手直ししようと思います。

 

▲左が去年の冬剪定後。右が今年の冬剪定後。ほぼ同じ角度で撮影

 

去年の冬剪定と比べてみました。左が去年の冬剪定直後で、樹高40cm。右が今年で、樹高44cm。

 

去年はほぼ主幹2本だったので、細枝もかなり残しています。今年はベイサルシュートが2本出たので細枝をしっかりカットして、全体にすんなり素直な樹形になりました。

 

今年もまた、キレイで香り高い花をたくさん咲かせてくれると思います。これで「デスデモーナ」のそだレポを終わります。

 

追加レポート/翌年は春花が爆咲き!

▲純白に咲きそろった春の一番花の主蕾

幹が4本になった「デスデモーナ」の春の一番花の報告です。主幹が増えたので花枝の本数が増え、さらに今年は日照不足をサポートする資材(「ストレスブロック」ハイポネックス)を使ったおかげか、すべての花枝が房咲きになりました。

 

まず主蕾がふっくらとした純白で満開に。

 

▲主蕾より小ぶりにコロコロ可愛く咲いた側蕾

 

続いて側蕾が満開に。主蕾よりピンクが強く、小ぶりで可愛らしい。今年の春の一番花の蕾は約30輪。たっぷり咲いてくれて、嬉しい春になりました。

 

「デスデモーナ」のそだレポ感想

▲「デスデモーナ」の春花

 

イングリッシュローズの人気品種「デスデモーナ」は、咲き始めはほんのりアーモンドピンク色で、やがて純白になる可愛らしい花と、素晴らしい強香に恵まれたバラです。樹形は直立気味で、あまり幅が出ないので鉢栽培でも場所を取りません。

 

今年は例年になくピンク色が良く出た年で、ほんとうに可愛らしかったです。

 

バラの家のデータでは、耐陰性は弱いとなっていますが、わたしの印象ではそんなことはなく、半日陰でも十分楽しめる品種だと思います。

 

我が家は軒のあるベランダ栽培で、もともと黒星病は出ない環境なので黒星病に関しては分かりませんが、ウドンコ病には強く、ベランダ栽培向きのバラだと感じました。

 

春も夏もよく蕾を上げるのですが、そこはイングリッシュローズです。夏剪定とは相性が悪いので、やるなら枝先を軽く切り戻すていどで。初心者なら夏剪定なしで咲かせた方が良さそうです。

 

▲待望のベイサルシュートが発生!

 

ひとつ難点をいえば、ベイサルシュートがでにくいこと。さらに、枝の出方に少しクセがあります。なので、樹形をつくるのがやや難しいと感じました。

 

しっかり株の体力がついてくれば、今回のようにベイサルシュートを出すことはできるので、「いつか出ればいいな~」くらいの気持ちで、ベイサルシュートを待ちましょう。

 

輸送しやすさを考えてのことでしょうが、じつはこの株、苗のときすべて内芽切りされていました。なので、樹形をつくる難易度がさらに爆上がりだったのですが──。でも多少樹形が悪くても、春になればとても状態よくたくさんの花を咲かせてくれる、優秀なバラだと思います。

 

育てた人紹介/あいびー

北よりの東向きベランダしかないのに、バラ栽培にはまってしまった主婦。日照不足に悩みながらも、バラ生活楽しんでいます。手間なくよく咲くバラが好き。趣味はバラ園巡り。小説とアニメも好き! 横浜在住

 

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