6月3日の「ポールセザンヌ」/花後の鉢増し
▲苗が植えられていた6号角鉢(右)から10号角鉢(左)へ鉢増し 写真提供/天女の舞子
1番花が終わったので、苗が植えられていた6号角鉢から、黄色い10号角鉢へ鉢増しします。1番花を切り戻した段階で樹高は30cmほどです。
4月下旬に枝が1本枯れてきて困っていたのですが、その後、状態は落ち着いてきました。切った枝先からもう新しいシュートが10cmほど伸びてきているので、嫌でもつる化しそうですね。
▲なるべく根鉢を崩さないようにして、なんとか元の鉢から抜きました 写真提供/天女の舞子
鉢から抜くとき、少し苦労しました。鉢の横を叩いたり揉んだりしながら、ようやく抜けました。根詰まりは無さそうですが、調子が悪かったのは下で巻きはじめていたのかな?
▲鉢増し完了 写真提供/天女の舞子
使用資材
①培養土/「鮮やかに咲くバラの土」(日清ガーデンメイト)5リットル
②土壌改良剤/「ミリオンA」250gほど(500gで一袋なので半分)
③土壌改良剤/「バラの根の強化剤」(プロトリーフ)を計量スプーンで15ml
を混ぜた比率の培養土です。
「ミリオンA」と「日清の培養土」は、新宿のデパートの園芸コーナーの人
作業手順
まず鉢底石がわりに、ちょっと持て余しているヤシの木チップ(ベラボン)を底に敷きます。つぎに「特選 濃いバラの肥料」(花ごころ)をその上に撒き、根が触れないように少し培養土をかぶせます。その上に根鉢を崩さずに苗を置いて培養土を隙間に入れ、トントン床に軽く叩いて土をなじませました。さらにリキダス(活力剤)を水で1000倍に希釈したものを、水やりがわりに与えました。
鉢の縁に、水やりの失敗を減らすために、サスティー大(サイズは深さ)を刺
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最後に支柱を立て鉢増しは完了です。
誘引するときに、引っ張るとベイサルシュートが出やすくいいと以前本で読んだのですが、「ポールセザンヌ」の枝は本当に固くて、少し頑張って引っ張ったらプチっと音がして──。真ん中の根本の枝が折れそうになってしまいました。根元すぎてテープ固定もできなさそうです。他の 「そだレポ」 でも支柱で失敗しているので、少しめげてしまいます。
6月24日の「ポールセザンヌ」
▲ハバチに産卵されてしまった! 写真提供/天女の舞子
鉢増し後、枝枯れは止まっているようです。前回のレポートで無理に引っ張り折りかけた枝は、無事でした。
少しかまってあげられなかったのと、こうなる前に上手く対応することができずに、新しく伸びた枝にハバチが産卵してパックリ枝が割れてしまいました。しかもそのあたりから折れてしまっていて・・・。親は見つけ次第捕まえていますが、なかなか上手く対応できませんでした。
夏なので、花を咲かさないためと前向きに考えて、折れた枝を切りました。
▲枯れ枝とハバチにやられた枝を取り除きました 写真提供/天女の舞子
今回の作業は、ハバチに産卵された枝と、枯れ枝を取って終了です。ハバチ対策に、青い粘着テープをトラップとして用意しようかと考えてます。
7月19日の「ポールセザンヌ」
▲以前、無理に引っ張った枝が枯れてしまって・・・ 写真提供/天女の舞子
10日ほど前に「ベニカXファインスプレー」をかけていますが、まだ微妙にハダニ気味です。大雨で、ひさしがあっても薬剤が流れてる可能性をかんがえて「ベニカXネクストスプレー」(最近売り出された赤い容器のもの)をかけま
6月3日の作業で無理に引っ張って折れかけた枝を固定していたのですが、その後しばらくは青々としていたのに結局、枯れてしまいました。残った枝が1本だけになってしまい、少し心配ですが、ハバチに産卵されて切ったところから新しい芽が出てきています。早く梅雨が明けてくれればいいのですが・・・。
7月30日の「ポールセザンヌ」/鉢のサイズダウン
▲元々の6号鉢にサイズダウンします 写真提供/天女の舞子
6月初めに6号鉢から10号鉢に鉢増ししたのですが、その後、梅雨のせいもあったのでしょうがなかなか土が乾かなくなりました。根腐れが心配されます。鉢増しのさいに肥料を入れてしまったので肥料過多も心配です。そこで今回は、10号鉢から元の6号鉢に肥料を入れずにサイズダウンします。
▲白根がほとんど見えない 写真提供/天女の舞子
10号鉢から株を抜いてみると、白根がほとんど見られず、根の状態があまりよくありません。暑い時期でもあり根鉢を崩すのは怖いので、このまま植え替えます。
▲サイズダウン完了 写真提供/天女の舞子
鉢底に鉢底石を入れ、根鉢を崩さず鉢に入れ、培養土をまわりにつめてサイズダウン完了です。使用した培養土は「鮮やかに咲くバラの土」(日清ガーデンメイト)+土壌改良剤/「ミリオンA」250gほど(500gで一袋なので半分)+土壌改良剤/「バラの根の強化剤」(プロトリーフ)を計量スプーンで15mlです。最後に発根を期待して活力剤(リキダス)を規定量に希釈して与えました。
1本しかない大事な枝なので、不注意で折ったりしないようしっかり支柱にくくりつけて保護しました。1週間ほど明るい日陰で管理し、その後日向にもどします。
8月13日の「ポールセザンヌ」
▲新しい枝が伸びてきました 写真提供/天女の舞子
新しい枝が延びてきました。台風の前なので、支柱にしっかり固定しました。
植え替えてから直射日光の当たらない半日陰のようなところにずっと置いて管理しています。暑さの関係もあるかもしれませんが、土が乾燥するペースが上がってきた気がします。
台風の前にやるのは正解かわかりませんが、結構スプレーの間隔があいてしまったので「ベニカXネクストスプレー」をかけました。
8月31日の「ポールセザンヌ」
▲ここまでなると、復活は難しいかなぁ>< 写真提供/天女の舞子
サイズダウンしてからずっと木の下の半日陰に置いていました。最近、庭にクモの巣らしいのがよくかかり取り除いていましたが、そのクモの巣の糸みたいのがかかる枝が少しずつ枯れてきてこうなってしまいました。
親のクモの姿はみていませんが、ただ1mmになるかどうかの小さいのがたくさん動いているのは確認できました。葉の色が抜けていないのでハダニとは違うようで、解決のしかたが分かりません。ここまでになってしまうと復活が難しそうなのでギブアップも考えています。
*この後、枯れてしまいました。
育てた人紹介/天女の舞子
あまり植物を育てた経験がなかったので、以前は「バラは難しい」と諦めていました。でも、フラっと行った昨年の「国バラ」でバラソムリエの小山内さんに会っ
趣味はメダカの飼育(繁殖)です。時々どうでもいいことをTwitterで呟いたり、たまにメダカの
▼そだレポ検索は、こちらのページを利用してください
枝葉の状態から、バラの家6号角鉢に戻すのをオススメします。
おそらく根っこも張っていないでしょう。
『元肥』は入れないことです。
水遣りも『鉢が軽くなってから』あげるようにした方が根張りもよくなるでしょう。
万が一ツボミをあげるようなら全て摘蕾すべきです。
株の再生に努めて下さい。
はなたろうさん
はじめまして
こんにちは
鉢のサイズダウンですか
暑い時期になりましたが
植え替えても大丈夫でしょうか?
ちょっと時期的なものもあり心配です
長雨もありましたが
確かに
鉢がなかなか乾かないので
水をあげることも大してやってないので
鉢が大きい可能性はあると思います
日中はすぐに動けないので
数日中に
元の鉢に入れ直してみます
根の状態がわからないので、一般的な処置です。
①バケツに水を張る
②ゆっくり株を抜き上げバケツに根っこごと浸す(植えるまでバケツに浸しておく)
③浸したバケツの中で土を根っこからほどいて根っこだけにする
④腐った根っこと枯れ枝を取り除く(白い根は大切に扱う)
⑤肥料の入っていない培養土に5分以内で植える(培養土は予め用意しておく)
⑥水遣りして1週間程度日影に置く(液肥を混ぜない)
⑦その後、陽向でタップリ太陽光を浴びさせる。
⑧新芽が出てきたら月に1度『薄い液肥』を水遣りに混ぜてあげる
⑨鉢底から『ヒゲ根』が出て来るまでは鉢増ししない
要点は植物自身の力(光合成)で必要な栄養素を作ることができる株にする。
肥料は補助的なものであって我々人間に例えれば『サプリ』または『おやつ』程度に考えて下さい。あくまでも主食は『太陽光』と『水』です。
ハナたろうは、たまに水遣りついでに『HB-101』を混入します。
活力剤も『たまに』混入させると良いでしょう。
では、頑張ってみて下さい。