2019年6月、埼玉県にオープンした国内最大級のラベンダー園「千年の苑」。関東でも楽しめるラベンダーの摘み取り体験ラベンダースティック作りが体験できる「千年の苑」ラベンダー園を体験レポートとともに紹介します!


国内最大級のラベンダー園が、埼玉県の嵐山町に2019年6月オープン!

2019年6月に埼玉県比企郡嵐山町にオープンした「千年の苑」は、約8ヘクタールの広さに5万株のラベンダーが咲く、日本最大級のラベンダー園です。ラベンダー畑の広さはさらに拡大する予定で、完成すると約10.5ヘクタールになるのだとか! 数字だけではどれだけの広さかピンときませんが、とにかく広いです!

 

▲千年の苑 園内マップ

 

「千年の苑」は、ラベンダーの開花時期の6月~7月に開園しています。開園期間中には「らんざんラベンダーまつり」が行われ、花摘み体験や、ラベンダースティック教室が開催されます。

 

広大なラベンダー園は、Aゾーン~Iゾーン、さらにサポーター植栽エリアの10のゾーンに分けられていて、花の時期には一面紫色に染まり、あたりにはさわやかな香りが漂います。園内中央にあるイベント広場では、嵐山町のB級グルメやラベンダーソフトが食べられたり、ラベンダーの苗を購入できたりします。

 

ラベンダーの見頃は6月中旬~下旬。見頃に合わせて「らんざんラベンダーまつり」を開催!

ベンダーの見頃は年により多少変わりますが、だいたい6月中旬~下旬です。これまでのデータによると、2017年は6月30日前後、2018年は6月20日前後がもっとも咲きそろっていたそうです。公式サイトに開花情報があるので、そちらで確認するのが確実です。

 

千年の苑は、ラベンダーの開花期間のみに開園しています。

 

ラベンダーの見頃には「らんざんラベンダーまつり」が開催されます。開催時期は年により変動するようですが、2019年は6月8日~7月7日の日程です。

 

*らんざんラベンダーまつりの詳しい日程や、企画の内容は、下記公式ページで確認してください。

 

「千年の苑」らんざんラベンダーまつりをレポートします

▲「千年の苑」ラベンダー園 写真提供/天女の舞子

 

天女の舞子天女の舞子

応援レポーターの天女の舞子です。今回は、2019年6月にオープンしたばかりのラベンダー園「千年の苑」をレポートします。「らんざんラベンダーまつり」の開催期間ちゅうだったので、摘み取り体験やラベンダースティックづくりにも挑戦してきました。

武東上線「武蔵嵐山駅」からバスで10分、または徒歩なら40分のところに「千年の苑」があります。わたしはバスで向かいました。ちなみに、バスは片道220円です。

 

ラベンダー園に到着し、バスの扉が開いたとたん車内にラベンダーのいい香りが流れてきて、乗客から「わーっ!」と歓声が上がりました。

 

▲小さなトンネルを通って、いざラベンダー園へ! 写真提供/天女の舞子

 

バスを降りて、道路反対側の道を歩いてトンネル(道路下を抜ける道)をくぐり、さらに小さな針葉樹の林を通ってラベンダー園に到着します。

 

▲入場料は高校生以上500円。 写真提供/天女の舞子

 

ラベンダー園の入場料は高校生以上1回500円。一度入場すると、再入場にまた料金が必要です。入園時にもらえるポストカードにラベンダーの香りがついていて、ちょっと嬉しかったです。

 

ラベンダー園の周りは山と緑の森が広がるのどかな地域です。すぐ隣は、わたしがいつも秋に参加するハイキングの「スリーデーマーチ」というイベントや「みかんの里」を通る日に歩くコース前半に近いルートの真横でした。ここにはまっすぐな長い桜並木があり、春の桜はそれは見事だろうと思いました。

 

▲緑の山を背景に咲く満開のラベンダー 写真提供/天女の舞子

 

園内には見渡すばかり、たくさんのラベンダーが咲いています。8ヘクタールの敷地に約5万株が植えられているそうです。日本最大級の規模なのだとか!

 

当日は天気もよく、ラベンダーの爽やかな香りが満ちて、とても癒されました。オープンしたばかりとあり、多くのお客さんが訪れていました。

 

▲白花品種の「ロングホワイト」 写真提供/天女の舞子

 

植えられている品種は2品種。どちらもラバンディン系のラベンダーで、紫色の品種は「グロッソ」、白色の品種は「ロングホワイト」です。グロッソは甘い香りの強香品種で、精油を採るのに栽培されているラベンダーです。ドライフラワーをつくるのにも向いています。ラベンダーの中では耐暑性・耐寒性があり、関東でも比較的育てやすい品種です。

 

▲広がるラベンダー畑 写真提供/天女の舞子

 

ラベンダー畑は、水田だったような柔らかい土質でした。多分、休耕田を利用しているのではないかと思います。そのため少し水はけが悪く、前日の大雨で土が柔らかい場所もありましたが、そういうところには水の流れを作ったり遊歩道に木材チップを敷いたりしていたので、靴が濡れることはなかったです。

 

空にひばりが鳴き、ラベンダーに集まるミツバチや、クマンバチを見て癒されました。ときおり蝶々も飛び、トノサマバッタやコガネグモなども見かけるくらい自然が多い場所です。

 

▲見晴らし台と休憩スペース

 

「千年の苑」ラベンダー園の中に設置されている見晴らし台や橋、フェンスなどはすべて木製で、風景に溶け込んでいました。さらに、木製品を積極的に使うことで、森林サイクルが保たれ、CO2削減など環境維持に役立つという主旨の看板が掲げられていました。

 

見晴らし台は遠くまで見えるのですが、人通りが多くて狭いので、ラベンダーと一緒に記念撮影するには向かないかな、と思いました。それよりも見晴らし台の下の白いフェンスからの方が、きれいな記念写真が撮れると思います。

 

見晴らし台の隣にある休憩所は、天井が遮光ネットになっていて、涼しかったです。

 

▲フォトスペース。右下は「むさし嵐丸」 写真提供/天女の舞子

 

ラベンダーのフォトスペースには、撮影するときにカメラやスマホを置ける台が設置されていました。フレームの右下は、嵐山町の公式キャラクター「むさし嵐丸」です。

 

ラベンダーの摘み取り体験

▲ラベンダーの摘み取り体験は紫花が300円、白花が800円 写真提供/天女の舞子

ベンダーの摘み取りが300円だったので、さっそく体験してきました。穴を開けて通す、事務用のファイリング用のリング(直径約3cm)に茎が入るまで摘み取ることができます。わたしは1時間ぼど夢中になって摘み取り、ようやく1つ分になりました。

 

摘み取り体験は白ラベンダーもありましたが、午前中に終わってしまったそうです。白ラベンダーは数量限定で800円だったようです。

係の人の話だと白いラベンダーは来年増やす予定らしく、今後もう少し摘みやすくなるかなと思います。

 

▲摘み取り体験は大人気! 写真提供/天女の舞子

 

ラベンダーの摘み取り体験は大人気で、摘み取り専用園にはたくさんの人がいました。ほとんどの人が摘み取り体験をしていたらしく、帰るときに手にラベンダーの束を持っている方をたくさん見かけました。

 

▲約50~60本摘み取れます 写真提供/天女の舞子

 

ハサミとリングを借り、約50~60本のラベンダーを摘み取ることができます。

 

ラベンダースティック作り体験

▲ラベンダーとリボンを使ってつくるラベンダースティック 写真提供/天女の舞子

ベンダースティック教室をやっていたので、こちらも体験してきました。あらかじめ用意してあるラベンダーを使って作り方を教えてもらえます。参加費は300円です。

 

ラベンダースティック教室は毎日ではなく、火、木、土、日の各曜日のみ開催しているようです。

 

つくり方を覚えたので、家に帰ってから摘み取ったラベンダーでたくさんのラベンダースティックを作りました。

 

販売スペースで、軽食や苗を販売

▲薄紫色のラベンダーソフト 写真提供/天女の舞子

ベンダー園の中央にある販売スペース(イベント広場)では、ラベンダーの苗やクラフト(ポプリ、スティック、ハーバルオイルなど)、ラベンダーを使ったお菓子などのお土産もの、ラベンダーソフトクリーム、お食事関係の露天がありました。

 

400円のラベンダーソフトはかなり人気で、長蛇の列でした。でも思ったより小さいめで、残念ながらラベンダー風味もあまり分かりませんでした。

 

▲ラベンダーの苗も販売 写真提供/天女の舞子

 

ラベンダー園に植えられているラベンダーの苗を販売していました。この品種は夏の暑さに強く、関東でも地植えできる品種です。

 

訪れた人の口コミは?

6月

オープン前年のプレオープンで行きました。日本最大級のラベンダー園誕生。とても広いので見ごたえがあります。まだ、小さい株の場所もありますが、メインのラベンダー畑は見頃です。ラベンダーまつり開催中は、一方通行です。ただ天気のよい日は、日に焼けます。農産品などは、テントで販売。来年は、駐車場も、増やすそうです。土日は渋滞します。切り戻されないうちに、また行きたいと思います。来年の本格的開園が楽しみです。チョコチョコ通いそうです。

 

6月

「千年の苑」ラベンダー園の周りには特に何もなさそうですが、トイレ含めてあるていどの設備は整っているので、ゆっくり楽しむことができると思いました。摘み取り体験やラベンダースティック教室も楽しめました。

 

ただ、バスの本数の少なさというか不便さが個人的に不満でした。本数が少ない上に小さいバスなので乗り切れない人もいて、ラッシュアワー並みにぎゅうぎゅう詰めでした。車で行けるならいいと思います。まだオープンしたてなので、今後、バスの改善などいろいろ充実していってほしいですね。(天女の舞子)

アクセスと施設の案内

▲東武東上線「武蔵嵐山駅」からバスで10分 写真提供/天女の舞子

アクセス情報

電車

東武東上線「武蔵嵐山駅」西口よりせせらぎバスセンター行き(と02)乗車約10分「休養地入口」バス停下車すぐ。

*バスの本数が少ないので、時刻表をチェックしてください!

▼武蔵嵐山駅発の時刻表

 

▼休養地入口(千年の苑ラベンダー園の最寄りバス停)発の時刻表

 

または 武蔵嵐山西口より約3km 徒歩約40分

 

関越自動車道(東京方面より)東松山ICより約8km(約15分)

関越自動車道(高崎方面より)嵐山小川ICより約8km(約15分)

 

駐車場

埼玉県比企郡嵐山町大字鎌形855(B&G海洋センター)ほか周辺に(無料・有料)臨時駐車場あり

 

開園期間・開園時間と休園日・入場料

開園期間

6月~7月(2019年6月8日~7月7日「らんざんラベンダーまつり」開催)

 

開園時間

9:00~17:00(最終入場16:30)

 

休園日

上記期間中は無休

 

見学料

500円(中学生以下無料)

​※障がい者の方は無料です(窓口で障がい者手帳をご提示ください)

 

住所

埼玉県比企郡嵐山町大字鎌形2326

 

園内の注意事項

■園内は禁煙です。

■再入場はできません。

■イベント広場以外での食事はできません。

■食事の持ち込みはできません。

■ゴミは各自で持ち帰りください。

■ペットはかならずリードをつけてください。

■ドローン撮影はできません。

 

「千年の苑」ラベンダー園公式サイト

▼嵐山町観光協会公式サイト(開花情報もあります)

*お出かけの際には、必ず公式サイトでご確認ください!

 

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