埼玉県熊谷市の「道の駅めぬま」は、無料とは思えない広いバラ園があることで知られています。無料で観賞できる有料級バラ園を紹介します!


「道の駅めぬま」はこんな施設

▲円形の「めぬまアグリパーク」 写真提供/天女の舞子

の駅めぬまは、埼玉県熊谷市北部、利根川にほど近い国道407号線に面する施設で、円形の「めぬまアグリパーク」と隣接する「JAくまがや農産物直売所」の2棟の建物があります。

 

▲1Fが土産物販売店、2Fがレストランと日本女性第1号資料ギャラリー 写真提供/天女の舞子

 

円形建物の「めぬまアグリパーク」は、1Fが土産物販売、2Fがレストランと日本女性第1号資料ギャラリーになっています。

 

隣接する「JAくまがや農産物直売所」では新鮮な地元農産物が販売されていて、野菜のほかに切り花やメダカも人気があります。

 

▲有料級の併設バラ園 写真提供/天女の舞子

 

「道の駅めぬま」の特徴は、なんといっても併設される美しいバラ園です。

 

400品種2000株のバラが栽培されていて、春と秋の開花シーズンにはバラを目的に訪れる観光客で普通車100台分の駐車場がいっぱいになってしまうほど人気があります。

 

なにしろ、これだけの規模がありながら無料というのが人気の秘訣。有料級の無料バラ園です。もちろん、バラ苗や花苗の販売もあります。

 

「道の駅めぬま」のバラ見ごろは?

▲バラの木はどれも大きく立派 写真提供/天女の舞子

 

春/5月中旬~6月上旬

秋/10月中旬~11月中旬

 

*バラの開花は気温により毎年少しずつ前後するので、ひとつの目安にしてください。

 

春の「道の駅めぬま」バラ園をレポートします

天女の舞子天女の舞子

応援レポーターの天女の舞子です。五月晴れの5月中旬、有料級の無料バラ園として有名な「道の駅めぬま」の併設バラ園を訪れました。春バラがまさに満開でしたよ!

▲円形の「めぬまアグリパーク」 写真提供/天女の舞子

ばむ陽気の5月中旬。群馬県にほど近い埼玉県熊谷市にある「道の駅めぬま」を訪れました。

 

ここは国道407号線に面した道の駅で、広い駐車場と1Fが土産物店・2Fがレストランと「日本女性第1号資料ギャラリー」になっている円形の建物「めぬまアグリパーク」、地元農産物を販売する「JAくまがや農産物直売所」、大きなバラ園があります。

 

▲「道の駅めぬま」案内図 出展/熊谷市公式

 

円形建物「めぬまアグリパーク」を挟むように両側にバラ園があり、あわせて400種、2000株のバラが植えられています。上の案内図でピンク色に塗られているところがバラ園。左側がメインガーデンで、「めぬまアグリパーク」の右側にもバラ花壇があります。

 

見ごろは春は5月中旬から6月上旬、秋は10月中旬から11月中旬ごろ。

 

これだけの規模のバラ園ながら入場料は無料で、当日は多くの方が見学に訪れていました。もしかしたら観光バスが来ていたのかもしれません。

 

▲一面に花咲く色鮮やかなバラ園 写真提供/天女の舞子

 

駐車場から入って左手のメインガーデンには、色鮮やかな木立ちバラが一面に広がっています。バラの木は状態よくきちんと管理されていて、満開のバラの花がまるで色鮮やかな花の海のよう。

 

▲つるバラをグライダー型に誘引 写真提供/天女の舞子

 

バラ園の奥の方はつるバラをいろいろに誘引した立体的な仕立てになっています。

 

ちょっとおもしろいと思ったのは「ピエールドゥロンサール」をグライダーの形に誘引したオブジェ。つるバラをフェンスやアーチに誘引するのはあっても、トピアリーのようになにかの形に誘引するのは珍しく、遊び心があってステキだなと思いました。

 

▲暑さをものともせず圧巻の花付き! 写真提供/天女の舞子

 

熊谷市といえば日本一の夏の暑さを記録した場所です。そんな土地でこれだけ美しくバラを管理するのは、さぞ大変でしょうね。わたしが訪れた日も5月とは思えないほどの暑さで、日傘をさしている方も数人見かけました。

 

▲日本で最初の女性医師・荻野吟子の像 写真提供/天女の舞子

 

めぬまアグリパークの反対側、農産物直売所との間には荻野吟子像と、こちらにもバラ花壇があります。

 

荻野吟子は江戸時代末期の嘉永4年(1851年)に熊谷市で生まれた日本で最初の公認女性医師。開業後は、診療活動に加えて夫人解放運動などの社会活動を通じ、女性の地位向上や衛生知識の普及に貢献した人物です。

 

このことから、めぬまアグリパークの2Fに「日本女性第1号資料ギャラリー」が設置されているんですね。

 

ちなみに荻野吟子像の後ろには、「吟子桜」と呼ばれている早咲きの河津桜が植えられています。3月上旬~中旬にかけ、いち早く桜の花が楽しめます。

 

▲黄色と青。花色のコントラストがキレイ 写真提供/天女の舞子

 

バラ花壇の黄色と青バラが一緒に植えてある一角は花色のコントラストがとてもキレイでした。

 

写真の青バラは樹勢が弱く育てにくいといわれる「青竜」ですが、手入れのたまものか、たっぷり咲いて元気そうです。

 

▲バラの新苗は種類も数も豊富 写真提供/天女の舞子

 

バラの新苗や、バラ以外の花苗もたくさん販売されています。花屋さんでは、ガーデニング講習会も行われるそうです。

 

訪れた人の口コミは?

5月中旬

「道の駅めぬま」を訪れたのは5月中旬。バラがちょうど見ごろの時期で、とてもキレイでした。

 

とくに印象に残っているのが「ピエールドゥロンサール」です。わたしは香りの良いバラが好きなので、こういうどこのバラ園でも観られる香りのないバラはあまり記憶に残らないのですが、この日はコンディションが最高に良くて、アーチや飛行機の形に誘引されたピエールの美しさに改めてハッとさせられました。

 

▲「ピエールドゥロンサール」が最高にキレイ! 写真提供/天女の舞子

 

園内の歩道はアスファルトで歩きやすく整備されていて、ところどころにベンチもありましたが、なにしろ暑いくらい天気の良い日で、座ってくつろぐ感じではありませんでした。熊谷市は暑さが厳しいことで知られる土地です。天気の良い日は日傘があった方が良さそうですね。

 

バラ園は凝った演出こそないけれど、状態良く手入れされたバラがたっぷり咲いていて、無料とは思えない美しさでした。バラの季節には駐車場渋滞が起きるほど人気なのも頷けます。車で行くなら早いめに出かけた方が良さそうです。

 

▲メダカなど観賞魚も豊富! 写真提供/天女の舞子

 

「めぬまアグリパーク」「JAくまがや農産物直売所」どちらも販売スペースは広く、野菜、地域のお土産物、工芸品、バラ苗や園芸植物などその品揃えの豊富さに圧倒されます。「JAくまがや農産物直売所」には金魚、メダカ、コイなどの観賞魚やビオトープ用の水草も売られていました。

 

とくにわたしはメダカを飼っているので、メダカや水草の品種や数の多さに驚きました。

 

バラ苗は昔からの人気品種を中心にした新苗販売。秋になれば大苗も扱うのでしょう。どれもお財布に優しい値段設定で、数も豊富でした。

 

▲2Fレストランからバラ園を一望に 写真提供/天女の舞子

 

「めぬまアグリパーク」の2Fレストランから、窓越しにバラ園が見下ろせます。暑かったのもあり、ご当地グルメのかき氷「雪くま」をいただきました。

 

ドライブがてら出かけて無料バラ園を観賞し、お買い物と休憩をして帰るというプランで丸1日楽しめそうです。(天女の舞子)

 

アクセスと施設の案内

アクセス情報

カーナビに「熊谷市弥藤吾720」を入力。

 

熊谷市街地から/国道17号バイパス「代交差点」から国道407号を群馬県太田市方面へ(約5km)

群馬県太田市方面から/国道407号で熊谷市方面へ(太田市役所から約10km)

 

▼詳しくは Google map をご覧ください。

駐車場

無料駐車場アリ

小型100台、大型30台、身障者用2台

 

公共交通機関

熊谷駅北口5番乗り場から、朝日バスバイパス経由妻沼行に乗車し、「道の駅めぬま」下車

 

施設の案内

 

開設時間と休館日

めぬまアグリパーク

開設時間

平日/10時~18時(11月~2月は17時まで)

土曜・日曜・祝日/9時30分~18時(11月~2月は17時まで)

 

休館日

毎月第1水曜日、および12月30日から1月3日まで

*休館日は変更になることがあります。

 

JAくまがや農産物直売所

開設時間

9時~18時(1月、2月は17時30分まで)

 

休館日

12月31日~1月5日まで

 

「道の駅めぬま」住所

熊谷市弥藤吾720番地

 

「道の駅めぬま」公式サイト

▼くまがや市公式サイト内

 

*お出かけの際には、必ず公式サイトでご確認ください!

 

▼「バラ園に行こう!」の記事一覧はこちらからどうぞ

 

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