レストラン前に広がる、表情豊かなつるバラをメインにしたローズガーデン。それが栗の里 厚木店のバラ園です。広さはそんなにありませんが、なかなか他では見られない、美しいつるバラの景色が堪能できますよ!
つるバラ専門ガーデナーが咲かせる、繊細かつ迫力あるバラ庭が楽しめるレストラン
▲山小屋風の外観とバラ咲く庭が美しい「栗の里」厚木店
栗の里 厚木店は、ドイツの山小屋風の外観と、素材にこだわったハンバーグとステーキが楽しめるお店として、1969年の創業から長らく神奈川県厚木市で親しまれているレストランです。とくにその前庭が素晴らしい! なにしろバラで埋め尽くされているのですから!
▲栗の里のローズガーデンマップ 出展/栗の里厚木店オフィシャルホームページ
栗の里 厚木店のローズガーデンに植えられているバラは100種700株。夜はライトアップもされます。
店内から観られる席も多くありますが、テラスや、ガーデン席などの屋外席なら、バラを間近に見ながら食事を楽しむことができます。
栗の里厚木店のローズガーデンは、全国花のまちづくりコンクール2期連続入賞・かながわ産業Navi大賞2013地域振興賞・第5回ビジネス・イノベーション・アワード2014優秀賞・第6回かながわ観光大賞優秀賞・27年度かながわ地球環境賞など、数々の賞に輝いています。
日本一長いつるバラのカーテンが見事!
▲日本一長いつるバラのカーテンに認定された「アルベリック バルビエ」
レストラン栗の里のバラ園で特徴的なのは、つるバラの生かし方が見事なことです。つるバラといえば、アーチ仕立て、スクリーン仕立て、ポールやオベリスク仕立て、ベッド仕立てなどが思い浮かびますが、こちらのバラ園のバラはそれらどの仕立て方とも違います。まるで滝が流れ落ちるように咲くのです。
レストランの左壁を覆うアルベリックバルビエは、「日本一長いつるバラのカーテン」に認定されたものなのだとか! 一旦上に向かって伸び出た枝を屋根近くで折り返し、地面に差したペグに紐で留めつけてあるのです。これだけ幅広いと、確かに「滝」というより「カーテン」と呼びたくなりますね。これ、1株なんですよ! 約2万輪が開花するそうです。素晴らしいですね!
▲ガーデンテーブルを囲むように咲きこぼれるつるバラ
通常、バラの枝は下から上に向かって広がるものです。つるバラの誘引をするときの注意点も、「枝先を水平より下にしすぎない」というのが鉄則です。でも、こちらのバラ園に咲くつるバラは、ちょっと様子が違います。真下に向かって誘引した枝先にもたわわに花を咲かせています!
じつは「枝先を水平より下にしすぎない」ように誘引しなければいけないのは「クライミング系統」のつるバラです。もう一つのつるバラの系統「ランブラー系統」のつるバラなら、どんなふうに曲げても花を咲かせてくれます。ただし、ランブラー系統のつるバラはほとんどが小花で、枝先がとても長くなります。よく伸びるものだとその長さは10mに達することも! そのため、個人宅の小さな庭では枝を持て余しぎみになります。
でも、上手に使えばこんなに繊細でロマンチックな景色がつくれる素敵なつるバラです。
つるバラの名手「村田兄弟」から直接教えを受けたオーナーが丹精こめる
▲庭に優美な曲線を描くつるバラ
かつて、つるバラを扱わせたら右にでる人はいないと言われた方がいます。それが今は亡き村田美行氏、村田晴夫氏おふたりの「村田兄弟」です。村田兄弟はとくにランブラー系統のつるバラを愛し、ランブラー系統のつるバラを効果的につかった景色づくりを得意としていました。
栗の里厚木店のオーナー笹生新氏は、村田兄弟に直接教えを受けた方。なんと、このローズガーデンの手入れは、オーナー自身が手掛けているのです! だからこそ、他では見られないつるバラの表情を引き出した庭になっているのですね!
▲アリウム・ギガンチウムが咲く春のバラ園
もちろん庭にはブッシュ樹形のバラも多く植えられています。春バラの季節なら、大きな紫色のねぎ坊主「アリウム・ギガンチウム」が庭に楽しいアクセントをつくってくれています。
ブッシュ樹形のバラは、春~冬まで繰り返し咲いていますが、やはり見ごたえのある春にこそ訪れたいのが栗の里 厚木店のローズガーデンです。
バラの前には色とりどりのチューリップが咲くそうですよ!
バラ苗売り場やバラの出張サービスも!
▲長尺苗のつるバラが豊富!
ローズガーデンの隣には、バラ苗が置かれています。そう広くないのですが、さすがつるバラにこだわりがあるオーナーです。これだけの数の長尺苗が見られるところは、そうありません!
バラの経験と技術を生かして、笹生オーナー自らがバラの出張サービスも行っています。詳しくは、栗の里オフィシャルホームページをご覧ください。(下記で紹介しています)
ローズガーデンを見ながら食事を!
▲店内は、どっしりとしたドイツの山小屋風
栗の里厚木店の店内は、どっしりとしたドイツの山小屋風のつくりです。やや古いながらも趣のあるインテリアで統一されています。窓から眺めるバラ園も美しいです。屋根つきウッドテラスとガーデン席は、ワンちゃんと一緒に食事をすることができますよ!
メニューはハンバーグやステーキなどのボリュームある食事の他に、デザートやローズサイダーなどもあります。
四季のバラ見頃
春バラは4月下旬~6月中旬/圧巻のつるバラを楽しむなら春に!
夏バラは7月中旬~8月下旬/約200株の群生アイスバーグを中心に
秋バラは9月下旬~10月下旬/つるバラ「グルスアンテプリッツ」の秋花が華やか
冬バラは11月上旬~12月上旬/エリアによっては春バラ同等に咲きます! つるバラの誘引をしっかり見たいなら冬がおすすめ!
訪れた人の口コミは?
春
普段からよく利用させていただいてるのですが、5月の薔薇の時期に外のローズガーデンで食べるお料理は本当に最高です!!
薔薇の時期は混んでるので予約したほうが良いです。
デザートの栗のブリュレがめちゃくちゃ美味しいです!!
ハンバーグも素材の味がして自然な美味しさです。
アクセスと施設の案内
住所/神奈川厚木市山際554-1 TEL 046-245-1341
圏央道 圏央厚木IC→国道129号を橋本方面→山際交差点左折すぐ右側
営業時間 /11:00~22:00(LO21:30) 5月は10時より営業します。
定休日/(12月31日、1月1日)
席数/ 店内100席 テラス30席
駐車場/ 普通車50台
公式サイト
公式サイトには、開花情報も載っています。お出かけの際には、必ず公式サイトをご確認ください!