バラの花や葉を食べるコガネムシ。じつは、もっと怖いのが土の中に潜む幼虫です。根を食べられ、気づかないうちに株が弱って枯れてしまうこともあります。

この記事では、コガネムシの産卵時期から、産卵を防ぐマルチング、幼虫の駆除、成虫対策まで、バラを守る方法をまとめて紹介します。

コガネムシのためだけに特別な対策をするのではなく、普段の病害虫管理の中でどう対応するかも解説します。


CONTENTS

コガネムシはバラを枯らす天敵!

▲緑色や銅色で全体に丸いのが、よく見かけるコガネムシ

花の花びらをボロボロにする1cmほどの小さな甲虫や、夏になると現れるツヤツヤした緑色や銅色の甲虫。コガネムシです。じつはこのコガネムシ、バラの天敵と言ってもいいくらい怖い虫なのです。

 

成虫はバラの葉や花を食べ、幼虫はバラの根を食べます。当然、怖いのは幼虫の方です。

 

コガネムシは夏の間に産卵するので、夏はコガネムシ対策が欠かせません。もし何もしなければ、知らない内に鉢土に産卵され、幼虫に根を食べられたあげく、バラが枯れてしまったという悲劇が起こります。

 

実際わたしは、ピエールドゥロンサールとアイスバーグの2鉢を枯らされたことがあります。

コガネムシ対策は、産卵防止と幼虫駆除がカギ

コガネムシの幼虫

▲バラの根を食べるコガネムシの幼虫

ガネムシが恐ろしいのは成虫より幼虫被害です。

 

コガネムシは腐葉土などのたい肥の多い肥沃な土に好んで産卵します。卵から孵化した幼虫は植物の根を食べます。バラの根も大好物です。

 

根を食べられた植物は弱り、最悪、枯れてしまうこともあります。

 

コガネムシ対策で重要なのは、産卵させないこと、そしてもし産卵されたら、しっかり幼虫を駆除することです。

コガネムシ対策表

コガネムシ対策はたくさんあります。

 

それぞれの目的に合った方法を分かりやすく表にまとめました。

 

目的 具体的な方法 こんな人におすすめ
産卵させない マルチング、産卵防止カバー 鉢植えバラの産卵予防したい
飛来を減らす コンパニオンプランツ、ニームオイル 成虫の飛来予防したい
幼虫を駆除する ベニカXガード、オルトランDX、ニームで追い出して捕殺 根の被害を防ぎたい
成虫を駆除する テデトール、捕獲器、UVライト 花や葉の食害を減らしたい

 

上2つが予防方法、下2つが駆除方法です。

 

これらの具体的な方法を、本文で詳しく紹介していきます。

バラで注意したいコガネムシの産卵時期は6~9月

コガネムシの発生時期

▲コガネムシの発生時期。このうち産卵時期は6~9月

コガネムシにもさまざまな種類がいます。

 

カタモンコガネのように春から発生するコガネムシの場合は、夏に発生するコガネムシより早く産卵すると考えられ、6~7月ごろが産卵時期になると推測されます。

 

夏に現れるアオドウガネやドウガネブイブイなどは7~9月が産卵シーズンです

 

つまり6~9月にしっかり産卵防止と幼虫駆除するのがカギです。

さまざまなコガネムシ科の昆虫は、こちらで確認できます

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コガネムシの産卵防止にマルチングする

ガネムシは、よく手入れされている、腐葉土などのたい肥が多いふかふかな土に好んで産卵します。幼虫が腐葉土や植物の根を食べるからです。

 

そのため、畑や花壇、鉢土に産卵することがよくあります。

 

地植えのバラなら、根が減れば幼虫は他の根を求めて移動するので大きな問題になりにくい*のですが、鉢土の場合は移動できません。その結果、根がなくなるまで食べつくすことになります。

 

バラの異変に気付くのが遅ければ、枯れてしまうこともあります。

 

そのため、鉢土に産卵させないことが、なにより重要です。つまり、鉢土をなにかで覆ってしまう「マルチング」が産卵防止対策になります。

 

*バラばかりをたくさん植えているバラ花壇やバラ園では、もちろん対策が必要になります

産卵防止のマルチング4選

1、市販の産卵防止カバー


コガネムシの幼虫予防カバー 10号用 (直径29cm) 雑草・ネキリムシの防止不織布 【資材】 【ネコポス対応可能】

 

コガネムシが土に産卵するのを予防する専用カバーがあります。

 

コガネムシが土にたどり着けないように、隙間なくきっちりつけると効果的です。

2、暑さ対策を兼ねたマルチング

バークチップのマルチング

▲暑さ対策の定番、バークチップのマルチング

コガネムシが産卵する6~9月といえば、梅雨~暑さ厳しい季節です。ちょうど暑さ対策のマルチングをする時期でもあるので、暑さ対策を兼ねたコガネムシの産卵予防マルチングもオススメです。

 

暑さ対策に使いやすいマルチング材のなかでベラボン、バークチップ、クリプトモスを3cmほどの厚さに敷けば、かなりコガネムシが入りにくい環境になります。

 

薄く敷いただけでは、コガネムシが隙間から入り込んでしまいます。

 

とはいえ、厚さ3cmなら絶対に入り込めないとも言い切れませんが・・・。

暑さ対策用のマルチングについて詳しくは、こちらでチェックしてください

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3、鉢底石・砕石でマルチング

コガネムシは、なるべく暗い場所に産卵しようとします。そのため、白い鉢底石や砕石で鉢土をカバーしてしまえば、コガネムシの産卵防止になります。

 

ブルーベリー栽培など、農薬があまり使えない方は、砕石をよく利用するそうです。

 

ただし、鉱物を使ったマルチングは暑さ対策にはなりません。逆に熱を蓄えてしまいがちなので、注意してください。

4、アイデア・マルチング

要するにコガネムシの成虫が鉢土にたどり着けなければいいので、さまざまなアイデアが考えられます。

 

セダム(モリムラマンネングサ)

▲モリムラマンネングサのマルチング

これはわたしが以前よくやっていたマルチングです。

 

多肉植物のモリムラマンネングサをマルチングに使うのです。暑さ対策・乾燥対策にもなるし、密に生えるためかコガネムシの産卵防止にもなります。

 

グラウンドカバーなら何でもいいわけではなく、芝生やクリーピングタイムなどでは産卵防止になりません。

 

アルミホイルのマルチング

▲光るものを嫌う性質を利用したアルミホイルマルチ

コガネムシが光るものを嫌う性質を利用して、アルミホイルのマルチングで産卵予防にしている方も多いです。

 

アルミホイルは通気性がなく蒸れるので、空気抜きの穴をいくつか開けておくとよいようです。隙間なく、なるべくキッチリ敷きましょう。見た目がちょっとギラギラしますが、手軽な方法です。

 

ほかに、網戸用の網やフェルトなども使えます。

コガネムシの幼虫被害、4つの特徴的な症状

に急激に調子を落とした株があったら──もしかしたら既にコガネムシの幼虫がいて、大切なバラの根をかじっているかも知れません。

 

コガネムシの幼虫は土の中にいるので、目で確認することができないため、なかなか被害に気付けません。ここでは、コガネムシの幼虫被害に特徴的な、バラの4つの症状を紹介します。

1、2番花の後、新芽が伸びてこない

▲2番花を切った後の新芽が出てこない

バラの2番花が咲くのが6月下旬~7月にかけて。ちょうどこの頃から、コガネムシは産卵シーズンに入ります。もう鉢に産卵されていて、幼虫がバラの根を食べ始めていたら、もちろんバラは調子を崩します。

 

他のバラがどんどん新芽を伸ばしているのに、2番花の後の新芽がぜんぜん伸びない。または、ひょろっとした新芽が伸びただけで動きを止めてしまったバラがあったら──。

 

もしかしたら、コガネムシの幼虫被害に遭っているかも知れません。

2、急に葉が黄色くなった

葉が黄色くなったバラ

▲突然、葉が黄色くなった

数日前まで元気だったのに、急に葉が黄色くなってきたら。

 

もちろん、水切れや猛暑の影響で葉が黄色くなることはあります。でも、水切れさせた覚えもないのに、突然というのは不自然です。

 

この急な異変はコガネムシの幼虫のせいかもしれません。

3、鉢土の乾きが、明らかに遅い

▲同じように水やりしてるのに、特定の鉢だけ土が乾かない

バラをいくつも育てていて、どれも同じように管理しているはずなのに、明らかに土の乾きが遅い鉢がある場合。

 

もしかしたら、コガネムシの幼虫に根を食べられているかも知れません。

 

たとえば黒星病で葉を落としてしまったとか、別の理由が考えられない場合、とくに暑くなってきて急に鉢土が乾かなくなったと感じたら、コガネムシの幼虫被害を疑ってください。

4、株元を揺らすとグラグラする

▲株元がグラグラ揺れるなら、かなり危険!

ここまでに挙げた症状があったら、株元を持って揺らしてみてください。

 

もし、グラグラと簡単に揺れるなら、コガネムシの幼虫被害に遭っている確率が高いです。

 

少し持ち上げるように上に引いてみて、手ごたえなく抜けてきそうなら・・・かなり危険な状態です。

 

ここまでひどくなっていると、すぐに対策しても回復までかなり時間がかかります。もしかしたら、もう手遅れかも知れません。こうなる前に異変に気づいたらコガネムシ対策を始めましょう。

疑わしくても、コガネムシ幼虫ではないケース

バラの病気や害虫対策、どうしていますか?

 

ベニカXガード粒剤やオルトランDX粒剤を定期的に散布して病気や害虫対策をしているなら、少し心配な症状があっても、それはコガネムシの幼虫被害ではありません。

 

なにか別の原因からくる症状です。

 

なぜなら、ベニカXガード粒剤もオルトランDX粒剤も、コガネムシの幼虫を駆除できる農薬だからです。

 

当サイトでは、コガネムシ幼虫にも対応した、初心者向けの病気と害虫対策を提案しています。

こちらのサイトに詳しい内容を載せています。興味のある方はご覧ください

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バラの農薬の使い方|初心者向けに2つの考え方(ガッツリ・観察)を解説

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コガネムシの幼虫駆除。農薬・無農薬で退治する方法

農薬で駆除する方法

コガネムシは、夏に地中に産卵します。幼虫が大きく育つまえに、薬剤で駆除するのがもっとも効果的な対策です。

 

よく使われている薬剤を3つ紹介します。

1、ベニカXガード粒剤


ベニカXガード粒剤 550g KINCHO園芸 殺虫剤 ベニカ 殺虫剤 顆粒 殺虫剤 殺菌剤 ベニカ 殺菌剤 顆粒 殺菌剤 病害虫 対策 病害虫 予防 殺虫殺菌剤

「ベニカXガード粒剤」は、土にばら撒いて水やりすれば土の中の幼虫が駆除されるという農薬です。

 

コガネムシの幼虫だけでなく、幅広い害虫対策に使えます。さらに、病気抵抗も併せ持つ使いやすい農薬です。

 

薬効の持続期間は約1カ月で、初心者さんはもちろん、中・上級者にもオススメの農薬です。

 

残効が長いので、予防散布に向きます。

 

コガネムシ幼虫への有効成分はクロチアニジン(ネオニコチノイド系)です。

ベニカXガード粒剤については、こちらのページに詳しい情報を載せています

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ベニカXガードの使い方と効果|デメリット・使用回数・ローテーションまで解説

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2、オルトランDX粒剤


オルトランDX 粒剤(200g)【オルトラン】

 

バラにつくさまざまな害虫駆除に高い効果を発揮する「オルトランDX粒剤」は、コガネムシの幼虫駆除もできます。

 

土にばら撒いて水やりしておけば、約1カ月間、長く駆除効果が持続します。

 

残効が長いので、予防散布に向きます。

 

コガネムシ幼虫への有効成分はクロチアニジン(ネオニコチノイド系)です。

3、ベニカ水溶剤


殺虫剤 ベニカ 水溶剤 0.5g×10袋入 KINCHO園芸 殺虫剤 農薬 殺虫剤 野菜 殺虫剤 果樹 殺虫剤 花 殺虫剤 毛虫 殺虫剤 カイガラムシ 殺虫剤 害虫 駆除 M6

 

ベニカ水溶剤は、粉末を水に溶かして使う農薬です。コガネムシの幼虫駆除には、2000倍に希釈して株元の土にかけます。

 

残効が比較的短いので、コガネムシの幼虫が確実にいる場合に使いたい薬剤です。

 

コガネムシ幼虫への有効成分はクロチアニジン(ネオニコチノイド系)です。

コガネムシの幼虫駆除薬を使用するさいの注意

上にあげた3種類の農薬は、どれも有効成分がネオニコチノイド系の「クロチアニジン」という薬品です。クロチアニジンは、バラには年間4回までしか使えません。

 

クロチアニジンを含んだ農薬には、ほかにも「ベニカXファインスプレー」「ベニカXネクストスプレー」などさざまざな商品があります。クロチアニジンを含んだすべての農薬の使用回数が合計して年間4回までなので、注意してください。

ダイアジノンはバラに適用がない

コガネムシの幼虫を駆除する農薬には「ダイアジノン」を主成分とする「サンケイ ダイアジノン粒剤」という農薬があります。

 

こちらは有機リン系の農薬なので、クロチアニジンの年間4回までという回数制限とは別に年間1~3回使うことができます。

 

ただし、残念ながらこの農薬の適用作物はキャベツやキュウリ、ジャガイモなど野菜だけです。バラに使うことはできません。厳密には法律違反となってしまいます。

無農薬でコガネムシの幼虫に対処する方法

ニームオイルで幼虫を土から追い出す


ジックニーム 200ml ニームオイル 天然成分100% 200倍希釈 植物の健康

 

ニームオイルの希釈液を土に潅水すると、コガネムシの幼虫が嫌がって地表に出てくることがあります。

 

ジックニームの場合は200~500倍で潅水します。しばらくすると幼虫が嫌がって地表に出てくるので、見つけたら捕まえて駆除します。

 

この方法は、ニームオイルで幼虫を殺すのではなく、土の中から追い出して捕殺する方法です。

 

見張っている必要がありますが、この方法なら農薬を使わずに幼虫を取り除きたい場合に有効です。

 

ジックニームを取り扱っている京阪園芸の小山内健さんは

 

10分から、最大でも1時間もあれば上がってきます。

そのままにするとまた土に潜ってしまうことがあるので、見張っていて割り箸かなんかで捕獲しましょう

 

と動画で説明しています。

 

ニームオイルは油分を含むため、土に頻繁に使用すると土壌環境や根への影響が心配されます。繰り返し使用するのではなく、必要なときに限定して使うのがよいでしょう。

小山内健さんのニームオイルの使い方を説明する動画はこちらでチェック

水攻めはあまり効果的ではない

昔からコガネムシの幼虫対策に有効と言われてきた方法に「水攻め」または「どぶ浸け」という方法があります。鉢ごと水に浸けることで、コガネムシの幼虫を窒息させて駆除する方法です。

 

これを疑問に思う方の検証が進んだ結果、24時間水に浸けても半数以上の幼虫が生きていることもあると分かりました。

 

1時間ていど水に浸けるならバラに悪影響はないでしょうが、24時間水に浸けっぱなしにするのは、バラの根の呼吸を妨げるのでとても心配です。それでも半数以上の幼虫が生き残っていたということは──。

 

コガネムシの幼虫駆除に水攻めはあまり効果的ではないと言えそうです。

コガネムシの飛来を予防する方法

コンパニオンプランツで予防する

マリーゴールド(アフリカン)

▲明るい黄色のマリーゴールド・アフリカン

バラの近くに植えることで、コガネムシの成虫が近づくのを防ぐ効果があると言われる植物があります。成虫がまったく来なくなるわけではなく、そのニオイで飛来する数が減る忌避効果が期待できる植物です。

 

飛来する数が減れば、それだけ産卵されるリスクも下がります。

 

マリーゴールド、ミント、ローズマリー、ニンニク、スイセン、チャイブなどが忌避効果があるといわれます。

 

ミントは繁殖力がとても旺盛なので、地植えにするのではなく、鉢植えにして近くに置くといいと思います。

 

マリーゴールドは特徴的な鮮やかなオレンジ色がバラに合わせにくいという印象がありましたが、近年では、上の写真のようにレモンイエローや白花のマリーゴールドも登場していて、花壇で使いやすくなったと思います。

ニームオイルの散布で予防する

バラの鉢にニームオイルを散布

▲鉢や床、フェンスにニームオイルを散布

ニームオイルは虫の嫌う成分やニオイをもつ資材です。

 

夏にニームオイルをバラにかけると葉焼けする恐れがあり、頻繁に土にかけると土に油分が入ることで水はけや根の呼吸に悪影響を及ぼすことがあります。

 

そこで、鉢や床、フェンスなどの、バラの周りにニームオイルをかけることで、虫の嫌がる環境をつくりましょう。

 

これだけでコガネムシが来なくなるわけではありませんが、来にくくなる環境にすることができます。

コガネムシの成虫対策3つの方法

ガネムシは、とくに幼虫被害が深刻ですが、成虫は花や葉を食べるため、バラを愛するロザリアンは成虫にもとても心を痛めています。

 

翅があるから、いくら駆除してもキリがないのはその通りなんですが、それでも何とかしたいと思ってしまいます。

 

ここでは、成虫の駆除方法を3つ紹介します。

1、テデトール&フミツブース

カタモンコガネ

▲春から活動するカタモンコガネ (出展:環境省いきものログ

コガネムシの成虫は、バラの葉や花びら、花粉などを食害します。

 

上の写真のカタモンコガネなど、一部のコガネムシは春から活動しますが、多くは梅雨明け後の真夏に活発にやってきます。

 

とくに白っぽい香りの良いバラが狙われます。楽しみに待っていたバラの花をボロボロにされたら困りますよね。

 

バラの殺虫剤「ベニカXネクストスプレー」などでも対応できますが、意外と逃げられやすいので、花をゆすって地面に落とし、フミツブース(踏みつぶす)で物理駆除するのがもっとも簡単で確実な方法です。

2、手作り捕獲器で駆除

ベットボトルの捕獲器

▲ペットボトルの手作り捕獲器

ペットボトルを利用した捕獲器をつくって駆除する方法もあります。

 

つくり方は、ペットボトルの上の方をぐるりとカットして口を下にして差し込むだけ。5分もあれば完成です。

 

コガネムシは、ついている花や枝を揺らすとコロリと落ちるので、この捕獲器で受け止め中に溜めていきます。

 

どんどん溜まるコガネムシを見るのがイヤな方は、見えないように側面にガムテープを貼っておくといいと思います。

 

コガネムシだけでなく、コロリと落ちて行方をくらますバラゾウムシにも使えそうです。

 

捕まえたら食器用洗剤を流し込む、殺虫剤を吹き付けるなどして捕殺してから口をガムテープで塞いでゴミとして処分します。

3、UVライトで誘引して駆除する


【東京企画】 電気のコバエ取り 【日用品】

 

コガネムシには、昼に活動するものと夜に活動するものがいます。昼なら人力で物理駆除できても、夜はどうしようもない。

 

そこで、とあるロザリアンが思いついて使ってみたのが、UVライトで誘引してコバエを駆除するタイプの商品「電気のコバエとり」。

 

これが予想通り、とても効果がありました。高い場所に吊るすのではなく、地面に置くのがコツです。

 

なんと一晩で50匹くらい取れたそうです。集まってきたコガネムシに少々殺虫剤も使ったそうですが、それでもすごい数ですね。

 

庭にたくさんバラがあり、とてもテデトールでは追いつかないという方には、かなり使える方法です。

実際の動画はこちらから確認してください

じつは──わたしはコガネムシ対策していません(汗)

ベランダの鉢

▲8月の我が家のベランダのバラ

こまで、さまざまなコガネムシ対策を紹介してきましたが・・・。じつは、わたしはここ数年、特別にコガネムシ対策をしたことがありません。

 

上の写真のように、マルチングすらもしていません。

 

なぜならわたしは、ベニカXガード粒剤を害虫防除のために定期散布しているからです。

 

観察タイプのベニカXガード散布時期

▲「観察タイプ」のベニカXガード年間散布時期

 

わたしは「観察タイプ」の年間防除スケジュールを組んでいて、6月中旬と、8月中旬~9月初旬にベニカXガード粒剤を使っています。

 

6月中旬の散布では、春から活動するコガネムシが早い時期に産卵していた場合、その後に孵化した幼虫を薬効期間(1カ月)内に駆除できます。

 

そして8月中旬~9月初旬の散布では、夏に活動するコガネムシが産卵する時期に合わせて、その後に孵化する幼虫をカバーします。

 

このように年間の害虫防除の中でコガネムシ幼虫の発生時期もカバーしているため、わたしはコガネムシのためだけに特別な対策をしていないのです。

 

初心者さんのために、「ガッツリタイプ」「観察タイプ」の2種類の病害虫対策の年間スケジュールを紹介しています。くわしくは、そちらのページを確認してください。

「ガッツリタイプ」「観察タイプ」ふたつの年間スケジュール

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バラの農薬の使い方|初心者向けに2つの考え方(ガッツリ・観察)を解説

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まとめ│産卵させない、または産卵されても駆除する。どちらの方法でもOK。

夏に注意したいコガネムシ対策について紹介しました。

 

コガネムシの生態、予防方法、成虫の駆除方法、幼虫の駆除方法と、さまざまに紹介してきて最後に「わたしは何も対策していません」なんて、ちょっとヒドイ構成だったかも知れません・・・。

 

バラにとって、コガネムシの幼虫はとても怖い害虫です。

 

でも、ありがたいことにバラは野菜ではなく鑑賞植物です。農薬の使用にあまり神経質になる必要はありません。

 

ベニカXガード粒剤やオルトランDX粒剤を定期散布しているなら、それだけでコガネムシ対策は完璧です。ポイントは6月中旬と8月下旬または9月頭に必ず使うこと。これだけです。

 

もしも無農薬にこだわっているなら、予防対策+マルチングをしっかりして、とにかく鉢土に産卵させないこと。これを徹底してください。もしどうしても怪しいと思ったら、ニームオイルの希釈液を土に潅水して捕殺しましょう。

 

 

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