リサイクル土のPHを計測するため土壌酸度計を購入しましたが、針が中性からピクリとも動かず・・・。今回は管理人の個人ブログです。


リサイクル土のPHが気になる・・・

▲ピンクに咲いた青アジサイ

が家のベランダにはバラのほかに2鉢のアジサイがあります。バラの1番花が終わる頃に入れ替わりで咲いてくれるので、とても気に入っているのですが・・・・。

 

2鉢とも青いアジサイのはずなのに、ご覧のとおり、今年は1鉢が見事なピンク色に咲きました。

 

ご存知の方も多いと思いますが、アジサイは酸性土壌で青く咲き、アルカリ性土壌でピンク色に咲きます。地植えのアジサイは酸性雨の影響で青がきれいに出ますが、我が家は雨の当たらないベランダ栽培なので、逆にアルカリ性寄りになってしまっているようです。

 

▲バラ以外にはリサイクル土を使っている

 

原因に心当たりがあります。アジサイを含めたバラ以外の植物に、バラのリサイクル土を使っているので、PHがおかしくなってしまっているのでしょう。

 

じつは我が家のアジサイには、「青花アジサイの肥料」という、土を酸性に傾ける肥料を使っています。それなのにピンク色に咲くということは──けっこう心配な感じですよね。

 

そこで、土壌酸度計を購入してみました。ごく簡単な、1000円程度の商品です。

 

土壌酸度計の針がピクリとも動かない

▲土を湿らせてから計測開始

初、気になるピンクのアジサイの鉢土に挿して計測したのですが、針が7~7.2あたりからまったく動きません。購入してきたときから、針がここにあるので、正しく計測されている気がしません。

 

ネットで調べて「土を泥団子ができる程度まで湿らせてから計測」しなければいけないと分かったので、水やりしてから計測したのですが、結果は同じでした。針が動きません。

 

湿らせ方が悪いのかと、今度は別のリサイクル土を使ってしっかり湿らせてから計測してみました。それが上の写真です。

 

▲針、動かざること山の如し・・・

 

結果は──ご覧のとおり、まったく針が動きません。相変わらずPH7の中性を示しています。ほとんどの植物は弱酸性PH6.5くらいを好むので、この数値が正しいとすれば、PH調整しなければいけないのですが・・・。この酸度計、ちゃんと動いてるのかなぁ???? かなり怪しい。

 

その後、いろんな鉢で計測したけれど、ただの一度も針が動いたことがありませんでした・・・。

 

酢水に浸けてみた!

▲薄い酢水につけて計測

れはどう考えても不良品じゃないかと思えたので、キッチンに持っていき、薄い酢水をつくってそこに入れてみました。すると──

 

▲針が動いた!

 

動きました! PH6.5を差しています。ちゃんと動くんですねぇ。商品説明によると、液体に浸けるのはあまり良くないとありますが、計測できないのでは意味がありません。この方法で例のピンクアジサイの土を計測をしてみましょう。

 

ピンクアジサイの土壌酸度は!?

▲ピンクアジサイの土に水を入れて計測

瓶にピンクアジサイの土と水を入れて30分ほど置き、そこに土壌酸度計を入れて計測開始。結果は──

 

▲針、動かざること山の・・・

 

PH7.1くらい・・・。7.1って、植物にとっては相当アルカリ寄りですよね。これ、本当に信用できるんでしょうか? ちなみに、青く咲いた方のアジサイの土を計測しても、結果はまったく同じでした。ムムム・・・。

 

お酢5倍液に浸けて計測!

▲お酢の5倍液は計測できるか?

う、あまりに信用できなくて薄い酢水ではなくお酢の5倍液につけて計測することに! ヤケクソです! 調べたところお酢の原液がPH2.71で、5倍液はPH2.95ということなので、原液はもったいないので5倍液で試してみることにしました。

 

この計測器が正しいのなら、針が左側に振り切れるはずです。

 

▲PH5.3。これはどう評価する?

 

15分後の数値がコレ。──PH5.3。計測開始から5分後に既にこの数値で、15分後でも同じ数値なので、これ以上時間をかけても変化はないように思います。(追記:40分後でPH5.1でした)

 

針が動かないとは言わないけれど、正確かどうかと問われたら、どうなんでしょう?

 

まぁ、おそらくわたしの購入した商品がタマタマ感度が悪かったんでしょうが、これは信用できないですねぇ。もっとオーソドックスな、リトマス試験紙とか、液体で図る試薬を購入しようと思いました(==

 

皆さまは、土壌酸度計を使ったことありますか?

 

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