京都の大原で、庭に花やハーブを育て生活に生かす暮らしを送るイギリス生まれのハーブ研究家ベニシアさん。ベニシアさんがNHKの番組(スタジオパークからこんにちは)で教えてくれた、簡単にできるクリスマスのキャンドルアレンジメントの作り方を紹介します!
ベニシアさんのお母さまが作っていたクリスマスのキャンドル・アレンジメント
NHKの「スタジオパークからこんにちは」に出演したハーブ研究家のベニシア・スタンリー・スミスさんが、クリスマスのキャンドル・アレンジメントの作り方を教えてくれました。
これはベニシアさんが子どもの頃、イギリスのケドルストンホールのお屋敷に住んでいた頃に、お母さまが作ってらしたクリスマス飾りなのだとか!
早速わたしも真似して作ってみたので、そのときの写真をもとに作り方を紹介します!
1、材料を準備
1、バスケット
素材は何でも構いませんが、中心に持ち手のついていないタイプを用意します。
2、アルミのお皿
水を通さないお皿を1枚。わたしは紙皿にアルミホイルをかぶせました。
3、吸水性スポンジ(オアシスなど)
お皿に入るサイズにカットして、水を含ませておきます。
4、長いめのキャンドル1本
キャンドルは赤色がおすすめです。長さは30cmくらいあるとバランスがいいようです。
5、針葉樹を中心とした常緑樹
ベニシアさんは「売っていないから、山に行ってコレクションを」と言っていたけれど、そうも行かない人が多いですよね。わたしは実家に電話して、いろいろ取り揃えて送ってもらいました。ドイツトウヒ、ヒバ、松などの針葉樹のほかに、ヤツデ、アオキ、ビワなどの常緑広葉樹も入っていました。あればヒイラギなんかもいいですね!
クリスマスが近づくと針葉樹の枝やヒイラギを入荷する花屋もありますし、ネットで購入することもできます。
6、赤い実のもの
あればノバラの実やサンキライなどの赤い実のものが素敵です。わたしは花屋でヒペリカムを3本購入しました。今回は使いませんでしたが、赤いバラをプラスしてもいいと思います。
7、松ぼっくりやリボンなどの飾り物
松ぼっくりや赤いリボンなど、好みで飾り物を追加してもいいですね。松ぼっくりはナチュラルカラーのもののほかに金や銀にペイントしたものも売られています。わたしは松の実がついた枝があったので、それを使いました。
2、吸水性スポンジに枝をさす
水を吸わせた吸水性スポンジ(オアシスなど)をお皿に載せ、バスケットの真ん中に置いたら枝をさしていきます。
吸水性スポンジの真ん中はあけて、周囲に低く枝をさしていきます。なるべくバスケットが見えないようにアレンジメントの足元は緑でしっかり埋めましょう。
わたしは大きなヤツデの葉っぱを一番下にさしました。ヤツデは広い面をカバーして緑にしてくれるので、意外と重宝しました!
3、立体的に針葉樹の枝をたす
足元が緑で隠れたら、針葉樹の枝を立体的にさしていきます。
前面は一番目立つところなので、なるべく状態の良い枝を選んで。背面はたしょう状態の悪い枝でも大丈夫です。前にばかりボリュームがあるとバランスが悪くて倒れてしまうかもしれません。全体のバランスを取りながら、まんべんなくボリュームをつけていきます。
注意点は、後で吸水性スポンジの中心にキャンドルを差すので、そこだけ少しスペースをあけておくことです。
4、赤い実を配置
アクセントになる赤い実を配置します。赤が入ると一気にクリスマスらしくなりますね!
5、中心にキャンドルをセット
吸水性スポンジの中心にキャンドルをセットします。キャンドルの下の部分をカッターで少し細く削っておくとさしやすくなります。リボンや松の実などの飾り物があればプラスして完成です!
クリスマスのキャンドル・アレンジメントが完成!
ベニシアさん直伝のキャンドル・アレンジメントの完成です。
キャンドルに火をともしたときに危ない気がして、わたしはリボンを使いませんでしたが、火をつけないのならキャンドルの足元あたりに赤いリボンを飾ってもいいですね^^
とりあえずテーブルに置いてみましたが、ちょっとキャンドルが短いかな?
長いキャンドルは銀色のものしかなかったので、そちらにチェンジして廊下に置いてみました。キャンドルを変えたらバランスが良くなりました^^ 枝を長く使ったので、けっこう大きなアレンジメントになりました。
アレンジメントを作っている間じゅう針葉樹の香りがして、楽しいひとときでした。
ベニシアさんのおすすめ本
たくさんの本を出版しているベニシアさんですが、わたしはこの一冊をおすすめします。12ヵ月の庭の様子やそれぞれの月にピックアップしたハーブの紹介と、その育て方や使い方。さらにベニシアさんのエッセイやイラストなど盛りだくさんに詰め込まれた充実の一冊です。
ベニシアの庭づくり ハーブと暮らす12か月 [ ベニシア・スタンリー・スミス ]
まとめ

ベニシアさん直伝、針葉樹の枝とキャンドルを使ったクリスマスのキャンドル・アレンジメント、いかがでしたか? 簡単につくれて、一気にクリスマス気分が盛り上がります。針葉樹の香りがとても気持ちいいので、ぜひ生の花材を使ってくださいね。
ドイツトウヒの枝がけっこうたくさんあったので、ついでにリースも作りました。
▼クリスマスの簡単リースの作り方はこちらをどうぞ。