バラの花図鑑/「ラ・フランス」は、モダン・ローズの扉を開いた歴史的名花

      2017/05/03

ラ・フランス


ラ・フランス

La France

ラ・フランス

DATA

バラの系統 ハイブリッド・ティー【HT】
開花のしかた 四季咲き、一輪咲き
花径 10cm
花形 剣弁高芯咲き(半剣弁抱え咲きと表記されることも)
香り 強香(ダマスク香)
樹形 やや直立ぎみのブッシュ樹形
作出情報 1867年 フランス/ギヨー(Jean-Baptiste Guillot)
 備考 和名「天地開」

ハイブリット・ティー・ローズ第一号の歴史的名花

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「ラ・フランス」以前がオールド・ローズ、「ラ・フランス」以降がモダン・ローズ

ラを「オールド・ローズ」「モダン・ローズ」に分けて説明することがよくあります。「ラ・フランス」は、その起点となっているバラです。完全四季咲きの性質をもつ「ラ・フランス」の誕生があまりに画期的だったために、ほぼ一季咲きのそれまでの品種を「オールド・ローズ」、「ラ・フランス」以降の品種を「モダン・ローズ」と呼んでいるのです。

 

シルバーピンクの美しい花を旺盛に咲かせる

径は10cmの大輪で、ややふっくらとした剣弁高芯咲き、または半剣弁抱え咲き透明感のある淡いピンク色の美しい花を、次から次へと枝を伸ばして花を咲かせます。明るい緑色の葉も美しく、ダマスク系の甘い香りも素晴らしい。歴史的な価値だけでなく、一品種としても優れた名花といえます。

交配はティー系統の「マダム・ファルコ」の実生とされていますが、詳細は明らかでないようです。

樹形はやや直立ぎみのブッシュ樹形。

 

花枝が細くうつむいて咲く

枝が細いので、花の重みに耐えられずうつむいて咲くことが多く見られます。薄い花びらは雨に弱くボーリングして開かなくなりやすい欠点があります。また、黒星病にも注意が必要です。

 

枝替わりやつる性品種も

替わりに「オギュスティヌ・ギノワゾ」、「ダッチェス・オブ・アルバニー」があります。「オギュスティヌ・ギノワゾ」は、「ラ・フランス」よりも淡いピンク色で「ホワイト・ラ・フランス」と呼ばれることがあります。「ダッチェス・オブ・アルバニー」は「ラ・フランス」よりも濃い桃色で「レッド・ラ・フランス」と呼ばれることがあります。

つる性品種の「つるラ・フランス」は、返り咲きします。

 

口コミと値段の目安

バラ苗ショップからのコメント

淡いピンクの花色は裏が表よりも色が濃く、絶妙なグラデーションです。ダマスク系の香りを楽しみます。花つきよく強健な品種です。剣弁高芯咲き。

ややうどん粉病がかかりやすい品種です。(花ひろば)

 

ロザリアンの口コミ

4回目の開花を迎えたラ・フランス、ものすごくよく返り咲くバラだったんだな~と感心してしまう。1番花、2番花、3番花って耳にするけれど4番花ってあんまり言わないよね???さすがに4回目の開花となると枝を支柱に何ヶ所もくくりつけてるんだけど枝は枝垂れて風が吹くとユ~ラユラ。
いくつかまとまって咲いてくれたのでいい香が漂って、久々に強い香りを感じられる。

 

バラ苗の値段の目安

*なぜか商品タグが見当たらなかったのでここでは載せていませんが、楽天さん(バラの家)には「レッド・ラ・フランス」の取り扱いもあります。「レッドラフランス」で検索してみてくださいね!

 

まとめ

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「ラ・フランス」は「これからのバラはこれだ!」と当時の人々に言わせてしまったほど画期的なバラです。紀元前の古くから愛されてきたバラですが、それまでのバラはほとんどが一季咲き。ところが「ラ・フランス」は完全四季咲きの性質をもっていて、温度さえあれば一年じゅう蕾をつけるのだから、このバラの登場はほんとうにセンセーショナルなことだったでしょうね! なんと作出者のギヨーがバラの名前に国名をつけてしまったほどだから、その力の入りようがうかがわれます。

作出年は1867年。150年も昔につくられたバラですが、その美しさは色あせません。ややシルバーがかった淡いピンク色は美しいですね。花枝が細くてうつむいて咲きがちですが、実際に育てている方は、太い枝だけを残して細い枝はカットしていらっしゃいました。花つきがよく、次から次へと枝をのばすので惜しくないそうですよ。

つるラ・フランスも素敵です!

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