バラに限らず、植物を育てるためには土が必要です。丈夫に育てたいなら、良い土を選ぶことはとても大切! でも、ホームセンターの土売り場に行って、その種類の多さに何をどう選んでいいのか困ってしまった経験はありませんか? 今回は、園芸用の土の種類と、どの土を選べばいいかを紹介します。


園芸用の土の種類は大きく分けると3種類

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ームセンターに並んでいるたくさんの土は、大きく3種類に分けられます。1、「基本用土」2、「改良用土3、「培養土」です。それぞれの特徴について簡単に説明します。

 

1、基本用土

 

▲基本用土のひとつ「鹿沼土」

本用土は黒土、赤玉土、鹿沼土などの、それぞれ単独の特徴をもつ土です。基本用土を数種類ブレンドして、自分の好みにあった土を作るときに使います。広い庭に大きな花壇を作っているとか、たくさんの鉢植えを育てている、といった園芸中級者以上の方が使う土です。

 

2、改良用土

▲改良用土のひとつ、腐葉土

 

本用土にブレンドして、さらに保水力を高くしたり、有機質肥料を補ったり、ふかふかの土にするなどの機能を追加するために使うのが改良用土です。補助用土という言い方もされます。

 

3、培養土

養土とは、基本用土をブレンドしてすぐに使えるように調整されている土です。たくさんの種類の基本用土を買う必要がなく、初心者には使いやすい土です。

 

培養土には、肥料が入っているタイプと、入っていないタイプがあります。最近見かける「〇〇用の土」についても紹介します。

 

肥料の入っている培養土

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▲培養土は、すでに肥料が配合されていることが多い

の袋に「肥料配合」「元肥入り」などと書かれていれば既に肥料の入っている培養土です。「このまま使えます」という表示のものも、念のため裏書きをチェックしてみると「肥料分/有」と書かれていますので、ほぼ肥料入りのタイプと思います。

 

肥料の入った培養土でバラを育てるときの注意

近のバラの育て方は、芽が出る頃に「芽出し肥」を与えるよう書かれていることが多いです。が、あらかじめ肥料の入っている培養土を使う際には、「芽出し肥」はいりません。その後、花後の「お礼肥え」や8月下旬の「追肥」などは、規定量より控え目に使うと肥料が多くなりすぎるのを防げます。

 

肥料の入っていない培養土

かには肥料分の入っていない培養土もあります。分かりやすく「肥料は入っていません!」と書かれていればいいのですが、肥料が入っているのかいないのか、よく分からないことも多いものです。肥料の入っていない培養土を使う場合には、別に肥料を買わなければいけません。肥料が入っているのか、入っていないのか分からない場合には、売り場の店員さんに確認しましょう!

 

〇〇用の土(培養土)

近は「〇〇用の土」という商品がとても多いですね。バラ用の土、観葉植物用の土、ハーブ用の土、野菜用の土などなど。それぞれ、その植物を育てるために最適なバランスで配合されている培養土です。

 

バラの土

ラ専用の土は各社からいろいろな商品が販売されていますが、だいたい最低限の肥料分だけ入っているタイプが多いようです。

 

元肥を足さずに植えつけ、その後、芽出し肥や追肥などを適宜施していくという使い方を提案している商品が多いです。それぞれの商品の裏書きにある方法で、使ってください。

 

量販店でよく見かけるハイポネックスの「バラ専用培養土」の口コミを調べてみました。

 


ハイポネックス バラ専用培養土(10L)

今まではバラ専門店のオリジナル土を使用する事が多かったのですが、ERに合うとのレビューを見てこちらを購入してみました。
バラの生長が目に見えて全然違います!
今までの高い土は何だったんだろうというぐらいに違いました。
ふっかふかで本当にERにぴったり。
特に、水をやりすぎるタイプの人(私です)には乾き具合が分かりやすく向いていると思います。
水もちも良いようなので、水をあげなすぎる人にも向いてるかな(笑)?
オールドローズにも良さそうで送料無料のハードルも低いので、これはリピ決定です。

 

昨年末のERの植え替え用に使いました。数年前までは、自分で腐葉土と赤玉土を混ぜていましたが、この用土に変えてから花つきも大変良く、植え付けるときの肥料も配合されているので便利で助かっています。価格的には、色々なことを踏まえても大満足です。

 

なかなか高評価ですね! わたしも使ってみたくなりました!

 

土はかさばって持ち帰るのが大変です。とくにバラの土は重いめにできているので、ネットで購入して宅配便で送ってもらうのもいい方法ですね^^

 

初心者のための、賢い土の選び方

本用土をたくさん購入するのは大変だし、置き場所を取ります。土のブレンドも知識が必要です。園芸初心者なら、迷わず培養土を選びましょう

 

肥料の入った培養土を使う際には、肥料分が多くなりすぎないよう、追加する肥料を控え目にすると安全です。

 

バラ専用の培養土も優秀です。バラ専用の培養土を使う際には、それぞれの土袋の裏書きに沿って使ってください。多くは、元肥を足さずに植えつけ、その後に芽出し肥や追肥を行う使い方が多いようです。

 

土の値段は意外とバラつきがあります。質の悪い土もあるという注意書きをよく見かけますので、あまりに安いものには手を出さない方が賢明かもしれません!

 

まとめ

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植物を育てるために、もっとも大切なのは土です。園芸家はいかに良い土を作るかが腕の見せ所となります。プロのナーセリーでは、それぞれの知識と経験に基づいたオリジナルブレンドの土を使っているのでしょうが、素人にはとてもマネのできない領域です。

 

アマチュア園芸家、特に初心者や初めてバラ育てにチャレンジするような人なら、肥料入りの培養土がもっとも使い勝手がよく安全です。ただし、追加する肥料は控えめにするのがコツ。

 

少し割高になりますが、バラ専用の培養土も評判がいいようですね。

 

▼「土と肥料・薬剤・園芸資材について」の記事一覧はこちらからどうぞ

 

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