いつもはアメブロのサイトで書いている、わたしが近所をウロウロして撮影した季節の花を紹介する「花の散歩道」。どうせなら、と、こちらのサイトで紹介することにしました。今回は、初秋を彩る香る花たちです! ゆるい感じでお楽しみください♪
あいびーですこんにちは♪
エンジェルス・トランペットは有毒植物ですよ!
「バス停脇に変な白い花が咲いているよ!」という情報で、カメラ片手に様子を見に行ってみました。
あったあった、これですね。なんの花だか分かりますか?
「エンジェルス・トランペット」またはブルグマンシアと呼ばれる花です。
現在はキダチチョウセンアサガオ属(ブルグマンシア)に属しているとされますが、以前はチョウセンアサガオ属だったので、チョウセンアサガオ属をさす「ダツラ」(Datura)の名称で呼ばれることもあります。
ラッパ形の花は長さ20cmくらいあるでしょうか。大きな花はとても目立つので、10年ほど前まで好んで庭や鉢植えにされた時期があります。今では花屋でもあまり見かけなくなりましたね。
花色は、白、黄色、オレンジ、ピンクがあり、白花は夕方になるとなんとも良い香りがします。
でもこの植物、じつは全草が毒草なんですよね!
チョウセンアサガオ属は、花や種、葉、根にアトロピン、スコポラミンなどのアルカロイドを含みます。アルカロイドは副交感神経の遮断作用があり、鎮痛剤に用いられます。このことから日本麻酔学会はチョウセンアサガオの花を学会のマークにしているほどです。
上手に利用すれば薬になりますが、知識のない一般人には毒でしかありません。多量に摂取すると、おう吐、口の渇き、高熱、顔の紅潮などの症状が現れ、死に至ることもあるそうです。
1999年には熊本で食用のケナフの花と間違えて食べた男性が、花2個を食べたところで意識を失って救急搬送されたのだとか。横浜の園芸店が「ハーブ」として販売したものを食べた購入者が中毒を起こすという事故もあったようです。
おそらくそんなことが重なって、今ではあまり販売されなくなったのでしょうが、まだ当時の株が残っていて、ときどきこうして花の時期に見かけます。
キョウチクトウ、ジギタリス、スズラン、ヒガンバナ、イヌサフランなど、花はきれいでも強い毒性をもつ植物はけっこうあります。知っていればいいのですが、このエンジェルス・トランペット、幹線道路脇のバス停横に咲いています。小さな子どももたくさん通る公道なのでちょっと心配です。花の汁がついた手で目をこすっても危ないそうです!
道端で見つけた甘い香りの花3つ
辺りには、こぼれ種で増えたらしいオシロイバナがいい香りで咲いています。夕方に咲き始めるのでユウゲショウ(夕化粧)とも呼ばれるんだとか。
ところがこの花もなんと有毒植物! 根や種子に窒素化合物のトリゴネリンを含み、誤食すると嘔吐、腹痛、激しい下痢を起こします。小学校の登下校路にたくさん咲いているので、こちらも心配ですが、今の子は昔と違って道端のものを食べたりしないからだいじょうぶかな・・・。
さらに歩道に沿って歩くと、どこからともなく、なんともいえないいい香りが! 道端に咲いているこの花から香ってくるようです。
調べてみると、どうやらこれ「クサギ」の花らしい。クサギは漢字で「臭木」と書きます。こんなにいい香りなのにどうして「臭木」? と思いますが、どうやら葉に独特の臭みがあるらしい。日本では庭に植えられることはありませんが、欧米では観賞用に栽培されているらしく、パリの街路樹にもなっているんだとか!
日本では雑草扱いのこの植物、お茶にしたり、草木染の染料にしたり、若葉は山菜として食べられたりと用途の広い植物のようです。
こちらは咲き残りのクチナシです。細い雨の中、甘く香っていました。
乾燥させたクチナシの実はよくサツマイモや栗を黄色く染めるのに使われます。生薬として使われるものですが、特別な毒性は指摘されていません。安全な植物のようです。ホッ。
月下美人の群れを発見!
道路の向こうに、何やら妙なものが見えたので、確認しに行ってみました。
こ・・・これは! もしや月下美人の蕾では!?
ぱんぱんに膨らんで今にも咲きそうですね!
しかもこの蕾、ひとつやふたつじゃないんです・・・。
道路脇にずらーっと並んでいます!
しかも、写真に映っていないもっと手前にも階段の上にも大量にあるんですよ!
これが一斉に咲いたら、さぞかしきれいでしょうね!
こちらも素晴らしい香りがするそうです!
2006-07-30 22-49-12 / jigedine
咲いたらこんな感じです^^
今日は近所で見つけた香りのいい花を紹介しました。夕方から咲く花も多いので、午後ちょっと遅いめの3時ごろからお散歩に出てみると香りのいい花に出会えるかもですよ!
それじゃまたね♪
スポンサーリンク