秋バラのシーズンを迎え、「生田緑地バラ苑」を訪れました。春の生気に溢れたバラとは違い、秋バラはしっとりと、花色も香りも濃いのが特徴です。生田緑地バラ苑までは坂道や階段をたくさん登らなくてはいけませんから、ウォーキング・シューズを履いて出かけました。

鬱蒼と茂った森の階段道をずんずん登ります!

生田緑地へ行く狭い階段道

▲バラ苑に向かう狭い階段道

もそも最初から間違ってしまったのですが、バラ苑の最寄り駐車場ではなく、「生田緑地東口」の駐車場に車を入れてしまいました。

 

「バラ苑こっちって看板あるし、大丈夫でしょ」

 

と、たかをくくって歩きはじめると、民家は途切れ、クヌギやコナラの森をぬってつけられたかなり急こう配の長い階段道になりました。バラ苑への案内板はあるし、ときどき人も歩いているので間違いはないと思うけれど、これはなかなかヘビーです!

 

写真だと斜度が分からないけれど、これ、すごい上がっているんです。普段、歩くといったらせいぜい大型スーパーの食品売り場くらいしかないような、運動と無関係な生活を送っているわたしには少々きつかった!ふぅふぅと肩で息をしながらようやくバラ苑入口に到着したころには、完全にひざが笑っていました。

丘の上に突如あらわれる秘密の花園

生田緑地、秋のバラ苑園内

▲緑の森に囲まれた生田緑地バラ苑

蒼と茂る森の中の階段道を上り詰めると、ぽっかりと視界が開けてバラ苑が現れます。周りじゅうを森の木立に囲まれ、守られるようにしてある、まさに「秘密の花園」のようなバラ苑です。

 

入苑料は無料なので、入口の募金箱にバラ苑募金を入れると、パンフレットと花の種を1袋もらえました。平日とはいえ、けっこう多くの方が見学に訪れています。

 

バラは5分咲きといったところでしょうか。

 

早咲きの品種はかなり咲き進んでいるけれど、どの株にもまだまだたっぷりつぼみがついていました。

 

生田緑地バラ苑には四季咲き大輪品種のハイブリッド・ティ系統や、四季咲き中輪品種のフロリバンダ系統がたくさん植えられているので、秋もしっかり見ごたえがあります。

ネームプレートもきちんと整備されている

生田緑地バラ苑のバラのネームプレート

▲バラのネームプレートも完備

のバラ苑は、市民ボランティアの手で管理育成されているのが特徴です。

 

十分な手はかけられないはずなのに、有料のバラ園にも負けないほどきちんと管理されていて感心しました。バラが健康そうに育ちたくさん咲いているのはもちろん、足元のバラのネームプレートもしっかりと整備されています。

 

写真は1994年に殿堂入りした「ジャスト・ジョーイ」のネームプレートです。殿堂入りを表示した黄色いリボン、品種写真、品種の短い説明が記されています。

 

右上にオレンジ色の丸がついているのは、香りのタイプです。オレンジ色は「フルーティー」な香りを示しています。ほかにも赤は「ダマスク・クラシック」、茶色は「ティー」、黄色は「ミルラ」などと、香りのよい品種には香りのタイプが分かるように色分けしたマークがついているのです。

 

バラの香りを一度にいろいろかげる機会はあまりありませんから、これは「ダマスク・クラシック」これは「ティー」と、ひとつひとつ香りを確認しながらバラ苑をまわるのも楽しいですね。

たっぷり咲いた「ピース」の群れが輝くばかりにきれい!

美しく咲く「ピース」の秋バラ

▲美しく咲く「ピース」の秋バラ

田緑地バラ苑で、今回わたしが一番気に入ったのが「ピース」です。

 

ピースはたっぷりとした超巨大輪のバラで、クリームイエローの花びらにピンク色の覆輪がふわりとかかります。あたたかみのある美しいバラなのですが、カメラマン泣かせのバラでもあります。実際に見たほどの美しさを写し取るのが難しいのです。

 

これまでも「ピース」は何度か目にしましたが、生田緑地バラ苑ほどたくさん咲いているのは初めてみました。

 

ロイヤルコーナーの外郭に、この「ピース」がかなりたくさん植えられていて、まさに群れ咲いているのです。時期も良かったらしく、ちょうど満開で、まるでピースの咲く一角だけ、温かな光が差し込んでいるような、特別な雰囲気がありました。

 

群れ咲く「ピース」の秋バラ

▲大きな花が群れ咲く「ピース」の茂み

 

今回も、その美しさを十分、写し取ることはできませんでしたが、しっかりと目で見て堪能できました。

歴史を物語る大株も!

▲苔むしたバラの大株の株元

田緑地バラ苑の開苑は、1958年。今から58年前です。その歴史の古さを物語るような大株もあります。株元がすっかりコケに覆われたバラもありました。

 

管理はとても大変なことと思います。

クリスマス・リースやバラ苗を販売!

店ではクリスマス・リースや、雑貨を販売していて、その隣には花つきのバラ苗も売られていました。

 

苑内のあちらこちらに設置された椅子にこしかけて、バラを見たり休んだり、見学客の皆さん秋の午後を思い思いにゆったりとすごしているようでした。

秋の開苑は、11月6日まで!

回は、ハイブリッド・ティーやフロリバンダ、イングリッシュ・ローズがたくさん咲いていたので、それらを中心に見学しました。

 

時間がなくていけませんでしたが、奥の方にはミニバラ苑もあり、そちらもよく咲いていることでしょう。春なら受付手前にあるオールド・ローズ・ガーデンもきれいなはずです。これは春に再訪しなければ!

 

係の方(おそらくボランティアの方)によると、「今週の土日も、まだまだきれいですから、またお越しください!」とのこと。

 

秋バラは長く楽しめるのがいいところです。今年の秋のオープン・ガーデンは11月6日までです。お出かけしてみてはいかがでしょうか?

 

 

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