自然あふれる温泉の町・群馬県吾妻郡中之条町に、2021年4月、素敵なローズガーデンのある「中之条ガーデンズ」がグランドオープン。「中之条ガーデンズ」を、ローズガーデン中心に豊富な写真で紹介します。


「中之条ガーデンズ」は、さまざまな表情をもつガーデンの集合体

▲花盛りのローズガーデン 写真提供/天女の舞子

方温泉、伊香保温泉、草津温泉など日本有数の温泉地の中心となる群馬県吾妻郡中之条町。この地に、2021年4月グランドオープンしたのが「中之条ガーデンズ」。

 

中之条町は「花のまちづくり」を標ぼうしており、その中心となる施設が、この「中之条ガーデンズ」です。

 

「中之条ガーデンズ」の特徴は、7つの庭とファームエリアからなるガーデンの集合体であること。だから名称が「ガーデンズ」と複数形になっているのですね。

 

▲「中之条ガーデンズ」園内見取り図 出展/「中之条ガーデンズ」公式

 

「中之条ガーデンズ」の7つのガーデンはそれぞれ「ローズガーデン」「スパイラルガーデン」「ナチュラルガーデン」「ふる里の野山」「大藤棚」「ノットガーデン」「町民花壇」。さらにガーデンの奥には、花桃の丘が広がっています。

 

「中之条ガーデンズ」のガーデンづくりには、それぞれ4人のプロフェッショナルが携わっています。

 

全国の大藤の移植や植栽を手がける樹木医・塚本こなみ(つかもと・こなみ)さんが総合プロデュースを。ガーデン全体の総合プランニングとプロデュースを、吉谷博光(よしや・みつひろ)さんが。ローズガーデンの植栽デザインを、バラの育種家であり植栽プランナーの河合伸志(かわい・たかし)さんが。スパイラルガーデンとナチュラルガーデンの植栽デザインを、園芸家の吉谷桂子(よしや・けいこ)さんが。

 

12万㎡の広大な敷地に、プロのガーデナーたちの手による魅力的な庭が散りばめられています。

 

▲「景色として楽しめるバラ園」を目指す 写真提供/天女の舞子

 

「ローズガーデン」は、入園口から左側に進んだところの細長い敷地。総合プランニングをつとめる吉谷博光さんがデザインした構造物に、バラの育種家であり植栽プランナーの河合伸志さんが植栽デザインを担当しています。河合伸志さんは、世界バラ会議で優秀庭園賞を受賞した横浜イングリッシュガーデンのスーパーバイザーもつとめていて、バラを生かす植栽デザインには定評があります。

 

「中之条ガーデンズ」のローズガーデンは、370品種1000本のバラを主役とした樹木や草花との美しい混植ガーデン。河合伸志さんが心がけたのが「景色として楽しめるバラ園」とのこと。

 

樹木や宿根草の葉の色、バラとの組み合わせ、バラ以外の草花のチョイス、そして小路やガーデンファニチャーの配置や色合わせなどなど。河合伸志さんのセンスがいかんなく発揮された繊細で見ごたえあるローズガーデンです。

 

「中之条ガーデンズ」のバラ見頃は?

▲春バラとクレマチス 写真提供/天女の舞子

ラの見頃は春と秋の年2回。「中之条ガーデンズ」は標高480mの冷涼な高地にあるため、より植物の色が冴えて美しい。春バラは湧きたつような生命力にあふれる花の表情を、秋バラは花一輪のもつ存在感と香りが堪能できます。

 

春バラの見頃/5月下旬~6月下旬

秋バラの見頃/9月下旬~10月下旬

 

「中之条ガーデンズ」を「ローズガーデン」中心にレポートします!

天女の舞子天女の舞子

応援レポーターの天女の舞子です。春の「中之条ガーデンズ」を、「ローズガーデン」を中心にレポートします。「ローズガーデン」は7つのセクションに分かれていて、さまざまなバラの見せ方が楽しめる素敵なガーデンでしたよ!

▲「中之条ガーデンズ」入口 写真提供/天女の舞子

宅近隣の春バラが見頃を終えた6月上旬。群馬県の「中之条ガーデンズ」ではこれからが春バラ本番ということで、さっそく観に出かけました。

 

JR中之条駅からバスで10分。「中之条ガーデンズ」で降車した目の前に入り口があります。入口の前にはバラの開花情報が掲示されていました。それによると──。

 

「まだ蕾もありますが、だいぶ咲いてきました。ガーランドも咲き始めました。天候によりますが、来週が見頃と予想されます」

 

と、あります。満開には少し早いけれど、かなり良い状態のバラが観られそうです。

 

▲ガラス張りの温室では花苗が購入できる 写真提供/天女の舞子

り口で入園料800円(数日後には1000円になったようです)を支払い入園すると、左手側に三角屋根の温室のような建物(山の花屋)が見えます。この温室の右横にローズガーデン入口があります。

 

▲ローズガーデン入口 写真提供/天女の舞子

 

ローズガーデン入口は、意外にもシンプルでした。おそらく通路の色が変わったところからがローズガーデンなのでしょうが、奥につるバラのパーゴラが少し見えるていど。

 

▲「つるマチルダ」が満開 写真提供/天女の舞子

 

しばらく両サイドにパラパラとバラが植えられた通路を進みます。この淡いピンクの「つるマチルダ」は早咲きなのかもう満開でした。

 

つるマチルダのパーゴラの右奥に見える別のパーゴラは大藤棚です。大藤棚も「中之条ガーデンズ」の見どころのひとつです。

 

「ローズガーデン」は7つのガーデンルームで構成

1、バラと草花の混植ガーデン

▲淡紫のバラにピンク、水色、黄色の小花の組み合わせ 写真提供/天女の舞子

路を少し歩いた先から、本格的なローズガーデンが始まります。「中之条ガーデンズ」のローズガーデンは、バラを主役としながらも、さまざまな植物を組み合わせそのハーモニーを楽しむ混植ガーデンです。

 

最初に出迎えてくれるのが、淡い藤色のバラ「エンジェル スマイル」を主役に、水色や黄色、ピンク色の小花を散らした愛らしい混植ガーデン。

 

▲庭づくりのヒントがぎっしり! 写真提供/天女の舞子

 

単体では地味なワスレナグサも、さまざまな色の小花と合わせて明るく優しい印象になっているのが素敵です。とても小さなビオラもほかの花を邪魔せず、かといってしっかり存在感もあって、さすがうまい使い方だなぁと感心しました。

 

ここを過ぎると、植物の密度が格段に上がります。

 

▲銅葉のカラーリーフでシックに 写真提供/天女の舞子

 

両側にびっしりと植えこまれた濃い色のカラーリーフと、その間からちらちら覗くシノグロッサムがシックな小径です。さらに紫の小花が溢れるように咲く「マニントン マウブ ランブラー」のトピアリー仕立てが、効果的なフォーカル・ポイントになっています。

 

とても落ち着いた、趣のある演出ですね。

 

▲さまざまな表情の葉を重ねて 写真提供/天女の舞子

 

ローズガーデンなのに、ほとんどバラの見えないところもあります。中央に写っているアプリコット色の花はバラではなくシャクヤクです。奥の白い花はオオデマリでしょうか?

 

フレッシュなライム色のカラーリーフと、沈んだ色の葉を組み合わせて、たとえ花がなくても美しい景色になるよう工夫されています。白いベンチがいいアクセントになっていますね。

 

あちこちでスタッフさんが熱心に手入れをされていましたが、これだけ密度のあるガーデンを良い状態に保つのは、さぞ大変なことでしょう。

 

2、和風ローズガーデン

▲一転して空間を生かした演出 写真提供/天女の舞子

ラと草花の混植ガーデンを抜けると、景色がガラリと一転します。「中之条ガーデンズ」の「ローズガーデン」は、7つの異なったコンセプトをもつ小さなガーデンルームから構成されています。

 

つぎに現れるのが「和風ローズガーデン」です。河合伸志さん作出の黒赤のつるバラ「紅玉」と、濃い紫色のクレマチスをメインに板塀に誘引し、空間を生かした見せ方がされています。

 

▲赤バラは「サラマンダー」 写真提供/天女の舞子

 

左右の壁を金屏風に見立て、窓の外の借景を眺めながら水鏡に映るバラを楽しむという凝った趣向の見せ方もあります。

 

窓の向うにはスパイラルガーデンが観えています。植物の本数は少ないのに印象的な演出ですね。

 

3、ガーランドのローズガーデン

▲ピンクの小花のガーランドが愛らしい 写真提供/天女の舞子

に現れるのが「ガーランドのローズガーデン」です。ガーランドとは、日本語に訳すと「花綱」。つまり綱状の花飾りが「ガーランド」です。

 

ガーデンローズでは、ポールの間に渡したロープやチェーンにつるバラを誘引して花綱をつくる仕立て方を「ガーランド仕立て」と呼んでいます。

 

ここは、ピンク色の小花を散りばめた、とても愛らしいガーランドが張り巡らされたローズガーデンです。中央の大きな円形の植え込みの周りはベンチになっていて、座ってくつろぐことができます。

 

▲ピンクの小花を主役に乙女な小径 写真提供/天女の舞子

 

ガーランドで囲まれた広場の周りの小径も、ピンクや淡紫、水色の小花を散りばめた、乙女な風景です。

 

ここのバラはまだ蕾がちでしたが、開花が進めばもっと愛らしい景色になりそうです。

 

4、シャーベットカラーガーデン

▲淡いオレンジと黄色のふんわり明るい組み合わせ 写真提供/天女の舞子

回「中之条ガーデンズ」で一番気に入ったのが「シャーベットカラーガーデン」です。

 

4本のアーチを組み合わせたガゼボのような大型アーチに、淡いオレンジ色×淡い黄色のシャーベットカラーのバラが誘引してあります。この大型アーチを中心に、明るいライムカラーの葉もの植物を組み合わせ、さらに庭全体をブルーの板塀が囲んでいます。

 

▲締め色の青が効果的なアクセントに 写真提供/天女の舞子

 

アーチのバラがちょうど満開で、これだけ咲いていてもお互いにケンカしない花色が選ばれていて、しかも咲く時期もぴったりそろっていて、ほんとうに素敵でした。

 

アクセントカラーの青が塀だけでなく、アーチ自体の色や控えめに配したヤグルマソウの青でも繰り返されていて、細かい配慮が感じられます。

 

▲印象の異なる小庭が続く 写真提供/天女の舞子

 

「シャーベットカラーガーデン」の青い板塀の間から、続く「ホワイトローズガーデン」さらにその向うに「アンバーローズガーデン」が観えます。

 

こんなふうに「中之条ガーデンズ」のローズガーデンは、表情の異なる小さなローズガーデンがつぎつぎ現れる楽しいつくりになっています。

 

5、ホワイトローズガーデン

▲水音も楽しめるホワイトローズガーデン 写真提供/天女の舞子

バラを中心にさまざまな白い花が集められた「ホワイトローズガーデン」の中心には円形の噴水池があり、水音も楽しめるガーデンになっています。

 

噴水池の周りに植えられた背の低いバラはまだ蕾でしたが、これが満開になればさらに素敵になることでしょう。

 

▲取り囲むボーダーも白い花を重ねて 写真提供/天女の舞子

 

噴水池を取り囲むボーダー花壇も、もちろん白い花で埋め尽くされています。オルレヤ、リナリアアルバ、ジギタリス、アグロステンマ、ビオラ。これから咲くヤマアジサイもありそうです。

 

バラと一緒に咲かせる白花を知りたいときに参考になりますね。

 

6、アンバーローズガーデン

▲個性的な「アンバーローズガーデン」 写真提供/天女の舞子

ワイトローズガーデンの次はガラリと雰囲気が変わります。赤い葉のベニバナトキワマンサクを低いヘッジ(生垣)に使った5×3の小さな15のマス目状の花壇が並ぶ個性的な庭です。

 

ここに選ばれているのは茶系の色をもつバラたち。「中之条ガーデンズ」のローズガーデンの植栽デザインを担当した河合伸志さんは、茶系のバラを愛しいくつも作出している育種家です。

 

じつは茶系のバラは欧米では嫌われる花色ですが、日本では例外的に人気があります。紅茶色、コーヒー色、ココア色。これらの花色のバラの魅力を伝えることを目的にこのローズガーデンがつくられたそうです。

 

▲サルビア・ネモローサは、魅力的なガーデン花材 写真提供/天女の舞子

 

訪れた当日はまだバラがじゅうぶん咲いておらず、紫のサルビア・ネモローサの方が目だっていました。サルビア・ネモローサは緑の中ではナチュラルな印象ですが、ベニバナトキワマンサクのヘッジと組み合わせると、印象がまったく変わりますね。

 

あいびーあいびー

茶系のバラということで、ここは当サイトでは「アンバーローズガーデン」として紹介しました。アンバーは「琥珀」を意味します。ちなみに、今回紹介した7つの各ローズガーデンの名称は、あいびーが勝手に命名しています。「中之条ガーデンズ」が定めた名称ではありません。

7、ローズカフェガーデン

▲バラに埋もれるように建つ「ローズカフェ」 写真提供/天女の舞子

びきり個性的な「アンバーローズガーデン」を抜けると、最後の庭「ローズカフェガーデン」にたどり着きます。

 

黒塗りの小さなカフェの建物に合わせてか、庭の雰囲気はナチュラルながらも落ち着いた印象。ここでは黒赤や赤紫色の大人っぽい色のバラが選ばれ、さまざまな草花と混植されています。

 

▲ローズガーデンの芝生でお茶を 写真提供/天女の舞子

 

芝生に配したガーデンテーブルで、ローズカフェで購入した飲み物やケーキなどのデザートがいただけます。訪れた当日は強風のためパラソルはたたまれていましたが、陽ざしの強い日はパラソルの日陰で一休みできます。

 

「ノットガーデン」と「大藤棚」

▲幾何学模様の生垣「ノットガーデン」 写真提供/天女の舞子

いて、ローズガーデン以外の庭を紹介します。入園口から真っ直ぐ階段を下りた先に観えるのがノットガーデンです。「ノット」は、紐の結び目を意味し、「ノットガーデン」はツゲの低い生垣を紐の結び目のような幾何学模様に刈り込んでつくるイギリス発祥のガーデン様式です。

 

日本でこれだけ規模の大きなノットガーデンが観られるのは珍しいと思います。

 

ノットガーデンの左側に観える青い大きなパーゴラは「大藤棚」です。藤はまだ木が小さかったのですが、やがて藤棚いっぱいに大きく広がれば素敵な景色になるでしょうね。

 

「スパイラルガーデン」と「町民花壇」

▲麦畑に囲まれた「スパイラルガーデン」 写真提供/天女の舞子

ーズガーデンに隣接するスパイラルガーデンは、周囲9000㎡の広大な畑の中央に位置する、長さ40mの渦巻き状の花壇です。

 

周囲の畑にはちょうど青々とした麦の穂が並んでいました。年により植えられる植物は変わるようで、公式サイトの写真では紫色のアゲラタムが植えられています。

 

▲花を観賞しやすいレイズドベッド 写真提供/天女の舞子

 

渦巻き状の花壇は石垣を積み上げたレイズドベッドになっています。レイズドベッドの花壇は、腰をかがめなくても花を間近に鑑賞することができる、鑑賞者に優しいガーデンです。

 

また、車椅子の方でもすぐ近くで花が観られ、香りを確かめることができるところも優れています。

 

スパイラルガーデンの植栽は、英国園芸研究家の吉谷桂子さんが担当しています。

 

▲楽しい小花壇が並ぶ「町民花壇」 写真提供/天女の舞子

 

「花のまちづくり」をめざす中之条町の町民がつくる小さな花壇が並ぶコーナーが「町民花壇」です。たくさんのアイデアが詰まった花壇の区画は、全部で100以上! 

 

「ふる里の野山」と「ナチュラルガーデン」

▲どこか懐かしい「ふる里の野山」 写真提供/天女の舞子

辺と草地からなる「ふる里の野山」では、どこからかカエルの鳴き声が聞こえトンボが通り過ぎる、自然豊かな野山の風景が再現されています。

 

「訪れた人それぞれが思い描くふる里を感じてほしい」という願いを込めてつくられたガーデンです。

 

▲花だけでなく枯れ行く表情も観てほしい 写真提供/天女の舞子

 

野にあるようなナチュラルな雰囲気の宿根草を群植させた「ナチュラルガーデン」は、「スパイラルガーデン」とともに吉谷桂子さんが手がけるガーデンです。

 

花の時期だけでなく、実を結び、枯れゆく表情も味わえるガーデンの提案です。

 

中之条ファーム

▲「赤い小屋」の周りはファームエリア 写真提供/天女の舞子

る里の野山の奥にある「赤い小屋」の周りはファームエリアになっています。リンゴやブルーベリーが植えられ、食用バラの畑もあります。

 

▲香りの良い食用バラの畑 写真提供/天女の舞子

 

食用バラの品種は豊華(ホウカ)と紫枝(ズズ)。食べられるだけでなく、香りも素晴らしい品種です。これらを使った特産品が研究されているそう。

 

遊具広場

▲ふわふわドームが楽しそう! 写真提供/天女の舞子

さい子どもが楽しめる遊具広場もあります。中央のひょうたん形の白いふわふわドームは靴を脱いで上がります。大人でもちょっと楽しそうです。ジャングルジムや動物の乗り物もあります。

 

訪れた人の口コミは?

6月初旬

自宅まわりの春バラがひと段落した6月初旬に訪れました。「中之条ガーデンズ」は標高が480mと高いことから、この時期でも朝晩の冷え込みがあるとのことで、6月に入ってから春の一番花が楽しめます。

 

ローズガーデンはバラ以外の植物が上手に取り入れてありました。バラがたくさん咲いていても派手すぎず、沈んだ色のカラーリーフを多く取り入れてあるのに地味でもなく、植栽のバランスが絶妙でさすが河合伸志さんの植栽デザインだなと感心しました。

 

ローズガーデンの7つの小部屋はそれぞれテーマカラーがあり、テーマカラーに合わせた植物が選ばれています。自分の庭に取り入れるとき、どんな植物を選べばいいのかとても参考になるので、バラはもちろんバラ以外の植物も興味深かったです。

 

▲入り口からすぐの小径で新しい品種が観られる 写真提供/天女の舞子

 

ローズガーデンの中のバラは河合伸志さん作出のバラや海外のバラが多いのですが、入口入ってすぐの小径に木村卓功さんや小山内健さん作出の比較的新しいバラも植えられていました。

 

▲ザリガニ池は北欧の雰囲気 写真提供/天女の舞子

 

ローズガーデン以外では、「ふる里の野山」の近くにあるザリガニ池が気に入りました。池の中の小島に木製のイスを並べて、どこか北欧の雰囲気です。しばらく腰を下ろし、水辺の景色を楽しみました。

 

広い園内には、座ってくつろげる場所がたくさんあります。自然を感じながらゆったり流れる時間を過ごせるのは、都会ではなかなかできない経験ですね。

 

今回は行きませんでしたが、車で30分ほど(距離にして20キロ)のところに「中之条山の上庭園」があります。こちらは高山植物や宿根草、ハーブなどが植えられたナチュラルガーデン。夏に訪れようかな、と思っています。

 

▲帰りには、近くの小野上温泉へ 写真提供/天女の舞子

 

「中之条ガーデンズ」の帰りに小野上温泉まで足を延ばし、温泉を楽しんできました。ローズガーデンを堪能し、自然に癒され、温泉に入って──日帰り旅行でこれだけ楽しめた充実した一日となりました。(天女の舞子)

 

アクセスと施設の案内

アクセス情報

関越自動車道 渋川伊香保ICから約50分

 

駐車場

第1~第3まであわせて250台アリ

 

電車

JR中之条駅から四方温泉行き路線バス利用10分。「中之条ガーデンズ」バス停下車

*「中之条ガーデンズ」を経由するバスの本数は少ないので注意!

 

JR中之条駅からタクシー利用10分

 

開園時間と入園料

開園時間

9:00~17:00(入園は16:30まで)

 

休園日

年末年始

 

臨時メンテナンスの休園日が不定期にあります。詳しくは公式サイトのお知らせでチェックしてください。

 

▼「中之条ガーデンズ」お知らせのページ

 

入園料

入園料は、花の見頃に合わせた変動制です。

 

4月~10月は400円~1000円(大人)

12月~3月は300円(大人・利用券付き)

 

詳しくは公式サイトで確認してください。公式サイトの最初のページに「本日の入園料」が掲載されています。

 

▼「中之条ガーデンズ」公式サイト

 

施設の案内

▲ガラス張りの明るい店内「山の花屋」 写真提供/天女の舞子

之条ガーデンズには、さまざまな魅力的なお店があります。入園口入って左側・ローズガーデンの手前にあるガラス張りの建物「山の花屋」では、季節の花苗や山野草が購入できます。

 

▲モンブランと四方ブルーソーダ セットで600円 写真提供/天女の舞子

 

ローズガーデンの終わりに「ローズカフェ」があり、芝生のテーブル席で飲み物やデザートがいただけます。

 

▲ドアの前にイベント紹介の張り紙 写真提供/天女の舞子

 

赤い壁に白い窓枠が可愛らしい「赤い小屋」では、園内の花を使ったフラワーアレンジメントのワークショップや、ハーブティー体験、草花のレクチャーなどのイベントが開催されます。

 

▲レトロな趣「茶屋 山野草」 写真提供/天女の舞子

 

ほかにも、お土産物選びが楽しい「中之条ガーデンズショップ」、ギャラリーやホールとして使われる「花みどり館」、「美野原食堂」、ひときわ渋くてほっこりできる「茶屋 山野草」が、広い園内に散らばるようにあります。

 

「中之条ガーデンズ」住所

群馬県吾妻郡中之条町大字折田2411

 

「中之条ガーデンズ」公式サイト

*お出かけの際には、必ず公式サイトでご確認ください!

 

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