バラには花色それぞれに花言葉がつけられていますが、バラの花を贈る本数ごとに意味があることをご存じですか? バラの本数とそれが表す意味について紹介します。
バラは、贈る本数により意味が変わる!
男性から女性に贈るプレゼントで、近年注目されているのが赤バラ100本の花束です。出所はハッキリしませんが、バラは贈る本数により意味が変わるという説があり、100本の赤バラは女性を最高に喜ばせる贈り物とされているのです。
赤いバラは、それ自体が「愛情」の花言葉をもちます。その愛情がどの程度なのかを伝えるのがバラの本数だとされています。1本ならどういう気持ちか、10本ならどうなのか──それぞれ詳しく決まっているようです。
具体的に、バラの本数とその意味を紹介しましょう。
1本──一目ぼれ、あなたが運命の人
2本──お互いの愛情
3本──愛している
4本──一生愛し続ける
5本──あなたを賞賛する
6本──あなたに夢中
9本──永遠の愛
10本──あなたは非の打ちどころがない
11本──あなたはわたしの宝物
12本──わたしのものになってください
40本──真実の愛
44本──不変の愛
50本──偶然の巡り合い
99本──永遠の愛
100本──100%の愛情
101本──最愛、あなただけ
108本──結婚してください
ただし、これがどこの国の習慣なのかはっきり分かりませんでした。あるところでは欧米だといい、あるところでは中国だと書いてありました。
でも、「100本の赤バラを贈る」というキザな方法を世に知らしめたのは、キング・カズことサッカー選手の三浦知良さんではないかと思います。奥様の設楽りさ子さんには毎年誕生日にたくさんの赤バラの花束を贈り、2012年、アジア人初となるバロンドール(FIFA<国際サッカー連盟>女子年間最優秀選手賞)を受賞した澤穂希(さわ・ほまれ)選手(当時)にはお祝いに100本の赤バラの花束を贈り、2013年のヴァレンタインにはタレントのローラさんに130本の赤いバラの花束を贈ったという話題は、人々の記憶に残っていることでしょう。
バラは花の色により花言葉が違います。赤バラは「情熱」「愛情」の意味がありますので、「100本の赤バラ」は、「100%の愛情を注ぎます」って意味になるんですね。
ただし、三浦知良さんはあまり花言葉の意味を重視していないようで、インタヴューでこんな風に話してます。
「赤いバラ」って、なにか、強いエネルギーを感じるんですよね。幾重にも重なるバラの花びらは吸い込まれるような魅力があるし、棘があるのも個性的じゃないですか。そのバラの中でもやっぱり「赤いバラ」というのは、圧倒的だと思うんです。他を寄せ付けないというか、特別な存在というか。
女性の強さと赤いバラの強さが似ている、共通しているものがあるかなーと思ってます。だから僕は必ず赤いバラです。
どうやら三浦知良さんは、個人的に赤いバラがお好きな様子です。
100本のバラの値段は?
ところで100本のバラって、どれくらいの値段になるんでしょうか?
バラ1本の値段がピンキリなので、もちろんバラ100本の値段もピンキリです。ちょっと調べてみたところ、なんとバラ100本で1980円なんてところもありました! 安い!
高いところでは1本1000円くらいする花屋もありますから、もしそんな花屋でバラ100本の花束を作ったら10万円です! さぞかし立派な花束なんでしょうね!
しかし、いきなり花屋に行って「赤いバラ100本ください!」って言っても、そんなにたくさん用意できる花屋さんは普通ありません。1~2週間前から予約しておかなければ、いけないようです。もしくはネット利用ですね。
100本の赤バラ、もらった女性の本音は?
彼女のために手配やお金を都合して、やっと手に入れた100本の赤いバラの花束、はたしてもらった女性の本音はどうなんでしょうか?
バラ100本ともなれば、かなり大きな花束になります。軽く5k以上になるようです。立派なバラなら7kくらいになるという噂もあります。これは重い!
「こんなのデートの最初にくれられたら、彼女困るでしょー!」と、TVでマツコデラックスさんがバッサリ言ってました。そりゃそうだわね!
yahoo掲示板によると、「すごいうれしい!」という声はもちろんあるけれど、「赤きらい!」「飾るとこないし、処分に困る」「持ち歩くの恥ずかしい」といった声も。
実際に「赤バラ100本の威力を検証してみた!」という方のブログもありました。その方は、彼女とても喜んでくれて、重さをものともせず、ずっと持っていてくれたのだとか。よかったね^^
要するに「誰にもらうか」によるんでしょうね。彼氏や夫からもらうなら、ものすごく嬉しいでしょうし、あまり欲しくない相手からだと「こわい」「気持ち悪い」とさえ思ってしまうようです。強い気もちが込められているのを感じるだけに、確かにそうでしょうね!
そして、ゼヒ、バラを渡すタイミングやシチュエーションにも気を配ってほしい。自宅に行くときに持っていってあげるとか、飾るための花瓶も一緒に贈るとか、そもそも「花束」じゃなくてバスケットなんかにアレンジメントされたものにするとか。重いバラで彼女を疲れさせない、目立つ場所で渡して彼女に恥ずかしい思いをさせない、もらった後にどう飾ろうか悩まなくていいようにするなどの、贈る相手を思いやる心遣いも大事です。
バラはプレゼントの添え物!
「でもさぁ~、バラはプレゼントの本体にはなれないでしょ? そりゃ嬉しいけど、それプラス何かが必要よね!」。
この話題を取り上げた番組でマツコさんがバッサリ発言! それが日本人女性の本音ですよね。
やっぱりすごく現実的なところがあるのが女性です。バラは、あくまでもプレゼント本体に華を添えるものなんですよね。バラだけだと、「あれ? これだけ?」って思ってしまう。
気の利いたプレゼントがバラと一緒に用意されていたら、しかもそれがすごく大好きな人からもらえたものなら、間違いなく女性は大喜びです。たとえ、(赤いバラよりピンクのバラの方が好きなんだけど・・・)なんて、心の中で思っていても!
まとめ
今回は近年流行の、100本の赤バラの花束の意味と、それにまつわる女性の本音について、マツコデラックスさんの言葉を交えて紹介しました。
バラ100本って、すごい大きくて重いです。そこに込められた意味合いも重いです(^^; どうぞ贈る男性諸氏は、いろいろ配慮の上で贈ってもらいたいですね。
配慮といえばもうひとつ。
花屋にも配慮してください。バラ100本の花束を予約していたけれど、いらなくなったからとドタキャンするのは──。さすがに花屋さんに対して失礼です。プレゼントする予定の日の直前に喧嘩したとか、へたすると別れたとか事情はあるでしょうが、さすがにキャンセルは笑えません。
もろもろ含めて覚悟の上で予約してください! (事前にこのページをご覧になってくれればいいんですが)。
▼バラのコラムの記事一覧はこちらからどうぞ