冬の植え替えが終わった鉢バラの置き場所と注意点。冬の間の水やり頻度について紹介しています。
初心者ロザリアンYOUです。なんとか鉢バラの冬の植え替えがすべて終わりました。でもこの鉢、どこに置けばいいの? あと冬の水やりは、毎日やらなくていいと思うけど、何日に1回やればいいのかな?
置き場所は、極端な環境でなければどこでもOK!
▲置き場所は、いつもの場所で大丈夫!
バラの芽が本格的に膨らんでくるのは、バラの休眠期が明けた3月以降です。それまでもバラは少しずつ生長していますが、ほとんど根だけの緩慢な生長です。なので水浸しとか真っ暗とか、極端な環境でなければどこでもいいと思います。
少し注意したいのが、強風や極度の乾燥。バラの休眠期、関東は乾燥することが多いのですが、乾いた強風が当たりすぎる環境はバラには厳しいです。こんなときは、風よけをしてあげるといいと思います。
芽吹きの早い品種は要注意!
▲2月初旬なのに葉が展開している!
品種によっては、すごく芽吹きが早いものがあります。たとえば我が家では「ピンクマザーズディ」です。まだ2月初旬なのに、もう葉が展開してきています。こういう品種は、要注意です。
芽が動き出してから寒さに当たると、その芽の先が枯れてしまうことがあるのです。芽の先が枯れてしまうとどうなるかというと──これ以上生長できない「出開き」芽になってしまいます。
あらかじめ寒波がくることが分かっていれば、こういう鉢は玄関に避難させるなどして、出開きにならないように防寒するといいですね。
水やりは5日~1週間に1度くらい
▲バラの近くに鉢花を飾って!
冬場の水やりは、5日~1週間に1度と言われます。冬はバラがほとんど生長しない時期なので、鉢の土がなかなか乾きません。なので、これくらいの水やり頻度でいいのです。
が、もちろんこれは栽培環境や品種によりけりです。陽当たりがとても良ければ土が乾きやすいし、小さいめの鉢で育てていても土が乾きやすいし、芽立ちの早い品種も乾きやすいです。そこは、自分の育てている環境に応じた水やりを。
自分のバラにいつ水をやればいいのか判断するために、バラの近くに冬にも咲いている鉢花を置いておくといいと思います。鉢花が水を欲しがっていれば、バラにも一緒に水やりすればだいたい間違いないと思います。
水の分量は、鉢底から流れ出るまでたっぷりと。これは冬でも夏でも変わりません。
枝だけのバラしかなければ寒い冬のベランダに出ようとすら思わないけど、お花が咲いていれば、ベランダに出るきっかけになるわね!
まとめ
冬の植え替えを終えたバラの管理を、置き場所と水やりについて紹介しました。休眠期のバラは光合成をしないので、必ずしも日向に置かなくても大丈夫です。たとえば、花の時期には玄関の目立つ場所に置いているけれど、花のない冬の休眠期はそんなに日当たりのよくない場所に移動する──というふうにしてもいいと思います。
置き場所で注意したいのが、芽吹きの早い品種です。まだまだ寒い時期に芽吹く品種は、急激な寒さで出開き芽になることがあるので、防寒を心がけたいですね。ときどき桜の時期に雪が降ることもあるので、こんなときは大変ですがすべての鉢を防寒したいです。
ベランダ栽培の方は、冬場の水やりをつい忘れがちになりませんか? わたしはバラの近くに鉢花を飾って、ベランダに出る機会を増やすようにしています。水やり忘れの防止に役立ちますよ!
そういえば去年、ベランダにチューリップの球根を植えた鉢を置いておいたんだけど。花がないとつい冬のベランダに出るのが億劫で、チューリップのつぼみがカラカラになって咲かなかったことが・・・。やっちゃった~!って焦ったけど、バラは枯れなかったのよね。バラって強いのね!
あはは。だからパンジーとかビオラとか、ガーデンシクラメンとかプリムラとか。冬も花のあるものを近くに置いておくといいわよ~。
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