育てたバラを窓辺に飾る

バラのある暮らしは、小さな楽しみや発見を増やし、気づけば生活そのものの感じ方まで変えていきます。

この記事では、バラを育てることで生まれる変化や楽しみ方、そして少しだけ気をつけたいポイントまで、実体験をもとにお伝えします。

バラのある暮らしはどう変わる?

バラの鉢とジョウロ

▲バラ育てで増えるのは手間だけじゃない!

ラを育て始めると、毎日の暮らしは少しずつ変わっていきます。それは水やりが必須になったとか、そんな単純なことではなくて。生活に一本の筋が通る感じ。

 

大げさに聞こえる? でも、実際に育ててみると──不思議とそうでもないんです。

 

増えるのは手間じゃない。「楽しい」が増えるのがバラ育てです。

毎日の暮らしに、心豊かなひとときが生まれる

窓辺に育てたバラを飾る

▲咲いたバラを窓辺に

宅で静かに過ごしたい人には、心をこめてバラのお世話をする豊かな時間が生まれます。

 

調べるのが好きなら、その深く長い歴史をひもとけば、新しい発見に時間を忘れて没頭できます。

 

日本のバラだけでなく世界のバラについて、神話や育種の歴史、過去の偉人たちのエピソード・・・。掘っても掘っても尽きることない人とバラとのつながりを知るのは、アカデミックで魅力的な楽しみです。

 

育てたバラを写真に収めたり、窓辺やテーブルに飾ったり、ガーデンデザインを考えたり。市販のバラジャムを試してみたり、ローズティーを取り寄せたり、バラの香りに興味が出たり。

 

バラをキーワードに楽しみはどんどん広がります。こんな広がり方をする趣味って、バラならでは! 実際にバラを育ててみて、本当にそう思います。

バラが時間を共に過ごす大切な存在になる

もう少しで開花するバラ

▲もうすぐ咲くバラの蕾にワクワクが止まらない

ラは、一年草のように花が終われば処分する植物ではありません。上手に管理すれば、10年、20年と美しく咲き続けます。

 

バラは、花咲く季節も咲かない季節も様子を見守り、一年じゅう手入れを続ける植物です。調子よくたくさん咲く年もあれば、少し元気のない年もある。気づけばただの植物ではなく、長い時間を共に過ごす特別な存在へと昇華していきます。

 

調子悪そうだと心配になるし、キレイに咲いたら嬉しくて、つい誰かに見てほしくなる。

 

花が終われば、また次の花に向けての手入れが始まります。「今度もキレイに咲いてね」と、感謝の気持ちでお世話する。それが大きな喜びにつながります。

 

いつも気にかける大切な相手──それはある意味、家族のような存在です。

バラ好きが集まり人との交流が生まれる

春バラシーズンのバラ苗専門店

▲バラのシーズンにはバラ苗専門店へ! 写真提供/天女の舞子

ラは、育てている人同士のつながりを生みやすい植物です。

 

近所にバラを育てている人がいれば、きっと頼もしいアドバイスがもらえます。地域のバラサークルもあるし、SNSにバラのコミュニティもあります。

 

バラ咲く季節には、友達を誘ってバラ園やバラ苗専門店に出かけましょう。圧倒的な美しさに、改めてほれぼれするに違いありません。キレイな写真が撮れたらSNSで共有です!

 

自分の生活に「バラ」という新しいジャンルを追加することで、今までと違った楽しみの扉が開かれます。

バラとの付き合い方は人それぞれ

バラの新苗の植え替え

▲しっかりでもゆるくでも、自分のペースでバラ育て

も、バラとの付き合い方は人それぞれです。自分がバラに合わせなければいけないとか、バラのお世話に時間を取られてしまうんじゃないかとか、あまり心配しなくても大丈夫。

 

しっかり頑張りたい人はしっかりと、ムリなく続けたい人はゆるく。どちらでも、自分のペースでバラを暮らしに取り入れて。大事なのは疲れず長く続けられること。

 

このサイトでは、自分なりのバラとの付き合い方、つまり「自分スタイルのバラ育て」を見つけることを大事に考えています。

バラ育ての実例│6人の「自分スタイル」

ベランダのバラ満開

▲バラ満開の我が家のベランダ

こでは、わたしを含めた6人のバラとの付き合い方を実例で紹介します。これ、わたしが頭で考えたわけではなく、どれもわたしの知る実在の人物たちです。

 

自分ならどんな感じになるだろう? ちょっと想像しながら読んでください。

1、ベランダでバラを育てる

これはわたしの実例です。我が家はマンション住まいで、庭がありません。それでも工夫してバラを育てています。一般的な育て方では上手くいかないので、試行錯誤を楽しみながらやっています。

2、情熱で突き進み、いつしかバラコレクションが完成

とあるきっかけで一気にバラにハマり、気づけばどんどん増えていく。自宅には置ききれず、ついに市民農園の一角にバラコレクションを作ってしまうほど夢中になる人。とにかく情熱家です!

3、バラのある空間を美しくデザインする

バラを美しく咲かせるのはもちろん、庭全体をデザインし、どう美しく演出するかに工夫を凝らす。バラ以外の植物との組み合わせや、ガーデン雑貨やオーナメントにもこだわるスタイル。

4、自分のペース優先でムリなく続ける

完璧を求めすぎず、自分のペースで。少し手入れが行き届かないことがあっても、咲く花を楽しむことを優先する。ゆるく、楽しく、長く続けられるバラ育てがモットーです。

5、農薬に頼りすぎない、減農薬栽培を心掛ける

庭のある戸建てを購入したことで始めた野菜育てとバラ栽培。小さい子どもがいるからこそ、農薬に頼りすぎない減農薬栽培を心掛けています。忙しいなかでも時間をやりくりして、バラも野菜もバランスよく育てています。

6、知識と経験を武器に、完璧を目指すバラ栽培

土や肥料、農薬管理まで、幅広い知識と経験を武器にバラ栽培を極めるスタイル。かなり上級者の楽しみですが、完璧なバラ栽培を目指すのもアリです。育てにくいといわれるバラにもチャレンジできます。

バラ育てに正解はない

バラ庭でくつろぐ女性

▲バラと過ごす豊かな時間はかけがえない

ラを育て始める前の人や初心者さんは「とにかくキチンとしなくちゃ!」「頑張らなければ!」と、気負いがちです。でも、バラ育てに正解はありません。

 

上にあげたバラとの付き合い方は、どれも正解です。とくに4番の方はこれから始める方の良いお手本になると思います。バラは楽しむために育てるわけで、頑張るために育てるわけではないのだから。

 

バラって面白いもので、たとえば水やりが少ない環境ならそれに順応するし、日差しが足りないならそれにも順応します。そうしてさまざまな環境で、バラはたくましく花を咲かせます。花が少しくらい少なくても、少しくらい小さくても、健気でかわいいじゃありませんか!

 

バラは花だけを楽しむものではなく、バラとともに過ごす心豊かな時間を、自分スタイルで楽しむ──わたしはそう考えています。

バラ育てのリアルな注意点

ラ育ては完璧じゃなくていい、自分のペースでやればいい、そう思ってもらえました? それじゃバラ育てを趣味にするのはデメリットがないのか? ここではリアルな注意点を紹介します。

バラは沼れる趣味

並ぶバラ苗

▲ついつい買いすぎに注意!

れは、メリットでありデメリットでもあるのですが──。

 

バラは毎年、見たこともないような魅力的な品種や、とにかく病気に強くて育てやすい品種、素晴らしい香りの品種など、さまざまな新品種が発表されます。

 

バラが好きになればなるほど、新品種を我慢することができなくなります。自分の庭を見ながら「あと1鉢くらいなら行けるんじゃないか──」そう思って出かけたバラ苗専門店で、気付いたら3鉢買っていた、というのは珍しいことじゃありません。

 

ロザリアンあるあるすぎて、みんな

「あーやっちゃったね!」

と笑えるレベルのエピソードです。

 

いくらでも沼れるからこそ、自制心が必要になります。バラが増えればそれだけ手入れに時間がかかるし、お金もかかってしまいます。

 

そういう意味では、バラってけっこう危険なんです!!

比較して疲れてしまう

小さなバラの花

▲花が少ない、小さいと比較して落ち込まないで

ラ仲間が増えたり、You Tubeでバラの先生の動画を観たり、あちこちのバラ園を訪れたりすると、つい自分のバラと比べてしまうことがあります。

 

「同じ品種なのに、花付きがぜんぜん違う」「新苗からたった数か月でこんなに大きくなるなんて!」と。

 

それは育った年数が違うのかもしれないし、日当たりなどの環境が違うのかもしれません。プロは1日じゅうをバラのために費やしますが、一般人はそうは行きません。

 

だから、比較するのはやめましょう。

 

あなたのバラは、あなたの環境で一生懸命咲いているのだから、それでじゅうぶん。もっといい方法はないか調べるのはもちろん大事だけれど、自分のペースで行きましょう!

やっぱりバラ育てを始めたいと思ったら!

バラ「レオナルドダビンチ」

▲やっぱりバラってステキ。そう思ったら!

こまで、バラ育てのリアルをさまざまに紹介しました。いいところはたくさんある。けれど注意したい点もある。

 

なかでも強調したいのは、バラを育てるのに正解はない、バラとの付き合い方はひとつじゃないってところ。

 

あなたなりのやり方でいいんです。だって、バラを育てるのは「趣味」なんだから。楽しむためにやるのだから、自分なりの、自分スタイルのバラ育てでいいんです!

 

「やっぱり、やってみたい!」そう思えたら、きっともう半分はバラの世界に足を踏み入れています。でも一方で、「自分にちゃんと続けられるかな?」「向いてなかったらどうしよう」そんな気持ちが残っている方も多いはずです。

 

次の記事では、バラ育てに向いている人・向いていない人の違いを、もう少し具体的に見ていきます。自分に合うスタイルを見つけるヒントとして、参考にしてみてください。

▼次の記事は、こちらです

バラと小さなガーデンづくり

5、バラ育ては自分に向いている?迷っている方へ|タイプ別に見つける楽しみ方

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初めてのバラ育て入門編│ガイド+全5ステップ

バラと小さなガーデンづくり

はじめてのバラ育て|無理なく始めるための入り口

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▲このページは本編(5ステップ)に進むためのガイドです

バラと小さなガーデンづくり

1、バラ育てってどんな感じ?難しい?ちょっと気になっている「あなた」へ

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バラと小さなガーデンづくり

2、バラ初心者は何から始める?最初の一歩がわかるガイド

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バラと小さなガーデンづくり

3、バラ育ては本当に大変?初心者が失敗する理由と、楽に続けるコツ

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バラと小さなガーデンづくり

4、バラのある暮らしの楽しみ方|自分スタイルで広がる趣味の世界

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▲今ココ

バラと小さなガーデンづくり

5、バラ育ては自分に向いている?迷っている方へ|タイプ別に見つける楽しみ方

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