バラを育てるなら冬スタートが理想です。でも、実際に「育てたい」と思うのは春や秋が多いもの。
このページでは、そんな季節のズレをどう考えればいいかを整理し、初心者でも迷わず始められる道筋をまとめました。
バラはいつから始める?初心者は「冬スタート」がベストな理由
ナビゲーターのあいびーです。
はじめてバラを育てるなら、わたしは迷わずこう言います。「冬から始めましょう!」。冬はバラも冬眠状態(バラでは”休眠”といいます)で、多少、手荒に扱ってもこたえません。
春3月になれば、バラは目覚めて新芽を伸ばし始めます。やがて迎えた5月。素晴らしい花で、バラはわたしたちを楽しませてくれます。
つまり冬は、バラの良い区切りになる季節なのです。だから、バラがどう育っていくのか、それをどう管理していけばいいのかを学ぶには、冬スタートがもっとも合理的です。
でもバラを育てたいと思うのは、なにも冬に限った話じゃありませんよね。
ここでは、冬以外の季節から、はじめてバラ育てをする場合の考え方や注意点をまとめました。
あなたの状況に合わせて読み進めてください
■これからバラを育ててみたい(バラ苗未購入)→そのまま読み進めてください
■春にバラ苗をもう買ってしまった!→「応急処置」の項目へ
■苗の選び方を知りたい→ファーストローズの選び方記事へ
▼ファーストローズの選び方記事はこちらです
バラと小さなガーデンづくり
はじめてのバラ選びで迷ったら|失敗しにくいファーストローズの選び方とおすすめ品種
でも大丈夫。バラはどの季節からでも始められます
▲春バラ満開の「ブラン・ピエールドゥロンサール」
バラを育ててみたい! そう思ったきっかけは何ですか? わたしは「ピエールドゥロンサール」でした。初めてみたピエールの美しさに、文字通り魅入られた感じです。
きっと春のバラ園を訪れて、その美しさに圧倒された方や、お気に入りのバラができた方、バラ関連のイベントを通じてなど、バラを育ててみたいと思うきっかけは人それぞれでしょう。
多くの方が春からバラを育て始めたいと感じます。「冬スタートが合理的」と言われても、とても冬まで待てません。
その気持ち、分かります。だったら、春から始めましょう!思い立ったが吉日です。
季節ごとの始め方|冬・春・秋それぞれの違い
多くの方は春のバラ園をきっかけにバラにのめりこんでいくものです。もしかしたら、秋バラシーズンにバラ育てを始めたいと思うかも知れません。
それぞれの時期に合ったバラとの付き合い方を紹介します。
1、冬スタート(理想的)
▲冬の大苗スタートがもっとも安定している 写真提供/天女の舞子
バラ育てをスタートするなら冬から。バラが休眠している冬から始めるのが、一番オススメです。
この時期には「大苗」といって、充実した大人の苗が出回ります。季節的にバラにもムリがなく、失敗しにくいのが冬の大苗から始める方法です。
育てる側からしても、バラの生育サイクルや管理のしかたを学びやすい、初心者がバラ育てを学ぶには絶好のスタート時期です。
▼苗の種類をざっと把握したい方はこちらの記事をご覧ください
バラと小さなガーデンづくり
バラ苗の種類と選び方|新苗・大苗・鉢苗の違いを初心者向けに解説
2、春スタート(よくある)
▲新苗が並ぶ春のバラ園
春は、1年でもっとも美しくバラが咲く季節です。春のバラ祭りで、多くの方が春バラ満開のバラ園を訪れ、その美しさについ自分も育てたくなる──。
でも春は、バラ育てをスタートするには、苗の選択が難しい時期です。
春に出回るのは、「新苗」か「鉢苗」(花付き苗、開花苗ともいいます)です。
新苗
新苗は、まだ赤ちゃんの苗で、秋まで上手に管理して花を咲かせます。
鉢苗(花付き苗)
鉢苗は、大苗を鉢で育てた大人の苗です。たくさんの花や蕾がついていて、すぐに花が楽しめるのが大きなメリットです。
しかし、苗により状態に差がある場合もあるので、良い苗を見分けたいところです。
3、秋スタート(意外とアリ)
▲春とは違った趣の秋のバラ園
バラは春と秋にまとまって咲くので、秋のバラまつりでバラ園を訪れ苗を購入する場合もあります。
この時期に出回る苗は、かなり充実した大苗相当の苗や鉢苗が中心です。
秋は病気や害虫被害が少なく、意外と手入れが簡単です。初心者でも苗にダメージを与えることなく冬までもっていけるので、秋スタートは悪くありません。
でも、もし秋にバラ育てをはじめたくなったら、いっそ冬の大苗シーズンまで待つのもアリです。
春から始めたい初心者さんへ|新苗・鉢苗(花付き苗)の考え方
▲春は新苗からバラ育てをスタート!
上で紹介したように、春からバラ育てを始めたいと思う方は多いけれど、実際には春スタートは少し難しいところがあります。
苗は、赤ちゃん苗の「新苗」か、苗選びが少し難しい「鉢苗」(花付き苗)になります。
初めての方がどうしても春からバラを育てたいなら、わたしは「新苗」スタートをオススメします。そして、この新苗からのバラ育ては、バラがどんなふうに育つのか、そして、どんな管理をするのかを体験する機会ととらえてください。
キチンとバラ育てを学ぶのは、冬からで、そのための予行演習と考えましょう。バラに慣れることを目標に、失敗してもいい前提で始められるのが新苗の大きなメリットです。
新苗は比較的、安いので、失敗しても心理的ダメージは軽いです。気楽に始められます。冬になったらキチンとした大苗を購入して、しっかり学びながら進めましょう。
もしも新苗が上手く冬まで管理できたら、それは大きな自信につながります。冬からは、また一段と理解を深めながらバラの育て方が学べます。
もうバラを買ってしまった方へ|苗別の対処法
▲すぐに花が楽しめる鉢苗(花付き苗)
一度もバラを育てたことがないけれど、つい春にバラを買っちゃった!という方、いませんか? きっと少し困っていますよね。そんな方のために、簡単な応急処置を紹介します。
新苗を買った場合
じつは「新苗」は、バラ育てに慣れた方のためのもので、初心者向けではありません。でも、最初の手入れをちゃんとやれば大丈夫です。
最初だけキチンとやれば、後は普通のバラ苗とだいたい同じ管理でいけます。
▼「新苗」の応急処置はこちらです
バラと小さなガーデンづくり
新苗を買ったらすぐやること|初心者向けに5つだけ解説
鉢苗(花付き苗)を買った場合
「鉢苗」(花付き苗)は、そのままの鉢でしばらく花が楽しめます。本来は初心者にも扱いやすい苗で、基本的な手入れもシンプルです。
ただし、鉢苗は苗の状態に差があることもあり、ものによっては少し注意が必要な場合もあります。状態が良ければそのまま楽しめますし、気になる点があれば軽く手入れをしてあげれば大丈夫です。
▼鉢苗(花付き苗)の応急処置はこちらです
バラと小さなガーデンづくり
花付き苗(鉢苗)を買ったらすぐやること|初心者向けに最低限だけ解説
ミニバラを買った場合
ミニバラには、花屋やホームセンターにあるような挿し木寄せ植えのミニバラと、バラ苗専門店で扱っているようなミニバラ苗の2種類があります。バラ苗専門店で購入したミニバラ苗なら問題ありません。そのまま育てましょう。
でも花屋のミニバラなら。もしそのまま育て続けて大きくしたいなら、急いでやるべき作業があります。
▼花屋のミニバラの応急処置はこちらです
バラと小さなガーデンづくり
花屋のミニバラを買ったらすぐやること|初心者向けに最低限だけ解説
応急処置でバラ苗が持ち直したら、そのまま冬までバラ育て体験を楽しんでください! もしも上手く行かなくても大丈夫。また冬の大苗からチャレンジしましょう。次はきっとうまく行きます!
初心者が失敗しないための考え方|春スタートは「体験」と割り切る
▲バラは、ときに蕾を摘む必要がある
バラ育てを始めた初心者さんが、なかなか思い切れないこと。おそらくそれは、蕾を摘んだり、枝を切り戻したりする作業です。
春スタートの「新苗」では、まず蕾を摘む必要があります。
「花を楽しみにバラを買ったのに、蕾を摘むなんて!」──と。
蕾を摘むことができなくて咲かせたり、害虫被害に戸惑ったり、水やりの感覚がつかめなくて悩んだり・・・全部ひっくるめてバラ育て体験です。
上手く行けば結果オーライ。上手く行かなくても、本番の冬スタートのバラ育ての良い経験になったのだから結果オーライです。割り切っていきましょう。
大丈夫。次はきっとうまく行きます!
次にやること|まずは日当たりチェックから始めましょう
次回からは、実際にバラを育てるステップに入っていきます。最初のステップは、日当たりチェックから。
バラはとにかく日当たりが大好きな植物です。でも、住宅地で日当たりを確保するのは、なかなか難しい。実際にバラを育てようと思っている場所がどれくらいの日当たりがあるか、しっかり確認することから始めましょう。
→リンク準備中
まとめ
今回は、バラ育てを始める季節についての考察でした。多くの方がオススメしているように、わたしも冬に大苗からスタートするのがもっともいい方法だと思っています。でも、超絶美しい春のバラ園でバラに魅了されてしまったら──冬まで待つなんてできませんよね!
そんなときは、春スタートしましょう!
でもじつは、春に手に入る「新苗」も「鉢苗」も初心者向きではありません。だから、春から始めるバラ育ては、バラってどんな植物か、どう生育して、どんな管理が必要なのかを予習的に体験する場と考えましょう。本番は冬スタートの大苗からです。
だから、もしこれから買うなら、比較的安価な「新苗」購入をオススメします。
もし既に購入してしまっているなら──応急処置でなんとか乗り切り、バラ育て体験に生かしてください。
バラ育てはどのタイミングから始めても大丈夫。あとからいくらでもやり直せます。
次回からは、実際のバラ育てのしかたについて、STEPを追って紹介していきます。まずは日当たりチェックから始めましょう。ここがバラ育てのスタートラインです。
STEP1、日当たりチェックの記事はこちらから
準備中
















