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6月21日の3種類のミニバラ/「どぶ漬け」でハダニ対策

「レッド・インフィニティ」、フォーエバローズの「ナポリ」、ポールセンローズの「ネザ」の3種類のミニバラのそだレポです。

 

「レッド・インフィニティ」

▲どぶ漬けでハダニを撲滅!

うやく新芽がブラインドにならずに育ちはじめた「レッド・インフィニティ」ですが、そんなにひどくないけれどハダニがいるのが気になったので。梅雨の晴れ間に物理的にハダニを撲滅することにしました。写真で見た通り、たっぷり水を張ったバケツに、鉢を逆さにして漬け、1時間たったら出来上がりです。

 

鉢土が落ちるのを防ぐために、ストッキングでできた排水溝用水切りネットの底を切ったものを鉢に履かせています。この方法、「どぶ漬け」と言います。

 

▲ハダニがいなくなって、何となくスッキリ!

 

4本ある挿し木苗のうち、1本は問題なく生長していて、残り3本からブラインドにならずに新芽が伸びてきました。なんとか、このまま育ってほしいものです。でも、じつは「どぶ漬け」の手際が悪くて1本の貴重な新芽を落としてしまい・・・。レッド・インフィニティは受難続きです。

 

フォーエバーローズ「ナポリ」

▲状態よし!

初から状態の良いナポリですが、じつは5本あるうちの1本だけ、ブラインドしか出ていない株があります。でも他が問題ないので、1本くらいまぁいいかって思っています。ハダニもなしです。

 

ポールセン「ネザ」

▲やはりハダニはつくらしい!

っと調子のいいポールセンの「ネザ」です。もしかしたらハダニがつかないかも? と思っていたんですが、そこはミニバラです。やっぱりつくようです。下葉に少しだけ葉の色がかすれたように悪くなっているところがあるので、これも「どぶ漬け」で物理的にハダニを撲滅します。

 

▲「どぶ漬け」でハダニを撲滅!

 

要領は「レッドインフィニティ」のときと同じです。鉢の下から底を切った排水溝用水切りネットを履かせ、満タンに水を張ったバケツに逆さに漬けて1時間。鉢を支える棒は3本か4本ですが、3本の方がやりやすかったです。

 

▲ベイサルシュートも数本でて、いい感じの「ネザ」

 

真ん中あたりからベイサルシュートが数本出て、枝先は新芽が芽吹いて、状態よく育っています。今回ハダニを撲滅したので、スッキリしました^^

 

3種類のミニバラのこの時期の管理

ハダニ対策/水(ごく少量の黒酢入り)を葉裏にたっぷり毎日散布

病虫害対策/上からニームオイルの希釈液を毎日散布

つぼみをピンチ

シュートをピンチ

 

6月30日の「3種類のミニバラ」

「レッド・インフィニティ」、フォーエバローズの「ナポリ」、ポールセンローズの「ネザ」の3種類のミニバラのそだレポです。

 

「レッド・インフィニティ」

▲出開きを撤去!

うね。樹勢はあるからつぎつぎ新芽は出るんだけど、1本を除いて、とにかくどれもこれも出開き・ブラインド──。まだ根が正常じゃないんでしょうね。いいかげん疲れてきました・・・。

 

そこで、完全な出開きを全部切り取ってしまいました! これでも「出開きかも?」って思える芽を3つ残しているんです。それまで切り取ったら枝しか残りません! 根を育てるため「土母」を散布しました。

 

フォーエバーローズ「ナポリ」

▲カマキリの子どもを発見!

いきん他のバラでときどき妙なことが起きていたんです。クシヒゲハバチの幼虫の食害痕があるのに、葉の裏に何もいない・・・。あれ? ってことが増えていて、不思議に思っていたら、その犯人というか、生物兵器を「ナポリ」の上に発見しました。カマキリの子どもですね。どこかから飛んできたようです^^ 

 

ナポリはまったく問題なく生長しています。

 

ポールセンローズ「ネザ」

▲少し葉の色が悪い気が・・・

イサルシュートをピンチした後から新芽が出てきて、つぼみを上げている枝もあり、全体に調子は良さそうです。でも、先日「どぶ漬け」でハダニを駆除したはずなのに、全体に葉の色が悪い気がするので、今日は薄いめの液肥を与えました。

 

7月13日の「3種類のミニバラ」/ベイサルシュートの発生

「レッド・インフィニティ」、フォーエバローズの「ナポリ」、ポールセンローズの「ネザ」の3種類のミニバラのそだレポです。

 

「レッド・インフィニティ」

▲どんどん新芽が!

まりに、どれもこれもブラインド、出開きになるので・・・。前回頭にきて、伸びない芽をばっさりつけ根から切り取ったら、その後にょきにょき新芽が出てきました。樹勢強いですよね。1本の枝から3~4本の芽が出るから、これでも芽掻きで芽を減らしています。

 

▲さっそくブラインド・・・。

 

少し伸びてきたと思ったら、さっそくブラインドになってますけどね(=w= めげるわぁ! とりあえず活力剤をあげておきました。

 

フォーエバーローズ「ナポリ」

▲つぎつぎベイサル・シュートが発生

ポリはつぎつぎベイサル・シュートが発生しています。結局、5本の挿し木苗すべてからベイサル・シュートが出ました。調子いいと、こうなんですよね。「レッド・インフィニティ」との違いに驚きます。

 

ナポリにも活力剤を注入です。

 

ポールセンローズ「ネザ」

▲3本目のベイサル・シュートが発生

ールセンローズの「ネザ」は、全体に葉の色が悪くなり、まだハダニがいるのかと心配していました。でも、いる気配がないんですよね。そこで、薄くつくった液肥を数回あげたら、かなり改善したので、ハダニではなくクロロシスだったのかなぁと思っています。

 

3本目のベイサル・シュートが出てきたので、調子は良さそうです。活力剤をあげました。

 

8月3日の「3種類のミニバラ」

「レッド・インフィニティ」、フォーエバローズの「ナポリ」、ポールセンローズの「ネザ」の3種類のミニバラのそだレポです。

 

レッド・インフィニティ

▲さらにベイサルシュートが発生!

回、7月13日に出ていたベイサルシュートが長く7cmくらいまで伸びました。先端がまたブラインドになってしまったけれど、そこから脇芽が伸びてきています。株元からさらに2本のベイサルシュートも発生。これらがちゃんと育ってくれれば、この株もなんとか危機を脱出できそうです。

 

オルトランDXを土に散布しました。今年2回目。化成肥料を少ないめに置き肥。

 

フォーエバーローズ「ナポリ」

▲樹高30cmの「ナポリ」

ォーエバーローズの「ナポリ」は、相変わらず調子が良さそうです。伸びたベイサルシュートの先をピンチし、ピンチしたところからさらに芽が伸びてきています。樹高は30cm。頻繁につぼみがつくので、どんどん取り除いています。

 

▲害虫の食害痕

 

下の方の葉っぱに害虫の食害痕があるのを見て、今年まだ1回しかオルトランDXを撒いていないのを思いだしました。コガネムシの成虫を見かけているのもあり、2回目を散布しました。化成肥料を少ないめに置き肥。

 

ポールセンローズ「ネザ」

▲葉が茂り、高さも出てきた

ールセンの「ネザ」は、ベイサルシュートやサイドシュートが伸びてきて、全体に高さがでてきました。現在、樹高23cmです。最初に比べて、かなり葉が大きくなり、状態は安定して良さそうです。つぼみは、見つけ次第ピンチしています。

 

こちらも2回目の「オルトランDX」散布しました。化成肥料を少ないめに置き肥。

 

どのミニバラにも、引き続きほぼ毎日ニームオイルの希釈液を散布しています。

 

8月16日の「3種類のミニバラ」/下葉の整理

「レッド・インフィニティ」、フォーエバローズの「ナポリ」、ポールセンローズの「ネザ」の3種類のミニバラのそだレポです。

 

レッド・インフィニティ

▲手前の株のベイサルシュートの先をピンチ!

ッド・インフィニティは、4本ある挿し木苗のうち、奥の苗は早い段階から正常に伸びていて、他3本がずっと出る芽がことごとく出開きブラインドになってしまっていました。ようやく手前の苗から伸びた3本のベイサルシュートが正常に伸びてきました。10cm以上に伸びて枝先につぼみを持ったので、半分くらいにピンチしました。この苗もおそらく生き残ってくれそうです。

 

右の苗からは2本、左の苗からも1本、それぞれ弱々しいベイサルシュートが伸びてきています。葉が茂りすぎているので、サイズの大きな下葉を中心に、全体に葉を間引きました。

 

フォーエバーローズ「ナポリ」

▲下葉を整理して陽当たりよく!

初から変わらず状態が良い「ナポリ」です。そのためあまりていねいに見ていなくて見逃してしまっていたんですが、中心に向かって伸びたベイサルシュートの先についたつぼみが、かなり大きくなっていました。花びらのオレンジ色まで見えていたのですが、とうぜんピンチです。ピンチが遅れたので、貧弱なベイサルシュートになってしまいました。

 

それぞれの苗から1本ずつベイサルシュートが伸びていますが、もう1本ずつ出ればいいなぁということで、下葉を中心に葉を取り除き、株元まで陽ざしが通るようにしました。

 

ポールセンローズ「ネザ」

▲下葉を整理して、ややすっきり!

体に葉が茂りすぎてぎゅうぎゅう詰めな感じだった「ネザ」は、下葉を中心にかなりたくさん葉を間引きました。少しはスッキリしたかな?

 

8月29日の「3種類のミニバラ」

「レッド・インフィニティ」、フォーエバローズの「ナポリ」、ポールセンローズの「ネザ」の3種類のミニバラのそだレポですが、今回は「レッド・インフィニティ」のみのレポートです。

 

レッド・インフィニティ

▲旺盛に新芽をのばす「レッド・インフィニティ」

4本あるレッド・インフィニティの株のうち、最初から調子よく育ってくれた1株は、樹高50cmに達しています。後ろ側に写っている背の高いのがその株です。

 

それ以外の、ずっと調子の悪かった株は、どれも樹高15cmです。手前に3株あります。これらも、ようやく出開きブラインドにならずにつぼみをつけるまで育てるようになりました。これなら、おそらく冬越しできそうな気がします。(1~2本まだ危ない株もありますが)。

 

ここに来て、ようやくまともに育つようになってきて、とりあえずホッとしています。

 

「ナポリ」と「ネザ」は、状態変わらず調子がいいので、今回のレポートは省略します。

 

この時期の管理

ほぼ水やりのみ! ハダニもそれ以外の虫害も落ち着いていて、いる気配がないので、ニームオイルの希釈液散布もさぼっています(^^;

 

9月4日&7日の「3種類のミニバラ」/追肥と夏剪定

「レッド・インフィニティ」、フォーエバローズの「ナポリ」、ポールセンローズの「ネザ」の3種類のミニバラのそだレポです。

 

「レッド・インフィニティ」

▲夏剪定前の追肥

9月4日。夏剪定前の追肥です。今回、追肥に使用したのは、「IBのチカラ」(花ごころ)(N10P10K10+Mg1)です。効果が続く期間は約1ヵ月。5~6号鉢で10粒と表示されていますが、まだ本調子ではない株もあるので、控えめの6粒にしました。

 

▲夏剪定前の「レッド・インフィニティ」

 

9月7日。夏剪定前の状態。高いところで50cmあります。

 

▲夏剪定後の「レッド・インフィニティ」

 

今年の秋に咲かせるのは、最初から調子の良かった株だけです。高さ25cmに剪定しました。ミニバラは芽立ちが早いので、これくらい深く剪定しても大丈夫でしょう!

 

それ以外の秋花を咲かせない株は、これまで通り、つぼみが上がってきたらピンチをくり返します。

 

フォーエバーローズ「ナポリ」

▲夏剪定前の追肥

9月4日。夏剪定前の追肥です。今回、追肥に使用したのは、「IBのチカラ」(花ごころ)(N10P10K10+Mg1)です。効果が続く期間は約1ヵ月。5~6号鉢で10粒と表示されていますが、控えめの6粒を土に押し込んでおきます。

 

▲夏剪定前の「ナポリ」。樹高40cm

 

9月7日。夏剪定前の「ナポリ」は、樹高40cmです。最近は、毎日のようにつぼみをピンチしていました。

 

▲夏剪定後の「ナポリ」

 

「ナポリ」は最初からずっと調子がいいので、すべての枝にハサミを入れました。夏剪定後の樹高は23cmくらいです。

 

ポールセンローズ「ネザ」

▲夏剪定前の追肥

9月4日。夏剪定前の追肥です。今回、追肥に使用したのは、「IBのチカラ」(花ごころ)(N10P10K10+Mg1)です。効果が続く期間は約1ヵ月。5~6号鉢で10粒と表示されていますが、控えめの6粒を土に押し込んでおきます。

 

▲夏剪定前の「ネザ」

 

9月7日。夏剪定前の「ネザ」は、樹高25cmです。あまり高く育たない品種のようですが、よく茂っています。

 

▲こんもりドーム型に夏剪定

 

「ネザ」も最初からずっと調子がいいので、すべての枝にハサミを入れました。こんもりドーム型を意識して剪定しました。樹高は15cmです。

 

ミニバラは芽立ちが早いので、9月10日ごろまで待って夏剪定したかったのですが、明日から1週間ほど留守にするので、早いめに行いました。

 

9月29日の「3種類のミニバラ」

「レッド・インフィニティ」、フォーエバローズの「ナポリ」、ポールセンローズの「ネザ」の3種類のミニバラのそだレポです。

▲左から「レッド・インフィニティ」「ネザ」「ナポリ」

9月7日に夏剪定した3種類のミニバラたちですが──。もうとっくにつぼみが出ていいはずなのに、ぜんぜんつぼみがありません。同じ日に夏剪定したグリーンアイスがたくさんつぼみを上げているというのに・・・。

 

原因は、夏剪定後に1週間、旅行に出かけたせいでしょう。その間お風呂に水を張り底面給水させていました。水切れはありませんでしたが、日差しもまったくなかったので──。今からでも切り戻しすべきかとも思いますが、まぁ1年目だしムリさせず1つ2つでも咲けばいいか! と、いうことにします。(気が変わるかもしれませんが)

 

11月1日の「3種類のミニバラ」/「ナポリ」の秋花が満開!

「レッド・インフィニティ」、フォーエバローズの「ナポリ」、ポールセンローズの「ネザ」の3種類のミニバラのそだレポです。

 

「レッド・インフィニティ」とポールセンローズ「ネザ」

▲「レッド・インフィニティ」(右)とポールセンローズの「ネザ」(左)

剪定の後ちょうど1週間、真っ暗な浴室に置いておいたせいだと思いますが、秋花の花芽がつかなかったようです。「レッド・インフィニティ」は、こっそり切り戻しも試みたんですが、新芽が伸びませんでした。──残念。

 

状態は悪くないので、来春の開花に期待ですね。

 

フォーエバーローズ「ナポリ」

▲秋花が満開に!

一、フォーエバーローズの「ナポリ」だけは秋花のつぼみが付いてくれました。春よりも気温が低いのでゆっくりの開花ですが、この後長く楽しめそうです。開花が5輪、つぼみがひとつ。樹高は35cmです。

 

若葉に少しウドンコ病が発生しています。中央に写っている大きなつぼみもウドンコ病で真っ白になってしまっていますが、もうしばらくしたら咲いてくるでしょう。

 

▲濃いはっきりしたオレンジ色の「ナポリ」の秋花

 

花径5.5cm。オレンジ色の見本のようなはっきりした濃い色で咲きました。春花が花径7cm、もう少しあっさりしたオレンジ色だったので、比べるといろいろ煮詰まったような、そんな秋花です。秋は木の実や紅葉を連想させる、黄色~オレンジ色、赤色がよく似あうな~と思いながら眺めています。

 

11月23日の「3種類のミニバラ」/「ナポリ」の花をカット

「レッド・インフィニティ」、フォーエバローズの「ナポリ」、ポールセンローズの「ネザ」の3種類のミニバラのそだレポです。

 

▲「レッド・インフィニティ」(右)とポールセンローズの「ネザ」(左)

ッド・インフィニティとネザは、下葉が少し黄色くなっていますが、ほぼ変化なしです。

 

フォーエバーローズ「ナポリ」

▲秋花をすべてカット

花から約3週間。咲き始めの鮮やかなオレンジ色は、退色して白っぽい珊瑚色に変化しています。遠くから見ればまだまだきれいな秋の彩りなのですが、木の負担も考えて花をカットしました。室内に飾って楽しみます。

>>次のページでは、「冬の植え替え」から紹介しています。