白熱した試合で、連日、盛り上がりを見せているリオデジャネイロ・オリンピック。今大会では、日本人のメダル獲得数が過去最高になりそうだとの呼び声も高いですね! なにか、少しでもオリンピックを盛り上げるバラの情報はないかなぁと考えて、オリンピックにちなむ名前をもつ2種類のバラを紹介します!
赤く燃え上がる闘志の色、オリンピック・ファイヤー
Rose, Olympic Fire, バラ, オリンピック ファイヤー, / T.Kiya
澄みわたる青空を背景に力強く燃えるオリンピックの炎を思わせる、色鮮やかな朱赤のバラ、それが「オリンピック・ファイヤー(Olympic Fire)」です。
花径8cmほどのフロリバンダ系統のバラで、耐病性に優れた強健な品種です。1992年バルセロナ・オリンピックの年にドイツのタンタウ社により作出されました。
東京の新宿御苑や、神奈川県の花菜ガーデンなどで見られます。山形県村山市にある東沢バラ公園ではオリンピック・ファイヤーがたくさん植えられていて、9月中旬には見ごろを迎えるとのこと。
ちょっと面白いところでは、東京ディズニーランドにも植えられています。トゥーン・タウンのミニーの家のまわりや、デイジーのスナックワゴンのあたりに咲いているそうです。こちらは花期が5月~11月となっていました。そういえば、あのあたりに赤いバラが咲いていたような記憶が・・・あるような気がしてきました!
強健な品種なので、多くのバラ園で見られると思います。
「聖火」は東京オリンピックにちなんで作出された京成バラ園芸のバラ
Rose, Seika Climbing, バラ, 聖火 つる, / T.Kiya
「オリンピック・ファイヤー」がバルセロナ・オリンピックの年に生まれたバラなら、こちら「聖火」は、もっと古く、1964年に開催された東京オリンピックにちなみ1966年に発表されたバラです。作出者はミスター・ローズとして著名な鈴木省三さん。京成バラ園芸のバラとして発表された第一号のバラがこの「聖火」です。
「聖火」は淡いピンク色の花びらの縁が紅色に染まる、半剣弁高芯咲きのハイブリッド・ティー系統の四季咲き大輪品種(花径は12~13cm)ですが、このバラにはおもしろい特徴があります。開花が進むにつれ、花全体が紅色に覆われるように変化するのです。まるで聖火台にともった炎が、じょじょに大きく燃え上がっていくようですね!
1971年にニュージーランドで開催された国際コンクールで金賞を受賞した名花です。
愛知県の庄内緑地公園、川崎市の生田緑地バラ苑、そしてもちろん千葉県八千代市の京成バラ園芸のローズ・ガーデンでも見られます。
まとめ
「オリンピック・ファイヤー」も「聖火」もオリンピックを彩るにふさわしい色鮮やかなバラ。どちらもそんなに珍しいバラなわけではありません。探してみれば、お近くのバラ園にも咲いているかもしれませんよ!
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