バラの鉢3種類

バラの鉢は種類が多く、最初はどれを選べばいいのか迷ってしまいますよね。でも、バラに合う鉢にはある程度の「基本」があり、それを押さえると選びやすくなります。

迷った場合は、8号のプラスチック製ロングポットで問題ありません。この記事では、形・素材・サイズの違いから、バラに合う鉢の選び方を分かりやすく紹介します。


バラの鉢選びで迷ったら|8号ロングポットが基本

バラの鉢は縦長のロングポット(プラスチック鉢)

▲バラには縦長のロングポットが合う

には形、素材、大きさの違うさまざまなタイプのものがあって、最初はどれを選んでいいか迷ってしまいますよね。

 

でも、バラの生育や扱いやすさに合った鉢を選ぶと、意外と選択肢は少ないものです。初心者さんで迷っているなら、この鉢を選びましょう。

 

バラの鉢選びに迷ったらコレ

 縦長(ロングポット)

素材 プラスチック製

サイズ 大苗用なら8号サイズ・新苗を最初に植え替える用なら6号サイズ

※冬の大苗からバラ育てを始めた方は、8号サイズのプラスチック製ロングポットを用意してください。

 


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続いて、バラの鉢の選び方を、形、素材、大きさの順に紹介します。

バラに合う鉢の形|ロングポット(深鉢)を選ぶ理由

ラには、しっかり深さのある鉢が適しています。上の写真のような形がバラに合った鉢の形です。「深鉢」もしくは「ロングポット」と呼ばれます。

 

この形がバラに合うということで「ローズポット」「ロザリアンポット」と呼ぶこともあります。

 

スリット鉢

▲側面まで伸びた長い切れ込みがあるスリット鉢

 

鉢の底だけでなく、側面まで長い切れ込みがある鉢は「スリット鉢」と呼ばれます。

 

植物をよく育てるということで、元は生産現場で使われていた鉢ですが、近年では一般のロザリアンにも広く使われています。

バラに合う鉢の素材|プラスチック・素焼き・コンクリートの違い

素焼き素材は植物を育て、見た目もやさしい

土の風合いが優しい素焼き鉢(テラコッタ)

▲素焼きはバラの生育に適した素材

ラの生育を考えると、素焼き(テラコッタ)が、もっとも適しています。しかし、重さや扱いやすさを考えると、扱いづらいケースもあります。

 

素焼きの表面には細かい穴が無数に開いていて、この穴を通じて水や空気が通るので、素焼きは植物を育てるのに適した素材です。

 

鉢の側面から水がしみ出すことで、鉢の周りの温度を下げ、植物を夏の暑さから守る効果もあります。

 

素焼き鉢は土の風合いが良く、見た目が植物となじむところも大きなメリットです。海外でも素焼き鉢は人気が高く、イギリスのウィッチフォード社製の素焼き鉢はロザリアン憧れの高級鉢として知られています。

 

ここぞ!という場所に置きたい鉢です。

 

▼ウィッチフォード社の鉢は、京阪園芸で取り扱っています

▼イギリスのウィッチフォード本社の公式サイトはこちらです

割れた素焼き鉢

▲素焼き鉢は割れる

 

しかし素焼き鉢にはデメリットもあります。

 

素焼き鉢は素材としてもろく、衝撃で欠けたり割れたりしやすいです。特に冬に凍結するほど寒い地方では、鉢が含んだ水分が凍ることで体積が増し鉢の表面が剥離したり鉢を割ってしまうことがあります。これを冬害と呼びます。

 

素焼き鉢は土素材なので、自治体によってはゴミとして出すことができないケースもあります。

 

そして、重いです。

 

鉢だけでも重いのに、そこに土を入れて水やりすると、さらに重くなります。大型の素焼き鉢では、一人で動かすことすらできなくなることも。庭なら大丈夫ですが、ベランダに置くのは注意した方が良さそうです。

 

また、引っ張ったりずらしたりすると床を傷めてしまうのも扱いづらいところ。基本的に毎年、土を入れ替えるバラには注意が必要な鉢といえます。

ポイント

庭に置くなら風合いの良い素焼き鉢はステキなアクセントになる。でも、寒冷地では注意が必要。

プラスチック素材は軽く、取り扱いが楽

ベランダに並ぶプラスチック鉢

▲軽さを考えるとベランダではプラスチック一択

ラスチック素材の鉢は、扱いやすさが大きなメリットです。軽く、引きずっても床を傷めないので、重さを気にしたいベランダならプラスチック製の鉢はとても便利です。

 

プラスチック鉢は、素焼きのように鉢の側面から空気や水が通ることはありませんが、その分、底にたくさんの穴を開けて排水性を良くしています。

 

価格が安く、衝撃に強くて割れにくいのもメリットです。経年劣化でもろくなり割れることはありますが、そんなときにも、ゴミとして処分しやすいのも、プラスチック鉢の大きな利点です。

 

プラスチック鉢のデメリットは、夏の暑さに弱いところです。日差しのよく当たる場所では、対策が必要になります。

 

→リンク準備中

ポイント

ベランダ栽培なら、プラスチック製がオススメ!

庭に置くならコンクリート製もアリ

コンクリート製の鉢はブロック塀となじむ

▲コンクリート製の鉢を庭に

年前から義実家の庭でガーデニングを始めていますが、そこではコンクリート製の鉢を使っています。コンクリートブロックと色味が同じで統一感があるからです。

 

さらに、冬に最低気温がマイナス10度を下回る土地なので、冬害を考えると素焼きよりコンクリート製の方が適しています。

 

また、道路沿いに置くとなると盗難も心配です。コンクリート製の大鉢なら重さがあるので、その面でも安心できます。

 

冬害のない地域なら、庭に置くなら重い素焼き鉢もいいと思います。

ポイント

庭置きなら、コンクリート製もアリ。特に寒冷地には良い素材

バラの鉢のサイズは何号?6号・8号・10号の使い分け

バラの鉢3種類(6号、8号、10号)

▲右から6号鉢、8号鉢、10号鉢

ラに使う鉢の大きさは、6号鉢、8号鉢、10号鉢の3種類です。よほど大きくなる品種やつるバラの場合は、さらに大きい12号鉢を使う場合もあります。

 

1号=口径3cmをさします。

 

6号鉢なら口径約18cm、8号鉢なら口径約24cm、10号なら口径約30cmです。

 

バラに使う基本的な鉢サイズ

6号鉢は、新苗を最初に植えるサイズ

8号鉢は、一般的によく使われるサイズ

10号鉢は、生育が旺盛なバラに使われるサイズ

※鉢の口径は、ややアバウトです。8号鉢で口径23~25cmていどです。

バラの鉢に必要な土の量の目安

ラの鉢(ロングポット)の、それぞれの大きさに応じた口径と土の量を表にまとめました。

 

上でも書いたように、鉢の号数はややアバウトです。上の写真でいえば、中央の8号鉢は口径25cmで8号鉢としては大きく、左の10号鉢は口径29cmで10号鉢としてはやや小ぶりです。

 

必要な土の量もそれぞれ変わってくるので、目安と考えてください。

 

バラの鉢の大きさ 鉢の口径 必要な土の量
6号 18cm 3.5ℓ
8号 24cm 8.5ℓ
10号 30cm 10ℓ

※培養土を購入する際には、不足のないよう、やや余裕をもって準備してください。

バラの鉢選びでよくある失敗

新苗をオシャレな鉢で

▲オシャレな鉢は形に注意!

れはわたし自身の失敗なんですが。新苗を育てる際に、もともと持っていたオシャレな鉢を利用したんです。サイズ的に問題ないだろうと。

 

でも、この形が悪かった。鉢の口が少しすぼまっているので、鉢増しのときに苗が出てこなくて大変でした。

 

鉢増しでは土を崩してはいけないのに、半分くらい崩れてしまって大丈夫か心配したものです。なんとか大丈夫でしたが、それ以降、プラスチックの6号鉢を使うようにしています。

 

ほかに、浅い鉢、小さすぎる鉢、鉢底が極端に細くなっている鉢はバラに適しません。

まとめ|バラの鉢は8号ロングポットから始めればOK

今回は、バラの鉢について、素材・形・大きさから詳しく紹介しました。

 

バラの鉢は、プラスチック製の8号ロングポットが基本です。見た目のこだわりや、バラの生育状況に合わせて、ほかの素材の鉢や6号鉢、10号鉢を使ってください。

 

じつはわたしは、鉢はぜったいにテラコッタでなければ嫌でした。テラコッタが古びて色ムラができたり、ちょっと苔むしたりして風合いを増す「ウエザリング」の雰囲気が好きだったからです。

 

でも、今では全部プラスチック鉢です。ベランダ栽培の我が家では、すべてテラコッタ鉢を使うと、やはり重さが気になるし、毎年行う冬の植え替えでも割らないよう気を遣うのは面倒になってしまいました。

 

プラスチック鉢でも、色や形をそろえれば、意外と見た目も悪くありません。よほどのこだわりがなければ、プラスチック鉢で十分だと思います。

 

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