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2月16日(3年目)の「ボレロ」/冬剪定・土替え

▲作業前のボレロは樹高65cm 写真提供/天女の舞子

文していた培養土が届いたので、これから冬剪定と土替えを行います。

 

作業前のボレロは樹高65cm。去年発生した鉛筆より少し太い枝が1本と、一昨年に発生した竹串よりは太いけれど割り箸よりも細い枝が2本あります。

 

▲太い枝は25cmに強剪定 写真提供/天女の舞子

 

まず冬剪定を。太い方の枝を高さ25cmまで強剪定しました。細い方の枝は、鉢の中心に向かって生えている方を付け根から切り取り、もう1本は芽の上で枝先を軽く切り戻しました。すべて外芽の上でカットしています。

 

▲健康そうなボレロの根 写真提供/天女の舞子

 

鉢から抜いてみると、根が回るほどではないものの、細根がしっかり育った健康そうな根でした。ごぼう根ばかりが目立った去年の状態から、かなり回復しているのが分かります。

 

手で触った感じ、がん腫はなさそうです。このまま同じ鉢に植え直します。

 

▲シュートの発生を期待して斜め植え 写真提供/天女の舞子

 

斜めに植えるとシュートが出やすいと聞いたので、今年は斜め植えしてみました。最後にリキダス(活力剤)の1000倍液と竹酢液の300倍液を与えて土替えは完了です。

 

おまけ

▲剪定枝を挿し木に 写真提供/天女の舞子

 

剪定した枝を株の周りに挿してみました。株のスペアに挿し木が成功するといいなぁ~。

 

3月9日(3年目)の「ボレロ」/芽吹き

▲ぜんぶの枝から萌芽 写真提供/天女の舞子

し木した枝を含めて、ぜんぶの枝から芽吹いてきました。上の写真で、右側に倒して植えてあるのがボレロの株。それ以外は、冬の剪定枝を挿し木したものです。

 

▲太い方の枝が赤く充実してきた 写真提供/天女の舞子

 

去年発生した太いベイサルシュートからは、元気そうな芽がたくさん。奥に写っている一昨年の細枝からは、細い芽が立ってきました。

 

前回からの3週間ほどで、去年のベイサルシュートが赤味を差してきて、とても健康そうです。

 

3月24日(3年目)の「ボレロ」/若葉が展開

▲ツヤツヤの若葉が展開

のある元気そうな若葉が展開してきました。

 

▲挿し木の先に蕾を発見!

 

株の周りに立てた剪定枝の挿し木から、小さな蕾が上がってきました。貧弱な芽しかない弱々しい挿し木なのに驚きです。撮影の後、指で折り取りました。

 

4月20日(3年目)の「ボレロ」/「ベニカXガード」散布

▲親株、挿し木ともに葉が広がってきた 写真提供/天女の舞子

きなツヤのある葉が広がってきました。右横に寝かせてある方が親株で、左に真っ直ぐ立ててある方が挿し木した枝です。

 

細い枝を挿したものは枯れましたが、太く長い枝を挿したものが2本育っています。

 

▲親株の枝先が痛んでしまった 写真提供/天女の舞子

 

先日の強風や寒のもどりの影響か、うっかり水を切らしかけたのか、親株の先端が痛んでしまいました。

 

▲エカキムシ被害 写真提供/天女の舞子

 

エカキムシ(ハモグリバエ)が出てきました。上の写真は、強引に葉の中から虫を取りだしたところです。エカキムシは捕殺し、そろそろ害虫シーズンなので「ベニカXガード」を株元に5g(小さじ1杯)散布しました。

 

あいびーあいびー

ちなみに、ベニカXガードはハモグリバエに効果がありません。アブラムシやチュウレンジハバチの幼虫に効果があるので、それらの害虫防除に役立ちます。ハモグリバエには「ベニカXファインスプレー」が効きます。「アタックワンAL」では効果がありません。

 

5月9日(3年目)の「ボレロ」/発蕾

▲親株も挿し木もどちらも元気 写真提供/天女の舞子

向きに寝かせている親株、左に立ち上がっている挿し木、どちらも元気です。挿し木はもう活着しているでしょうが、鉢上げすることができないので、このまま育てます。

 

▲親株から2個の蕾 写真提供/天女の舞子

 

親株から大小2個の蕾が上がってきました。大きい方は、もうガクの間から白い花びらが見えています。

 

5月20日(3年目)の「ボレロ」/蕾膨らむ

▲親株から蕾が5個 写真提供/天女の舞子

株からどんどん蕾が上がってきています。今のところ5個の蕾が見えます。下の方から伸びていた枝が1本、強風で折れたようですが、大きな影響はなさそうです。

 

左側に立ち上がっている、適当に挿しておいただけの挿し木も、2本がちゃんと生長しています。春先から、水やり後の水がなかなか鉢底から抜けてこないので、かなり根が張っていると思われます。夏前には鉢増ししようかと思っています。

 

▲咲かせるかピンチするか悩む・・・ 写真提供/天女の舞子

 

もともと弱らせてしまった株についた5つの蕾。このまま咲かせても大丈夫かなぁ、ピンチした方がいいかなぁと悩んでいるところです。株のためを思えばピンチした方がいいし、かといって花も見たいし──。

 

▲ピンチしないなら、来週には咲きそう 写真提供/天女の舞子

 

早いものはもうガクが下りていて、来週には咲きそうです。

 

5月23日・24日(3年目)の「ボレロ」/開花

▲蕾がゆるんできた 写真提供/天女の舞子

がほどけてきて、ボレロが咲き始めました。

 

▲花径6.5cmの小さな花 写真提供/天女の舞子

 

翌日の5月24日には全開しました。気温が高いのであまり花が大きくならず、花径6.5cmの小さな花です。雨のため、咲いたばかりなのにもう外側の花びらが傷んでいます。ティーとフルーツをミックスしたような、ボレロとしては珍しい爽やか系の香りがします。

 

花にアザミウマ(スリップス)がたくさんいます。

 

▲主蕾4輪のみ咲かせる方針で! 写真提供/天女の舞子

 

今回4本の花枝の先に5輪の蕾がつきましたが、まだまだ株のエネルギーを消費したくないので、今年の春は主蕾4輪だけを咲かせることにしました。側蕾の1輪は既に取り除いてあります。これから上がる蕾もすべてピンチしようと思います。

 

5月25日(3年目)の「ボレロ」/切りもどし・蕾をピンチ

▲早速、花がら切り 写真提供/天女の舞子

の消耗を減らすため、さっそく花がら切りををかねて切り戻しました。

 

後続の花にアザミウマがつかないように、全体にベニカXネクストスプレーを散布しました。ガク割れが始まっている蕾には、軽くかけました。

 

▲新しい蕾は小さいうちにピンチ 写真提供/天女の舞子

 

新しい花枝が伸びてきて小さい蕾をつけましたが、これ以上咲かせない方針なのでピンチで取り除きます。

 

5月31日(3年目)の「ボレロ」

▲後続の3輪も開花 写真提供/天女の舞子

続の3輪もつぎつぎ咲きました。前回ベニカXネクストスプレーを散布したおかげか、アザミウマはずいぶん減りました。

 

早く咲いたものから花がら切りをしていきます。

 

6月1日(3年目)の「ボレロ」/切り戻し・お礼肥え

▲残りの2輪も早いうちにカット 写真提供/天女の舞子

りの2輪もほぼ開いているので、それぞれ12~13cm切り戻しました。

 

切り戻しの後、お礼肥えとして「バイオゴールドセレクション薔薇」を、6号目安15粒のところ10粒与えました。

 

今回は、花は小さくても株の状態は悪くないので、肥料を与えても大丈夫かなと思います。

 

>>次のページでは「ベイサルシュートが発生」から紹介しています。