花がきれいで育てやすい。人気のミニバラ「グリーンアイス」を紹介します。実際に育ててみて、確かにこれは人気になるはずだと納得しました! ミニバラといえばハダニがつく品種がほとんどなのに、この「グリーンアイス」はハダニ知らず。すごいのです!

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グリーンアイス

 

Gleen Ice

DATA

バラの系統 ミニチュア【Min】
開花のしかた

四季咲き

3~8輪ほどの房咲き

花径

3~4cm

花形 ロゼット咲き
香り 微香
樹形

横張りのシュラブ樹形(少し枝垂れる)

枝の長さ0.6m

作出情報 1971年 アメリカ/Ralph S. Moore
備考

耐病性、耐寒性にすぐれ、じょうぶで育てやすい。

黒点病に強く、ハダニがつかない。

花もちがとてもよく、花色が白から淡い緑に変化する。

グリーンアイ

「グリーンアイス」は白緑の花色と、黒点病・ハダニに強い抜群の育てやすさで人気のミニバラ!

▲購入したばかりなので、まだひょろひょろしている「グリーンアイス」

リーンアイスは、花色がきれいで育てやすい、人気の高いミニバラです。その人気ぶりは、ネット販売なら、予約しなければなかなか手に入らないほど。「グリーンアイス」の人気の秘密を4つのポイントに絞って紹介します。

 

ポイントその1、白から白緑に移ろう花色と、愛らしいグリーンアイ

径3~4cmのロゼット咲きの花は、咲き始めは純白で、じょじょに白緑色に色を変えていきます花の芯がグリーンアイになるところも愛らしい。花はとても長もちし、いつまでも花形が崩れないのできれいなまま観賞できます。白と白緑の花が混在しているところもフレッシュな魅力にあふれています。

 

ポイントその2、絶え間なくつぼみを上げ、春~冬までずっと花が楽しめる

▲つぼみが赤味をおびた晩秋の「グリーンアイス」

が長もちする上に絶え間なくつぼみを上げるので、「グリーンアイス」は、花の途切れ目がありません。耐寒性にも優れ、春~冬の休眠期まで、常に咲いている状態です。晩秋~冬の花は、ときにピンク色に染まり、まったく別の品種かと思えるほどです。(寒い地域ほど、赤みを帯びやすいようです)。

 

ポイントその3、強健で黒点病に強く、ハダニにも強い、地植えや混植ができる貴重なミニバラ

▲庭植えの「グリーンアイス」

くのミニバラが黒点病やハダニに弱いなか、「グリーンアイス」は黒点病にもハダニにも強く、しかも旺盛にシュートを伸ばす強健で育てやすい品種です。地植えや混植もできる、とても貴重なミニバラです。

 

うちのベランダでは今年ハダニが発生してしまったのですが、隣の鉢にハダニがついているのに、「グリーンアイス」はまったく平気でした! すごい!

 

ポイントその4、枝先が枝垂れる優しい樹形

▲夏には、芯のグリーンアイが育ちすぎてしまうことも

本のテリハノイバラ(ロサ・ウィクライアナ)が混じっているので、枝先がミニチュア系統としては長い0.6mくらいまで伸び、花の重みで枝垂れて咲きます。ボーダー花壇の手前に咲かせたり、脚の高いカップ型の鉢植えから枝垂れさせたり、寄せ植えに使えばナチュラルな雰囲気にまとめてくれる、使い勝手のよい花材です。ハンギングにも向きますが、水やりをこまめにできる方向けです。

 

鉢に挿して使うタイプの小さなトレリスやオベリスクに誘引してもいいですね。

 

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欠点は、ややうどん粉病にかかりやすいかも!?

▲うどん粉病で真っ白になった「グリーンアイス」のつぼみ

籍でもネットでも、黒点病・うどん粉病どちらにも耐性が高く、ほぼ無農薬栽培が可能と書かれていることが多い「グリーン・アイス」ですが、我が家のベランダではうどん粉病被害がけっこうありました。春と秋どちらも発生しました。日照条件の良い場所ならそうでもないのかもしれませんが、少し注意が必要です。

 

育て方のポイント

んとうによくつぼみを上げるので、定期的な追肥が必要です。花もちがとてもよく、いつまでも枝に咲き残ってしまうので、適当なところで花枝を切り戻し、新しい枝を出すようにします。シュート発生がよく、ミニバラとはいえ意外と大株に育ちます。

 

挿し木苗は半年くらいつぼみをピンチして木を育てるのがセオリーですが、「グリーンアイス」は花を咲かせながらも育つ、たくましいミニバラです! 水揚げがよく、切り花にしても長く楽しめます

 

枝替わりにローズ色のピンク・グリーンアイスも!

健で育てやすい性質をそのまま受け継いだローズ色の「ピンク・グリーンアイス」もあります。

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口コミと値段の目安

バラ苗ショップのコメント

人気のミニバラでなかなか入手しがたい品種です。花径3~4cmの八重・平咲き、四季咲き性があり、ほぼ年中咲きます。花色は白から淡い緑色に変化します。秋から冬にかけて気温が下がるとピンクや赤みを帯びることがあります。(土っ子倶楽部)

 

ロザリアンからの口コミ

グリーンアイスは色が変わっていく綺麗なバラ。ベビーピンクのつぼみから白い花が咲き、徐々に淡いグリーンになっていきます。その微妙な色の変化がとっても綺麗! 私は玄関先でグリーンアイスを育てていますがもう5年以上になります。お花も長持ちしてくれるので嬉しい存在です。四季咲きのバラは管理次第で1年中咲いてくれます。しかもミニバラなら、寄せ植えにしても育てやすいんですよね。

 

バラ苗の値段の目安

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まとめ

ネットでも花屋でもすぐに売り切れてしまう人気のミニバラ、グリーンアイスが、春にスーパーの花売り場に並んでいたので、驚きながらも即買いしました。それから半年ちょっと。ひょろひょろの挿し木苗だったグリーンアイスは、びゅんびゅんシュートを伸ばし、その先にもっさり花を房咲きします。花は白から淡緑に色を変えながら長く咲き残ります。夏もまったく花を途切れさせず、11月下旬現在、なんと満開です! あきれた子です、このバラは。

 

ミニバラといえば、だいたいハダニにやられて瀕死状態になるのが常ですが、グリーンアイスは違います。隣の鉢がハダニにやられているのに、涼しい顔です。我が家のベランダではうどん粉病が発生してしまいましたが、もともとうどん粉病にも強い品種なので、陽当たりの良い環境なら大丈夫なのだろうと思います。

 

「グリーンアイス」は、とっても優秀なミニバラです。今ローズカラーのバラがほしいので、枝替わりの「ピンク・グリーンアイス」も欲しくなってしまいました!

 

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