7月10日~8月3日の「ジュードジオブスキュア」/3番花が開花

▲2番花の名残花 写真提供/とらうさぎ

7月10日には、まだ2番花の名残が咲いていました。花径は5cmくらい。

 

▲花径5cm。小ぶりに咲いた3番花 写真提供/とらうさぎ

 

7月23日には、3番花が咲き始めました。こちらも花径5cmくらいです。房咲きに蕾がついた枝もありましたが、あまり株の体力を消耗させてはいけないと思い、側蕾は摘みました。3番花は、7輪咲きました。

 

8月3日現在で、樹高は約140cmあります。

 

他の我が家の庭植えのバラたちが、ウドンコ病と黒星病で散々な状態なのに、ジュードジオブスキュアは軒下に植えてあるおかげで長雨の影響をほとんど受けず病気もありません。

 

▲高温障害の出た葉 写真提供/とらうさぎ

 

ジュードジオブスキュアは、夏に高温障害が出るようです。症状は、若葉がモザイク状に色が抜けます。もっと気温が上がると、さらに色の薄い部分が多くなり、斑入り葉のようになります。しかし葉を落とすことはないので、あまり心配しなくても良さそうです。

 

この時期の手入れ

高温期は、葉焼け防止のためスプレー農薬を使いませんが、「トウガラシ+ハーブスプレー」では葉焼けしないので、そちらだけ散布しています。肥料はお休みです。

 

9月5日~11日の「ジュードジオブスキュア」

▲若葉が高温障害で斑入り葉のように 写真提供/とらうさぎ

本の猛暑は、やはりイギリス生まれのバラには厳しいようです。葉がまだらに色抜けするだけでなく、少し縮れてしまいました。それでも、どんどん蕾が上がっていたのですが、良い花にならない気がしたので蕾ごと枝を切り戻して咲かせないようにしています。

 

▲あっさりとした姿のジュードの夏花 写真提供/とらうさぎ

 

9月5日。ピンチしそこなった蕾が、こっそり1輪咲いていました。花径5cmほどの小輪で花びらが少なく香りもあまり感じられませんでした。

 

▲樹高は迫力の180cm! 写真提供/とらうさぎ

 

ここからは9月11日の写真です。かなり枝が伸び、全体に株が広がってきています。7月に一番長いベーサルシュートを120cmに切り戻したのですが、今では180cmになっています。

 

▲まるで別のバラのよう 写真提供/とらうさぎ

 

上の写真の右の方に伸びた枝先に夏花が房咲きになっています。淡いクリーム色で、あまりカーブのない花びらで、これだけ見ると別のバラのようです。

 

この時期の手入れ

防虫のため「トウガラシ+ハーブスプレー」を散布しています。

 

もともと粘土質の土壌が乾いて固まり表土がボロボロになっていたので、8月中旬過ぎに「極上ばら栽培土のもと」(バラの家)を、厚さ2cmくらい撒いて中耕しました。

 

10月5日の「ジュードジオブスキュア」/秋花の発蕾

▲9月中旬に切り戻し、樹高130cmに 写真提供/とらうさぎ

剪定をどうしようか迷っていた頃「イングリッシュローズは夏剪定不要」という情報を見つけたので、「ジュードジオブスキュア」は夏剪定なしで行くことにしました。来年は家の壁かトレリスに留めつけて、つるバラのように咲かせたいという思いもあったので。

 

ところが9月中はヨトウムシ被害がひどく、シュートの先の新芽や蕾をかなり食べられてしまいました。そこで9月中旬頃に切り戻しをしたので、結果的に時期の遅い夏剪定のような形になりました。剪定後の樹高は130cmです。

 

▲秋花の蕾が丸く膨らんで 写真提供/とらうさぎ

 

切り戻した枝はようやく新芽が吹いてきたところですが、ヨトウムシ被害をまぬがれた枝先にコロンと丸い蕾がつきました。ほかにも出たばかりの小さな蕾もあり、秋花は7輪ほど咲いてくれそうです。大事に咲かせたいです。

 

この時期の手入れ

株元の葉に少しだけ黒星病が出ていたので、症状の出ている葉を摘み取り様子を見ています。今のところ広がることはなさそうです。農薬を使わないのは、我が家の地植えのバラにはカマキリが立ち寄ってくれるから。カマキリが来るようになってから、ヨトウムシ被害が目に見えて減りました。

 

手入れとしては「トウガラシ+ハーブスプレー」を、カマキリのいないときに散布しています。

 

10月15日の「ジュードジオブスキュア」/秋花開花

▲秋花が順番に開花 写真提供/とらうさぎ

回から10日たち、膨らんでいた蕾が開花しました。夏剪定していないので一斉にとはいきませんが、順番に咲いています。

 

▲9月に切り戻したのに、樹高190cmに! 写真提供/とらうさぎ

 

9月に切り戻したシュートの先がまた伸びて、樹高190cmになっています。もう一度くらい切り戻すかも知れません。

 

10月20日の「ジュードジオブスキュア」/秋花さらに色深く

▲本来の輝くようなオレンジの花に! 写真提供/とらうさぎ

花がつぎつぎに開花していますが、ようやく本来の「ジュードジオブスキュア」らしい花になってきました。花径8cmで、香りも良いです。春より花もちがよく1週間ちかくあり、長く楽しめるのが嬉しいです。

 

遅く咲いた花ほど花色が濃く、最近の花は写真のようにジューシーなオレンジ色です。

 

11月30日の「ジュードジオブスキュア」/秋の2番花が開花

▲秋の2番花がゆっくり開花 写真提供/とらうさぎ

ュードジオブスキュアの秋の2番花が咲き始めました。花径は8cm。鼻を寄せるといい香りがします。中心の花びらが少し茶色くなっているのですが、虫がいる様子もなく、理由はわかりません。

 

気温が下がっているので、ガクが下りてから開くまで1週間ほどかかります。そのぶん、ロウソクの炎のようなオレンジ色の蕾をゆっくり鑑賞できています。秋の2番花の蕾は5つあります。

 

▲樹高は変わらず190cm 写真提供/とらうさぎ

 

樹高は前回と変わらず190cm。下の方の葉に少し黒点病が出ているのですが、広がる様子もないので、黄色くなった葉だけを切り取っています。特別な手入れはなしで、肥料も薬剤散布もしていません。

 

2月7日の「ジュードジオブスキュア」/土壌改良・寒肥

▲株元に穴を掘り、土壌改良と寒肥を 写真提供/とらうさぎ

が家の庭土は完全な粘土質のため、毎冬に土壌改良を行います。株の右側に穴を掘り、掘り上げた庭土に「バラの家 極上バラ培養土のもと」を40%混合し、穴の底には寒肥として「プレミアムローズオーガニック肥料」(バラの家)を規定量入れて埋め戻しました。

 

粘土質の土壌が阻んでいるのか、穴を掘ったところに根がまったく見当たりませんでした。

 

2月12日の「ジュードジオブスキュア」/冬剪定

▲最後の蕾は開かないまま 写真提供/とらうさぎ

葉しないまま新芽が動き出しそうになってきたので、剪定することにしました。蕾もひとつ残っていますが、さすがに開かないようです。

 

▲枝が赤く充実してきた 写真提供/とらうさぎ

 

全部の葉を取り除いたところです。昨冬は枝の色が緑色だったのですが、今年は赤くなりました。昨年は、まだ枝が充実していなかったのでしょう。

 

まん中の枝だけ突出して長く、180cmあります。太さも他の枝の倍あって、養分が集中しているようです。

 

▲2/3の高さに弱剪定 写真提供/とらうさぎ

 

いずれこの株は枝を壁面誘引しようと考えていますが、デビッド・オースチン社のシュラブローズの剪定のしかたを参考にすると、大苗から2年目ではまだ生長途中のようです。今年の壁面誘引は見送り、2/3の高さに弱剪定することにしました。

 

扇形に剪定するのがセオリーですが、背面が家壁で半日陰になり、日光が南東側から射すことを考慮して、東側と南側を低く、壁側と西側をやや高く切りました。

 

夏頃には背の高い株になってくれるかなぁと期待しています。剪定後の樹高は80cmです。

 

今回の「そだレポ」の感想

▲賑やかに咲いた5月の「ジュードジオブスキュア」 写真提供/とらうさぎ

間目標「薬害を発生させない!」を無事達成できたので嬉しいです。

 

やはり8~9月の薬剤散布を我慢するのが大切なのだと思いました。8月は猛暑であまり虫も出ないのですが、9月の防虫対策はとにかく手で取るしかないので手間がかかりましたが、無事に大きく育ってくれたので頑張って良かったと思います。

 

あいびーあいびー

「超」強香のバラとして人気の高い「ジュードジオブスキュア」のそだレポをありがとうございました。デビッド・オースチン社のサイトで「返り咲き」の表示ですが、2番花も秋花もよく咲いてきれいでした!

 

枝先を伸ばせば2.5~3mにもなる大型シュラブなので、今後壁面誘引をされるとのこと。これからの生長も楽しみです。たくさんの方に参考にしてもらえるレポートになったと思います。

追記

▲去年より大きくなり、花数も増えて 写真提供/とらうさぎ

苗から2年目の春。ジュードジオブスキュアが満開になりました。株が大きくなった分、去年よりわっさり咲いています。冬剪定のとき、勢いのある枝を長く残しすぎたようで、上に長く2本伸びて箒(ほうき)状に房咲きになってしまいました。ちょっと株姿が変になったのが反省点です。来年の剪定に生かしたいと思います。

 

▲今年も香りは抜群! 写真提供/とらうさぎ

 

花径は8~10cm。香りは今年も抜群で、柑橘系に白ワインを混ぜたような芳香が庭に濃く漂っています。

 

 

育てた人紹介/とらうさぎ

ポタジェに憧れている庭仕事3年目の初心者です。庭のある家に越したのを契機にガーデニングにハマりました。狭い庭のうち一番日当たりの良い場所は家庭菜園に譲っているので、バラ栽培はそれ以外の場所を開拓しながら行っています。家庭菜園があるので、バラの栽培スタンスは減農薬です。東京都の郊外在住。

 

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