神奈川県川崎市多摩区にある「生田緑地ばら苑」は、「向ケ丘遊園跡地にある」と言えばピン! とくる人も多いのでは? 多摩丘陵の緑に抱かれるようにあるばら苑は、まるで秘密の花園です!

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「生田緑地ばら苑」は、階段を上った先に忽然と現れる「秘密の花園」

生田緑地ばら苑
生田緑地ばら苑 / revelyrist

田緑地ばら苑の公式サイトの冒頭フラッシュ映像にはこんな言葉が載せられています。

 

雑木林を抜けると姿をあらわす

光あふれる「秘密の花園」です

 

この言葉のとおり、生田緑地ばら苑は、360度見渡すばかりの多摩丘陵の緑に抱かれるようにある「秘密の花園」のようなばら苑です。

 

駐車場からばら苑まで雑木林につけられた107段の階段道が続き、その先にぽっかりと色とりどりのバラが咲くばら苑が姿を現します。なんともわくわくするロケーションではないですか!

 

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秘密の花園に咲くバラは533種類、約4700株ボランティア・スタッフの手で大切に管理されています。

 

開苑期間は春と秋だけ。入園料は無料!

生田緑地ばら苑
生田緑地ばら苑 / revelyrist

バラの管理は市民ボランティアが行う

ともとこのばら苑は、向ヶ丘遊園地開園30周年記念事業として1958年に開苑しました。バラの品種の多いことから当時は「東洋一のばら苑」と呼ばれたそうです。

 

その後2002年に向ヶ丘遊園は閉園。しかし、バラ苑の存続を求める市民の声が多く、それに応える形で川崎市が維持管理を引継ぎ「生田緑地ばら苑」として生まれ変わりました。

 

生田ばら苑にはハイブリッド・ティーやフロリバンダ、クライミング、さらにミニチュア・ローズと、モダンローズが中心に植えられています。開苑50周年の2008年には、新たにイングリッシュ・ローズのコーナーも造られました。

 

生田緑地ばら苑の特徴に、育成管理は市民ボランティアの手により支えられているということが挙げられます。そのため年じゅう公開されているわけではなく、一般公開はバラの時期に合わせた春と秋の年2回だけです。

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ネームプレートには香りの表示が!

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▲ネームプレートには、品種説明の他に香りのマークがついているものも!

ラの足元には、品種名を書いたネームプレートが分かりやすくつけられています。殿堂入りのバラには写真も添えられていてさらに分かりやすくなっていました。

 

ネームプレートには、ときどき右上に、バラのマークを白抜きしたさまざまな色の丸がつけられています。写真のジャスト・ジョーイにはオレンジ色の丸がついていますね。

 

これは、香りの良い品種につけられるマークで、香りのタイプにより丸の色が違うのです。香りは全部で8種類に分けられています。

 

赤丸はダマスク・クラシックの香り

ピンク丸はダマスク・モダンの香り

茶色丸はティーの香り

オレンジ丸はフルーティーの香り

青丸はブルーの香り

紫丸はスパイシーの香り

黄色丸はミルラの香り

緑丸はムスクの香り

 

それぞれの香りのタイプを確認しながら、バラ巡りが楽しめます。

 

開苑するのは春と秋の年2回のみ

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▲落ち着いた印象の秋の生田緑地バラ苑

苑日は、春バラと秋バラのシーズンだけです。開苑期間中以外はバラ苑に入場することはできません。

 

春/5月10日ごろ~5月下旬

秋/10月10日ごろ~11月初旬

 

公開期間中は休まず開苑しています。日程は年により変わりますので、詳しくは、下記の生田緑地ばら苑公式サイトで確認してください。

 

入苑料は無料ですが、ばら苑募金を呼び掛けているので、志しで構わないので募金したいところです。募金するとパンフレットや花の種がもらえます。

 

公開期間中は、バラの講習会やコンサートなど、各種イベントが催されるようです。くわしくは下記公式サイトをご覧ください。

 

車椅子とベビーカーの方は送迎ワゴンを利用して!

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▲雑木林を抜ける階段の散策路

田緑地ばら苑には専用の駐車場「もみじ谷駐車場」(1回500円)があり、駐車場から木立に囲まれた107段の階段道を上ってばら苑入口に辿りつきます。歩ける方にはとても気持ちのよい散策道ですが、車いすやベビーカー連れの方は大変です。

 

もみじ谷駐車場と反対側に、すぐにばら苑に入れる小さな障がい者用駐車場があり、もみじ谷駐車場近くの第2ゲートから障がい者用駐車場まで20分間隔で送迎ワゴンを運行しています。階段道を上るのが困難な方は、この送迎ワゴンを利用すると便利です。

 

公開期間中の土日は公共交通機関の利用を!

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と秋の公開期間中の土日はとても混雑します。生田緑地バラ苑では、道路での空車待ちはできないので、公共交通機関の利用を呼び掛けています。駐車場が満車の折には駐車をお断りされることもあるようです。

 

生田緑地バラ苑は丘の上にあります。公共交通機関で行く場合には、正面ゲートから300mの上り坂を上り、さらに107段の階段道を上ってようやくばら苑に辿りつけます。歩くのが大変なかたは土日は避け、平日の利用をおすすめします。

 

訪れた人の口コミは?

ボランティアの尽力により手入れされてるという生田緑地のバラ園。なんと入場無料です。ただし開いている期間が短いので、前もって調べていきましょう。園内はたくさんのバラがあって驚かれると思います。

バスでいっても、急な坂と階段を上らなければなりません。また、園内は日陰の場所が少ないので日差しが強い時は日傘などを用意しておいたほうがいいとおもいます。

秋の薔薇を見に行きました。車で訪問し薔薇園の駐車場に停めました。バスでアクセスした場合は駐車場まで坂道を登る必要があります。ワンボックスカーでバラ園まで送迎があります。
バラは種類によって咲き終わったものもまだ咲いていないものもありますが、様々な薔薇を楽しめます。
売店で食べ物を買うことが出来ますし、薔薇をはじめとした植物も購入出来ます。芝生ではシートを敷いて寛いでいる方もいます。

生田緑地にはプラネタリウムや民家園、岡本太郎美術館もあり、一日楽しめる場所です。

 

アクセスと施設の案内

アクセス案内

【電車利用の場合】

小田急「向ヶ丘遊園駅」下車 南口から徒歩約20分。

向ヶ丘遊園駅からバス利用の場合は「藤子・F・不二雄ミュージアム」バス停下車(乗車時間約5分)

JR南武線「宿河原駅」下車 徒歩約23分。

東急田園都市線「梶が谷駅」下車 駅からバス利用で「藤子・F・不二雄ミュージアム」バス停下車(乗車時間約20分)

 

【車利用の場合】

■カーナビは、生田緑地ばら苑では登録されていないことが多いので住所(神奈川県川崎市多摩区長尾2-8-1)で設定してください。または、生田緑地ばら苑公式サイトでアクセスマップを確認してください。

 

駐車場(もみじ谷駐車場)/有料(1回500円)

 

開苑時間と入園料・休園日

開苑時間

春と秋のみ公開されます。日程は年により変わります。

平日/10:00~16:00(最終入場15:30)

土・日/9:00~16:00(最終入場15:30)

 

休苑日

公開期間中の休苑日はありません

 

入苑料

無料ですが、募金に応じるとパンフレットと花の種がもらえます。

 

問い合わせ

■開苑期間中の問い合わせ

ばら苑管理事務所/Tel. 044-978-5270(開苑期間中のみ、月曜日を除く8:30-16:30)

 

開苑期間外の問い合わせ

川崎市建設緑政局緑政部みどりの企画管理課/Tel. 044-200-2394(土・日・祝日を除く、8:30-17:00)

 

生田緑地ばら苑公式サイト

 

*お出かけの際には、必ず公式サイトで確認してください!

 

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